1948-07-03 第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第54号
○井出委員 そういたしますと今度議員提出の形で一種の臨時特例案のようなものが出ると聞いておりますが、この法案による支給額と今回の約六億という予定数字とは必ずしもマツチしていないのではないか、その間の調節をどうなさるかということは、まだおわかりになつておりませんか。
○井出委員 そういたしますと今度議員提出の形で一種の臨時特例案のようなものが出ると聞いておりますが、この法案による支給額と今回の約六億という予定数字とは必ずしもマツチしていないのではないか、その間の調節をどうなさるかということは、まだおわかりになつておりませんか。
○井出委員 この前たしか今井さんから伺つたと思いますが、恩給に対するプリンシプルと申しますか、これがまだほんとうは決定しておらぬ。たとえば社会保險との関連でありますとか、あるいは武官の方だけ停止されておつて文官の方をどうするかという問題も未解決であるように伺つておるのであります。こういう恩給給與の体系というものはまだ確立されておりませんか。
○井出委員 ちようど給與局長がいらつしやるので恩給の問題を伺つてみたいと思います。今度政府の今朝決定した二十三年度補正予算の中に約六億近い数字が計上されているようであります。これはどういう方式でどのような方面に給與せられますか、その点を伺つておきたいと思います。
○井出委員 ただいま上提中の本案につきましては、論議はすでに盡きておると存ずるものであります。本案を愼重に檢討いたしました結果、修正を必要とするところを発見いたしましたので、ここに各派共同提案という形で修正動議を出したいと存じます。その修正案を朗読いたします。修正の箇所は第七條の二を次のように改めたいと思うのであります。 第七條の二 政府は、薪炭の買入代金の支拂に関する事務の一部を農林中央金庫に委託
○井出委員 もう一点、將來地方から強く要望され、殊に地方財政委員会が現在のような形になつておる場合に、大藏当局にこの問題を強く迫つてくる場合でも、これは譲歩の余地のない問題か、そういうふうに強くお考えになつておられますかどうか、これも伺つておきます。
○井出委員 質問があまりないようでございまするから、一、二点地方税との関連において伺つてみたいと思うのであります。それは地方財政委員会が地方財政の彈力性という見地かく強く主張をいたしました酒、たばこの消費税についてでありまするが、これはまだ現在関係の委員会でいろいろと論議が交されておるようでございます。もちろん健全財政という立場は、中央並びに地方を通じて維持されなければならないのでございますが、地方財政
○井出委員 さようでありますれば、これはきわめて形式的な点が障害となつておるのでありまして、実際上の問題としましては、從來相当分量を扱つておりますし、なおかつ農林中央金庫の構成メンバーとして、從來もそういうふうな支拂代行というようなことはやつておつたのでありますが、むしろこの際積極的にそういつた形式的な方面を離れて、実質上の観点に立ちまして、森林組合をも、この列挙してある農業会とか、農業協同組合とかと
○井出委員 ただいまの御答弁で、大体私の考えておりましたと同じ方向に当局も御認識になつているようでございます。ただ問題はさつき長官の御説明の中にもありましたように、嚴密な意味で金融機関ということに、森林組合がなり得るかどうか、ここに問題があろうかと思うのであります。おそらく当局としては森林組合を維持育成をしていきたい。この強化をまつて日本の民有林の緑化を期していきたい。こういう考えであろうと思いますので
○井出委員 ただいまの林野局長官の御答弁で、政府当局が森林組合という團体を林業の基本團体であると御認識になつている点は、私どもも大いに敬意を表する次第であります。そこで從來薪炭の取扱いにつきましては、政府の統制機構の最末端におきまして、一つの指定機関として薪炭の取扱いをやつてまいつたのであります。それがもし本法原案のままでまいりますならば、その團体が著しく金融の面において利便を欠く、こういうような現象
