1954-12-22 第21回国会 衆議院 予算委員会 第2号
○久保田(豊)委員 それでは日本の状態はこういう状態でない。首相が独立の完成を願われる以上、日本の状態がこういう独立の完成でないということは明らかであります。その独立の完成をしていない状態というものは、首相はどんなふうにお考えになつており、だれが日本の独立を今日一番阻害しておるか、この点を明確に御答弁を得たいと思う。私ども並びに国民のすべての理解をするところでは、また世界のすべてのまじめな人たちの理解
○久保田(豊)委員 それでは日本の状態はこういう状態でない。首相が独立の完成を願われる以上、日本の状態がこういう独立の完成でないということは明らかであります。その独立の完成をしていない状態というものは、首相はどんなふうにお考えになつており、だれが日本の独立を今日一番阻害しておるか、この点を明確に御答弁を得たいと思う。私ども並びに国民のすべての理解をするところでは、また世界のすべてのまじめな人たちの理解
○久保田(豊)委員 そこで私はお伺いいたしたい。この基本方針は今おそらく国民全部がこれを望んでおるところだと思う。問題は、これが鳩山内閣によつて実行されるかどうかということにかかると思います。もちろん短命の内閣、選挙管理内閣という意味では困難だと思いますが、私はそういう意味を除いて、まじめな意味で、ひとつ基本点についてお伺いいたしたい。その一つは、首相は独立の完成ということについてどのような目標をお
○久保田(豊)委員 私は総理にごく基本の点について、時間がありませんので要点をお伺いいたしたいと思いますので、率直にひとつお答えをいただきたいと思うのであります。 昨日来当委員会におきますいろいろの御論議によりまして、首相がお考えになつております内政土の大きな柱ともいうべき明朗にして、清潔な政治という一つのスローガン、並びに民生についての盛るだくさんないろいろの施策というものも大分色があせたようであります
○久保田(豊)委員 今までできたものは、約束ができたのだからこれはしかたがないから受取るのだ、これはいいでしよう。しかたがありません。しかし御承知の通り、余剰農産物の処理は、アメリカは今年一年だけの問題じやありません。すでに十億ドルの予算を置いて、しかもそのあとには二十五億ドルの凍結の農産物が控えておるという実情であります。こういう中で、前内閣はこれを三年も四年も引続いてやりたいということであつたわけであります
○久保田(豊)委員 今の農産物の点は、私ども米の質が悪いということは問題じやないので、もちろん質のいいものであることは大事でありますが、今アメリカの方では、すでに米の過剰がアメリカ国内だけで年間九十万トン以上になつておる。こういう状況の中で、麦も押しつけられ、米も押しつけられ、見返りに出すものは一つもとらない、こういう関係をいつまでも続けておけば、いや応なしに、日本は、特需とかなんとかいつて、ほかの
○久保田(豊)委員 私は、同じ選挙区の大先輩の石橋氏をつかまえて通産問題についてお聞きするのは、実は先生に教わるような気がいたしますので、いろいろ具体的なこともお聞きいたしたいのでありますが、今まで御答弁をいただいた範囲では、まだ就任早々で、こうもやりたいああもやりたいというお考えはありそうですが、まだこれといつてまとまつたものはほとんどないようであります。しかし、そういうお気持のうちにも、特に前内閣
○久保田(豊)委員 大臣は就任早々で、事情をまだ十分御承知ないので無理もないと思いますが、実は向うからの貿易使節団を呼ぶということは、目先の、すぐの問題であります。こちらからの貿易代表は近日中に向うに出かけるのであり、向うへ行つて向うといろいろ話をするのに、向うを呼ぶというおみやげを持つて行かなければいけないのであります。そこで、今大事な問題としては、向うの貿易代表団を政府が積極的に呼ぶ意思があるかどうかということで
○久保田(豊)委員 一点だけ大臣にお伺いしておきたいと思います。御承知の通り、こちらからも向うに通商のいわゆる民間代表が行くという段階になつておりますし、今同僚松原委員からも話がありました通り、向うも、民間代表ではないでしようが、今度の通商についてこちらに使節団を送つて来たいと言つておるわけです。大臣は、今、恒常的な貿易代表機関を両国に設置するというふうにおとりかと思うのですが、そうではないのでありまして
