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1496件の議事録が該当しました。

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1971-12-26 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号

国務大臣佐藤榮作君) この、どういうようにしたらいいか、ずいぶん私も苦心いたしました。ただいまの、防衛庁ではどうも不適当だということは、それはわかります。しかし、請求権問題等にもからみますので、法務省がずいぶん担当するものが多い、これも一つ考え方であります。しかし、どうもこの種の問題は、窓口とすれば総理府が適当ではないだろうか。そして、それぞれの所管省にそういう問題を割りつけるといいますか、

佐藤榮作

1971-12-26 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号

国務大臣佐藤榮作君) 私のは全然法律論にならぬと思いますが、私は、ただいま米軍が使っている基地、それをとにかくそのまま認めざるを得ない、そうして今度日本に返ってきたら、今度は当然、適法、適正な処置をとる、こういうことで直してかからなければいかぬ。だから、在来のままでそれを存置する、こういうことだと、これは問題がありますが、私は、その際に適正なものに変え得る、かように思っております。

佐藤榮作

1971-12-26 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号

国務大臣佐藤榮作君) どうも私に解せないのですが、まあ、すべての法律はこの国会で御審議をいただいて、そうしてそれが公布される、そういうことで直ちに効力を発生すると、こういうもののように思っておりますが、特に、地域住民に特別な損害あるいは利害関係を持つと、こういうものならば、そういう際にこそ地域住民に問うと、こういうことが必要だろうと思いますけれども、私はまあ今回の場合にはその必要はないのだろうと

佐藤榮作

1971-12-25 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、大蔵委員会、社会労働委員会、商工委員会、運輸委員会連合審査会 第1号

国務大臣佐藤榮作君) 沖繩は、とにかく水資源に乏しいと——乏しいわけではありません。これはもう台風常襲地帯といっていますから、とにかく、ダムが適正に配置されれば、水は十分にあるところでございます。ことしのような特別の干ばつの年なら別ですけれども、本来水のあるべきところです。ただ、そのつかまえ方が十分でないと非常に困る。また伏流水等も相当あるようでございますから、それらの点も勘案し、島々等にもお互

佐藤榮作

1971-12-25 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、大蔵委員会、社会労働委員会、商工委員会、運輸委員会連合審査会 第1号

国務大臣佐藤榮作君) どうも、ただいまのような事態が起きておる、軍優先と、こういう状態が一日も一早く解消されない限り、沖繩県民の不平、不満、不幸、そういうものは解消しないと思います。そのためにも早く祖国復帰すること、これを実現することだ、かように思います。

佐藤榮作

1971-12-25 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、逓信委員会、建設委員会連合審査会 第2号

国務大臣佐藤榮作君) ただいま外務大臣が申しますように、施政権が返ってくれば当然われわれの権利としてこれはやると、これだけじゃ不十分だと、前もってそういう約束を取りつけろ、こういうお話ですが、私どもは、ただいま同盟国、そういう関係にございますから、ただいまのことは十分行なえると、かような確信を持っております。なお、そういう点で問題が起こる、こういうことになれば、当然これは政府責任でございます。

佐藤榮作

1971-12-25 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、逓信委員会、建設委員会連合審査会 第2号

国務大臣佐藤榮作君) ロジャーズ長官記者会見、また、その際に話が出た、いわゆる返還の時期が一体いつになるか、私どもは、できるだけ早い時期に返還が実現するようにと思って、鋭意そのほうの努力を続けておる際であります。そういう際に、一昨日のような新聞記事が出ると、たいへん両国の間に準備その他の点で、まだまだ詰めなければならないものが相当残っているなと、こういう感を深くするのでございます。当方といたしましては

佐藤榮作

1971-12-25 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、逓信委員会、建設委員会連合審査会 第2号

