1955-06-10 第22回国会 参議院 本会議 第22号
○佐藤清一郎君 私は、ただいま提案せられました農産物に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定につきまして、自由党を代表して質問をいたします。 そもそもこの協定は、昨年秋吉田前内閣総理大臣渡米の際、アメリカ政府と折衝の結果、その基本的構想が決定せられ、昨年十一月十三日の日米共同覚書中にその大綱を発表したものであります。その後鳩山内閣が成立いたしまして、この協定は懸案事項として、吉田内閣より鳩山内閣
○佐藤清一郎君 私は、ただいま提案せられました農産物に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定につきまして、自由党を代表して質問をいたします。 そもそもこの協定は、昨年秋吉田前内閣総理大臣渡米の際、アメリカ政府と折衝の結果、その基本的構想が決定せられ、昨年十一月十三日の日米共同覚書中にその大綱を発表したものであります。その後鳩山内閣が成立いたしまして、この協定は懸案事項として、吉田内閣より鳩山内閣
○佐藤清一郎君 私は田中部長さんにお尋ねしたいと思います。昨年秋の文化祭において不法の集会が二つ行われた。そして一つは同学会の名によらずに他の名によって行われたというのですが、その一つの同学会でない他の全会というものを、いま少しアウトラインでかまいませんから、話していただきたいと思います。
○佐藤清一郎君 詳細に御報告願います。
○佐藤清一郎君 この健苗育成或いは早期栽培というようなことは、在来の農家のいわゆる慣習とか、或いは労働力の按配、或いは跡作の収穫等にも非常な関連がありますから、ことごとく全面的に早期栽培の健苗育成というわけには行くまいと思うのです。併しながら、私は昨年のあの兵庫県における実態を見ましてこれはどうしても全国的にできる限り農家に対しましても啓蒙普及させる必要があると痛感しておるわけでありますが、それにつきましても
○佐藤清一郎君 日本の食糧増産の面から見て、これを強力に推すということは極めて時宜に適した事柄であると思うのでありますが、特に私は本年兵庫県に参りまして、河合委員からとの健苗育成の事柄につきまして全く異常な作柄を見せられまして、こういうことはひとり寒高冷地帯ばかりでなく、全国的に速かに栽培法を改正してまでも実施すべきであるというようにも考えておるわけでありまして、是非これは我々は強力に推進したいと思
○佐藤清一郎君 本促進法案は極めて時宜に適した法律案でありまするが、これに伴う予算案はどの程度になるのでありますか、提案者から御説明をお願いいたします。
○佐藤清一郎君 関連して。 只今の過年度の事業資金について、私らこの間公庫にも陳情に行つているわけですが、栃木県におきましては、昭和二十五年度のでき上つた工事に対しての補助がまだ来ておらんのです。これは農林省の農地局にも陳情に参つたのですが、実際只今宮本委員が言うように、農業協同組合等からの資金繰りをしてもらつて事業をしておる。従つてその利子は工事施行者が今日までずつと続けて支払つておるわけです。
○佐藤清一郎君 完遂奨励金の昨年の八百円を、今年は基本米価に千円として算入したということについての理論的な根拠はどういうことになるのでしようか。これによつて昨年の取扱いと今年と、農家に及ぼす……、まあ千円上げてもらつたがために非常な損害をこうむる農家も出て来るわけです。昨年は免税農家であつたものが、今年はもう課税される、税金を払うということは、まあ国民の義務として当然であり、且つ又所得の生ずるところ
○佐藤清一郎君 実収高に応じておやりになるということにつきましては、まあ我々も是非そうお願いしたいと考えておりますが、先ほど江田委員からも格差の問題につきましていろいろ意見がありましたが、我々農民の立場から眺めて見た場合に、等級の問題はやはり十分検討を加えて改正してもらいたい、というのは、元来が農民の利益を擁護する意味においての等級でない、結局一般の配給を取扱つている人たちのための等級であるかのような
