1948-11-24 第3回国会 参議院 議院運営委員会 第14号
○政府委員(佐藤榮作君) 実は門屋さんのお話、私別に誤解はしないつもりでおるのであります。又この席を借りましてとかく議論をいたすつもりでも実はないのでありますが、一言申述べておきたいと思いますことは、予算が出ないと國家公務員法の良心的審議はできない、かようにおつしやつたかと実は思うのですが、さように考えておつて間違いないでございましようか、その点一つ。
○政府委員(佐藤榮作君) 実は門屋さんのお話、私別に誤解はしないつもりでおるのであります。又この席を借りましてとかく議論をいたすつもりでも実はないのでありますが、一言申述べておきたいと思いますことは、予算が出ないと國家公務員法の良心的審議はできない、かようにおつしやつたかと実は思うのですが、さように考えておつて間違いないでございましようか、その点一つ。
○政府委員(佐藤榮作君) 只今副総理からお話になりましたので、大体私補足する必要はないように考えまするが、只今の門屋さんのお尋ねに対しまして、私から少し事務的な点を補足いたしたいと思います。大変門屋さんは、政府が当面しております難局については、深い御理解と同時に御同情を賜りまして、この点誠に感謝に堪えないのであります(笑声)。殊に予算が非常に困難である、予算を作ることが、この状態にいては、なかなか容易
○佐藤(榮)政府委員 お尋ねごもつともだと思います。話がいくつも口が立ち、いくつも結論を要求されておるようですが、可分、不可分論は先ほど申し上げたように、それははつきり可分なのだ。法律的な意味において可分なので、政府が考えておることを一應はつきり申し上げます。 その次に緊急集会という問題が、先ほど來いろいろ議論が出ております。これはせんだつての記者会見の際に、この國会は解散だ。そうして何らの処置がとれないというようなことに
○佐藤(榮)政府委員 非常に打割つた話をされるので、私どもも打割つた話をしてみたいと思うのですが、大体法案と予算が不可分か可分か、こう詰め寄られると、先ほどのような非常にりくつに落ちた話をするようになるだろうと思います。椎熊さんはそうりくつを言わないで、打割つてどうだ、こういうお話ですが、先ほど來の話はそうではなくて、一体これは可分なのか不可分なのか、こういう最後の詰めを詰められておるような氣がするのですが
○佐藤(榮)政府委員 総理がおられなくなりましたので、私がお答えいたします。災害予算は新聞では六十億計上しておることを発表しておりますが、政府としては正式に発表する段階にまだなつておりません。これは先ほど総理が言つておられるように、ひとり給與ばかりでなく、電産の爭議とか、あるいは炭産の爭議とか、そういうものの跡始末をするための政府の補給金の問題があります。これは何としても予算に計上しなければならない
○佐藤(榮)政府委員 第一の点は、この臨時國会に提案すべき、また緊急に成立を必要とする法案を当時協議いたしましたが、この法案はマツカーサー元帥の書簡に基く五つの法案であるということを、この際はつきり申し上げておきます。ちよつと速記を止めていただきます。
○佐藤(榮)政府委員 予算提出につきましてはひとり賃金ベースばかりでなくデその他の緊急予算につきましても政府は早急に準備をして、國会に提案すべく目下準備中であります。
○佐藤(榮)政府委員 國家公務員法を出しますれば、同時に新給與ベースを出すという考え方が、これは普通常識だと私どもは考えております。しかし御承知のように、國家公務員法その他の法案は準備が早くでき上りまして、すでに國会に提案をいたしております。給與の問題になりますと予算編成上の問題に相なるわけでありまして、從つて提出の時期が今日のように食い違つておる。いつも片一方の法案の準備が非常に進み、予算の方の準備