○久保田(豊)委員 それはなるほどおつしやる通り、国の財産をただやれと言つたつて困難なことはわかります。しかし災害のときは、そういう特別な措置も講ぜられておるわけです。特にこの場合は災害をこうむつた町村から見ても、また国のあなた方の立場から見ても、これは非常事態です。普通の事態の場合の措置じやない。おそらくこれがうまく三箇年間にこれだけの五千五百万石のものが出るかというと、相当困難だと思う。おそらく
○久保田(豊)委員 私は農林当局にお伺いするのですが、ここの対象になる公共施設の復旧用の、しかもそれは風倒木の処分と結びついたものですが、これは総計にして大体において百万石程度です。そうすると私はこれはなぜ立木のままでただでくれてやらぬかと思う。今国として一番考えなければならぬことは、五千五百万石というふうな尨大なものの処理に困るということになると思う。それは業者を入れるにしましても、これを直営でやるにしましても
○久保田(豊)委員 関連質問。当局にお伺いいたします。立木処分の場合の原価はどのくらいにふんでいるのですか。ところによつて違いましようけれども、これを直営でやつた場合、払下げ価格はどのくらいにお考えになつておるか、この点をまず第一にお伺いしたい。
○久保田(豊)委員 大体輸入商社が農林省から出ております指定単価を二割くらいピンはねをしておるという事実は御確認だということでございますが、この事実の認定の上に立つて二、三重要な点についてお伺いいたしたい。その第一点は、食糧庁は輸入商社との間に御承知のように契約を二つ結んでおる。一つは買付契約、それと一つは輸入食糧の委託運送契約と両方をお結びになつておる。買付契約が一般にできれば、ほとんど自動的に輸入食糧
○久保田(豊)委員 はなはだぼんやりしておるが、従来あつたが、これから云々ということですが、はつきり確認しておいていただきたいのは、ことしの十月二十八日に全港湾の名古屋支部の執行委員長から、農林省の食糧庁の愛知食糧事務所の所長に対しまして公開質問状が出ておる。すでにこれは御承知のことと思う。それに対する回答が十一月の二日に出ておる。これによりますと、はつきりその回答書の当初においてもこう書いてある。
○久保田(豊)委員 あまり時間がないので詳しくは聞けないと思いますが、要点だけをお聞きいたしたいと思います。 第一に、これは申すまでもないことで、すでに農林省当局においてもよく御承知のことと思いますが、今全港湾が中心になつて、食糧の港内作業料全般の問題についてストライキをやろう、荷役拒否をやろう、こういう態勢になつておることは御承知の通りであります。その原因は、いわゆる港湾運送事業法による公示価格
○久保田(豊)委員 食糧庁長官に一つ問題を提出しておきます。けさの新聞で御承知の通り、全港湾労働組合は輸入米麦の荷揚げに対する輸入指定業者のピンはねについて非常な問題を出しております。これは私どもも昨日代表者諸君と会つていろいろお話を聞いたのでありますが、この情勢でありますと非常に大きな問題になります。今長官の御説明の中で、下期——これから先の需給計画なりあるいは輸入計画等について検討をしておる、こういうお
○久保田(豊)委員 そういうことになると、あらゆる要素を入れ、特にそのうちでも建設省関係も含め、農林省関係も含めた農林関係の災害あるいは凶作の対策費というものは、私は一番大事なものだと思う。これはあらゆる意味において大事だと思います。そういうことを含めた場合において、とうてい予備費や節約額の解除くらいのことでは納まらないと思う。そういう場合、大体において大蔵省としては、補正予算を組むという前提で、今度
○久保田(豊)委員 農林関係の一切を最優先にしろとは申し上げていない。しかしながら全体の比重の上からウエイトを——もちろん農林、建設いろいろありましようが、これは全般として農林に関係する面が多いわけであります。施設災害にしましても、治山治水にしましてもそうであります。その中にいろいろの順序がありましようが、全体として、つまり農林関係というものをどういうふうに扱われるか。これを一切何でもかんでもやれと
○久保田(豊)委員 二点だけ大蔵当局にお伺いをいたします。それは農業災害に対する予算を、農林省としてはどういうウエイトをつけて扱うかということであります。というのは、政府の今お話のありました得意のデフレ政策によりまして、どうしても緊急やむを得ないしりぬぐいの経費が各方面に出ているわけであります。当面第一に必要な問題は失業対策であります。これはどうしたつて政府が金を出さなければ置けない問題であります。