○佐藤清一郎君 先ほど検査課長から、本年の米の収穫はだんだん減つて行くだろう、いわゆる鎌入り不足するだろうというような発言がありましたが、私も全く同感で、実際百姓に聞き、或いは自分みずからやつておりますからよくわかるわけでありますが、見かけはかなりのとれそうな様相をしておつたんでありますが、鎌を入れたところが不足した、それを脱穀してみたところが、更に調製したところがとれなかつた、これは各方面の百姓に
○佐藤清一郎君 この共済掛金率、政府と農家の割合、それから現在は三割二、三分の補償しか政府はしておりませんが、これを五割まで引上げた場合において、どのくらいな金額が政府負担となりますか、それから農家と政府の掛金率の改訂をする必要が私はあると思うのでありますが、それについてはどういうふうに論議されましたか、お伺いいたします。
○佐藤清一郎君 この建物共済についても甚だどうも明確な答弁ではありませんが、併しこれはまだ法律として出たわけでございませんから、私は強く云々する必要もございませんが、この一筆の石建とする、これは至極我々として希望するところであります。又農家の希望によつて四段階に共済金額を定める、これも極めて妥当なやり方であると私は考えます。ところが現在のように、一市町村区域に一律の共済金額、掛金率でありまするから事務分量
○佐藤清一郎君 只今までの取りまとまつた結論的なものではありますが、重要な事柄であつて、このままにしてはどうかと思うような節もありますので、一応保険課長としての考え方について私はお聞きしたいと思います。 先ず、共済団体の問題が郡又は市とかいうような結論に到達したというのでありますが、そういうことになりますると、先ず、未だ論議していない事項であります任意共済の建物の問題或いは共済団体の行う防除とか、
○佐藤清一郎君 予算が八十二億早場米の奨励金にあつたと思いますが、それを十一億減らして、そして七十一億で打切りだ、而もこの七十一億も私は実際にはこのような状態にしておいては到底使い切れないじやないか。殊に昨年は凶作であつたからかような措置をとつた、こう言われますけれども、本年は前半期において異常な天候であつた、而も稲作は全国的に見て非常に遅れておる、そういうことによりまして早場米奨励金というものが私
○佐藤清一郎君 私は米価の問題につきましては非常な不満を持つている一人でありますが、政府がかような米価によつてどれだけの集荷を目標としているのか先ず承わりたいと思います。殊に現在の作況は決して全国的に見て豊作だとは私は考えられません。なお稲作の前期は非常な曇天とそれから低温でありましたがために、この発行状況はかなり遅れているわけです。この遅れているにつきまして、これは試験場の報告を受けるまでもなく、
○佐藤清一郎君 私は電気のことにつきましてはずぶの素人でありますから、この改訂料金率だけ見たのでは何が何だかわからないわけです。先に溝口委員から資料を要求されましたが、併せまして、私はその資料には旧料率によつて幾ら幾らである、新料率では幾ら幾らである。そうして値上りは何パーセントになつているかというような、素人にもわかるような資料にして頂きたいと思います。次に、私がお聞きしたいのは、農村で使う電気は
○佐藤清一郎君 只今検査の問題について聞いておりますと、いよいよ私はこの農林省の検査のやり方というものが非農民的な感を深くするものであります。これは農林省というものは農民の見方であるということで、みんな農民としては農林省に、何が何でもあらゆる面を農民の問題として取上げて押しかけて来ているわけですが、にもかかわらず農林省が農民の味方じやないのだ、あれは消費者なり或いは業者の味方であるのだというようなことであつては
○佐藤清一郎君 本年の早場米奨励金の期日と金額と睨合せてみまするというと、非常に大きな開きがあると思うのですが、この点につきましては、いずれ大臣が参りましたときに強く私は要求したいと思いますが、大体本年の作況は前期において非常に曇天続きの低温であつた、従つて全国的稲作の作況は遅れておるわけです。大体において私はこれは全国的に甘い得ると思うのですが、二週間くらい平均遅れておるのではないか、そういうときに
○佐藤清一郎君 ちよつと事務的なお尋ねですが、早場米奨励金は昨年と比較してどういうふうな違いになつておりますか、時期的にお願いいたします。
