1959-03-24 第31回国会 参議院 建設委員会 第19号
○内村清次君 これは先ほど言つたように、東北開発の法律が出ましてから相当見るべきものがあったというようなお感じが、どういう点であっておるか、この点について立案者の方ではまあ関係地域からよく出ておられますし、また法案のおそらく発議者であるかとも思いますが、そういう点はどうでございますか。
○内村清次君 これは先ほど言つたように、東北開発の法律が出ましてから相当見るべきものがあったというようなお感じが、どういう点であっておるか、この点について立案者の方ではまあ関係地域からよく出ておられますし、また法案のおそらく発議者であるかとも思いますが、そういう点はどうでございますか。
○内村清次君 次に昭和三十二年の五月に、これはまあ提案者の方で企図せられたと存じますが、東北開発法ですね、これが制定されましてからもうすでに二カ年間経過いたしておりまするが、特別に同地方の開発に政府として措置をやったというような特別な利点提案者としてはどういう利点があるか聞いておられますか。御体験がありますか。と同町に、この法案は全体的に見まして、あとで質問もいたしますけれども、この法案がやはり東北開発等
○内村清次君 提案者にお伺いしますが、本法案の提出に当りまして、聞くところによりますると、大体の原案は福岡県それから山口県を除いてあった。他の県の後進性を主体として、そうしてそれを産業その他国土の開発を主眼とした法案であったというようなことも聞いております。特にまた九州の全体的な産業開発の、また国土開発の面からいたしまして、九州地区だけの開発というような法案の性格を第二義的に考えて、そうしてこの地区
○内村清次君 二十八年に、大臣も御承知のように、当委員会でも問題にいたしました治山治水の五カ年計画、これも亡くなられましたけれども、当時副総理であった緒方さんが会長となって、おそらくこれもまた内閣の責任において御策定になったと思うのですが、これが今日になってみますると各項目というものが全く計画通りいっておらない。ここの根本原因というものはあとで大臣から説明していただきますけれども、あるいは大蔵省を拘束
○内村清次君 大臣に一つお尋ねしておきたいと思います。この閣議決定の道路五カ年計画というものは、特徴とすれば大体財源一兆円ですね。これに高額な国費を注入をして今後五カ年間で整備するというところに特徴があると思います。ところが、従来当委員会を通じましても、同一内閣でも大臣がかわりますると、各年度等におきましても、一応五カ年計画あるいは十カ年計画というような計画がなされておる。今回はその特徴を含めまして
○内村清次君 まずこの道路整備緊急措置法の一部を改正する法律案につきまして一、二点質疑をいたしますが、これは本委員会におきまして、当初三十四年度の予算計画が提示せられましてから総括質問で私も建設大臣に質問いたしたわけでございますが、その際にこれは当委員会といたしましても、かねて政府の方で策定をしておりました道路整備の五カ年計画ですね、この計画の閣議決定がなされて、そうしてその五カ年計画というものがいよいよ
○内村清次君 今回の規定に違反することが明らかな工事中の建築物というものについては、工事の施工停止というのがありますね。だから、この項目で、もちろん私も、違反することが明らかな工事とは、一体どういうものであるかということもあわせて質問いたしますが、工事の施工停止ということが、この規定の中にも入っておりますから、この停止をして、そうして体刑に該当するような工事は——違反工事というものは、これは未然に防止
○内村清次君 そうすると、体刑という問題は、建築違反というような項目から考えますと、私たちは少し重過ぎはしないかというような感じもするんですが、どうやった場合が体刑になるのですか。
○内村清次君 罰則の規定に、違反建築についての体刑という問題が出ておりますね。六カ月の体刑というようなことが。これは、今日まで、違反建築の実数それからまた、是正の実績だとか、それからそれが国損になった例だとかいう実績は、あなたのほうでは統計をとっておられますか。
○内村清次君 ちょっと答弁を一緒にやって下さい。赤字の場合には施行者の側で負担する、こういうお話ですが、施行者が赤子を負担して、損害は全部施行者の負担だ、こういうようなことの事例、それでもそれがほんとうに清算を完了したということになるのですか、どうですか。それも一つあわせて答弁していただきたい。
