1949-11-28 第6回国会 参議院 予算委員会 第8号
○内村清次君 総理は、自分は講和会議はいつあるのだということは、待つておつたというようなことを発言されたのですが、総理だけの、即ちいつであるか時期を発表して頂きたい。
○内村清次君 総理は、自分は講和会議はいつあるのだということは、待つておつたというようなことを発言されたのですが、総理だけの、即ちいつであるか時期を発表して頂きたい。
○内村清次君 只今のお話で、これは総理の施政方針演説と申しますと、政府の確乎たる方針が発表されまして、そうしてその方針によつて国民が政府のよるところを知るわけでありますが、只今のお話では、まだいつになるか分らないというようなお話であるし、それならば総理は、只今のお言葉の中にも、自分の思つておつた時期よりも………その時期を待つているというような内容の御発言があつたようですが、それでは総理は講和会議がいつ
○内村清次君 吉田総理に御質問申上げますが、第一点は、講和会議の時期とその見通してあります。吉田総理の施政方針演説で、衆参両議院におきましては、この講和会議問題に論議が集中をいたしましたことも、これは国民がひとしくこの講和を熱望しておるゆえんでありまして、その後におきましても、国民輿論はひとしくこの講和会議の時期の点について関心を持つておることは、これは事実であります。そこで講和会議は首相の施政方針演説
○内村清次君 私は只今問題となりました日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして反対の意見を申述べたいのであります。 反対理由の第一点は、大蔵大臣の権限についてであります。この改正法案におきましては、公共企業体としての経理の重要なる部分の大半の権限が大蔵大臣に握られておるのであります。国有鉄道は申すまでもなく独立採算制を決前としておる公共企業体でありまして、従つてその
○内村清次君 そうしますと、四月から十二月、それから一月から三月までの計の三億一千二百十二万円ですかね。これから差引いたのがこの何になつて来ますか。昭和二十四年度の收入になつて来る。これだけのものが……
○内村清次君 ただ現行收入を一月から三月まで、鉄道の船舶を含んだ小口扱はこれが六億七千二百万円になると、そうしますと、この値上期間の收入というのは、これはやはり一月から三月までの一・八倍をこれに掛けたのですか。
○内村清次君 資料の問題は、各委員も未だ相当要求の気持は持つておられまして、又現在要求したものについての、先程委員長が取消されましたが、まだこれに対する疑惑を持つておられるのです。そこで政府の方で一体これこれこれに対する要求に対しましては提出した筈だと、同時に又、こういうような点は衆議院の方の要求と重複しておるから、この問題については衆議院の要求に対して併せて参議院にも出したというようなことを、ここで
○内村清次君 この資料の提出の問題につきましてはですね。これは委員長もこの点につきましては、たとえ参議院は衆議院の方に予算の先議権があるというふうにしましても、やはりその過程において予備審査をする関係から十六日の日には政府委員を……、その時には大蔵大臣は提案理由だけをされましたが、政府委員をして説明をしておられて、その後やはり予備審査の形で予算委員会を招集しておられるる御努力に対しましては私達は敬意
○内村清次君 この資料の提出の点につきましては、予備審査の際に、いわゆる予算委員会が開催されます冒頭において委員長を通じて要求したものでありまして、その時は正式な予算委員会でなくして、説明会の時であります。それは各議員が今度の補正予算に対しまして正確な認識の下に審議をして行こうという前提の下に要求したものでありまする関係なのが、今日までその提出ができておらないということは、これは本格的に審議をする現予算委員会
○内村清次君 そうしますと、これは予算の範囲内において政府の方で助成額の決定はいたしましようが、現在の観光客及び又その後の観光客誘致の方法といたしましては、政府の見込といたしまして相当進展するものであるというようなお考えの点につきまして、御所見を伺いたいと思います。
○内村清次君 そうしますと、この法律案の成立と共に、第一條によつて政令を以て予定するところの法人格に対する助成は、大体どれぐらい政府の方では予定がありますか。
○内村清次君 政府は直ぐ関係当局との折衝というようなことで、どうも最近はすべて閣僚の発言というものがそういうふうになつておりますが、やはりこれは政府当局の努力如何によつて問題は解消すると私は思う。而も又予算大綱を決められるときにおいてもはつきりして行かなければならん問題であるし、又補正予算が出ているので運賃問題はもう八割と九割三分の値上げ一というものははつきりしておるのです。そういうような問題の後の