○佐藤清一郎君 君は或る新聞で見たのですが、九州方面に二、三そういうものがあつて調べておるという記事もありました。私は薬九層倍といつて昔から慣わしがある。人間に飲ませる薬でさえも先ず相当に儲けられておるということはかくることのない事実であります。まして口のきかん植物にかけるやつですから、これにはよほどインチキが私は内市にあるだろうと想像する。それに対して抜取検査くらいで、一応の訓示ぐらいでこれは私済
○佐藤清一郎君 政府の特に最も責任ある改良局長がそういう言明をされておることにつきましては、大体我々も了承するわけでありますが、特にこの際私は質問したいと思いますのは、昨年の異常発生による異常な薬剤不足等のために、今年の前半期における稲作の天候というものは極めて不良であります。従つて農家はこれにおびえて、相当大量の農薬を二化めい虫についても、或いは「いもち」予防に対しましてもやつたのであります。ところが
○佐藤清一郎君 この前の農林大臣の発表しました冷害特別措置としての被害激甚の虞れある地方に対し、且つ異常発生面積のみを対象として第二回分からやつた、こういうところを、やはり「いもち」を対象としたものでありますが、この「いもち」ばかりでなく、二化めい虫に対しても、或いはその他の病害虫に対してもやるようにという当委員会の申入でありますが、それに副うべく改良局長はお答えできると、こういうわけですか。
○佐藤清一郎君 私も只今の検査に関連して、今日は検査課長でなく、企画課長がおいでなんですが、たまたま話が出ましたから、特に私から要望しておきたいと思うのです。と申しますのは、米の俵装代というようなものも、いわゆる米の検査というものが、これは農民本位の検査でなく、業者本位の検査を実施しているという感が非常に深い。それはどうしてかというと、実際に俵装代というものは一貫五百匁として検査を受けておる。たまたま
○佐藤清一郎君 これはひとり栃木県に現われた現象ばかりでなく、全国的にそういつたような現象が出て困つておるんではないかと思うのですが、そのよつて来たるところの原因は、結局外麦を相当大量に政府は保管しておる、従つて倉庫の空きがない。で、いろいろその問題がそこから派生して来ておるやに考えるのでありますが、これについての倉糧庁長官からも詳しくこういつた問題についての事情を私は説明を聞きたいと思うのですが、
○佐藤清一郎君 最近栃木県の現状を見ますると、六等麦に限らず、農業協同組合の倉庫等がないために政府の買上が非常に遅れておる、又それを農家が現金化するために一般商人も安い値でなければ買わんというような現状にあるわけですが、従つて六等麦あたりはなかなか買つてもらえない。農業倉庫の完備しておるようなところでは幸いに保管いたしておりますから、収容力がありすまから農家に余り迷惑をかけておらんが、栃木県の北のほうの
○佐藤清一郎君 私は江田委員からの質問と関連して、米価の追加払の問題について前谷長官にまだ要望する段階に至つていなしかも知れませんが、是非一つ全力を挙げて全国農民の要望に応えてもらいたいと思うのであります。曾つて八月の初句から兵庫、岡山県等に調査出張いたしましたときにも、この問題が農家から強く要望されておるわけであります。麦価の問題につきましても、いろいろ意見がありましたが、例えばパリテイ方式によつて
○佐藤清一郎君 第二班は、岸委員と江田委員と河合委員と私の四人、それに宮出調査員を加え、一行五人で兵庫、岡山の二県の作況と水害状況を調査して参りました。八月二日東京発、三日神戸着、直ちに兵庫県庁にて六月、七月の水害状況及び県下の稲作作況について県下の実情を聴取しました。 兵庫県では、六月二十二日、二十三日と強風を伴う豪雨があり、県下各地に小災害がありましたが、二十九日、三十日に亘つて、十年に一度という
○佐藤清一郎君 関連して……、昨年の凍霜害に際して政府がとつた対策と、今回、これは融資だけの問題であますが、どうして昨年と同じような対策が政府としてとられなかつたのか、只今鈴木委員から話があつたように、肥料とか、或いは種子その他の問題等が相当昨年はあつたわけであります。勿論昨年の凍霜害に対しましては行過ぎた感もあつたわけでありますが、これらは勿論十分考慮してそうしてやらねばなりませんが、年次によつて
○佐藤清一郎君 六月の九日、十日の凍霜害の実情を只今小野君から聞いたわけでありますが、いずれにいたしましても、この凍霜害或いは雹害等の非常な惨害をこうむつた個々の農民としては、これは容易ならん生活の窮状に追込まれるわけでありまするが、この法律案が継続審議ということになつて、臨時国会がいつ開かれるか目鼻もつかんというような現状において、政府として緊急にどういうふうな措置をとるのか、私は差当りこういつた
