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2021-02-02 第204回国会 衆議院 議院運営委員会 第7号
公式Web版
会議録情報
0
令和
三年二月二日(火曜日) 午後四時
開議
出席委員
委員長
高木
毅君
理事
御法川信英
君
理事
盛山 正仁君
理事
松本
洋平君
理事
井上
貴博
君
理事
福田
達夫
君
理事
井野
俊郎
君
理事
小川 淳也君
理事
青柳陽一郎
君
理事
佐藤
英道
君 武井
俊輔
君 武部 新君
深澤
陽一
君 伊藤
俊輔
君
塩川
鉄也
君 遠藤 敬君 浅野 哲君 …………………………………
議長
大島 理森君 副
議長
赤松 広隆君
内閣総理大臣
菅 義偉君
国務大臣
西村
康稔
君
事務総長
岡田 憲治君 ――
―――――――――――
委員
の異動 二月二日
辞任
補欠選任
木村
次郎
君
深澤
陽一
君 同日
辞任
補欠選任
深澤
陽一
君
木村
次郎
君 同日
理事丹羽秀樹
君及び
大塚高司
君同月一日
委員辞任
につき、その
補欠
として
井上貴博
君及び
井野俊郎
君が
委員長
の指名で
理事
に選任された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した案件
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言
の
期間延長
及び
区域変更
の
事前報告
に関する件 次回の本
会議等
に関する件 ――――◇―――――
高木毅
1
○
高木委員長
これより
会議
を開きます。 まず、
理事
の
補欠選任
についてでありますが、
理事丹羽秀樹
君及び
大塚高司
君がそれぞれ
委員
を
辞任
されました。 よって、
委員長
は、後任の
理事
に、
井上貴博
君及び
井野俊郎
君を指名いたしましたので、御了承願います。 ――
―――――――――――
高木毅
2
○
高木委員長
この際、
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言
の
期間延長
及び
区域変更
について、
菅内閣総理大臣
及び
西村国務大臣
からそれぞれ
事前報告
を聴取いたします。
菅内閣総理大臣
。
菅義偉
3
○
菅内閣総理大臣
まず
冒頭
、
緊急事態宣言
の下、深夜まで
会食
をし、かつこれを明らかにしなかったことを受け、昨日、
田野瀬太道文部科学
副
大臣
を
更迭
いたしました。 また、
自民党
においては、
松本純議員
、
大塚高司議員
、
田野瀬議員
に
離党勧告
を行い、この三名は
離党
をいたしました。
国民
の
皆さん
に
御苦労
をおかけしている中にあって、
政治家
は率先して範を示すべきところ、こうした
行動
はあってはならないことであり、極めて遺憾であります。私からも
国民
の
皆さん
に心から
おわび
を申し上げます。いま一度、身を引き締め、
新型コロナ対策
に
全力
を尽くしてまいります。 本年一月七日、
緊急事態宣言
を発出し、
政府
と各
都府県
が一丸となって
対策
を進め、
国民
の
皆さん
にも御
協力
をいただきました。この結果として、全国の
新規感染者数
は
減少傾向
にありますが、今後もこの
減少傾向
を継続させ、
入院者数
、
重症者数
を
減少
させる必要があります。 本日、
基本的対処方針等諮問委員会
を開催し、
感染
の
状況
や
医療提供体制等
を総合的に勘案した上で、
緊急事態宣言
の一か月の
期間延長
及び
緊急事態宣言
を実施すべき
区域
を十
都府県
に変更する
公示案
について御
了解
をいただいたところであります。詳細は
担当大臣
から説明させますが、本日、
政府対策本部
を開催し、決定したいと考えております。 今後とも、
国民
の
皆さん
の命と
暮らし
を守ることを第一に、
感染拡大
の
防止
に向けた
取組
を徹底してまいります。
各党
の
皆様
におかれましても、何とぞ御
理解
と御
協力
をお願い申し上げます。
高木毅
4
○
高木委員長
次に、
西村国務大臣
。
西村康稔
5
○
西村国務大臣
各党
の
皆様
におかれましては、
政府
の
新型コロナウイルス感染症対策
に御
協力
を賜り、御礼申し上げます。 本年一月七日、
新型インフルエンザ等対策特別措置法
第三十二条第一項の規定に基づき、
東京
都、
埼玉
県、
千葉
県、
神奈川
県の四都県を
対象
とし、
期間
を一月八日から二月七日までとして
緊急事態宣言
を発出し、一月十四日から二月七日までの間、
緊急事態措置
を実施すべき
区域
に
栃木
県、
岐阜
県、
愛知
県、
京都
府、
大阪
府、
兵庫
県、
福岡
県の七府県を追加いたしました。 その後、
国民
の
皆様
にも御
協力
をいただき、
政府
と各
都道府県
が一体となって
対策
を進め、
栃木