○内村清次君 これはずつと運輸交通委員会にかかつておる議題を見ましても、重要法案が相当あるのですが、とにかくこういつた会期の切迫したときに出て来るのですね。そのために成規の手続が適正に、国会で決められたところの規則というものが一つも公平に実行せられない。而もこれは国民としては今回は海陸一緒の運賃値上げでありまして相当関心を持つておる問題です。この国会提出に遅れるということは政府の責任である。而も又補正予算
○内村清次君 その問題に対して意見があります。私は議事進行でその意見を申上げたかつたのですが、この通運事業法案外二件の関係法案につきましては、これは予備審査の形でありますから次回の運輸委員会にかけて頂くということにいたしまして、先程御提案になりました国有鉄道の運賃法の一部を改正する法律案、これは運賃率の引上でありますから、国民経済に及ぼす影響も大きいと存じます。そこで参議院の議事規則により、即ち六十條及
○内村清次君 どうもその要望書の項目を今政府委員から提出されたようで、どうも今の御態度では初めて見られたような態度ですが(笑声)……
○内村清次君 運輸大臣に御質問いたしますが、大臣はこの国有鉄道法の一部改正法律案に対しましての質疑に今回まで欠席しておられまして、勿論多忙な点も認めるわけでありますが、重大な問題につきまして質疑ができなかつたのでありまして、この点私遺憾に存じますが、第一この大臣の今回の法律案の説明に当りまして、この公共企業体に移行したところの日本国有鉄道がこの能率的な運営をし、且つ公共の福祉を増進することを目的としておるということをはつきり
○内村清次君 まだよく御意思が明確に納得できない点がありますが、例えば給與準則で決められた即ち従業員の俸給というものを変更する場合においては、これは公共企業体の五十万の従事員の対する給與の変更であります以上は、当初に組んだ国鉄の予算よりも、或いは相当オーバーするというような事態も起つて来ることは、これはもう認められます。併しながら私がここで言うのは、そういうことも一応は私たちの考えとしては、後段の即
○内村清次君 只今飯田委員の言つたことに対して、政府のそういうふうに考えているというようなことが、これは大きな問題でありまして、公共企業体の労働関係法の十六條には「公共企業体の予算上又は資金上、不可能な資金の支出を内容とするいかなる協定も、政府を拘束するものではない。又国会によつて所定の行為がなされるまでは、そのような協定に基いていかなる資金といえども支出してはならない。」で、この精神というものは、
○内村清次君 後廻しにするとおつしやいましたが、運輸大臣が質問のときに御出席があれば、まあそこを委員長の方で確認して必ず運輸大臣を出席させるというような確言があれば別ですが、一般的な質問を分室問題につきましてもしたいと思うのですが。
○内村清次君 先般二十四年度の予算の際と、同時に又政府職員の行政整理のいわゆる定員法が可決される際に労働大臣がおつしやつた中には、今後自立経済によつて輸出産業方面に失業者を約四十万乃至六十万吸收するというようなことを確かに言明されておつたのでありまするが、十現在においてどういうような吸收状態になつておるか、その点を一つ……
○内村清次君 この認識の程度によりまして当然所管の労働対策というものが変つて来るのですが、一体労働大臣といたしまして、現在の経済情勢におきまして、この失業者の問題、企業の合理化から来るところの失業者の問題、それから一般国民の生活状態から来るところ公失業者の問題、こういう問題は今後即ち安定の軌道に乘つたと思われるならば、失業者の数というものは今後殖えて行かないというようなお考えであるか。この点一つ伺いたい
○内村清次君 吉田総理が今回の施政方針では、我が国の経済は安定したとおつしやつたし、大蔵大臣は安定の軌道に乘つた、そういうふうなことを考えておられるようですが、労働大臣は日本の経済がどういう状態にあるかという点について、先ず一つ御認識の程度を伺いたい。
○内村清次君 この点はどうも大蔵大臣はいわゆる詳細な数字を以て御説明にならないで一般論でありますからして、この数字の資料の提出につきましては、一つはつきり消費者であるところの国民大衆が実際において今回の政府の採られたところの方針でいわゆる生活というものが安定して行くんだというような、その点を明確に一つ示して頂きたい。これは後で一つこちらの方に出して頂きたい。それから第二点といたしまして大蔵大臣のこれはやはり