○内村清次君 その点が先ほど田中君が言いました民法上との関係がどうなってくるかという問題ですね。これはやはりそれとの関連によって立法されておるわけですか。
○内村清次君 ちょっと前の項に帰りますが、こういう場合のときはどうなりますかね。たとえば区画整理の中に入っている人が立体換地としての建物はいやだ、否認するというような場合のときに強制権はありますか。そこに行きなさいという強制権がありますか。
○内村清次君 私は、こうやって質問いたしていきますにつきましても、閣議決定の正式資料がない以上、どうも権威を欠くような感じもしますが、しかし大体、私はこれの資料によって質問をしたいと思うのですが、よろしうございますか。
○内村清次君 いろいろの事情もあったと思いますけれども、これは、根幹となる問題でありますので、予算を検討する上については、ぜひ必要でありましょうし、特に今回確聞するところによりますると、ガソリン税の増徴というような問題で、あげて、関係団体はもちろんでございますけれども、相当国民の間に、これに反対するという機運も醸成しておることだし、当委員会といたしましても、この問題等は、十分関連のある問題でもあるし
○内村清次君 建設大臣にお尋ねいたしますが、三十四年度の予算計画の一般予算の中におきましては、政府の重点政策として道路整備というものが、産業基盤の強化という意味でなされて、先般のこの委員会でも大臣の説明があっておりますが、その道路整備の予算増加に対しましては、「三十三年度以降五箇年間に総投資額一兆円を規模とする新しい道路整備五箇年計画を樹立し」と、こういう説明がなされておるんですが、先般の委員会で、
○内村清次君 戦災復興の問題は、先ほど田中君から、いろいろ質問がされましたけれども、まあ私も、その点には事例を一つ持っておりますが、これは別の問題ですから、だんだん質問で、また明らかにしていきますけれども、しかし先ほど、局長が説明されました街路事業においても、みんな予算が増加しておるのです。これを戦災復旧の事業関係を引いたから、少くなっておるというようなこと、ただそれだけですか、この問題は。
○内村清次君 この都市計画事業のまあ総括説明からは、予算関係は皆増加しておるようでございますね。特にまた、その街路事業費においては、増加しておるようですが、先般、これはもう、さきの委員会で配られました、昭和三十四年度の建設省関係の総予算額ですか、この中に、財源関係の内訳として、街路関係の区画整理事業、これが二億六千八百万円、三十三年度は五億七千百万円、こういうふうに減っておるのですね。 これは、どういう
○内村清次君 都市計画と並行してやっているところの河川改修ですね、都市計画とこの費用区分というものは、一体どういうふうにみているのですか。
○内村清次君 今回新規に小規模河川が五十河川入っておりますね、これの選定方法ですがね、これは中小河川の方から選定していく、その中から選定していくか。それから補助率が今回は百分の四十になっておりますね、これはどうやった関係で百分の四十になったのか、その点まず……。
○内村清次君 この行政機関の定員法の建設省全体の定員としては、現在が一万六千四百二十八名、それを三十四年度今回に改正しようとするのが一万六千七百二十二名、そうすると私が先ほど質問したのは、予算定員が一般会計それからダム特別会計、道路整備特別会計を含めまして一万六千七百二十五名ということが、これは予算書の中に書いてあるのですね。その差がちょっとあるようですね。この改正の差は三名ですから、これは特別職三名
○内村清次君 このことは、委員会といたしましては、一貫した気持でもあるし、これはやはり、こういう段階にきましたならば、委員長といたしましても、建設省に連絡を取りつつ、一つ御協力を願いたいと、決議いたしました委員の一人といたしまして、委員長にも一つ、要望いたしておきたいと思います。(「その通り」と呼ぶ者あり)
○内村清次君 政務次官とあるいは官房長に一つお尋ねをいたします。 問題は、きょうは予算の内示に対するあなた方の復活要求の忙しい時期と思いますからして、私も重点的に簡単に指摘して質問したいと思いますが、そこでこの内示に対しまして建設省関係といたしましては、一体どの点を総括して復活要求に努力されておるか、その点がわかっておりますならば指摘していただきたいことが一点です。 それから第二はこの治山治水関係
