1972-03-28 第68回国会 衆議院 予算委員会 第20号
○佐藤内閣総理大臣 いまの場合は、運輸大臣の答弁もはっきりしておると思いますが、いわゆる定期便、航空路の設定、それとは別に、乗用機の乗り入れ、かように申しますか、最近はメキシコ大統領がそのとおりやっておりますし、また近く来日するであろうボリビア大統領の場合もおそらく飛行機を専用して来るだろう、かように考えます。私は、中国の場合も同じようなことが考えられるだろう、かように思いますので、それらの点については
○佐藤内閣総理大臣 いまの場合は、運輸大臣の答弁もはっきりしておると思いますが、いわゆる定期便、航空路の設定、それとは別に、乗用機の乗り入れ、かように申しますか、最近はメキシコ大統領がそのとおりやっておりますし、また近く来日するであろうボリビア大統領の場合もおそらく飛行機を専用して来るだろう、かように考えます。私は、中国の場合も同じようなことが考えられるだろう、かように思いますので、それらの点については
○佐藤内閣総理大臣 ただいま塚本君が述べられるように国際事情いろいろ変わりつつあります。激動の時代だ、かように言うべきかと思います。私は、外国がどういうようにあろうともそのことにはあまり触れないで、日本の場合、日本の立場、この立場から考えますのに、とにかく隣国との間の問題、これを調整しなくて独立あるいは安全を口にするわけにいかないとすら実は考えております。ただいまお話のありました中国の問題にいたしましても
○佐藤内閣総理大臣 ただいまの、今日の心境はただいま御指摘のとおりでございます。私は前者については皆さんからの御批判を、そのまま私自身が御批判は御批判としてまたこれは謙虚に受けとめるつもりでございます。
○佐藤内閣総理大臣 進退問題は触れておりませんが、私はただいま申し上げますように、ただいまの防衛問題の取り扱い方についてもっとはっきりしたことをきめることも一つの方法ではないか、このことが最も大事なことではないか。問題を起こしたその原因がそこにあるのでございますから、それを明確にする、これがまず何よりも必要なことだ、かように申し上げておる。
○佐藤内閣総理大臣 辻原君にお答えをいたします。 ただいまお話しになりましたような経過をたどって本日の最終日と申しますか、予算の審議の総括締めくくり質問、こういう段階になりました。あらためてただいまのことを重ねて申しませんが、ただ私が申し上げたいのは、四十七年度予算の防衛予算と四次防問題と、これがからんでたいへんな審議上問題を残して、そしてこれが空白になり、同時にただいまのような政治問題化した。このことについて
○佐藤内閣総理大臣 ただいま大出君は自分の経験からもとおっしゃるが、私はたいして経験はないように思います。とにかく長くなるとほんとうにどろ沼になる。これはもうすでにおそいと思います。だから今日においても、おそいからといってあきらめるのじゃなしに、今日なお最善の努力をして、一日も早く、また一時間でも早く解決するように努力したい、かように思います。
○佐藤内閣総理大臣 居すわるとか、あるいは白紙に返すとか、こういう話ですが、もともと国有の土地ですから、これは政府自身が、その問題は国の所有の土地だ、こういうように考えるのです。ただその場合に、いまの基地であったり、あるいは飛行場であったりすること、これは地元の住民がなかなか納得がいかない。ただいま言うように、最終的ではないが暫定措置である、それで一応了承した、あるいはまた十二項目についても要求が出
○佐藤内閣総理大臣 ただいまの大出君のお話、現地に右翼あるいはばく徒等がいた、そういう意味でたいへん正鵠を得ない多数市民の意見の形成ではないか、こういう御指摘がありました。 この問題ばかりではございません。最近のできごとで、私どもの扱い方いかんによっては、どうも左右の激突、これが考えられるのでございまして、そのいずれにもくみしてはならない。右に対しても左に対してもくみしてはならない。また、われわれの
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 河村君にお答えをいたします。 たいへん多岐にわたってのお尋ねでございますが、私からは、物価に対する政府の基本的施策についてお答えをいたしたいと思います。 いろいろ、物価問題について政府は政策を持っていないという、きびしい御批判を受けました。しかし、私は、物価の安定こそ政府の最重点施策の課題の一つであると、かように考えているものであります。(発言する者あり)静かにしてください
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 宮井君にお答えをいたします。 まず、国鉄運賃の値上げ等の公共料金の引き上げが消費者物価を若干押し上げることは事実でありますが、最近の物価動向を見ますと、季節商品の落ちつきに加えて、工業製品の騰勢も鈍化を見ているなど、物価を取り巻く環境は好転しておりますので、一部公共料金の引き上げが一般物価の大幅な価上がりに波及することはないと考えております。さらに、かねてから申し上げておりますように