○井出一太郎君 簡單てございますから、自席からお許しをお願いいたします。なお御答弁漏れもあるようてありますが、詳細は細目が発表せられましたときに〇加質問いたしたいと思います。
○井出一太郎君 私は、國民協同党を代表いたしまして、大藏大臣の財政演説に対し若干の質疑を試みたいと存ずるものであります。私に先だちまして川島、小坂両君の論及せられました点となるぺく重複を避けてお伺いいたしますので、何とぞ関係各大臣におかれましては、率直・明快なる御答弁を願いたく希望いたします。 昭和二十三年度一般会計総予算案が策定されますまでに、荏苒何箇月かがむなしくせられましたことは、まことに遺憾
○井出委員 この公團の性格でございますが、この春第九十二議會において、いくつかの公團ができました際に、公團というものは、大體營團と專賣、その間の過程にあるものだというふうに、政府の説明に聽いたように思うのであります。酒につきましては、しばしば專賣制ということが傳えられたことがありますし、大藏當局において、ほぼ前もつての調査をされたというふうなことも聞くのでありますが、私は酒類に關する限りは、それはあえて
○井出委員 ただいま農林委員會の方へ、食料品その他四公團の法案が出ておるようでありまして、これが審議において何か若干停頓をしておるというふうに聞くのでありますが、この酒類公團の方は、そういつた農林關係の公團と無關係で、こちらだけ構わず仕上げていつていいものであるかどうか。同じ公團という方式において、向うのものと關連性をもつかどうか。この點承つておきたいと思います。
○井出委員 本案は豫備審査で長い間たなざらしに相なつておつて、今會期餘すところ今明日というこの議會に審議をいたさねばならぬのでありまして、實は私こまかく質疑をしたいと思うのでありますが、事情も事情で、なるべく簡單にいたしたいとは思いますが、しばらくの間ひとつお許しを得たいと思います。 最初にお伺いしたいのは、提案の趣旨説明で伺いましたところ、本案の目的とするところは、大體二つあるかと思うのであります
○井出一太郎君 長野縣南佐久郡における水田面積は約三千三百餘町歩で、農家一戸當り僅かに二反歩餘に過ぎません、しかも開田可能の土地を關係村民は兩三年來協力してこれが實現に努力している状態であります。このために千曲川上流の南牧村地野邊山原に一大貯水池を建設せんとするものであり、延長約八キロの導水路をつくるに要する工費約二千萬圓で、二箇年繼續の開發計畫であります。これが完成の暁は豊富な灌漑水のため年間約一萬七千石
○井出一太郎君 簡單に申し上げます。本請願は小海線中込驛から同じ小海線の野邊山驛に通ずる六十五キロの林道でありまして、有名な八ヶ岳山麓、海拔千二百メートルくらいの標高線を走る林道の計畫でございます。これは地元の約七箇町村が非常な熱意をもつて願望いたしておるところでありまして、これによつておよそ數百萬石に上るであろうところの八ヶ岳山麓のもみ、つが、からまつ等の林産資源を開發し、併せてその附近町村一帶における
○井出委員 最後に私は國民協同黨を代表いたしまして、ただいま上程中の二案に對しまして贊成の意を表するものでございます。 この所得税その他の増徴案自體は、相當に厖大なる増税を意味するものでありまするし、また新税として取上げられました非戰災者特別税も、相當に論議の多い新税であろうかと思うのであります。しかしながら事態は非常に急速を要する場合でありまするし、また健全財政を堅持するという政府の御方針に對しまして
○井出委員 お伺いしたいのは、あなたのお職掌であられる税務代理士ですね。この機能を十分にもつと擴充するなりして、税捕捉の目的を達しまして、課税を公平にしたいということですね。これが現在はたしてその役割をどの程度に擔われているか、そういつた御見解をこの際伺いたいと思います。