○内村清次君 その際に、関連しますが、先ほど、またあなたの御意見、御公述のまとまり方ですね、いわゆる私学の全体の連盟なら連盟としてのまとまり方の要望書あたりを至急出していただきたいと思います。
○内村清次君 その前に。建設大臣にちょっとお尋ねします。先ほどまあ大臣の砂防の重要性につきまして述べられた発言に、私は大体同感の点があると同時に、大臣が、これはまあ従来の御経験もありましょうが、さらにまた岐阜県の状態を見て来られて、その根本は砂防の欠陥にあるのだということをここで言われたことは、私も非常に同感の点があるわけです。問題は、実際においてここに策定せられたところの治山治水の基本対策要綱ですか
○内村清次君 遠藤大臣にちょっと御質問いたします。きょうは道路審議会が開催される、これに臨まれるところの大臣としては、おそらくまあ就任されてあるいは初めてではないかと思うのですね、この審議会の機構が、これはあなたの諮問機関ということになっておる。しかもこの審議会の中には、まあたとえば鉄道審議会のように政党の委員というものはおらない。まあ純然たるそういった学識経験者や、あるいはまた、それに関係したところの
○内村清次君 道路の悪い点につきましては、現地のたとえば青森県にいたしますれば、その砂利の採取がなかなか困難であるというような特殊事情も聞きました。同時にまた今までの県政上におきましても、県の予算が少かったということも聞きました。これは秋田県あるいは岩手県というような県と比較いたしまして、そういうような特殊事情も聞いたわけですけれども、しかし、国として二十九年からは道路五カ年計画の問題も策定されておったし
○内村清次君 先ほど第三班の報告をいたしましたが、その報告の中の二、三点につきまして質問を申し上げたいと思うのです。 まず道路関係ですが、東北地方の道路が非常に悪い、しかも私たちが行きました秋田県の道路につきましては、まあやや可なりの点もありました。がしかし青森県に入りますと非常に道路が悪い。もちろんこれは知事に対しましても、あるいはその係の土木部長に対しましても、この点は十分事情についても話は聞
○内村清次君 それでは第三班の御報告を申し上げます。 私は西田委員及び森田委員とともに、東北地方、主として秋田、青森、岩手各県下の建設事業について、去る八月二十日から八月二十五日までの六日間の日程で調査して参りました。 まず行程の概略を申し上げますと、八月二十日に上野駅を立ちまして、翌二十一日秋田県の湯沢に下車、皆瀬ダムを見て引き返し、一級国道十三号線を北上して、横手、大曲を経て秋田に至り、翌二十二日
○内村清次君 河川局長と、これは計画局長管轄ですか、特に下水道、それから区画整理の問題、これと関連いたしておりますが、それは今の白川の改修工事ですね、この経緯につきまして、まず簡単に御説明願いたいと思うんですが、どうですか。
○内村清次君 先ほど田中君の砂防の問題と関連いたしまして、山本さんにちょっとお尋ねしたいのです。昨年でしたか、井芹川、坪井川の水害によって熊本の松尾付近がだいぶやられた。当時建設委員会でも視察をしたい、どこが一体いいかというような田中君の発言のときに、建設大臣も、それではまあ九州の方に行かれるならば一つあそこも見てもらいたいというような話もあったわけです。たまたま私は郷里の問題でもございますので、当時向
○内村清次君 十一号の台風は、これは近来私たちが覚えておりまするケースからしますと、静岡、神奈川県、東京は別として山陰地方に対して、また裏日本地方に対しては、まれな台風ではなかったかとこう思うわけです。まあいわば毎年九州地方は常襲地帯としてやられておったわけですから、こういう点で何か建設省といたしましてはたまに来る台風被害に対して、これが参考になるような事態があったのではないかと思いますが、あるいはまた
○内村清次君 そこでこの条項にやはり適用するわけですか。
○内村清次君 三十四条ですね、「国は、公共下水道の設置又は改築を行う地方公共団体に対し、予算の範囲内において、政令で定めるところにより、その設置又は改築に要する費用の一部を補助することができる。」と書いてあるのですが、これは災害の場合の補助はどういうふうになっておりますか。
○内村清次君 今、田中委員から実例をあげられましたが、私も一つ実例をあげますと、一つは道路の問題、一つは下水の問題です。道路の問題で、たとえば地主があって地主がその宅地を生かすために、私有地の道路を提供しておる。しかし、これは二間道、あるいは一間半道というような相当広い道路ですから、永久性のある道路ですね、この道路が雨のときや、あるいはまた雪どけのときにはじゃぶじゃぶする。非常に道路が泥濘になって通行人