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 内藤君にお答えをいたします。 国鉄財政が、わが国輸送構造の変化に伴い、昭和三十九年赤字に転じて以来悪化の一途をたどっておることは、内藤君御指摘のとおりであります。この間に政府は、国の財政措置、国鉄の近代化、合理化努力、運賃水準の適正化などを中心とする各種の再建対策を実施してまいりましたが、その後も、自動車輸送等との競合による輸送量の伸び悩み、人件費の予想以上の大幅な上昇等
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 古川君にお答えをいたします。 まず、医療保険の抜本改正につきましては、先ほど社会党の川俣君にもお答えしたとおりの事情により、不本意ながらその成案を得るのに時日を要したものであり、御理解いただきたいと思います。現在、この抜本改正案は関係審議会で御審議願っているところであり、近くその答申を得て所要の法案を今国会に提出いたしますから、その際、十分御審議いただきたいと思います
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 川俣君にお答えをいたします。 まず、医療保険の抜本改正につきましては、これが国民生活に密接に関連する重要問題であるとの理解のもとに、これまで鋭意検討を進めてきたものでありますが、この問題は、川俣君も御承知のように、複雑多岐にわたり、関係者の利害も錯綜していることなどから、不本意ながら、その成案を得るに時日を要したものであります。この間の事情につきましては、ぜひとも御理解
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 岡田君にお答えをいたします。 まず、戦後の地域開発関係法は、いずれも地方の工業開発の推進、地域格差の是正、過密過疎問題の解消など、それぞれの時代と地域の要請に応じて制定されてきたものであり、それなりに今日の繁栄を確保するのに役立っており、また、その役割りを果たしてきたものと考えております。このような点につきましては、岡田君にも正当に評価していただきたいと思います。
○国務大臣(佐藤榮作君) ただいま水口君から、文民統制のあり方についてお尋ねがございました。私どもは、文民統制ということは、これはシビリアン・コントロール、こういうことばでも表現されております。そういう意味から、いわゆる制服がどうこうでなしに、やはり文官がこれを統制をはかると、こういうことだと思いますけれども、これをことばをかえて言うならば、いま御指摘になりましたように、政治が優先しなければいかぬ。
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) いろいろ御意見をまじえてお尋ねでございますので、その御意見について議論するわけではございませんが、私と桑名君とだいぶん所見を異にしておりますから、まず私のほうから説明しますので、十分お聞き取りをいただきたいと思います。 現在の世相に生命軽視の風潮があるのではないかとのお尋ねでありますが、私は、現存の国、社会一般に生命を軽視する風潮がある、かようには考えておりません。今回
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 山中君から、私の政治哲学は何かとのお尋ねがありましたので、まずこの点からお答えをいたします。 かねがね申しておりますように、私は、自由を守り、平和に徹することを政治の基本理念としております。戦後のわが国の特徴は、他のいかなる先進諸国家に比べても決して遜色のない自由な社会だということができると思います。これは、過去の数々の歴史的教訓からわれわれが学び取った貴重な財産であります
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 私は、中山君の御質問にお答えする前に、浅間山荘において、人質救出にあたって敢然とその任務を遂行され、ついに職に殉ぜられた二人の警察官の御冥福を、心からお祈りいたしたいと思います。(拍手) 中山君御指摘の、被害者に対する事後の処置につきましては、殉職された二警官並びに一市民、この残された御家族の今後のお暮らしが少しでも明るく、将来への希望が持てるように、物心両面のお助けをいたしていくこととしております