県については、
新規感染者数
が人口十万人
当たり
十五人を下回る水準であり、
病床使用率
も
低下傾向
となっていることから、
緊急事態措置
を実施する必要がなくなったと認められます。その他の十
都府県
の
新規感染者数
も
減少傾向
でありますが、
医療提供体制
が厳しい
状況
が続いていることから、
緊急事態措置
を引き続き実施し、
新規感染者数
の
減少傾向
を確かなものとし、
医療提供体制
の負荷を軽減する必要があります。 このような
状況
を踏まえ、本日、
基本的対処方針等諮問委員会
を開催し、
緊急事態宣言
の
期間延長
及び
区域変更
の
公示案
について御
了解
をいただいたところであり、これを受け、この後、
政府対策本部
を開催し、
栃木
県を除外し、
緊急事態措置
を実施すべき
区域
を
埼玉
県、
千葉
県、
東京
都、
神奈川
県、
岐阜
県、
愛知
県、
京都
府、
大阪
府、
兵庫
県及び
福岡
県の十
都府県
に変更するとともに、
緊急事態措置
を実施すべき
期間
を
令和
三年三月七日まで
延長
したいと考えております。 今後とも、
国民
の
皆様
の命と健康を守ることを第一に、
都道府県
と緊密に連携しながら、
感染拡大防止
を最
優先
に、
取組
を徹底してまいります。
各党
の
皆様
におかれましても、何とぞ御
理解
と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。 ――
―――――――――――
高木毅
6
○
高木委員長
ただいまの
事前報告
について発言を求められておりますので、順次これを許します。
福田達夫
君。
福田達夫
7
○
福田
(達)
委員
自由民主党、
福田達夫
でございます。 まずは、
新型コロナウイルス
によりまして命を落とされた
皆様
に心からの御冥福をお祈り申し上げ、また、この瞬間も
社会
のあちらこちらでしっかりとこの
社会
を支えられている
皆様
、
医療関係者
、介護、福祉若しくは保育、教育、そういう
方々
に心からの感謝を申し上げたいと
思い
ます。 こういう誰もが
思い
を
一つ
にしてしっかりと乗り越えないといけないこの時期におきまして、我が
党所属
の
議員
が
国民感情
とかけ離れたそういう
行動
を取ったことに対しまして、
与党
の一員として
国民
の
皆様
に深く
おわび
を申し上げたいと
思い
ます。 本日の
質問
は、全て
西村大臣
にお願い申し上げたいと
思い
ます。まとめて申し上げますので、
最後
にお願い申し上げます。 先ほど、
菅総理
、
西村大臣
から
お話
がありましたとおり、
医療体制
などはまだ気の抜けない
状態
ではある、しかし、
新規陽性者数
を見ましても、明らかにこの
緊急事態宣言
の成果は出ている、
国民
の
皆様
がしっかりと力を合わせていただいている、そう思っております。 しかしながら、
経済
の疲弊、痛み、これは、町中の
小規模事業者
、
地域
を支える
中小企業者
、この枠を超えて、もはや
中堅企業
、ここまで確実に及び始めている、そういうふうに感じております。重ねて一か月、
緊急事態宣言
が広がるということになれば、
対象地域
のみならず多くの
地域
にこの
影響
が広がる。
実体経済
への
影響
のみならず心理的な
先行き
への
不安感
、これが大きな影を落とし始める、そういうふうに感じております。 今後について、このような
事業者
の
皆様
は、どのように考え、
対応
し、そして備えるべきなのか、
政府
として
先行き
をどのように見ていらっしゃるか、まずは御
所見
を伺いたいと
思い
ます。 また、この
コロナ下
の
経済情勢
の
特徴
は、
地方ごと
、
業種ごと
に
濃淡
が分かれる、また、同じ
業種
の中でも、
規模
の大小によって随分と
影響
が違う。好況、不況が複雑な
モザイク模様
になっている、これが
特徴
かというふうに
思い
ます。 それゆえに、
対応
する
経済政策
も、これまでの、
需要不足
を補填するという大きな考え方ではなく、実際に誰が
支援
を必要としているのか、このことをきめ細やかに捉えて、
適時適量
の
支援
を行うこと、これが大事だというふうに考えております。 昨年の春から夏まで、これは
社会
的なパニックでありました。この時期には、やはり、
持続化給付金
や
特別定額給付金
のような、より多くの方に、そして臨時的にお配りをして、
社会
全体を安定させる、
政治
がしっかりと
社会
を支えるという
メッセージ
を伝える、このことが一番大事であったと
思い
ます。 しかし、今のように
濃淡
が
モザイク模様
になっている
現状
では、一律の
対応
では
効果
が薄い。本当に必要としていない
方々
にも回ってしまい、本当に必要な
方々
に届かない、この懸念を私は持っております。 そういう前提で、大事なことが二つあると
思い
ます。
一つ