○井出委員 その點でありますが、これは確かに立法と行政の混淆というふうなむずかしい問題が出てまいると思いますけれども、例の私的獨占禁止法の中における公正取引委員會の例ののように、たとえば持株會社整理委員がその任免にあたつては衆議院の同意を要する、ないしはその施行状況に對して毎年國會に報告をするとか、ちようど公正取引委員會と同じような内容を、近く改正されるであろうと今おつしやる特株會社整理委員會令の中
○井出委員 一點だけ笹山委員長にお尋ねいたします。先ほど赤松君の御質問に答えられて、國會と持株會社整理委員會との關連につきまして、十分に國會の監視を受け、鞭撻を受けてやつていきたい、こういう御答辯でありました。私聞いております範圍では、この持株會社整理委員會の中に、國會議員をもつて構成をする整理監査委員會なるものができる。そうしてすでにその官制は決定に相なつたようでありまするが、現在その方面へ政黨代表
○井出委員 もう一點お伺いいたしたい。金融というものが事の性質上非常に社會性、公共性をもつておることはもちろんであります。それと同時に先ほどお説の中にございましたように、日本には特殊銀行というものがたくさんある。あるいはまた復興金融金庫というようなものが、相當大きな力をもつて金融全體の上におおいかぶさつておることなどを考え併せますると金融機關はむしろ少數の方がやりよいのだという先ほどのお説をさらに進
○井出委員 ただいまの佐藤さんの御意見は、私も非常に傾聽いたしてたいへん參考に相なつたわけでございます。金融業が普通の企業と相當違う面があるということは、もとより私も承知いたしておるのであります。それゆえ本法を適用するという場合、よほど愼重なる考慮が必要であることはもとよりでございます。そこでほんの一、二點具體的な問題を伺つておきたいのですが、たとえば、帝國銀行はかつての三井銀行と第一銀行との合併によつてできたように
○井出一太郎君 本法第一條に明記いたしまするごとく、平和的かつ民主的な國家を再建するために終戰後幾多の施策がとられてまいつたことは、一々指摘するまでもないところであります。來るべき講和会議を前にして、われわれは今や日本の國内諸体制ををこの一点に集中して、もろもろの整備にこれ努めているわけであります。ただいま議題となつておりまする経済力集中排除法も、またその一環として考えられるのでありまして、財閥解体
○井出委員 先ほどの御説明の中で、この公務員法に附屬した幾多の法令を、大筋は法律でいい、しかし細目は人事院規則というものでいつて、政令でいくということはあまりなされぬというような御方針に伺つたのでありますが、われわれの希望とするところは、できるだけ法律でいつていただきたいということなんですが、これを人事院規則でみだりやたらに規定されたのではまことに困るのですが、その邊のお考えはいかがでしよう。
○井出委員 その場合におきまして、限行官吏制度を規定しておる幾多の法令があるわけでございます。たとえば先ほど配付されましたこの官吏關係の法令、これを見ましても約十ぐらいのものが出ておりますが、これらのものはおそらく改廢をされなければなりますまいけれども、大體官吏服務紀律であるとか、官吏分限令であるとか、こういつたものが全面的にこの法案の通過によつてなくなることになりましようか、それとも暫定的にこのうちのある
○井出委員 引續いてこまかい問題を若干お尋ねいたしたいと思います。本案は日本の今の段階からしますれば、非常に進歩的な立法である。こういうことは私も承認をいたすのでありますが、しかし何十年にわたるわが國の官吏制度は、これは病膏肓にはいつておるとでも言いましようか。なかなかその弊害牢固として抜きがたいものがあるかとも思うのであります。そこでこの職階制度というものは、特に日本の現在の官吏機構の上にただちに
○井出一太郎君 私は、國民協同党を代表いたしまして、最近各地に頻発いたしまする水害に鑑みまして、治山治水の問題について関係各大臣に緊急質問をいたしたいと存ずるものでございます。総理に対しても質問の通告をいたしておきましたが、お差支えがございますそうで、主として内務大臣、大藏大臣並びに農林大臣にお尋ねをいたしたいと存じます。 わが國の國土が、いわゆる東亞のモンスーン地帶に位しており、多分の雨量を伴つた