○国務大臣(佐藤榮作君) 栗林君にお答えをいたします。 まず、行政費用の削減、効率化につきましてのお尋ねでございますが、政府は、行政需要の変化に即応した、簡素にして能率的な行政を実現し、国民負担の軽減に資するため、かねてより行政改革を重要施策の一つとして取り上げ、行政運営の全般にわたってその改善、簡素化につとめるとともに、財政資金の効率的使用につとめてきたところであります。私からはその詳細の御説明
○国務大臣(佐藤榮作君) 鈴木君にお答えいたします。 まず、さきの年内減税は、昭和四十七年度に行なうはずの所得税減税を財政面からの景気浮揚策の一環として特に早めて行なうこととしたものでありますが、消費需要の盛んな年末に減税の効果があらわれることとなっているので、それなりの景気浮揚の効果があったものと私は考えております。また、年内減税による所得税減税は、課税最低限の引き上げと税率の緩和とあわせて行なっておりますが
○国務大臣(佐藤榮作君) 戸田君にお答えをいたします。 まず、今回の税制改正は、御指摘とは表現は違いますが、大体御趣旨に沿っているものではないか、私はさように考えます。 私が施政方針で国民福祉重視の財政政策を強調いたしましたが、その趣旨に十分沿うものと考えております。具体的に申し上げますと、まず、さきの年内所得税減税に引き続き、個人住民税の減税により、一般的な個人課税の負担軽減を行なって国民生活
○佐藤内閣総理大臣 レアード自身が日本に来た際に、日本でいろいろの感想を私にも漏らしております。その中で一言だけ私がいまだに覚えているのは、何か特に感ずることはないかと言ったら、日本の軍隊というか、自衛隊はずいぶん武器を大事にしている、しかしあのぴかぴかみがいている武器は前期の兵器だ、あんな古いものをあれだけ手を入れておるという、それにはほんとうに感心した、かように言って、いかにも近代化の必要を冗談
○佐藤内閣総理大臣 まず第一点、私どもと、それから野党の皆さん方と基本的に違いますのは、いわゆる四次防というもの、四次防があるのかないのか、その問題であります。私ども、中曽根君の際に、いろいろ四次防というもの、防衛庁案というもの、これを出した。したがって、それが非常に固まっておる四次防だ、かように皆さんがとられたのも、それはそれなりにあっただろうと思います。しかしながら、国防会議を開いたわけでもなければ
○佐藤内閣総理大臣 ただいまお話がありましたように、佐藤君はじめ皆さん方、現地に直接行かれて、現地の市当局あるいは市議会等、また市民代表とも懇談されたということ、これはたいへんな努力であったと思います。もともと、自衛隊にいたしましても、駐留する米軍にいたしましても、地域住民の理解と協力、これは最も大事でございます。この理解と協力のもとにおいて初めて、それぞれの目的、自衛隊の目的あるいは駐留軍の目的、
○佐藤内閣総理大臣 ただいま三君から発言がありましたが、これはいずれも党を代表していた、かように私感じますので、そういう意味で社会党を代表しての辻原君、さらにまた公明党を代表しての鈴切君、さらに民社を代表しての和田君、かような意味で三君に政府の考え方をお答えしたいと思います。 まず第一は、文民統制の問題であります。三君とも同じように、どうも文民統制、これがことばはできておるがその実があがっていないじゃないか
○佐藤内閣総理大臣 沖繩への物資の輸送に関する件及び立川基地への部隊の配置に関する件につきましては、防衛庁長官から申し上げさせます。
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) お答えをいたします。 まず、会計検査院につきましては、従来からその独立性及び機能の重要性を考慮し、その運営に支障のないよう十分配慮してきているところであり、鳥居君の心配しておられるような問題はない、かように私は考えております。 予算面でも従来から十分配慮し、御指摘の検査旅費につきましては、四十七年度予算においても大幅増額を行なうこととしております。 また、調査官については
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 井野君にお答えをいたします。 たいへん多岐にわたっての、また、御意見を交えてのお尋ねでございますが、私は私なりにお尋ねの点をつかまえてお答えをいたしたいと思います。 自衛隊の文民統制の問題につきましては、国民の間に不安や疑念の起こらないよう、今後とも十分配慮してまいる所存であります。 連合赤軍の事件は、御承知のとおり、目下治安当局において取り調べ中であります。やがてその
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 森下君にお答えをいたします。 決算は、国会の議決により成立した予算の執行実績であり、きわめて重要なものであることは言うまでもありません。決算の性格は過去の事実についての計数的な記録であり、これを予算と同様の案件と考えるのはいかがかと思います。しかしながら、決算の重要性にかんがみ、政府といたしましては、国会における審査結果を重視し、批難、警告があった事項につきましては、