は、より
各地
の
状況
をつぶさに把握できる
都道府県
や
市町村
の
役割
がより重要になっているということであります。
地域
の実情に合わせて、かつ、一律
給付
だという考えを超えて、本当に必要な人を見極めた
対策
、これに取り組んだ
地方公共団体
を国は
支援
する、その
役割分担
が重要かと
思い
ますが、御
所見
を伺えればと
思い
ます。
二つ目
は、より正確に、より早く
社会
の
状況
を把握する
システム
、これの構築であります。 この一年間だけでも、人の流れや
消費行動
など、様々な
データ
が官民問わず蓄積されています。
政府
は、現在も、
RESAS
若しくはV―
RESAS
といった
データ活用
のプラットフォームを提供しております。しかし、まだまだ未
活用
の
データ
が世の中にはたくさんある。これらの
データ
を統合し、見える化をし、そして、国や
地方
の
政策立案
がよりきめ細やかに、より早く可能となるような、また、
国民
が
政府
の意図を
理解
し、共感を生み、正しく
行動
する、先ほど
西村大臣
も答弁されておりましたけれ
ども
、このような
情報提供
をするような、そういう
システム
が必要かと考えます。 我々
自民党
も、この
提言
をしたいと、今、鋭意討議中でありますけれ
ども
、このような
データ
セットを整備することで、
現状
では同じテーブルの上で
議論
がされていない
感染症防止策
と
経済運営策
を突き合わせて、合理的な
議論
もできるようになる、そういうふうに考えておりますが、御
所見
をいただければと
思い
ます。
西村康稔
8
○
西村国務大臣
お答え申し上げます。 大変大事な御
指摘
をいただいたと思っております。 まず、御
指摘
のとおり、
感染拡大
の
情報効果
、拡大しているという
情報
を知ることによって、
消費者
の
外出自粛
につながり、結果として
消費
の
減少
をもたらすという
分析
があります。そういったことが分かってきております。このため、
心理面
からも
実態面
からも、まずは
感染拡大
を抑えることが重要であり、この
感染拡大防止
、抑制に最
優先
に取り組んでいきたいと考えております。 そして、御
指摘
のように、これまでの
経験
、
知見
、
データ
に基づく
分析
を踏まえながら、集中的に
感染リスク
の高い場面に
効果
的な
対策
を講じて、
感染拡大
を抑えていきたいと考えております。 そして、御
指摘
のように、
都道府県
がそれぞれの
状況
に応じて
感染拡大防止策
あるいは
経済
の
支援策
を講じていくことが何より重要であります。 国としては、既に、
店舗ごと
に
月額換算最大
百八十万円の
協力金
の
枠組み
、あるいは
従業員
一人
当たり最大月額
三十三万円までの
雇用調整助成金
、これを大
企業
も
中小企業
も一〇〇%
支援
していく、こういった
枠組み
によって、厳しい
影響
を受ける
事業者
に対して、ある意味、
規模
に配慮しつつ
支援
を行ってきているところでありますけれ
ども
、その上で、さらに、各
自治体
が
地域
の
事情
に応じてきめ細かに
支援
を行っていく。そのために、
地方創生臨時交付金
をこれまで三兆円講じてきたところでありますけれ
ども
、今般成立しました三次
補正予算
におきましても、一・五兆円のうち一兆円を
地方単独事業
として
確保
したところでありまして、本日にも
都道府県
や
市町村
にこの
配分額
を内示する予定となっております。
是非
とも、
地域
の
事情
に応じて、きめ細かな
支援
につなげていただきたいと思っております。 そして
最後
に、御
指摘
のありました、この間、蓄積された
データ
の
活用
、これが極めて重要でありまして、多くのシンクタンクや大学の
研究者
が
分析
、
シミュレーション
も行っております。私
ども
も、日々の
感染者数
や人出の
データ
などを用いて、今後の
感染者数
の推移や
対策
の
効果
など、
シミュレーション
や
分析
も行っております。 こうした
分析
結果、
シミュレーション
結果も
分科会
における
議論等
に
活用
しておりますし、また、
内閣官房
の
予算
を使って行っているものについては、その結果を公表してきております。これらの結果を用いて
対策
を進化させてきているところであります。 今後も、こうした
データ
を
活用
して
経済分析
や
経済見通し
の作成も行い、
適時
、こうした
データ分析
な
ども
公表し、今後も適切な
政策運営
に生かしていきたいというふうに考えているところでございます。
福田達夫
9
○
福田
(達)
委員
ありがとうございました。
質問
を終わります。
高木毅
10
○
高木委員長
次に、
青柳陽一郎
君。
青柳陽一郎
11
○
青柳委員
立憲民主党
の
青柳陽一郎
です。 早速
質問
に入ります。 一か月後には必ず