国務大臣佐藤榮作君) 野上君の言われることもわからないではありませんが、外務大臣は、米国を代弁はしておりません。日本外務大臣としてりっぱに働いた。しかし、なかなか米国側の要望が強い、そこでどうも決しかねる。で、私のところへ持ってきまして、総理、一体どうしますか、これができないと話が進まないですがと、こういうことですから、これはそれじゃひとつ年限をつけて、そうして撤去してもらうと、そういうことをはっきりし

佐藤榮作

1971-12-25 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、地方行政委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号

国務大臣佐藤榮作君) 杉原君にお答えをいたしますが、この自治、自主自立地方制度、これを育てるということはなかなか容易なことではありません。これは中央においての考え方地方においての考え方と、それが意気投合する、こういうことでないと、なかなかうまくまいらないと思います。と申しますのは、今回のような沖繩県の場合だと、どうしても中央から相当高い援助をしないと十分の振興もはかれない。そういう場合に、出過

佐藤榮作

1971-12-25 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、地方行政委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号

国務大臣佐藤榮作君) ただいま杉原君からお尋ねがございましたが、御承知のように、いまや沖繩米国施政権下から離れて、そうして祖国復帰しようとしておる、その際に、やはり何と申しましても具体的にあげられる、ドル生活から円への生活の切りかえ、同時にまた、本土には帰るが、青年——若い働く層の人たち本土へ流出する、これはたいへんなことだと思います。さらにまた、逆に本土からの資本の進出、そういうことが

佐藤榮作

1971-12-23 第67回国会 参議院 本会議 第16号

国務大臣佐藤榮作君) 栗林君にお答えをいたします。  いろいろ御意見を交えてのお尋ねでありますので、全部にはたして私が答え得るかどうかやや疑問なきを得ないのですが、私も大体聞き取った、さような意味で御返事を申し上げたいと思います。  まず第一は、円の大幅の切り上げを招いた原因について、私は大体御指摘になったのが三点あったように思います。したがいまして、その点についてお答えをいたしたいのですが、残念

佐藤榮作

1971-12-23 第67回国会 参議院 本会議 第16号

国務大臣佐藤榮作君) 中尾君にお答えをいたします。  まず最初に、大蔵大臣から報告いたしましたように、年内解決の危ぶまれていた国際通貨調整の問題が、今回ワシントンで開かれた十カ国蔵相会議で、曲折を経ながらも解決を見たことは、私は喜ぶべきことだろうと思います。    〔議長退席、副議長着席〕  今回このような解決を見ましたのは、各国が、不安定な国際通貨情勢が続けば世界経済に大きな影響のあることを深

佐藤榮作

1971-12-23 第67回国会 参議院 本会議 第16号

国務大臣佐藤榮作君) 竹田君にお答えをいたします。竹田君から多岐にわたって政府施策についておしかりや御意見やまたお尋ねを交えてのいろいろの御意見をただいま聞かしていただきました。そのうちの基本的な問題につきましてお答えをいたします。不十分な点がありましたら所管大臣から補足させていただくことにいたします。あらかじめ御了承願っておきます。  まず、竹田君は、今回の円の切り上げは従来の政府経済運営

佐藤榮作

1971-12-22 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第8号

国務大臣佐藤榮作君) 私は、いまのフリーハンドと言われますが、これは日米安全保障条約そのもの一つの問題なんで、日米安全保障条約そのもの日本フリーハンドをなくするかどうか、これはずいぶん議論をされておると、そういうところに双方の私は党としての主張の相違があると思います。私どもその点は十分認識しながら、またただいま米軍基地をそのまま残しましても、先ほど来申し上げるように、やはり何といっても中国本土

佐藤榮作

1971-12-22 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第8号

国務大臣佐藤榮作君) これは外務大臣の答えたことを私からも少し補足したいんです。  どうも、日米安全保障条約を承認しているところと、承認しないところでは、基本的な態度もだいぶ違うと思います。私ども日米安全保障条約、これは、これを持っているがゆえに一つ戦争抑止力になっておると、実は、かような紛争に巻き込まれなくても済むと、そういうものが一つ効果であり、また現実に紛争が勃発すれば、そのときには