○久保田(豊)委員 今お話になつたことは私ども大体承知しているわけです。ところが農産物価格安定法の基本趣旨というものは、私どもの理解をしている範囲では、農産物が、少くとも規定された農産物が、大勢としてだんだん下つて来る、これでは農家の経済が立たぬというところに、農林委員会等が農産物価格安定法で、何とかして一定の線で食いとめたいというのがこの法律の根本の趣旨だと思う、そういうことになれば、今のような計算方法
○久保田(豊)委員 私ども多少かんしよに関係ある地帯におるわけですが、確かに今お話のように、ことしは全体として作付も非常に少いし、収量も昨年ほどは上つておらないようであります。従つて市況は相当詰まつておるということが事実であります。従つて相当強気です。特に価格面から言いますと、昨年の今ごろは、現地で農民が得る場合においても、大体において三百円前後、あるいはそれを下まわつておる。ところが今は、原料いもでも
○久保田(豊)委員 先ほどの農産物価格安定法の運用について、二、三点お尋ねをいたしたいと思います。第一はばれいしよにしろ、かんしようにしろ、他の農産物しろ、これに対して安定価格を決定する場合は、この法律が経済法規である以上は、その場合におきまする全国的な比較から、当然の成行きとしてこれは地域的に非常に差があることと思うのですが、市況といいますか、需給関係というか、そういうものを相当に調べてかからなければ
○久保田(豊)委員 それでは今のお答えにつきまして簡単に私どもの見解を申し上げておきます。今の大臣の御答弁は非常に大事であります。将来は多少の改善は加えるけれども、米価はパリテイの方向に持つて行く、あとのくつつけたものはいわゆる集荷上の困難を調整するための臨時措置だという見解を私どもは聞いた。こういうことであればこれは根本的に私どもは反対であります。この点については首を振つておられますから何かほかに
○久保田(豊)委員 それに関連してもう二点お伺いいたしますが、今のお話だと消費者の方にぶつかけるということでありますが、そうしますと、大体パリテイ米価があります。それにいわゆる特別加算が加わり、それから完遂奨励金が基本米価に繰入れられておる。あとは超過供出の奨励金並びに早場米の奨励金、これは農林省なり大蔵省はどういうふうにお考えになつておるんですか。これは要するに集荷をするために今一時出しておるものであつて
○久保田(豊)委員 ことしの米価の決定については農林、大蔵ともに非常にお骨折りのようですが、ただいま同僚足鹿委員からお話がありました通り、おそらく全国の農民もこれには満足いたしておりません、大きな不満を持つております。おそらくその結果は、はつきりここで申し上げておきますが、ことしのいわゆる農林省の集荷計画というものは、根本からくつがえるということをはつきり御認識の上でもつてかかつていただきたいと思う
○久保田(豊)委員 それではあとはごく大きな問題について二点ばかりお伺いしたい。それは第一に食糧の問題あるいは農業全体に関する問題ですが、自由党でも、今度の新政策というふうなことを盛んに言われている。その中を見ると、食糧と化学繊維は大増産をするということが言われている。また日本の貿易全体あるいは外貨の需要からいつても、食糧自給、特に米麦の自給ということ、増産ということは、これはどんな政党でも、あるいはだれでも
○久保田(豊)委員 まず第一に私は三点ばかりお伺いしたいと思う。第一点は、追加払いの問題がいつも問題になります。払う払うはだれもおつしやる。大臣もおつしやるが、幾ら払うのか、もし払えなかつた場合にはどうするかということの御言明が一つもない。食糧庁長官も、払うつもりで今研究中だ。その財源は一般財源に求めるか、あるいは食管会計の余裕分に求めるか、いずれか研究している。そのうち払うつもりだ、払う意思は決定
○久保田(豊)委員 それに連関してひとつ長官にお伺いしますが、今黄変米を入れる方の点についてのいろいろ問題が出ておるわけであります。しかしこれはもう二十七年あるいは二十六年から黄変米というものは入つておる。その黄変米が相当国民にも大きな不安を与え——大きなどころではない、非常な不安を与える。と同時に国家にも大きな損失を与えておることは明らかだ。今までのところでは、黄変米がかりにたとえば六万五千円で入
○久保田(豊)委員 そこでもう一つお伺いいたしますが、この条約が実際に発動される場合のいろいろな問題について申し上げるのでありますが、御承知の通りアメリカは北鮮の問題についても、これはアメリカの安全感が侵された、侵略である、こういう観点から御承知の通り出兵をしております。これはアメリカに対する一つの侵略だ、こう考えた出兵であると私は解している。また現にヴエトナム等に対しましても、これはアメリカは直接