事態
を改善させる、
総理
はそう説明してきました。残念ながら、本日、
緊急事態宣言
を
延長
することになりました。
国民
に更なる
自粛
をお願いしなければなりません。 しかし、今、
政治
と
国民
の
信頼関係
、壊れてしまっているのではないでしょうか。多くの
国民
が怒りを超えてあきれてしまっている、そういう
状態
ではないでしょうか。残念です。
総理
も無念ではないでしょうか。
緊急事態宣言下
での
与党議員
の不祥事、特に問題を大きくしたのは、うそです。 既に、先週時点で、
複数人
で行っていた事実が周知され始めていました。
総理
には、一体いつ
情報
が上がったのか。これは
危機管理
の問題です。お答えいただきたいと
思い
ます。 今、様々な
現場
で踏ん張っている方、病気で苦しんでいる方、
事業
で苦労している方、家族にも思うように会えない方、こうした声は
総理
の耳にも届いていると
思い
ます。
コロナ危機
に、
与党
も野党もありません。助けが必要なところにしっかり手を差し伸べていく。いま一度、我々
議員
が
政治
の原点を取り戻していかなければならない、私は強くそう
思い
ます。
総理
、
是非
、
国民
に向けて、今般の
事態
を受けて、
総理
の言葉でいま一度
メッセージ
を届けていただきたいと
思い
ます。よろしくお願いします。
菅義偉
12
○
菅内閣総理大臣
緊急事態宣言
の下に、深夜まで
会食
をし、かつこれを明らかにしなかった、それを私が承知したのは昨日です。そして、
田野瀬文部科学
副
大臣
、
更迭
をいたしました。 また、
自民党
においては、
松本純議員
、
大塚高司議員
、
田野瀬議員
に
離党勧告
を行い、この三名は
離党
しました。 さらに、
遠山清彦
氏は
議員辞職
をされたものと承知をしております。
国民
の
皆さん
に
御苦労
をお願いしている中にあって、
政治家
は率先して襟を正すべき立場であります。こうした
政治家
がこのような
行動
にあったことは誠に残念であり、私
自身
も
国民
の
皆さん
に心から
おわび
を申し上げる次第であります。 そして、更に身を引き締めて、
新型コロナ対策
に
全力
を尽くし、
一つ
一つ
確実に実行に移し、結果を出して、
国民
の
皆さん
の御期待にお応えできるように頑張ってまいりたい、二度と再びこのようなことがあってはならない、そういう
思い
で取り組んでまいりたいと
思い
ます。
青柳陽一郎
13
○
青柳委員
ありがとうございます。 時間が限られていますので、以下三点、まとめて伺います。 一点目。昨年来、
政府
の
コロナウイルス対策
は、突然の
休校措置
、マスクの配布など、
科学的知見
に基づいた
対策
を打ってきたとはとても言えません。
緊急事態宣言
の
解除
の
判断基準
は、今、明確にどこに置いて、そしてそれに向かってどのような
措置
を取るのか。今回の
延長期間
と
対策
で
宣言解除
に持っていける
科学的根拠
を説明していただきたい。 二点目。
飲食業界
だけでなく、あらゆる
業種
、
業界
に
影響
が出ている。それが
緊急事態宣言延長
となれば、なおさらです。厚く補償し、広く
自粛
を求め、短く収束させる方が、結果的に
経済
にはプラスではないかと考えます。その上で、貸付けではなく、借金ではなく、
給付
をしてほしい。
持続化給付金
、
家賃支援給付金
、
定額給付金
の再支給を求めます。 三点目。
自民党本部職員
の
PCR全員検査
に批判の声が出ているのは事実です。それはなぜかといえば、いまだに
検査
を受けたくても受けられない人が一定数いるということです。
自民党自身
が
PCR検査
の
重要性
を認識しているならば、今の
検査体制
、
積極的疫学調査
、
クラスター対策
から、
社会機能
を維持するために働いてくれているエッセンシャルワーカーに向けた
社会的検査
を一層推進することが必要と考えます。 以上三点、まとめてお答えください。
西村康稔
14
○
西村国務大臣
できるだけ簡潔に、まとめてお答え申し上げます。 まず、私
ども
の
対策
は、常に
専門家
の
皆さん
の御
意見
を聞きながら、
分科会
を頻繁に開き、そして、その
提言
を踏まえて
対応
してきております。 今般も、
緊急事態宣言
を発するに当たっては、当然御
意見
を聞き、そしてさらに、
諮問委員会
でお諮りし、決定をしてきたところでありますが、その
分科会
から、
ステージ
4になれば
緊急事態宣言
が視野に入るということで、
ステージ
3をまず目指すということでありまして、これは、
病床
が五〇%以下になるとか、あるいは一週間十万人
当たり
の
感染者数
が二十五人を切るとか、幾つかの指標がございます。 機械的に当てはめてマル・バツとするものではありませんけれ
ども
、
感染状況
が確実に下がって、
医療
の
提供体制
も
確保
できるというところを
