1952-06-26 第13回国会 参議院 運輸委員会 第33号
○政府委員(中村俊夫君) 只今数字が手許にないと申しまして恐縮でございましたのですがございますのでちよつと説明さして頂きます。 五万七千輌を、人口一人当りでは余り細かいので、百人当りにいたしまして見ますると〇・〇四四台でございます。アメリカは二四・四台でございまして、どれだけ違いますか、大変な違いであります。イギリスは四・六七台でございます。日本の百倍でございます。フイリピンでさえ〇・一六、日本の
○政府委員(中村俊夫君) 只今数字が手許にないと申しまして恐縮でございましたのですがございますのでちよつと説明さして頂きます。 五万七千輌を、人口一人当りでは余り細かいので、百人当りにいたしまして見ますると〇・〇四四台でございます。アメリカは二四・四台でございまして、どれだけ違いますか、大変な違いであります。イギリスは四・六七台でございます。日本の百倍でございます。フイリピンでさえ〇・一六、日本の
○政府委員(中村俊夫君) まあ乗用車の本質から申しまして何輌でなければいけないというようなことは、例えばバスの輌数が幾らであるかということは割に勘定がしやすいのでございますが、それでもなおバスというものが何輌あればいいといつて計算しておきましたものが、車輌を増備し或いは線路を開発して行きますと、いわゆる港在需要が非常に多くてどんどん殖えて来るというのが実情なんでございます。まして乗用車のようなものにつきましては
○政府委員(中村俊夫君) 現在我が国にございます乗用自動車の数は約五万七千輌でございます。御承知のように外国からの輸入は、今次の戦争が始りましたときから長い問とまつておりましたし、又国産の乗用車も殆んど、或いは全くというほうが正しいかと思われるくらい長い問造られておりませんでした。現在の状態は、乗用車の数は五万七千でございまするが、非常に悪い状態になつておりまして、一九三九年型から前の古い車輌これが
○中村(俊)政府委員 ただいまのコンバーデツド円についてちよつと補足して申し上げますが、これはもちろん運輸省の所管でありませんからどうかと思いますが、私は大蔵省の鈴木財務官から直接お伺いしたところによりますと、現在アメリカの軍人、軍属が当然彼らのドルなり、あるいは軍票で円を買うわけでございますが、そのときにいわゆるコンバートしたという証明は出さないことに相なつておる。たとえば連中がアメリカで入つております
○中村(俊)政府委員 ただいまの免許制度廃止反対に関する請願の御答弁を申し上げます。自動車運送事業は、国民の日常生活及び国民経済について不可欠な輸送の方法を提供するものでございまして、非常に高度の公共事業でございます。こういつた見地から、ただいまの道路運送法が制定されておりますし、その根本と相なりまするものが免許制度でございます。従いまして当局といたしましては、ただいまのところこれを廃止するというようなことはまつたく
○中村(俊)政府委員 第一段の行政の事務を簡易化するということは、本請願にございますことに限りませず、少くとも自動車局の所管いたしておりまする仕事、全部をなるべく簡易化し、簡素にして、国民経済の便宜をはかりたいという基本方針は、はつきりいたしておると存じます。なお行政訴訟が起るようなたいへんな問題になつておるということも聞き及ばないわけでもございませんですが、はたしていかが相なりますか、ここの請願にも
○中村(俊)政府委員 ただいまの御質問にお答え申し上げたいと思いますが、初めに申し上げなければなりませんのは、自動車局長が出張をしておりまして明日帰つて参りますが、私の分担いたしております業務とちよつとはずれおりますので、お許しを願いましたならば、詳しくは自動車局長が明日帰りましてから御答弁させていただきたいと思います。小型貨物自動車が非常な発展をして運送界に寄與していることは、いまさら申し上げるまでもございませんし
○中村(俊)政府委員 クーポンは先ほど満尾先生からお示しがございましたように、運輸省と通産省とよく相談してやつたことなんでありまして、通産省を——言葉は悪いかもしれませんが、しきりにおしかりになつておるのでございますが、運輸省といたしましても非常に責任は痛感いたしておる次第でございます。けれども、最初二千枚のクーポンを出しますときにも、過去の経験から見ましても、当然その中の五十枚や百枚のものがからになるであろう
○中村(俊)政府委員 運輸省で駐留軍の司令部と折衝をいろいろいたしておりますので、ただいまの通産省の政府委員の言われることを少し補足させていただきたいと思います。駐留軍が自動車を売りどめしているということはございません。しかし四月二十日付の駐留軍の司令部から出しているノーテイスといいますか、レターといいますか、通達によつて、品物を売つて円貨を得ることはいけない。従つてドルで取引をすることは自由でありますし