佐藤榮作

1971-12-22 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第8号

国務大臣佐藤榮作君) 皆さん方現地まで出かけられてそうして公聴会を持たれたこと、たいへん御苦労であったと思います。また、そうして、沖繩同胞の直接の声を聞かれたことは、本協定審議にあたりましても必ず効果のあることだと思います。そうして、ただいま述べられたように、戦中戦後を通じてなみなみならぬ苦労を重ねてこられた現地方々が、複雑な気持ちで今回の協定、それから復帰に直面しておられると、その心情も

佐藤榮作

1971-12-21 第67回国会 衆議院 本会議 第25号

内閣総理大臣佐藤榮作君) 竹本君にお答えをいたします。  生産第一主義に対する反省は、すでに六〇年代後半から各方面に生じ、国会でもしばしば指摘されてきたところであります。政府政策理念において、生産第一主義は、考え方から、福祉なくして成長なしと大きく転換してきていることは、竹本君も御承知のとおりであります。しかしながら、その過程で、われわれは国際競争力を身につけ、完全雇用を達成し、ヨーロッパ並み

佐藤榮作

1971-12-21 第67回国会 衆議院 本会議 第25号

内閣総理大臣佐藤榮作君) 二見君にお答えをいたします。  御指摘のように、今回の通貨調整は、通貨体制の改革の長い道程の第一歩であります。十カ国蔵相会議におきましても、長期的な通貨体制検討に直ちに着手することが合意されたことは、御承知のとおりのことと思います。こうした検討の中で、わが国はその経済的地位にふさわしい大きな役割りを果たすことが世界から期待されており、わが国としてもこうした期待にこたえていかなければならないことは

佐藤榮作

1971-12-21 第67回国会 衆議院 本会議 第25号

内閣総理大臣佐藤榮作君) 堀君にお答えをいたします。  堀君からは、御意見を交じえて、多岐わたってお尋ねがありましたが、私は、そのうち、基本的な問題についてお答えをいたしたいと思います。不十分な点につきましては、所管大臣からお答えすることといたしたいと思いますので、前もって御了承をお願いいたします。  まず、今回の円の為替レートの引き上げは、主要国が公平かつ妥当な為替レートの設定に協力し合うならば

佐藤榮作

1971-12-20 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号

国務大臣佐藤榮作君) ただいま外務大臣が答えたとおりでございます。これは、実際問題としては、ただいまお読み上げになりましたとおり、投機的でないものだ、こういうことで抽象的にはわかりますけれども、技術的には非常にむずかしい。その見分けをすること、その区別をすること、それが非常に困難なんだ、こういうことをよく御了承の上、ただいまの点で政府も誠意をもってこれと対処している、こういうように御理解をいただきます

佐藤榮作

1971-12-20 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号

国務大臣佐藤榮作君) ドル圏生活しておる沖繩方々にとりましては、今回の円の切り上げ、またドル切り下げ、これはたいへんな影響があると思っております。しかし、私は、近く祖国復帰するその際に、ドル圏から円圏に変わるその場合の処置暫定処置は一応とってございますから、それらの詳細については山中君から説明いたさせます。

佐藤榮作

1971-12-20 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号

国務大臣佐藤榮作君) ただいま円のドルに対する切り上げ、これが行なわれ、しかも、この幅が予想以上に大きかった。こういうことで各方面に多大の影響を与えておることは、政府ももちろん見のがすことはできません。御承知のように、今回はドル切り下げは行なえないだろう、金に対する切り下げは行なえないだろう。かように言われていたのが、これも行ないましたし、また、各国間の通貨調整の問題でありますから、日本の国

佐藤榮作

1971-12-20 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、内閣委員会、法務委員会、文教委員会連合審査会 第1号