判断
しながら、最終的に
専門家
の御
意見
も聞いて
判断
していきたいと考えております。 その上で、昨年夏の
経験
、これは、二十時までの時短、
テレワーク
、これを実施することによって、
大阪
でも
愛知
でも一か月で
感染者数
を半減することができております。こうした
データ
の
分析
に基づいて、私
ども
、今回の
対策
も練り上げたところでございます。 そして、
経済面
で厳しい
影響
を受ける
事業者
の
皆さん
、そして不安を抱える
国民
の
皆さん
、こうしたことにお応えするため、
予備費
も三・八兆円ございますので、今後も
状況
をしっかりと注視して、必要な方に必要な
対策
が行き届くよう、機動的に講じてまいりたいというふうに考えております。 それから、
PCR検査
につきましては、今日、
諮問委員会
にお諮りしました
対処方針
の中でも、今後、
感染
が再拡大しないように、モニタリング的な、そうした
感染拡大
の予兆をチェックするための
検査
を
拡充
しようということを私
ども
提案いたしまして、
了解
もいただいたところであります。
是非
、これまでの
検査
も、症状がある方には、もちろんスムーズに受けられることは大事でありますけれ
ども
、再拡大しないためにも、
検査
の
拡充
、戦略的に図っていきたいというふうに考えているところでございます。
青柳陽一郎
15
○
青柳委員
終わります。ありがとうございました。
高木毅
16
○
高木委員長
次に、
佐藤英道
君。
佐藤英道
17
○
佐藤
(英)
委員
公明党
の
佐藤英道
です。 本日、
緊急事態宣言期間
の
最終日
である二月七日を前に、
期間
の
延長
が決定されるに至りました。
国民
の
皆様
に大変な
御苦労
と我慢をお願いする中、我が党の
国会議員
が深夜の
飲食等
の責任を取って
議員
を辞職いたしました。
国民
の
皆様
に深く
おわび
を申し上げます。 いま一度襟を正し、
コロナ禍収束
に向けて、死に物狂いで取り組んでまいります。 以下四点、
総理
に伺います。 第一に、
コロナ禍収束
のために最重要である
ワクチン接種
について。 今回の
ワクチン接種
は、
自治体主導
で実施されます。私
自身
、昨年末から、
地元北海道
の札幌や旭川、函館の
各地
、さらに、一昨日には七飯町を訪問し、
担当者
の
方々
にお会いしてきました。各
自治体
とも、医師や
看護師等
の人員の
確保
や
会場
の
確保
について、特に
会場
については、
公共施設
だけではなく、民間の大
規模施設
の
活用
も考えてほしいと言われておりました。
政府
は、こうした
現場
の生の声を十分に生かし、万全の
体制
を整えるべきです。
見解
を伺います。 第二に、逼迫する
医療体制
の
拡充
です。
東京
では、
重症者病床
の
使用率
が一〇〇%を超える
状況
です。また、
緊急事態宣言
の
対象地域
以外でも、
病床使用率
が七〇%を超え、八割近い
地域
もあります。更なる
病床
の
確保
に
全力
で当たるべきです。
見解
を求めます。 第三に、昨日、
公明党
から、
官房長官
及び
所管大臣
に宛てて、
中小企業者
への
支援
と
国民
の
暮らし
を支える
支援
に関する
緊急提言
を行いました。
緊急事態宣言発出
から三週間が経過し、いまだ予断を許さない
状況
に置かれている
国民
また
中小企業
に対し、
政府
は新たな
支援策
を打ち出し、確固たる姿勢を見せるべきであります。
見解
を伺います。
最後
に、
総理
、全
国民
に向けて、
新型コロナ禍
と戦う上での
総理
御
自身
の決意をお伺いさせていただき、
質問
を終えます。
西村康稔
18
○
西村国務大臣
まず、私から申し上げたいと
思い
ます。
医療提供体制
につきましては、これまでも約三兆円の
予算
を
措置
しておりまして、
最大
二十万円の
慰労金
、それから
診療報酬
の大幅な
引上げ
などの
対応
、そして
空床確保
の
補助単価
の
引上げ
などに取り組んできたところでありますし、昨年末には、約二千七百億円の
予備費
も
活用
しまして、
医療従事者
の
処遇改善
や、清掃などを外部委託する、そうした費用として、
重症者病床
一床
当たり
千九百五十万円などの
措置
をしてきたところであります。 引き続き、
都道府県
としっかりと連携をして、
国民
の
皆さん
の命をお守りするために、
病床
の
確保
に
全力
を挙げていきたいというふうに考えております。 そして、今回の
緊急事態宣言
の
延長
も踏まえて、厳しい
状況
にある
方々
、
経済
の
状況
、
経営状況
など、しっかりと見ていきながら、必要とされている方に、
予備費
三・八兆円の
活用
もございます、御党の御
提言
も真摯に受け止めながら、必要な
対策
を機動的に講じてまいりたいというふうに考えております。
菅義偉
19