○中村(俊)政府委員 運輸省の見解を申し上げさしていただきたいと思います。二千両クーポンを出しましたけれども、その両数が買えなくなりそうだということは私どもも心配いたしております。なぜそうなつたかと申しますと、二千両の割当の中の数百両、――八百両、九百両は現在軍人軍属が持つておる車を引当てに考えておつたわけであります。これは讓受規則が一月に、かわりました際に、どういうふうになつたかと申しますと、軍人軍属以外
○中村(俊)政府委員 それは免許事業でありますから、もちろん免許する際に「独立して運営され、且つ、適当な事業規模を有する」という点を審査して免許されたのでありますから、その事業者としてはそれに該当するわけでありますが、その事業の一部を分割して抵当権財団を設定しようとするような場合には、その部分がはたして「独立して運営され、且つ、適当な事業規模を有する」程度のものであるかどうかは審査し、認定する必要がある
○政府委員(中村俊夫君) いわゆる三万台というものの車、九千両のうちで輸入の関税と物品税を払つていない車はたしかにございます。それの適用は税金の問題でございまして、道路運送法等と直接関係がございませんので、明確に私から御返事できかねるのでございますけれども……。ちよつと速記をとめて頂きたい。
○政府委員(中村俊夫君) 特別な取扱いと申しますと、多分この売買の制限のことだろうとお察しいたしますが、さようでございますか。
○政府委員(中村俊夫君) いわゆる三万台の車は、すでに道路運送法、道路運送車両法の適用を完全に受けております。今回提出いたしました法案とは関係がございません。
○中村(俊)政府委員 アメリカの車は、軍にあります車でも、あるいは今まで個人が持つておりました車でも、半年に一回ずつの検査をいたしております。これは御承知の日本の道路運送車両法では、先ごろ御改正、御可決願いまする前まで、全部一年ということでございましたが、半年ごとに検査をしておりますし、また検査の状態も私多少知つておりますが、かなり厳重に行われております。ただやはり事故は、酒を飲んだ兵隊さんなどが運転
○中村(俊)政府委員 いろいろの事故のあることは知つておりますが、直接傷害を伴いますような事故は警察関係で調査いたしておりまて、われわれの方も非常に大きな事故については統計もとつておりますが、特に軍人がやりました事故については、われわれは報告を受けておりませんので、はつきりとはわからないのでございます。
○中村(俊)政府委員 ただいまのおしかりのようなことは、かつて絶対になかつたとは申し上げられませんが、検査官の研修は十分いたしますし、また現にいたしております。またかりにそういう非違がありましたならば、今すぐにでも首にいたします。そういう教育訓練は十分いたしますし、また基準も全然ないわけではございません。しかしこれはだれが持つて行つても、たとえば私が見たならば九箇月であるし、ほかの人が見ても九箇月であるというようなはつきりしたものさしというものは
○中村(俊)政府委員 ただいまの有効期間を短縮する場合に、技術的な基準がはつきりきまつておるのかという点についてお答えいたしますが、ものさしの寸法のように、このものさしではかればこれは九箇月だし、これは六箇月だという意味のはつきりした基準は当然ございません。またそういうものは定められないと思います。これは一に検査官自身の技術的訓練にまつよりほかしかたがない。また私ども指導しております立場としましては
○中村(俊)政府委員 地方の特殊な実情についてるる御説示がございまして、まことにさようなところもあるのかという感じがするのでございますけれども、お言葉を返すようでございますが、さようなところの用途に使われる車は、おそらく年式が古くて、検査する必要がある車であろうと思います。もちろん走行キロで私そのことを強調しましたので、走行キロが短かいというお話はまことにごもつともでございますが、そのような車は年式
○政府委員(中村俊夫君) 只今專門員からお話の通りでございます。旅客に運送事業と書いたのは、やはりバス、ハイヤータクシーというようなものでございますし、トラツクというものは運送の用に供する、これは自家用、営業用とあと全部でございます。
○政府委員(中村俊夫君) 御承知のように昨年七月に制定になりました現行の道路運送車両法では登録番号ということに相成りまして、それまでの自動車に付いておりましたいわゆる車両番号とは全然違つて来ました。ところがそのとき登録をしない自動車、例えば軽車両などがそうでございますが、そういつたものは車両番号というものを付けておりますが、それは今まで道路運送車両法ができるまでやはり車両番号と言つておりましたのと同
○政府委員(中村俊夫君) 四十一條にきめてございますことは、自動車を動かすについて保安上の技術基準、保安基準と申しておりますが、それに適合しなければならないということをきめてございまして、最近の自動車の事故の調査を見ますと、電気関係が非常に多いのでござまして、実はこれがうつかりしていたのかどうか、或いは理由があつたのかも知れませんが、抜けておつたのであります。で、これは是非入れたいというので、只今御指摘