国務大臣佐藤榮作君) 原爆関係資料はこれは日本で保存する、また広島にもその一部はございます。ただ、いまのようなフィルムその他をあるいは公開というような話がありますと、私はあまりにも悲惨な状況ですから、それには私は反対でございます。その点は誤解のないように願っておきます。

佐藤榮作

1971-12-20 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、内閣委員会、法務委員会、文教委員会連合審査会 第1号

国務大臣佐藤榮作君) 私の身うちにも実は被爆者でなくなったものがおりますし、また、私は総理として初めて広島原爆記念日にも出て、ことし参ったのでございます。そういうことで、この感じは非常に強くございます。また、ただいま言われますような共同調査したそういうことの資料も十分承知しております。

佐藤榮作

1971-12-20 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、内閣委員会、法務委員会、文教委員会連合審査会 第1号

国務大臣佐藤榮作君) これはもうたびたび私ども政府所信は表明した、さらに政府所信だけではだめだ、こういうことで、過日は衆議院でもはっきり決議されまして、非核三原則並びに核の持ち込みについての決議をされました。その際に、政府は厳粛にかねての所信を表明したはずでございます。以上、政府考え方には毛頭変わりはございません。ただいまは米国に対して、さような点を明確にしておらないのじゃないか、こういうような

佐藤榮作

1971-12-18 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号

国務大臣佐藤榮作君) この三四ページ、この図解はいろいろ誤解を招くおそれもあると、私は率直にさように考えます。これは概念的にこの程度のものを考え、しかも安保の性格から申せば、ただ防衛的な軍事力だと、かように考えればいいわけで、これは攻撃的な範囲だと、かように考える筋のものではないと思いますけれども、どうもやや図解そのもの誤解を招く節があるかと、かように思います。

佐藤榮作

1971-12-18 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号

国務大臣佐藤榮作君) 共同声明当時の情勢と今日の情勢は変わっておりますが、私どもの繁栄への道をたどったのも、これひとえに日本が安全、平和であると、こういうことだと思っております。もちろんわが国民のまじめなまた努力、真摯な努力が結実したと、こういうことも言えますが、同時に、われわれが平和のうちに過ごした、これにはやはりわれわれが自衛隊を持ち、そういうその足らざるところを日米安全保障条約で補っている

佐藤榮作

1971-12-18 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号

国務大臣佐藤榮作君) きのうもその点で私ども委員お答えしたと思っております。これで明らかになったように、明るい、明朗濶達なまた同時に物質的にも恵まれた、豊かな、また平和な、これは本土と同じような、平和で、そうして生活が安定すると、こういうような沖繩県でありたいと、かように思っております。

佐藤榮作

1971-12-17 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号

国務大臣佐藤榮作君) いまの山中君の考え方で十分占部君も御理解はいただいたと思います。私は静かにやりとりを伺っておりまして、どうも地方自治体と中央と対立させてものを考えていらっしゃるんじゃないだろうか、そこらに問題が一つあるように思います。これは、まあこれからも中央政府政治が行なわれる、同時に自治体の政治も行なわれる。これが日本の場合におきましては、中央地方が一体となって初めてりっぱな日本国

佐藤榮作

1971-12-17 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号

国務大臣佐藤榮作君) この建議書屋良主席が持ってこられて、そして政府建議書を出そうというその際に、実は協定衆議院の段階で委員会が終わったと、こういうことになっておりまして、十分建議書の趣旨が採用されていないのじゃないか、こういうような御心配があるようでございます。ところが、この建議書なるもの、これはもういまおあげになった点は、「はじめに」という締めくくりの問題でございますが、この点について