○政府委員(佐藤榮作君) 政府はこの度科学技術行政協議会法案を提案したのでありますが、ここにその提案の趣旨を御説明申上げます。 平和的文化國家の建設には科学技術の向上の普及が、その基礎をなすものであることに鑑みまして、政府は学術体制刷新委員会の答申に基いて、先の國会において日本学術会議法を提案し、すでに公布をみておるのであります。この度は日本学術会議と共に、学術体制刷新委員会の答申の二つの大きな眼目
○佐藤(榮)政府委員 ただいま新給與ベースの予算がどうかという問題ですが、基本的な考え方については大藏大臣の言われる通り、何らかわかりません。実はけさも五時四十分ごろから始めて十時半までこの問題を討議し、さらに夜も引続いて閣議を持ちまして、できるだけ早くまとめるということでやつておるのが現状でございます。新聞等にいろいろ出ておりますことは、これはしいて弁解するわけでもないのですが、予算編成がなかなか
○佐藤(榮)政府委員 昨日のその話は、一應取消しておいていただきたい。これはもう一つ打割つた話をいたしますれば、昨日椎熊さんからもお話がありましたが、二十五、六日になれば國家公務員法が大体通過するだろう。こういうお話も昨日の運営委員会で伺つたのです。こういうような時期になれば、これはもう当然施政演説が行われることにも相なりましよう。そういう問題もあるわけですから、経過的な話のところは取消していただきます
○佐藤(榮)政府委員 施政演説の話ですが実は打割つたお話をしますと、施政一般に関する緊急質問は、政府が施政方針をやるならやめてもよさそうだというような御意向があるやに漏れ承つたので、議会の方でさようなお考えならば、政府としてもできるだけ皆様方の御趣旨に沿うような意味で、政府の考え方も申し上げて、この運営委員会を通じて御協議願うことが一番望ましいのではないか。かような観点から昨日参りまして、施政演説はおそくとも
○佐藤(榮)政府委員 政府はこのたび科学技術行政協議会法案を提案したのでありますが、ここにその提案の趣旨を御説明申し上げます。 平和的文化國家の建設には、科学技術の向上と普及がその基礎をなすものであることにかんがみまして、日本学術会議法を提案し、すでに公布を見ておるのであります。このたびは、日本学術会議とともに学術体制刷新委員会の答申の二つの大きな眼目でありますところの科学技術行政民議会を設置しようとするものであります
○佐藤(榮)委員 その他全部が同一な記事ではないだろうと私は思います。だからその新聞記事だけで私をお責めになりましても、ちよつとその点はお答えいたしかねるように思います。
○佐藤(榮)政府委員 いろいろお話を伺つたのですが、その中には相当意見にまたがる点もあるようであります。私新聞の記事の取扱い方は、各社によりましてそれぞれ違うのではないか、かように考えます。ただいま成重さんのお話の新聞記事は、どの新聞をさしてお話になつたものでありますか。実は新聞の記事の書き方いかんによりまして、相当筆の書きまわしが違つておるように私は読むのであります。そこで新聞記事を一つ々々取上げて
○佐藤(榮)政府委員 その点は政府において決定したということを申し上げまして、別に閣議で決定したというようなお話は申し上げてはおらないのであります。今お尋ねの件につきましては、もちろん重要な事柄は閣議できめる場合もありますし、あるいは閣議の事後に報告する場合もあります。そのいずれであつたかと言われますならば、事後報告の形をとられておるということを申上げます。
○政府委員(佐藤榮作君) その点は今まで政府が数次に亘りまして、所見を明らかにしておるのでありますが、御承知のようにマ元帥の書簡が出まして、その趣旨に基いての政令の公布のあつたことは皆様御承知の通りであります。この政令が公布された当時におきましては、給與そのものはまだ人事院の手許において審議されておる程度でありました。実は政令は出ましたが、予算化は何らされていなかつた、かような状況に置かれておつた。
○政府委員(佐藤榮作君) マ書簡の趣旨によりまして、今回提案いたしております法案は、國会公務員法案、國有鉄道法案並びに日本專賣公社法案、更に又公共企業体労働関係法案、更にこれに追加しまして、逓信省の行政機構改正の法律案、これらの大体の法律案が骨子となつて、法案としてはそれらが一應考えられるわけであります。同時に只今お話になつておりますものは、多分新給與その他の公務員の給與に関する予算案の提出のお話ではないかと