○佐藤内閣総理大臣 アメリカの施政権下にあるところへ、よしそれが兵器でないにしろ、自衛隊の日用品、いわゆる寝具その他、炊さん用具、用品、そういうものを送るということは私は重大だと実は思って、とにかく施政権が返ってきた後でも沖繩の方の感情を十分理解しなければいかぬが、その前の段階にこういうことが行なわれるということは重大なことではないか、だからよくその実情を調べろ、こういうことをまず言いつけたのでございます
○佐藤内閣総理大臣 いわゆる国際協約、そういうようなものではございませんから、久保・カーチス取りきめ、これはもちろん変更はある、かように御了承いただいてさしつかえございません。
○佐藤内閣総理大臣 国防会議に付すべき事項、それはもちろんかけなければならないと思います。また、ただいま言われておる点がたいへん、どこまでを国防会議にかけるか、これは議長そのものがきめるべきことだと思いますが、具体的にはまだまだずいぶんきまっていないものがございます。たとえば、三千二百名あるいは三千三百名というようなものは前国会できめてはございますが、さらにそれをどういうような時期にどういうような方法
○佐藤内閣総理大臣 ただいまいろいろお尋ねがありましたが、きょうのこの物価連合委員会、これは委員長にもたいへんお骨折りをいただいておると思います。ただいま、懇談すべきじゃないか、こういうお話ですが、与党と私どもはしょっちゅう懇談の機会を持ちますけれども、なかなか野党の皆さんとは懇談の機会がございませんので、こういう機会に野党の諸君ともじっくり意見を交換すること、これが最も望ましいことだろうと思います
○佐藤内閣総理大臣 青木君のただいまのお尋ね、御意見を交えてのお尋ね、これについては私もさように考えます。 ところで、物価と申しますと物価だけ一つ取り上げられる、引き抜かれる、かように考えると、どうもそういうものじゃないので、これはやはり経済活動の一環としての物価、こういうような見方をしないと、どうも物価に対する態度もきまらない、かように思います。ただいま御指摘になりましたように、せっかく円が国際通貨
○佐藤内閣総理大臣 電気、ガス、水道、この料金を押えるかどうか、こういうことですが、公共料金そのものにつきましては、全面ストップとは申しませんけれども、極力抑制する、私どもはこういう態度をとってまいりました。電気、ガス、水道等につきましても同じような考え方であります。すでにある一部からは、いまのままではやっていけない、その値上げ、ぜひこれを決定してくれ、私どもこういうような話を聞きますけれども、ただいままでのところ
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 山本君にお答えをいたします。 まず、四十七年度の地方財政計画は長期展望を欠いた借金政策に終始している、かようなおしかりでございました。地方財政の運営につきましては、長期的な展開から、それぞれ地域の実情に応じて、生活関連社会資本の整備や社会福祉の充実など、住民福祉の向上を計画的に進めていくことが大切であり、政府はそのような観点に立って地方財政計画を策定しております。
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 松尾君にお答えをいたします。 まず、すでに先ほどもお答えいたしましたように、来年度におきましては、昨年秋の所得税の年内減税に引き続き、個人住民税の減税によりまして、一般的な個人課税の負担軽減を行なって、当面の景気停滞の克服とともに国民生活の充実をはかることとしております。 また、このほか、老人扶養控除の創設や寡婦控除の適用範囲の拡大などを行なうこととしておりますが、
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 藤田君から、いろいろ各方面にわたってのお尋ねでございます。私からは、今回の税制改正の基本的考え方、これについてお答えをいたしまして、その他の点は大蔵大臣あるいは企画庁長官に譲らしていただきたいと思います。 今回の税制改正におきましては、昨年秋の所得税の年内減税に引き続き、個人住民税の軽減により一般的な個人課税の負担軽減を行なって、国民生活の充実をはかることとしているほか
○佐藤内閣総理大臣 企業にもいろいろありますが、いわゆる不動産業者、これらについてそれぞれ適正な規模に、踏みはずさないように監督、指導しておると思います。 同時にまた、事業会社自身がいろいろ計画を立てて、将来の計画に備えるために先取りしている、こういうこともあるだろうと思います。私はそういうことも考えながら、国の公共事業に対する手当てが非常におくれている、地方もおくれている。そういうところでやはりこれは