○久保田(豊)委員 そこで、日本政府はそうでありましようが、さつきから同僚議員からいろいろ出ました通り、自衛権には一定の国際的な解釈の基準があるはずであります。そういう点で、こういう協定や、それ以前のいろいろな安保条約にしても何にしても結んでいるわけでありますが、そういうような日本に対する直接の侵略の危険が急迫しておるかどうかということの解釈の決定権、そういう判定権はどちらにあるのか、日本にあるのか
○久保田(豊)委員 大分おそくなつて大臣もお疲れのようでありますから、簡単にひとつお聞きしたいと思います。今まで大臣の非常な名答弁をお聞き」いたしまして、まことに感心いたしたのでありますが、われわれどうも頭の悪い者にはよくわからないのであります。おそらく国民にもなかなかわかるまいと思います。そこで特に一番心配になるのは、大勢の方が質問をされたように、今度MSAを受けてつくります日本の自衛隊が、いわゆる
○久保田(豊)委員 私は政府提出及び保守三党共同修正による昭和二十九年度の一般会計並びに政府関係機関並びに特別会計予算に強く反対の意思を表明いたすものであります。と同時に、社会党両派の共同組替案に対しましては、その積極的意義を十分にくみとるものでありますが、一、二の点におきましてどうしても賛成の意な表することのできないことを申し上げねばならぬのであります。 私どもが今次政府の予算に反対いたします根本
○久保田(豊)委員 次年度の見通しその他についての一応の検討をされた上で、こういう基本的な点についての改正を求められて来たのか、来年は来年でまた出たとこ勝負で、またぐあいが悪くなつたから改良助長法の二分の一を切つて、また地方に渡そうというのか、ここらのはつきりした見通しを事務当局から、事務的な立場からお答えをいただきたい。 もう一点は、あなた方は全体として、この農林予算において国内の食糧が増産できて
○久保田(豊)委員 これは事務当局にお聞きすることは少し無理かと思いますが、特に事務当局のお見通しなり、お考えなりを、政治的な立場を離れて二、三お伺いしておきたいと思うのであります。 ここで問題になるのは、御承知の通り改良助長法の問題ですが、さつき改良助長法の改正の出て来た根拠についてお話があつた。それは、要するに緊縮予算で、どうしても一兆に詰めなければならぬので、大体四割を占めておる補助金なり交付金
○久保田(豊)委員 この問題については、いずれ機会を改めて伺いたいのですが、直接今度の災害で感じました点は、林道にいたしましても、農道、特に開拓道路の問題です。いたんだやつの補修に対する補助が何らないのです。ですから、どうせ林道だの開拓道路は、距離が長くて、今のところは、いい道をつくろうとしたつて、予算がなかなか出ない。また実際それはなかなか負担ができない。それをほつたらかしにしてあるわけです。それですから
○久保田(豊)委員 どうもただいまのお話はおかしいので、ただ無理な輸送をしたから輸送費の補助だけは予算に載せる。しかし基本的な問題については、この前の凍霜害でも、麦とか、あるいは桑とか、そのほか果樹その他に相当重要な農作物があつたことは事実、しかし今度受けた特に水稲を中心とするものは、国家的に見ても、また農家の見地から見てもはるかに重大だと思う。それに対して何らか凍霜害でやつた措置を農林省として考えたのか
○久保田(豊)委員 局長にお尋ねしますが、あなたは今度の水害による農家のこうむつた災害と、凍霜害によつて農家のこうむつた災害と、復旧上いずれが重いとお考えになるか。この前の凍霜害の場合においては国が三分の一、地方庁が三分の一、結局合計三分の二ということになつたんです。それをあれだけの——あれだけのというと語弊があるが、あの災害に対して少くとも国、地方庁が三分の二やつたのに対して、今回のような、少くとも
○久保田(豊)委員 簡単にお伺いいたしますが、まず農林省の方に先にお伺いします。 さつき秋肥の問題が出たわけですが、特に本年度は至るところに災害があつた。特に凍霜害以降の風水害の災害が非常に多い。ほとんど大部分の水害を食つた所は、肥料は一応は流してしまつたといつていいと思うのであります。それでまた入れ直さなければならぬというような状況になつておる。この前の凍霜害のときには、御承知の通り三分の二でしたかを
○久保田(豊)委員 今の希望を持たれることは非常にけつこうだと思う。またそうしなければ操作もできないと思う。しかし現実の世界の経済情勢なりあるいはアジアの経済情勢というものは、そんななまやさしいものではないと思う。しかしこれは意見の相違になりますからこれ以上追究しませんけれども、一つ連関してお聞きしますが、合理化資金を各会社に出す場合、あるいはあつせんをする場合、それによる原価引下げを義務づけるのですかどうするのですか