○内村清次君 次に第三条、第四条、いわゆる防止区域の指定ですが、第三条の二項に「前項の指定は、この法律の目的を達成するため必要な最小限度のものでなければならない。」こう書いてあるわけですね。ところがこの防止区域の範囲は滑動しているところの地域だけに限定するのかどうか、この点をまずお伺いしたい。
○内村清次君 まあただいまの説明では、砂防法及び森林法で大体山くずれに対する措置もやつていこう、こういうようなお考えのようでございますけれども、この両法律の目的というものは違うのじゃないか、崩災に対する措置については、現在の両法案によっては十分な目的が達せられないんじゃないか、という私たちは考え方を持っているわけです。そこでたとえば阻止されるといたしましても、解釈を拡大して措置をせなくちやならないというような
○内村清次君 まず、この法案につきまして、山くずれを本法案に適用しなかった理由について質問したいと思いますが、この大多数の地すべりが、かつて生じました山くずれの崩土の滑動するものであることは言うまでもありませんけれども、この地すべりは山くずれの後身であると言われておる、従って地すべりと山くずれとは親子関係の間柄にあるにかかわらず、反復的に襲つてくるところの山くずれに対しまして、今回の法案に対してはその
○内村清次君 そうすると、組合自体の自主性によって経費の大半は償っていく、しかし、そうやった施設物の費用については、国がその一部負担をして、公共団体を通じてこれは配付しますか。 もう一つは、この寄付というようなことはどうでございますか。
○内村清次君 この水害予防組合の法律の中にも経費の問題外ですね、これは国家予算として一般会計から幾らと、地方公共団体から幾らと、そうして組合自体はどういう経費を出しておるか、この関連性を一つ御説明願いたいと思います。
○内村清次君 そこで、先ほどの四河川の問題が残ったのでありますが、たとえば直轄河川が一応済んだ河川がある。それに対して、埋め合せにまたさらに新規の河川を加入していく、こういった方法もとっておられるだろうと思いますけれども、私は総体的に、先ほど言われたように、五ヵ年計画で百の河川を直轄に、そうして五ヶ年計画、十カ年計画というような計画で、一応危険度を少くしていくというようなことが短期間に、せめて十カ年
○内村清次君 で、計画の問題ですが、毎年々々出てきますこの予算を見てみますと、どうもその計画の線から第一年度はこうやる、第二年度はこれくらい増していく、また第三年度はこれくらいで、いくというようなことがどうも数字が計画的に出てこないのですな。これは内閣も随時かわったせいもあろうとは思いますけれども、いやしくも河川局としては計画の線に沿うていかないと、私たちが地方行政関係から見まして、公共団体あたりの
○内村清次君 河川局長に治山治水の予算関係についてちょっとお尋ねしますが、これは前委員会で私も建設省の重点政策で大臣に質問した際に、治山治水の予算というものは本委員会も相当後援したが、十分取られておらないような形が出てきているが、これは私たちとしても決して満足すべき問題ではない。そこで、日本の地形からして河川が相当多い、その河川に対して今河川局の方の計画としてもちろん直轄河川、あるいは中小河川を通じて
○内村清次君 いや、遺憾の意を表しただけでは……、あなたの言明に期待しておったのだ、政治力に期待しておったのだから、それであなたに……。
○内村清次君 まあ率直に、あなたが資金構成において当時言明されたことと実際が逆になったと、遺憾の意を表せられたわけだが、しかしこれは問題は遺憾の意を表するだけではいけないのですね。だから五千戸だけ少くして、大体低家賃制度というものは維持しておるのだと、こういう実証を実は私まあ突きとめたいのですけれども、この用地費と建築費が本年度はどういう見通しになっておるか。これは必ず下る見通しか、上る見通しか、この
○内村清次君 この問題は、昨年は公団住宅の家賃不払いの大きな問題として取り上げられており、当時、大臣も今のような御答弁ではなかったのですね。最初は一つ自治庁の方とも積極的に交渉して、固定資産税の問題も、これはなんとか考えようというような発言が新聞にも載った。私たちも重要視したよりどころは、やはり大臣の政治的な、何と申しますか、交渉によって解決するものだと期待していたのです。しかし善明が少し変っておりますようですから