○佐藤内閣総理大臣 土地の問題はたいへん投機の対象になりやすいものでございます。私は、投機の対象になるというところに地価がどんどん上がる、そういう問題がある。もちろん、そのもとにおきましては限度のあるものだ、そういうところがございますが、同時に、それが投機の対象になる、こういうところに問題があると思います。 もう一つ、他の方面から申しますならば、公共事業というものがどんどん土地を必要とする。道路にしろあるいは
○佐藤内閣総理大臣 一口に土地問題といわれますが、ただいま阪上君が御指摘のように、すでに農地改革は行なわれた。林野の問題については、自然保護の観点からいろいろの要望は出ているけれども、これはいますぐ触れる問題でもない。工場用地等についてはこれまたそれぞれの企業が確保している。そうすると、あと残っているのは、ただいま御指摘のように住宅の土地の問題だ、しかもこの住宅の土地の問題がやはり偏在するというか、
○佐藤内閣総理大臣 外務大臣から詳しく申し上げましたが、私どもの考え方、これはサンフランシスコ条約、そのところへさかのぼって、そして日本が台湾、澎湖諸島、これを放棄した。権利、権原全部を放棄した、その帰属についてはとやかく言うような立場にはない、これはもうただいま申し上げたとおりでございます。これはもう非常にはっきりしている。また、ことに連合国にいたしましても、まだまだ連合国自身の中でそれらの帰属をはっきりさせない
○佐藤内閣総理大臣 いろいろ御迷惑をおかけして、皆さんからいろいろ私の真意についてもお尋ねがございました。問題を紛糾さしたことについては、政府としてもたいへん残念に思っております。 あの私が矢野君にお答えしたところのもの、これはただいま統一見解を出したばかりでございます。どうかその統一見解で十分御了承願いたいと思います。大体、私の言ったこと、これはこの精神においては変わりはございません。どうかそういう
○佐藤内閣総理大臣 私も改めなきゃならないと思います。しかし、どうも国鉄の組織があまりにも大きい、制度そのものもずいぶん古くからできておる、そういうところでどうも迅速なる処理ができない、こういう欠陥がございます。その点は大いに鉄道当局といたしましても反省をしておることだ、かように私は思っております。
○佐藤内閣総理大臣 お説しごくもっともですが、何か私は国鉄でも考えておるのじゃないかと思いますので、総裁からお聞き取りいただきたいと思います。
○佐藤内閣総理大臣 いつも国鉄の場合に問題になりますのは所有財産、これが活用できないか、全国的にずいぶん使っていない土地等の財産がある、こういうことが実は問題になっております。したがいまして、鉄道当局といたしましても、これが活用方についてずいぶん気をつけておることだと私は思います。これは私が在官当時から今日まで変わらないことだ、かように思っております。ことに現在のような事態になりますと、あるいは施設
○佐藤内閣総理大臣 私はいまのような、観念的には区別される、かように思っておりますが、実際の扱い方は防衛庁長官のほうからお答えさせます。
○佐藤内閣総理大臣 いまその核部隊が必要であるかないか、これはまた別のことですが、日本政府としては核兵器の持ち込みは許さない、こういうはっきりした態度を示しております。
○佐藤内閣総理大臣 先ほど来お話がありますように、核部隊と核兵器、これは全然別のものではないかと、私はかように考えます。
○佐藤内閣総理大臣 もちろん日本は独立国家であります。また主権国家であります。そういう意味から日本の国益を考える、こういうことはこれは当然のことだと思っております。その国益を増進していく、こういう立場でなければ、独立国家の本来の進む道、それはきまるものではないと思います。しかし、いま日本はいわゆる軍事力を持たない、いわゆる平和国家として存在する新しい憲法のもとでありますから、やっぱりお互いに志を同じくする
○佐藤内閣総理大臣 ただいまの情勢で、ただいま直ちに安保条約を改正する、こういうような提案がアメリカ側からあろうとは思いません。また、いま、ただいまの状態でいきなり日本は国防の面で孤立する、こういうような状態ではないと思っております。しかしいま竹本君のお尋ねになるうち、それには多分に御意見を交えての、またそういうような事態をも考慮しなければとんでもないことになるぞ、かような御注意だと私は聞き取ったのでございまして
○佐藤内閣総理大臣 非常に具体的な問題で申せば、世界の平和を維持――いわゆる自由陣営、そのほうのチャンピオンはアメリカだ、こういうこでございます。またわれわれも、わが国の安全、独立、これを確保する、こういう観点に立つ。しかもそれが自由主義陣営の一国である、そういう意味からは、日米間で、ただいま言われるように、国際的平和を確保する、またそれが繁栄への道だ、かように考えますから、そこらで相共通するものがある