佐藤榮作

1971-12-17 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号

国務大臣佐藤榮作君) お答えをいたします前に、ただいまの田中通産大臣大蔵大臣代理がこの会議におくれましたこと、そうして占部君にたいへん御迷惑をかけ、また、当委員会皆さん方の御審議に支障を来たしたことを、心からおわびを申し上げます。  これは議事進行で御注意もありましたから、将来は重ねてかようなことはないと思います。今回のことも、これはいずれ理事会で事情が明らかになると、おそらく皆さんにも御了承願

佐藤榮作

1971-12-16 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第7号

国務大臣佐藤榮作君) ただいまの印パ紛争についての外務大臣の話、とにかく戦争は私どもこれは避けたい、とにかく話し合いでものごとを決したい、こういうことが主でございますから、ただいま申しますように、戦争やめろと、即時停戦、そうして撤兵、国境の外においてそうして話し合いをしろ、こういうことを提案しておる、これはただいま問題でございますが、私は前段の日米間の問題について御指摘になったことはたいへん大事

佐藤榮作

1971-12-16 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第7号

国務大臣佐藤榮作君) たいへん、ただいまのお話を聞きながら、私が沖繩を訪問した当時を思い起こしております。沖繩を訪問した当時の事柄を思うと、あまりにもそれが感傷的であった。その後の沖繩問題をいろいろの面から検討してみますると、戦中、戦後を通じてとても筆舌に尽くすことのできないような苦難の道を歩んでおられます。これについては、私ども政治家として心情的にこれに同情するということは、これは当然のことでありますが

佐藤榮作

1971-12-16 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第7号

国務大臣佐藤榮作君) 直接のお尋ねから答えますが、ただいま屋良行政主席の持ってまいりました建議書、これは私も直接もらい、同時に、「はじめに」という項から書き起こされて各項目にわたっての詳細なものを目を通しました。その中には、もうすでにお答えいたしましたようにいままでの主張と違う部分もありますし、また、これは今日できない事柄もございます。また、われわれの運用の面によってはそれに沿い得るものもあります

佐藤榮作

1971-12-15 第67回国会 参議院 本会議 第13号

国務大臣佐藤榮作君) お答えをいたします。  復帰後における沖繩経済開発につきましては、新全国総合開発計画を改定するとともに、沖繩振興開発特別措置法案に基づいて沖繩振興開発計画を策定し、産業の育成振興、道路、港湾等社会資本の充実、水資源、電力その他エネルギー資源開発県民福祉の向上、職業の安定、教育文化振興観光開発等について総合的な施策を推進する方針であります。そうして本土との格差をすみやかに

佐藤榮作

1971-12-15 第67回国会 参議院 本会議 第13号

国務大臣佐藤榮作君) 川村君にお答えいたします。  沖繩返還協定並びに関連法案は、戦後二十数年の長きにわたり外国の施政権下に置かれてきた沖繩祖国復帰させるための本のであります。衆議院においては、協定並びに関連法案とも、すでに可決を見たことは御承知のとおりであります。この審議を通じて幾多の問題点指摘されたのでありますが、審議のあり方につきましては、政府としても反省すべき点は謙虚に反省し、

佐藤榮作

1971-12-15 第67回国会 参議院 本会議 第13号

国務大臣佐藤榮作君) 稲嶺君にお答えをいたします。  まず、沖繩開発庁の設置は、稲嶺君の御指摘のとおり、沖繩振興開発を進めていく上に必要であり、またこれが沖繩自治を侵害するおそれも毛頭ありません。沖繩開発庁は、沖繩振興開発をはかるため総合的な計画の作成並びにその実施に関する事務の総合調整及び推進の役割りをになう行政機関として設置しようとするものであります。また、この計画の策定にあたっては、沖繩県知事

佐藤榮作

1971-12-15 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第6号

国務大臣佐藤榮作君) いざ返還祖国復帰する、こうなりますと、できるだけ引き継ぎと申しますか、返還、それが円滑に行なわれること、これを心から願っておるわけであります。いままでがアメリカ施政権下にある。しかも、そこに強力なる軍事基地がある。そういうものが即刻日本に返ってくるのでありますから、そこらにたいへんなじみにくいものもあるのであります。しかしながら、私は、今度返ってくればいわゆる日米安保条約