○内村清次君 只今のでは全く一般論になつて参りますが、まあどういうような方法で低物価政策に持つて行くか、具体的な方法を示して頂かないと、一方では今申しましたように運賃を八割、海上運賃は九割、家賃も上る、補給金を打切られたために上つておる、鉄鋼も上つておる、こういうような状態でありますから、そこをどういうことで、即ち強い政策を以て持つて行かれるか、その具体的な方法を一つ示して頂きたい。
○内村清次君 大蔵大臣に質問いたしますが、今回の大臣の財政方針の演説によりますると、先ずとくに注目されますものは、物価の安定と而も亦安定より一歩下つて低物価政策に持つて行こうというような方針が見えておりまするが、併しながら現在の状態では、この実行価格というものはちつとも下つておらない、のみならず補助金や補給金の打切や、いわゆる公定価格の問題や、それから米価、それから運賃の値上というようなこと、又家賃
○内村清次君 そこで政府の御意図も分りました、私たちがコオポレーシヨンが非常に高能率的に自主的に運営するように要求した精神というものは、これは一貫して変らないわけでありますが、この機会に第九條の日本国有鉄道に管理委員会を置いて、而も管理委員会の構成は御承知の如く、第十一條で、管理委員会は五人の委員で構成されておつて、その管理委員の構成の基準といたしましては、運輸業、工業、商業、又は金融業というような
○内村清次君 総括的なお話があつたようでございますが、ただ私といたしましては、まだ各條的に、どうも只今の御説明においては委員会が最初要望いたしました事項が、部分的には出ているようですが、決してこれは十分でないという点は、これは逐條によつてこれを認めさせてやつて行きたいとかように存じまするが、先ず第一といたしまして、第一の運輸大臣の監督というものは、日本国有鉄道の業務運営の自主性と高能率を尊重するということ
○内村清次君 本案の提出に当りまして、先ずこの参議院におきまする運輸交通委員会といたしまして、これは相当重大な件だと存じまするが、この点につきまして、政府にちよつとお尋ねしたいのは、これが第三国会におきまして、法律案が可決になりました際に、当委員会といたしましては、この日本国有鉄道が、今後公共企業体として自主的且つ能率的な運営をするために、特にこれは全会一致の要望で要望をした点があるのでありまして、
○内村清次君 これは今回の問題とも関係しますし、今回の国鉄労組の決議の問題にも関係いたしますし、同時に又時期的にも相当重要な問題でありますから、特に運輸大臣の御答弁をお願いしたいのですが、昨日だつたか、中労委いや仲裁委員長の末弘さんがいわゆる当局側を呼んで、そうしてお話があつた。当局側の意見を聞かれたという次第で、その席に大臣も見えておられたそうでありまするが、今回のいわゆる給與ベースの変更について
○内村清次君 予算措置と申しますると、いわゆる追加予算を国会に提出をして、国会の議決を以てその給與というものが決定するというわけですか、どうですか。
○内村清次君 只今の御説明でこの四十四條ですが、この四十四條は日本国有鉄道の職員に対して支給する給與については給與準則を定めなければならない。この給與準則というものは、その一事業年度の支出が国会の議決を経た当該年度の予算の中で給與の額として定められた額、これはいわゆる職員に対する給與としてやつていいんだが、その間においていわゆる職員の給與額が変更した場合には、それはどういうようなことになりますか。
○内村清次君 この道路運送法がこの委員会にかけられまして、これが可決するまでの間においては、委員の方々はいわゆるこの法案によつて、そうしてそのいわゆる自動車業の発達について本当に一致した熱意の下にこの法案を可決されたわけですから、その間つまり三ケ年の間において、やはり一つの発展過程というものが中央の統制によつてできておる。現在においては相当発展をしておる状態ですが、又この問題が地方移讓に話がなつて来
○内村清次君 私はこの道路運送法に意見がありますが、このいわゆる陸運局分室の地方委讓ということは、根本的におきまして、委員会におきましても、全会一致で反対した問題であるし、先程委員長が言われましたような、いわゆる政令の発行につきましても、これも委員会で止めておるという事態であつた。委員会自体はこの道路運送関係におけるところの自動車の発達というものが一元化されて、全国的に或る水準に達するまでは、どうしてもこれは
○内村清次君 その四件と言いますのはどれですか。
○内村清次君 先程の吉田総理大臣の御答弁の中に、私が質問いたしました最も重要な点に対しての御答弁が外れております。この点は只今国鉄労働組合がいわゆる給與ベースの問題につきまして調停委員会にかけておりまするが、これは公労法に從つて調停委員会にかけております。調停委員会のいわゆるその調停に対しまして、労働組合はこれを不満ながら受諾しておる。当局はこれを拒否しておる。そうして見ますると、この公労法によりまして