○中村(俊)委員 なお第二條の第二項に「遺族たる身分を失つた場合」という言葉が使つてありますが、これは民法の相続の関係から申しますと、子供が女である場合に、それがとついであつても相続権がありますが、この「遺族たる身分を失つた場合」という場合には、やはりその場合を含まないと解釈すべきものだと思いますが、それでよろしゆうございますか。
○中村(俊)委員 それでは私は以下二、三、各條文についてお尋ねを申し上げたいと思います。第二條の第一項に配偶者という言葉がありますが、これは民法上の配偶者そのままの意義と解していいものか。ということは戰時中一時賜金とか、その他の賜金というものについて、内縁の妻も考慮されておつたのでありますが、この場合には民法上の配偶者、籍の入つている妻と解しているのかどうか。
○中村(俊)委員 ただいま上程されました刑事補償法を改正する法律案に関しまして、二、三お尋ね申し上げたいと思います。 今回の刑事補償法の改正法律案は、現行刑事補償法に対する改正ということになつておりますけれども、新憲法にのつとるむしろ新しい立法だと見る方が正しいのだと考えておるのであります。おのずからほとんど全面的な改正になつておりますが、まずお尋ね申し上げたいのは、本改正法律案は憲法の四十條「何人
○中村(俊)委員 ちよつとお伺いいたしますが、現在の二千九百二十一円ベースによると、たとえば最高裁判所長官は四万円になるのですが、税を引いた手取りの金額をいつていただきたいと思います。
○中村(俊)委員 先ほど請願の中に矯正施設の存置の請願がありました。今古島議員からもそれに関連して少年法に対する御意見がありましたが、私は非常に少年保護の問題に関心を持ちまして、先般司法委員会から近畿の少年保護施設の視察を命ぜられまして、大阪、京都、滋賀、奈良の私設の少年保護團体、國立の少年院、さらに奈良の刑務所を視察しまして、その詳細なる報告は議長のお手元に出しておいたのでありますが、聞くとこによれば
○中村(俊)委員 ただいまの簡易裁判所の設置のことについて、私は先般政府の方にお願いしておきましたが、例の來年度の予定表と申しますか、それはいつごろまでにわれわれのところに書類をいただくことができますか、お司いたしたいと思います。
○中村(俊)委員 福島刑務所は、そもそも福島班政時代にいわゆる牢屋としてあつたものが、その後幾多の変遷を経て、行治十五年市の最北端である信夫山麓に移轉され、大正十一年刑務所と呼ばれ、さらに昭和六年宮城刑務所福島支所と改称され、現在に至つておるのであります。爾來六十有余年をけみしておるのですが、福島市は、遠くは明治二十一年町制施行し、さらに同四十年に至り市制実施となりました。近くは昭和二二十年近郊部一町五箇村
○中村(俊)委員 もう一点伺いますが、現行の裁判所法の第十九條、これは「高等裁判所は、裁判事務の取扱上さし迫つた必要があるときは、その管轄区域内の地方裁判所の判事にその高等裁判所の判事の職務を行わせることができる。」つまり同一管轄内におきましては、地方裁判所の判事が高等裁判所の職務を差迫つた必要があるときにはやり得る。つまり下から上に判事を持つて來て職務を行わしめるという規定であつて、同法第二十八條
○中村(俊)委員 この裁判所法の一部を改正する法律案の中に今般家庭裁判所というものが置かれたのでありますが、家庭裁判所と簡易裁判所と、その地位と申しますか、格と申しますか、それの区別があるならばどの点に区別があるか。あるいは家庭裁判所の判事と簡易裁判所の判事とはどういう違いがあるか。たとえば年限の古い人を家庭裁判所を持つて行くのか、簡易裁判所と同等に扱うのか。それを簡單に伺いたい。
○中村(俊)委員 ただいま森委員から第二條二の三年というのを二年にすることについていろいろ質問がありましたが、政府の方でこの三年を非常に堅持されておるようでありますが、先般われわれが條件つきの意見を付して通過せしめました副檢事の任命に関する特例の法律案の一年延期の問題について、彼此対照いたしますと、こういう特例というものは一時も早く廃止してもらわなければ困るのだ、いわゆる檢察官の素質の問題——今日の
○中村(俊)委員 幸い本日は法務総裁がこの委員会に出席しておられますので、一言だけお飼いいたしたいと思うのであります。昨日私は裁判所法の一部を改正する等の法律案について、総括的に二、三の質問を最高裁判所の説明員にいたしたのでありますが、そのうちで特に私がお尋ねいたしましたのは、この改正法律案の中に最高裁判所の裁判官に新しく秘書官を設けるということと、それから高等裁判所の長官に秘書官を置くという改正案