○政府委員(佐藤榮作君) 只今申上げますごとく、政府といたしましては、國家公務員法改正の法律案を、できるだけ早く審議を終了して頂きたい、かような観点から考えられますいろいろの事情を考究いたしまして、只今のような申入れをいたしておるのであります。
○政府委員(佐藤榮作君) 諸般の情勢と申しますのは、諸般の情勢でございまして、誠に不親切なお答えをいたすようでありますが、この内容は、私共がいろいろこの問題の取扱いにつきまして考えられる事情を考えてと、かような意味でございます。一應これで御了承を願いたいと思います。
○政府委員(佐藤榮作君) 只今議長並びに運営委員長から御報告がありましたように、政府を代表いたしまして議長をお訪ねいたしまして、政府の國家公務員法の仕上げについての希望意見を申出たわけでございます。ご承知のように國家公務員法の改正につきましては、この法案の重要にして緊急成立を見たい。かような希望を開会の劈頭より、政府といたしましては議会に対して要望いたして参つておるのであります。最初会期を十日にお願
○佐藤(榮)政府委員 この点はいろいろ椎熊さんからも、打割つた話をしたらどうか、こういうお話であります。申し上げることができれば、打割つた話をいたしたいような氣持もあるのであります。しかし御承知のようなこの運営委員会の性格であります。私ども政府といたしましてはいろいろの事情を勘案いたしまして、十五日にこの法案の仕上げをお願いいたしたい。かように申し上げておるような次第であります。
○佐藤(榮)政府委員 実は私ただいまのお尋ねに対しまして、議院運営委員会に本日呼ばれましたことは、十五日ということを申し入れた、これについての説明を聽収されることと、かように考えて参つたわけでございます。議会の運営また議会の性格そのものにつきましては、私がお答えするのはいかがかと思います。
○佐藤(榮)政府委員 政府におきましては御承知のように國家公務員法の改正の審議を早急に終了していただきたい。かようなことを開会劈頭におきましても申し上げているのでありますが、その後におきましても当初の事情には何らのかわりがないのであります。できるだけ早い機会にこれが審議完了をお願いいたしたい。かように考えて参つたのであります。本日正午になりまして、やはり期日をきめまして、その期日までにぜひとも法案の
○政府委員(佐藤榮作君) 一日も速かに成立するように、今尚当初の考え方を以て國会に臨んでおるわけでありまして、今日両院の議長並びに事務総長、更に又両院の議院運営委員長の方に政府の希望の申入れをいたしておるような次第であります。この点につきまして只今GHQその他から特別の申出があつたかどうか、かような御趣旨でお尋ねになりましたが、政府といたしましては今日の状況下におきまして考えられます諸般の事情を勘案
○政府委員(佐藤榮作君) 私遅れて参りましたが、この席で拜聽しておりますと、皆さま方の御意向も漸次明確になつて参つたようでございます。勿論本法案の重要性に鑑みまして、本法案ができるだけ早く審議を終り成案を得べく、政府といたしましても、國会に対しまして要望いたしておる今日であります。只今御指摘になりましたような説明の点について、不十分であります事柄につきましては、十分今後注意いたすことにいたしまして、
○政府委員(佐藤榮作君) 実は只今のお話、私今突然本席に参りまして、先ずこの点もお許しを得なければならんのでありまするが、先程來本委員会に出席を再三再四求められましたが、只今まで参議院の議院運営委員会の方に出席しておりまして、実はその方が外せなくて、当時お断わりをいたしたような次第でございます。突然私ここに参りまして、政府委員の説明が如何ようなことでありましたか、実は十分存じ上げることができないのでありまするが