○内村清次君 私は公務員給與ベースの改訂及び定員法の問題につきまして、関係各大臣に緊急の質問をいたしたいと思うのであります。 現下の経済情勢は、生産も漸く戰前の七十%に達しまして、インフレも安定の方向に向いつつありまするが、併しながらこの好転した情勢の裏面におきましては、労働者を初め公務員に至る勤働階級に取りまして、多大の犠牲と負担が課せられておることは見逃すことのできない事実であります。一つには
○内村清次君 この際、議長にお尋ねいたしますが、本員が質問いたさんとする問題は重要であります関係で、首相の吉田総理の出席を求めておつたのでありますが、今朝方では病気であるとの通告であり、先程では関係方面に行かれたというような通告でありまするが、一体この問題はどれが本当であるか、その真疑の点を明確にして頂きたいと思います。
○委員外議員(内村清次君) そうすると大藏大臣のお考えは、臨時國会というものは、減税即ち税制の改革が中心になつて重大問題であるというお考えがあるようだが、そういうように承つてよろしいか。
○委員外議員(内村清次君) 八月十二日の議運でしたか、國会開催期日の予定について質問しましたときに、官房長官は廣川君のいわゆる十一月説というものは知らない。それでは一体具体に的大体政府はどれぐらいの見当をつけておるかということについて、大藏大臣は十月の上旬ぐらいというようなお話であつたわけでありますが、大藏大臣は我々が憲法の條章に從つてのいわゆる正式な要求に対して、臨時國会にはどういうふうなお考えで
○委員外議員(内村清次君) 國会召集について、民自党のさつきの九月開会ということでありますが、我々はここで政府の正式な閣議決定を通じて聞いた九月以降という点について一應伺つておきますが、以降ということとそれから今絶対多数党の上に立つておりますところの廣川君の、幹事長而も一党の幹事長である廣川君の発言の十一月開会ということについての即ち惑わしさ、國民もその点について非常に惑わされておると私は考えております
○委員外議員(内村清次君) 今最後の御答弁で國会は國権の最高機関であるから、憲法上の要求をされた場合というのは異論がないというお答えがありましたが、併し答弁の理由にはみんな政府の方では一應審議されたが、まだ外の政党として提出しなければならん法律案もあり、それを督促しようという一点張りのようでありますが、閣議で伺えばこの法案の内容の点は第二といたしまして、先ず肩書も法案だけは一應審議されたと言つておりますならば
○委員外議員(内村清次君) 参議院で今回議長を通じての、憲法に從いましての臨時國会の要求につきましては、全く民主國会になりましてから初めてのことであります。この時局の認識の点については、新聞の発表の工合から見ましても、又我々が認識しておりますることにつきましても、大体一致しておるようにも考えますが、併しながらただこれはどこまでも新聞紙を通じてのものでありまして、やはり國会の議場においての政府の声明でもなし
○内村清次君 近い中に開かれれば、今日の委員会はこれで終りにして頂きまして、先ずその資料の提出を一つ、近い中に開かれるまでに運輸省の行政整理の整理基準、それを書いて置いて下さい。それから退職金の基準各局別職種別整理人員、男女別にした各局別の管理部別新定員表、それから救済された人員及び就職先、それを一つ出して下さい。
○内村清次君 委員長の先程のお話に連関しておりますから、ちよつと伺いたい、先程委員長は、この法案はただ拂下に対して途を開く法案である、実際においては又更に運輸審議会にあたりで、実際拂下を希望するところの会社がある場合に、そこで初めてその線に対するところの民意を聽くというようなことにしたらししのじやないかという観点から公聽会の開催を考えておられるようでありますが、その点の見解につきましては、些か私達とは
○内村清次君 私は只今丹羽委員から公聽会の問題につきまして、御賛成の御意見があつたようでありますが、私もこの公聽会の問題につきましては、この法案自体が公聽会を開く意義が十分にあるという考えの下に、私も強くこの公聽会を開かれんことを委員長に要求する次第であります。
○内村清次君 私は先程委員長がここで申述べられました運輸大藏合同委員会の質疑の打切りという問題につきましては、今出席されました黒田委員におきましても、明確なるその点の意思表示もなし、又各会派の大藏委員の方方の意思も私達は明確でありませんが、その点につきまして委員長といたしまして、大藏委員会の方々と正式にお話合いになつたような経緯がありますか。