○
菅内閣総理大臣
昨年九月、
内閣総理大臣
に就任して以来、今日に至るまで一貫して、
国民
の
皆さん
の命と
暮らし
を守る、そんな
思い
の中で
全力
で取り組んできました。日々の
感染状況
を把握する、
専門家
の
皆さん
に御相談をさせていただく、また、
対策
による
国民
の
皆さん
の
生活
やなりわいに対しての
影響
、様々な角度からそうした
判断
を仰ぐ中で、必要な
対策
を講じてまいりました。 今日、この
緊急事態宣言
を
栃木
県を除いて
延長
させていただくことになるわけでありますけれ
ども
、ただ、
国民
の
皆さん
の御
協力
のおかげさまで、間違いなく
感染者数
は
減少傾向
にあります。ここでもう一度御
協力
を賜って、何としてもこの
コロナウイルス感染拡大
に終止符を打ちたい、そういう
思い
で今ここに立たせていただいております。
皆さん
に安心な
生活
を一日も早く取り戻すことができるように、
全力
で頑張ってまいります。
佐藤英道
20
○
佐藤
(英)
委員
終わります。
高木毅
21
○
高木委員長
次に、
塩川鉄也
君。
塩川鉄也
22
○
塩川委員
日本共産党
の
塩川鉄也
です。 最初に、
菅総理
が
冒頭お話
もされました、
政府
・
自民党
の要職を務めていた
田野瀬太道文科
副
大臣
、
松本純自民党国会対策委員長代理
、
大塚高司自民党議運理事
の
緊急事態宣言下
の
会食
について
お尋ね
をいたします。
菅総理
は、自ら任命した
田野瀬文科
副
大臣
が、
国民
に
外出
や
会食
の
自粛
を求めながら、自らは守らず、深夜の銀座で
会食
していたことについて、
田野瀬
副
大臣
を
更迭処分
にしました。また、
田野瀬
、
松本
、
大塚
三
議員
について、
自民党
として
離党勧告
の
処分
を行いました。 そこで、
菅総理
に
お尋ね
をいたします。
菅総理
は、
田野瀬文科
副
大臣
については
更迭
する
処分
を行いましたが、
菅総理自身
が行った
会食
については、
処分
はなく、
おわび
だけでありました。この三人の
会食
と
菅総理
が行った
会食
と、一体どこが違うんでしょうか。
菅義偉
23
○
菅内閣総理大臣
私の
会食
については、大いに
反省
をしているところであります。 私
自身
のその
会食
の際に、
緊急事態宣言
でもありませんでしたし、当時、十時まで許されていたというふうに記憶をしております。 ただ、いずれにしろ、あってはならないことだと大いに
反省
をいたしております。
塩川鉄也
24
○
塩川委員
冒頭
の話の中に、
田野瀬
副
大臣
がこの日まで明らかにしなかったと、
会食
の事実を明らかにしなかった点を
指摘
しました。
会食
の事実を明らかにしなかった、事実を隠した、うそをついたから
更迭
や
離党勧告
という
処分
を行ったというなら、一年以上うそをついていた、事実を隠していたのに何の
処分
もない安倍前
総理
の場合と、一体どこが違うんでしょうか。
菅義偉
25
○
菅内閣総理大臣
安倍
総理
につきましては、先般、自らの発言の相違点について、この議運の
委員
会の中で説明をされてきたのじゃないでしょうか。
塩川鉄也
26
○
塩川委員
まさに
政治
への信頼が問われている大問題であります。
政府
・
与党
の幹部が深夜の銀座で
会食
するという
感染
症
対策
に逆行することを行ったときに、
国民
、
事業者
に罰則を科す法改正を求めることは、
国民
の
理解
は得られません。
総理
に
お尋ね
します。 コロナ
対策
について、
総理
は
専門家
の
意見
を聞いて
判断
すると述べてきましたが、
感染
症法改正に関して
議論
した
専門家
の
会議
、厚生科学審議会
感染
症部会では、罰則に反対する
意見
が多数でした。罰則導入は、
国民
の不安、差別を助長させ、保健所業務に支障を来し、
国民
の
協力
を得にくくし、
感染
コントロールを困難にすると厳しく
指摘
がされました。
総理
に
お尋ね
します。 こういった
専門家
の
意見
は聞きおくだけで、その
意見
は無視をするということですか。
西村康稔
27
○
西村国務大臣
感染
症法等の改正につきましては、一月十五日の
感染
症部会で
議論
を行い、罰則を設けることも含め、改正の方向性について、慎重な運用が必要といった趣旨の
指摘
も多くありましたが、最終的にはおおむね了承が得られたと聞いております。 また、今般の法案については、先般の与野党の協議を経て、罰則を過料にするなどの修正が衆議院で行われたところでございます。 いずれにしましても、今後、法律案が成立した場合、
現場
の声をしっかりと受け止め、人権に配慮した丁寧な運用に努めることとしております。
塩川鉄也
28
○
塩川委員
総理
。
高木毅
29
○
高木委員長
質問
を続けてください。
塩川鉄也
30
○
塩川委員