○佐藤(榮)政府委員 ごもつとものお尋ねでございます。私ども大体会期を十日と予定しておりますが、いかに簡單な予算といたしましても、数日の審議はもちろん必要なことだと思います。どこまでも議会におきまして審議を願う、かような建前でおりますので、審議期間をある程度予定いたしまして、できるだけ早く法案、予算案を上程いたしたい、かように考えて、ただいま準備を急いでおるような次第であります。
○佐藤(榮)政府委員 日本経済新聞にさような記事が出ておるということを実はただいま初めてお伺いする次第であります。もし私がかような言辞をいたしたといたしますならば、ただいまの御意見通り、これは重大な発言だと思つております。私は昨日新聞記者諸君と会見をいたしましたが、かような声明をした覚えは毛頭ありません。他の新聞等においても、全部共同会見をいたしているのでありますから、一新聞だけがかようなことを申しておるということは
○佐藤(榮)政府委員 それでは政府の考え方を申し上げてみたいと思います。 御承知のように第三國会は、前内閣時分に公務員法、その他マツカーサー元帥書簡に基く法案の緊急審議ということを第一の目的といたされたのであります。その途中におきまして、御承知のように内閣の更迭を見た次第でありますが、第三國会そのものといたしましては、当初からの予定されました法案の審議が第一のように考えられるのであります。この点につきましては
○説明員(佐藤榮作君) 御承知のように吉田内閣ができまして、昨日と本日と、二回閣議を持つた程度でございまして、まだ全体に亘りましての、法案提出方の見通しが、なかなかつき兼ねるような現状でございます。誠に率直な意見を申述べさせて頂きたいわけでございますが、併しながら一方國会に席を置いておられます皆様方におかれましても、休会がいつまで続けられるかどうか、その見通しが立たないようでも大変御不自由であろうと
○説明員(佐藤榮作君) 一應お断り申上げます。只今事務総長からお話のように、総理或いは又総理としても都合がつかなければ副総理であられる林厚生大臣でも御出席を願いたいと思いまして、いろいろ御都合方を按配いたしたのでございますが、只今総長からのお話のように、総理はそれぞれ外人記者團の外國関係の人達にお会いになるのが一つと、もう一つは認証式がありますので、宮中にも列立されなければなりません。さような関係で
○説明員(佐藤榮作君) 只今の御趣旨誠に私同感でございます。今後は政府並びに議会等におきまして決定されました重要事項に対して、地方に対して十分徹底いたしますよう連絡を緊密にいたしたいと、かように考えております。そのことをお答え申上げます。
○説明員(佐藤榮作君) 昨日苫米地前官房長官と事務の引継をいたしたのでありますが、実は純形式的なものでありまして、内容的な仕事の引継は殆んどなかつたのであります。只今お話がありましたような経過でありますれば、私、改めて前官房長官に当時の模様を篤と證つてみたいと思います。それはともかくといたしまして、現状におきまして、非常に留守家族の方が困つておられるという現状は、前内閣時代のお約束が如何にあろうとも
○説明員(佐藤榮作君) 運送店の將來の規模なり、又その指導、或いは監督の方針についての一般的な御質問だと思うのでございますが、この点につきましては、いろいろ省内におきましても審議研究をいたしておるものが実はあるのでございます。法案の問題といたしましては通運事業法の整備というような観点で研究を進めておるものがありまして、できるだけ早い機会に議会に提案いたしまして御審議を頂きたい、かように考えておりますが
○説明員(佐藤榮作君) 実は今事務当局から私も説明を聽いたような状況でありまするが、お話の北海道行きの切符が交通公社の手で賣られておるという事実は、青函間の航送船の輸送力が非常に逼迫しておりました際に、止むを得ず実は採用したものなんでございます。と申しますのは、青函間の連絡船の受持といいますか、発賣枚数と申しますものに制限があるものでありますから、それを数ケ所の手で発賣いたしますことは統制上困るというので