佐藤榮作

1971-12-15 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第6号

国務大臣佐藤榮作君) いま御意見の中にもありましたように、これはただ単に政府努力したからとか、あるいはアメリカ理解してくれたから、こういうような簡単なものじゃないことは御指摘のとおりであります。ことに、これは何といいましても、県民現地沖繩県民百万、これが異民族支配には耐えられない、祖国復帰をこいねがっておる。しかも、また本土の一億国民もこれと呼応して、沖繩だけどうも異民族支配下に残すわけにいかない

佐藤榮作

1971-12-14 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第5号

国務大臣佐藤榮作君) 私が総理として初めて沖繩を訪問したのが一九六五年でございます。それまでは、戦後の総理がなかなか沖繩にも出かけなかった。そうして私は沖繩の現状に触れて、これはこのままにしておいては、同胞苦難というだけではない。結局日米間の関係もまずくなるのではないかと、たいへん私は心配をいたしたのであります。私が申し上げるまでもなく、日本自衛隊は持っておりますけれども、これでわが国の安全

佐藤榮作

1971-12-14 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第5号

国務大臣佐藤榮作君) いま法務大臣からお答えをいたしたとおりでございますが、ただ、実際問題として、わがほうの刑事局長が実情把握しているところと、先ほど来佐々木君の説明されるところ、ずいぶん違いがございます。いずれにいたしましても、私どもはこの実情もつまびらかにいたしますが、また、その後においての救済措置ももちろん必要でございます。とにかく異民族支配を一日も早く祖国支配祖国施政権下に置くこと

佐藤榮作

1971-12-14 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第5号

国務大臣佐藤榮作君) 沖繩戦中戦後置かれた状態は、どうもわれわれの想像に絶するものがあるようでございます。戦時中はもちろん本土防衛の第一線になり、全島をあげて焦土と化し、三分の一の死者を出した。しかも、これは軍人ではありません。平和の市民、これが犠牲になったということであります。さらにまた、その後は、引き続いて戦時中の継続とはいいながら力による支配が行なわれたと――軍政。さらにまた、民政に移りましても

佐藤榮作

1971-12-13 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第13号

佐藤内閣総理大臣 ニクソン大統領と私との返還に関するその協定共同声明で、アメリカ日本の意思に反することはしない、本土並み、核抜き、早期返還、そのことを確約をいたしました。これは最高責任者同士約束でございます。したがいまして、返還後において核はないということ、これはもう重ねて私は申し上げ得ると、かように思っております。同時にまた、返還後において核の持ち込み、これにつきましては事前協議対象になる

佐藤榮作

1971-12-13 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第13号

佐藤内閣総理大臣 私の名前が出ましたから、私に関することを申し上げます。  もちろん私も、総理をやっておると何もかも知っておるわけじゃございません。したがって、外務省から、その国との間にはこういう懸案事項がございますとか、ただいまこういう状態にございますとかいう、大体の私自身が勉強する材料をまず出してくれるのです。それをまず……(「それはあたりまえだ」と呼ぶ者あり)それはあたりまえだと言われるいま

佐藤榮作

1971-12-11 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第12号

佐藤内閣総理大臣 いまのお尋ねは、ちょっと私つかみがねておりますが、国会で修正するならば政府はどうするか、こういうふうな御意見でしょうか。私、お尋ねすることが、ちょっといまのお尋ねはどういう点だろうかと肥握しかねたものですから一応確かめるわけですが、お聞かせいただければ……。

佐藤榮作

1971-12-11 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第12号

佐藤内閣総理大臣 私は、この委員会における審議を通じましても、しばしばわれわれの心得べきことについて触れたはずでございます。それは何か。申すまでもなく、戦中戦後を通じて沖繩同胞がなめてこられた苦難の道、それについてわれわれが十分理解を持って、沖繩同胞の心を心として復帰後の諸施策を充実していかなければならないこと、これは申すまでもないことだ、かように思っておることでございまして、皆さん方の質疑も