厚生科学審議会
感染
症部会において、保健所の所長は、罰則導入が知事会の要望だと言うが、保健所から知事に対し要望を上げてくれと言われたことはないと述べております。 公衆衛生の
現場
の声に耳を傾けない姿勢では、コロナを抑えることはできません。罰則の導入は、コロナ
感染
で不利益を被る
国民
、
事業者
を犯罪者扱いし、
国民
に責任を転嫁して、国が行うべき補償を免れようとするものであります。
国民
、
事業者
、
医療
機関への正当な補償こそ法律に明記すべきであって、
総理
、罰則導入は撤回をすべきではありませんか。
西村康稔
31
○
西村国務大臣
法制定時の
議論
あるいは憲法二十九条に係る判例など、私
ども
、法制局と慎重に慎重に整理をした上で、今回の改正法において、実効性を高めていくために、罰則の導入と、そして、
事業者
の
皆さん
、
影響
を受ける
方々
への
支援
を講じるという規定も置かせていただいたところであります。 いずれにしましても、
事業者
の
皆さん
にも様々な
影響
がありますので、この規定に基づき、しっかりと
支援
を行っていきたいというふうに考えております。
塩川鉄也
32
○
塩川委員
政治
への信頼が問われているときに
総理
が答弁をされない、このことが厳しく問われていると申し上げて、
質問
を終わります。
高木毅
33
○
高木委員長
次に、遠藤敬君。
遠藤敬
34
○遠藤(敬)
委員
日本維新の会の遠藤敬でございます。 率直に、
総理
、
お話
を伺いたいと
思い
ますが、二月七日までということでありましたが、一か月の
延長
。一か月前は、何とか一か月で
感染
を止めるんだと。これは、
国民
も
総理
も全く同じ
思い
で収束に向けた努力をされてきたということは認識をしておりますが、率直に、一か月で止められなかったという部分では、検証の意味で、この一か月間の間でどうすればいいかという御認識をお伺いしたいと
思い
ます。
菅義偉
35
○
菅内閣総理大臣
大阪
もそうですけれ
ども
、
東京
都を始め、全国の
感染者数
、この
緊急事態宣言
を発してから今日まで、大きく下落傾向になっているということも、これは事実だというふうに
思い
ます。 これは、今回、飲食を中心とする
対策
が
効果
を上げてきている、だからだろうというふうに
理解
をしています。それを確実なものにするためには、もう一踏ん張り
感染
を
減少
させる必要がある、そういうふうに考え、
延長
の
判断
をいたしました。 今の
対策
を徹底して、速やかに
解除
できるように
全力
で取り組んでいきたい、このように
思い
ます。
遠藤敬
36
○遠藤(敬)
委員
先ほど来より与野党の
委員
からも
指摘
がございますように、一部の業態だけが何とか手厚くやっていただいているんじゃないかというのは、地元からもかなり要望があるのは全ての
議員
が思っているところだと
思い
ますし、そういう要望はあるんだと思うんです。 私は、ちょっと、先ほどからと同じ話になってしまうので、視点を変えて申し上げますと、セーフティーネットは、あらゆる部分で悲鳴を上げておりますし、この一か月間、大変また厳しい
状況
に陥ると思うんです。その中で、いかにこのセーフティーネットをつくって
国民
に安心をお届けするかということは、もう
政府
の、我々
議員
も同じですけれ
ども
、与野党一緒になってやっていくべきだと思っています、
皆さん
一緒だと
思い
ますけれ
ども
。 それで、根本的な話なんですけれ
ども
、このコロナ禍にあって、海外から商品とか
生活
必需品とかいろいろなものが来ておりますけれ
ども
、転換期として、
是非
、
政府
を挙げてやっていただきたいのは、メイド・イン・ジャパンですね。日本製のものをいかにこの転換期の中でつくり上げていくか、内需をいかに回していけるかというのが、大きな、こういうときにやっていく、過渡期だと思うんです、これも
西村大臣
のコメントだと
思い
ますけれ
ども
、
是非
そういうことも考えていただけないかというのが我々の要望であります。
西村康稔
37
○
西村国務大臣
まず、御
指摘
の、飲食店の方も大変厳しい
状況
ですけれ
ども
、それ以外の
方々
も厳しい
状況
にありますので、今回の
延長
も踏まえ、これまでの
対策
をしっかりと講じると同時に、
経済
への
影響
、経営への
影響
などを注視しながら、機動的に必要な
対策
を講じていきたいというふうに考えているところであります。 その上で、御
指摘
のように、国内で生産をしていくこと、これも、特に
医療
物資など、非常に大事なことであります。既に、サプライチェーン補助金、一次補正で二千二百億円、
予備費
で八百六十億円を追加して、これまでも国内生産に取り組んできているところでありますし、さらに、今般成立をいたしました三次補正でも二千百億円を
措置
しております。 御
指摘