○中村(俊)委員 それでは裁判所法の一部を改正する法律案につきまして、二、三総括的な御質問を申し上げたいと思います。一番最初にお尋ねいたしたいのは裁判官会議の問題であります。御承知のごとく裁判所法が制定されて今日まで、司法行政事務というものはすべて裁判官会議によつて処理されていることは申すまでもありませんが、これも一つの民主主義的な制度として、原則的には私らは賛成をしているのでありますけれども、この
○中村(俊)委員 私はこの際意見を申し上げたいのですが、当委員会が開会されて今日まで重要な法案が相当出ているにもかかわらず、法務総裁は一回も顔出ししない。一番最初に田中政務次官が來て簡單な挨拶をされただけで、それ以來今日まで、最高責任者である法務総裁はこの委員会に顔を出していない。御承知の通り本会議においても、政府側が委員会に出ることが非常に不熱心だということが論議されている今日でありますし、当委員会
○中村(俊)委員 私は裁判所法の一部を改正する法律案について、二、三総括的にお尋ねいたしたいと思うのでありますが、その前にちよつとお尋ねいたしたいのです。本日御出席になつておる最高裁判所の御答弁を願う方は、どの地位の方がお越しになつておられるのす。私の伺いたいのは、少し総括的に最高裁判所の監督その他の問題についてお尋ねいたしたいので、各條についての質疑は私は後ほどいたしますが、その点について責任ある
○中村(俊)委員 大体ただいま予備審査に付されていますこの法律案は、昭和二十二年十二月十九日に通過いたしました、副檢事は、この法律施行の日から一年以内に限り、檢察廳法第十八條第二項の規定にかかわらず、副檢事の職務に必要な学識経驗のある者で副檢事選考委員会の選考を経たものの中からもこれを任命することができる。この規定のうち一年以内というのをさらに延期いたしまして、二年にしようというのが、この改正法律案
○中村(俊)委員 私は民主党を代表いたしまして、ただいま一括上程になりました二つの法律案に対しまして、この改正案通り賛成いたします。
○中村(俊)委員 ただいまの委員長の御意見通り、理事の数を追加して四名とすることに賛成いたします。なお追加すべき理事は、委員長において御指名されんことを望みます。
○中村(俊)委員 ただいま提案になりました罷災都市借地借家臨時処理法第二十五條の二の災害及び同條の規定を適用する地区を定める法律案について、一言政府にお尋ねいたしますが、罷災都市借地借家臨時処理法の第二十五條の二には「第二條乃至第八條、第十條乃至前條及び第三十五條の規定は、別に法律で定める火災、震災、風水害その他の災害のため滅失した建物がある場合にこれを準用する。この場合において、第二條第一項中「この
○中村(俊)委員 今のお答えによると、ただいま上程になつております下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案と並行して裁判所法の一部を改正する法律案が出るということであります。そういうことであれば、われわれはこの法案について審議を進めて行つてもいいと思います。しかしいろいろな客観情勢で、あるいは衆議院の解散とかその他の事故によりまして、この法律案が通りましても、根本の裁判所法の一部
○中村(俊)委員 ただいま上程になつた下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案について、ちよつとわからない点がありますからお尋ねしたいのですが、この家庭裁判所は少年法によつて定められておるのでありますが、これは裁判所法を改正しなければならぬのではないかと思うのですが、このままでいいのかどうか、御意見を承りたいと思います。
○中村(俊)説明員 念のために伺いますが、地方の方々というのはどういう範囲内になるのでありますか。弁護士会がそういう答えをしたということは間違いないのですか。地元とか一般ということはどういう範囲内で御調査になつたのでか伺いたい。
○中村(俊)委員 私も一点簡単のことをお伺いいたしますが、この法律案の第十四ページの神戸市の簡易裁判所の管轄のところでありますが、この中で現行の表は、神戸の裁判所の管轄区域内に美褒と垂水とあるのを、垂水を二つにわけて明石簡易裁判所に近い町を御変更になつていることは、非常にけつこうなことだと思つております。ところが美嚢郡なのです。この前に現行案の発表が出ましたときにも私は質問をしたでありますが、さらに
○中村(俊)委員 ほかに何もありませんでしたら、この際ひとつお願いしたいことがあります。これは昨年の先例もあるのですが、今月末の二十九日から十一月三日まで第三回國民体育大会が行われますので、実は昨年は参議院では院議にかけて参議院の代表ということで三名行きましたが、衆議院では院議まで行かずにこの運営委員会で議長代理ということで一名だけ私が参加いたしました。できるならばこういう大きな國民の祭典でありますから
○中村(俊)委員 私の見解は、この案件という言葉は、議会の働きの方面の言葉であつて、議会の体制を整えるという問題は案件にならない。從つて議員の辞員の問題を決するのが先だと思います。