○久保田(豊)委員 なるほど今のお話の合理化による生産費の引下げ、これは直接計画されるのですから、そのくらいのことができなければ困る。しかし石炭並びに電力はこの前もお話があつて、大体において七五%くらいの電力が供給されて、しかも二五%上るそうだというのですが、電力単価が四倍にも五倍にもなるときに、はたして二割五分程度の引下げでもつていけるかどうか。そうすればほかの中小企業は、これに対する非常に大きな
○久保田(豊)委員 時間があまりないようですから、特に通産省側に二、三の問題についてお尋ね申し上げたいと思います。今度の法案は今の肥料業界の実情から見ると、どうしても 〔委員長退席、金子委員長代理着席〕 百姓の立場、国民経済の立場を中心としたものでなく、まつたく肥料資本を守る法案のように考える。しかもそれがために現在並びに将来に国に大きな負担をかけて、しかもその効果がどれだけあるかということが
○久保田(豊)委員 委員長にひとつお聞きしますが、開業獣医師の有給嘱託制というものでうまく行きますか。私は、これではうまく行かないように思いますが……。
○久保田(豊)委員 その点は特に注意をしてもらいたい。法律の中の運営機構について、それは総代会なり何なりはいいとしても、総会では問題がはつきりしない。実際に役員と機構をどうするかはつきりしないと、ほとんどこれは無意味になると思う。多くの農村において、村会というものは必ずしも農民の利害ばかりを反映するものではない。特に平地や山村等においては、所によつては半分近くは非農民が入つておる場合が非常に多い。そういう
○久保田(豊)委員 非常に金がかかるということですが、実際は金がかからないのです。いいかげんにごまかしてやるからそういうことになる。私どもも実際にやつて来たが、決してそういうふうに金はかからない。同意ということになると、何が何だかわからないうちに結局判をとつちやつて、これでみんなが同意したからというかつこうになりがちなんですが、同意ということの内容を省令その他できめる場合に、その手続なりなんなりを、
○久保田(豊)委員 私は簡単に具体的な点について二、三お尋ねいたしたいと思います。 その一つは四十八条です。前には、利害関係のある農民の三分の二以上が出席をして、しかも三分の二以上の議決を経なければならないとあつたのを、単に三分の二以上の同意を得ればいいということにかわつたわけなのですが、これはことに事業をやる方の人から言いますと、非常に簡単でいいと思うのです。それはどういうことかというと、同意のとり
○久保田豊君(続) こういうふうなやり方で、政府の本年度の予算並びに三派兵同案は、まつたく先のことを考えない、その日暮しの、無責任きわまる予算だということであります。すでに一部において指摘して言われました通りに、本年度の補正予算はすでに必至であります。(発言する者あり)九州の災史官二千億を越えるといわれるところの災害に対しまして、まさか政府は百億円の災害予備費でごまかすつもりはないでしよう。(「議長
○久保田豊君(続) それでは、労農党という点を取消しまして、小会派代表として趣旨を申上げます。(拍手) 政府の原案は、御承知の通り、前国会におきまする不成立予算を大体に踏襲したものであり、しかも大蔵大臣はその財政演説の中で、この背景をなしまする日本の政治経済上には大した変化がないということを前提としてうたつております。この不成立予算、並びにこれを大体踏襲いたしました政府原案、並びにこれを大体においてさらに
○久保田豊君 私は、労働者農民党を代表いたしまして(「小会派代表じやないか」と呼び、その他発言する者、灘席する者多く、議場騒然)二十八年度の予算に対しまして政府の原案並びに三党共同修正案に反対の意見を表明し、さらに社会党両派の提出されました組みかえ案に対しまして、遺憾ながら賛成の意を表示し得ないことを表明するものであります。(発言する者多し) まず、政府の原案から申し上げまするが、私どもが政府の原案
○久保田(豊)委員 平川局長にお伺いいたしますが、過般来この法案に関連いたしてと思いますが、大臣もしばしば小規模の土地の改良を実行するということを言明されておる。なお今度の改進党等の予算の組みかえを見ますると、土地改良費の増額十億のうち四億がそれに充てられておるようであります。そこで予算がそういうふうにできて来る以上、農林当局としてもこれに対する自信と用意ができておると考える。そこで私お伺いいたしたいのは