佐藤榮作

1971-12-11 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第12号

佐藤内閣総理大臣 田畑君にお答えいたしますが、もちろん、国会におきましては十分審議を尽くしていただく、これが何よりも大事なことだと思います。私は、本委員会におきまして、与野党とも合同審査あるいは単独委員会等におきましてたいへん審議を尽くされたこと、また尽くされつつあること、これには心から敬意を表しておる次第でございます。  ただいま、このほうと強行採決したことについての反省はあるかというようなお

佐藤榮作

1971-12-10 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会法務委員会文教委員会社会労働委員会逓信委員会連合審査会 第1号

佐藤内閣総理大臣 私は、事前協議対象からはずしていつの間にか核を持ち込まれたら、それこそたいへんだと思います。だから私は、やはり事前協議対象にして、そうして持ち込むならば、その場合に日本ノーと言う、このほうがはっきりするんじゃないか、これを自由に対象からはずしてしまって、それはあなたのほうの御自由だというようなことになったら、それこそたいへんじゃないか、私はそのほうの心配のほうをおそれますが

佐藤榮作

1971-12-10 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会法務委員会文教委員会社会労働委員会逓信委員会連合審査会 第1号

佐藤内閣総理大臣 これはいまからいろいろのことを考える必要はないことだと思いますけれども、とにかく核を持っておる、その持っておる国はそういう事柄についても、やはり可能性を考える、これはやはりあるだろうと思います。しかし、それでも私のほうはそういうことがあればノーと言う、これははっきりするわけでございます。

佐藤榮作

1971-12-10 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会法務委員会文教委員会社会労働委員会逓信委員会連合審査会 第1号

佐藤内閣総理大臣 この問題でたいへんな疑念あるいは不信を持たしたことは、私の答弁が不十分であったと、かように思います。いまも久保君が御指摘になるように、最後には、事前協議があってもノーと言う、かようにはっきり申しておりますから、その点では別に、結論としては誤解はないだろうと思います。  しかし、その間に、やりとりとして、いかにも誤解を招くようなことばが出ておる。そういうことが、一々いまあげられたのであります

佐藤榮作

1971-12-09 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第3号

国務大臣佐藤榮作君) いま日米安保条約、この問題が実はただいまのような点に関連をしてくると思います。私は一方的に問題を解決しようというわけではない。でありますから、事前協議対象になる、これは重大な意義を持つ。アメリカ自身も、日米安保条約があるからといってワン・サイドで行動はしない、こういう場合には事前協議をする、こういうことを言っておる。私どもも、その事前協議に対しては受けて立とう、そうして十分

佐藤榮作

1971-12-09 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第3号

国務大臣佐藤榮作君) 過日、民社党の曽祢君に、私の表現が不適当、どうも事前承認を与えたような印象がある、こういうことで、その点について説明をいたしました。ここにちょうどその、これはプレス・クラブの「前向き」の点についての国会の答弁でございますが、「前向きでこの問題を処理する、かように言ったことは、これはどうも自動承認のような考え方で言っているのじゃないのか、かような点を御指摘になりました。いかにも

佐藤榮作

1971-12-09 第67回国会 参議院 沖縄返還協定特別委員会 第3号

国務大臣佐藤榮作君) まあ、先ほど来塚田君と外務大臣の質疑応答で、大体の国際情勢並びに今後日本の進むべき方向、これは意見が一致したように思っております。もちろん、同じ政党でございますから、そこに大きな開きがあろうはずはございません。しかし、ただいま言われますように、中国問題と取り組む場合に、党内においては非常に積極的な前向きの方もありますし、また同時に、いままでの国府との関係を非常に重視しておる

佐藤榮作