○佐藤清一郎君 私は只今上程されております農業協同組合法の一部を改正する法律案に対しまして、河野委員から提出されました修正案を含めまして、又農業委員会法の一部を改正する法律案に対しまして、河野委員から提出されました一部を修正する修正案に賛成するものであります。只今までにいろいろ質疑応答があつたのでありますが、この今回提出されました両法案の内容から見ましても、提案者及び農林省におきまして、まだ十分なる
○佐藤清一郎君 私は金子さんから私の質問に対してのお答えは、まあ大よそその辺であろうというぐらいには考えておつたわけでありまして、殊に私は自由党といたしまして、党のほうからもいろいろ私にもこの問題についてはできる限りまあ自分の意思を引つ込ませろ、こういう強い(「確証を得たのちにやらなければ」と呼ぶ者あり)私も気持はいつもあるのでありまして、私はあえて反対せんがために質問するわけではありません。又私は
○佐藤清一郎君 私は今回出されました農業委員会法の一部を改正する法律案、農業協同組合法の一部を改正する法律案を発案されました方々の並々ならん御苦心のほどは満腔の敬意を表する次第であります。その発案されました本当の目的が那辺にあるかということを私は先ず第一に質問したいのであります。それはどうしてこういうことを申上げるかというと、農民の立場といたしまして、でき得る限り農民が十分働くことのできるような時間
○佐藤清一郎君 了承。
○佐藤清一郎君 国庫納付金の累計が、大体一年間にどのくらいに推測をしておられますか。金額は概算どのくらいになりますか。それだけお聞きします。
○佐藤清一郎君 これは有畜農家振興法によつてのあれでありますから、家畜をすでに持つている者に対しては貸さないのじやないのですか、それはどうなんですか。
○佐藤清一郎君 これを作りました法律の底に流れておる政府の考え方ということにつきましては、十分我々もわかるわけなんですが、現在でさえも為替関係から見て外国のものを輸入制限をしておいて初めて日本の酪農がどうにかこうにか立つて行く、こういうような実情でありますから、若しも将来もつと安くするという見地から、生乳の生産費を低減して、そうして安く売るという段階になれば、それはいいかも知れませんが、この生乳というものが
○佐藤清一郎君 私はこの酪農振興を図るという意味においてかような法律案を出されたことについては賛成するものでありますが、ただ問題は、現在の外国為替関係において日本の酪農はどういう状態にあるか、又将来これが政府が酪農振興法というようなものを作り上げて、そして盛んに振興を図つて各地に集約酪農地帯ができて盛んに生乳が出た場合に、果してそれが農民の利益になるかどうか、又国家として果してどういうことになるかということについて
○佐藤清一郎君 昨年の凍霜害対策において若干批判を受けるような点があつたことは私も十分承知はしておりますが、併し地域的に見まして、全国的から見れば昨年の三分の一だというふうなことにもなりましようが、地域的に考えるというと違つたところもかなりあり、且つ個人的に見ればおのおの違つた個人にもなるわけであります。昨年かような対策を講ぜられて、非常にまあ潤われたということを聞いておる農民たちが、本年は違つたやり
○佐藤清一郎君 私は折角大臣がおられますから、この際凍霜害で陳情が再再あつたわけでありますが、この間は北海道の被害に対して大臣の答弁を聞いておるわけでありますが、凍霜害については昨年も異常な凍霜害にかかり、全国的な災害でありましたが、幸いにしてこれが善処されて、おおむね農民も安堵したわけでありますが、今年は全国的に見てそれほどの災害ではありませんが、地域的に或いは個人的に見ると、やはり昨年と同じように
○佐藤清一郎君 非常にややこしい書き方で、これは地方の耕地改良協会あたりにしても、非常にこれは必要な法律なんであるが、なかなかぴんと来ない、読んだだけでは……。
○佐藤清一郎君 私は先ず第一に保安林と国有林との関係ですが、その国有林と保安林はどういうパーセントにおいてあるのかお尋ねしたいと思います。私の質問は極めて簡単でありますから答弁も簡単にお願いしたいと思います。 〔委員長退席、理事森田豊壽君着席〕