のように、必要なものを国内でしっかりと
確保
できる
体制
、引き続き、
全力
を挙げてつくっていきたいというふうに考えております。
遠藤敬
38
○遠藤(敬)
委員
まさにマスクがそうであったように、できるだけ、こういうときだからこそ、日本製、メイド・イン・ジャパンを国内で回していくということに少しでも貢献できたらな、こういうときだからこそ、
是非
お願いをしたいと
思い
ます。 あと、
西村大臣
にお伺いしますけれ
ども
、明日参議院で特措法が通った場合、前回私お伺いしましたけれ
ども
、公布日から十日間とおっしゃいましたけれ
ども
、正確には何日からでしょうか。
西村康稔
39
○
西村国務大臣
法律案におきまして、公布の日から起算して十日を経過した日から施行することとしております。 採決の後、速やかに公布できるように手続を進めたいと考えております。
遠藤敬
40
○遠藤(敬)
委員
十日間ということなので、罰則の規定も含めてそこからスタートになると思うんですけれ
ども
、
是非
、
国民
の
皆様
に、そういう期日もはっきりと早めにお知らせをいただきたいと
思い
ます。 それでは、
最後
になりますけれ
ども
、
緊急事態宣言
の中で、この特措法の改正によって、各知事のまた権限が多少なりとも強くなると思うんですけれ
ども
、時短営業等の変更等は首長の権限でできるのでしょうか。
西村康稔
41
○
西村国務大臣
私
ども
、基本的
対処方針
で大きな方針はお示しをしております。それに基づいて、それぞれの知事が、
感染状況
やあるいは
病床
の
確保
の
状況
、こうしたものを踏まえて、最終的には知事がその下で
判断
をして
措置
をしていくことになります。 仮に
解除
した後も、一遍に全部そうした制限、要請をなくすことではなく、再拡大しないように段階的に
解除
していくこととしておりますけれ
ども
、最終的には知事の
判断
で
措置
を講じていくことになります。
遠藤敬
42
○遠藤(敬)
委員
ありがとうございます。終わります。
高木毅
43
○
高木委員長
次に、浅野哲君。
浅野哲
44
○浅野
委員
国民
民主党の浅野哲でございます。
与党議員
のさきの
行動
に
国民
の怒りは沸点に達しております。私も言いたいことは山ほどありますけれ
ども
、今日は五分しかありません。
緊急事態宣言
に的を絞って
質問
させていただきますので、
是非
、正面から御答弁をいただきたいと
思い
ます。 まず最初、
総理
にお伺いします。
緊急事態宣言
の
対象
期間
は、当初、一か月とされておりました。結果として
緊急事態宣言
の
解除
には至らなかったわけですけれ
ども
、何が原因だと考えていらっしゃいますか。 そして、これまでの一か月とこれからの一か月、何を変えようと思っているのか、
国民
が何を意識しなければいけないのか、その点について御答弁をお願いいたします。
菅義偉
45
○
菅内閣総理大臣
まず、
緊急事態宣言
当初、一か月と申し上げました。そのことは、
専門家
の
皆さん
から、
判断
をするのに一か月ほど必要だという御
意見
もありました。そういう中で一か月という
判断
を私は下したわけであります。 そして、今日の
状況
でありますけれ
ども
、これは、
東京
都を始め、全国の
感染者数
が、この宣言をした後に極めて
減少
しているということが、手に取るように分かるぐらいに
減少
をしてきております。これは、この宣言の中で、飲食を中心とする、的を絞って宣言をし、
国民
の
皆さん
に
協力
をお願いしてきた、そのことが
効果
を上げていることだろうというふうに
思い
ます。 そういう中で、このコロナ
感染
というものをとにかく収束に近づけていく、持っていくためには、やはりもう一度ここで一踏ん張りをして、
国民
の
皆さん
から御
協力
をいただいて
減少
させていく、そういう
判断
が必要だと考えました。 今の
対策
を徹底して、そして速やかに
解除
できるようにしていきたい、そういうふうに思っています。そういう
思い
の中で、更に一か月をお願いさせていただいているところであります。
浅野哲
46
○浅野
委員
国民
の
皆様
と一緒に踏ん張りたい、そういう
思い
がありましたけれ
ども
、ここからは
西村大臣
に、それならば、
是非
、
政府
にも踏ん張っていただきたい、その
思い
で、三つの提案をさせていただきます。
一つ
目は、我々
国民
民主党が
国民
の
皆様
から
意見
を募集したところ、二千件以上の
意見
が寄せられています。その中で、総合
支援
資金の貸付枠の拡大を求める切実な
思い
が多くありました。 現在は、最長六か月、
最大
百二十万円まで借入れができるんですけれ
ども
、これまでの約五十四万五千人の申請者のうち、既にその半分の
方々
が
最大
限の枠を使われています。今、これからまだ更に
延長
される中で、更に三か月から六か月
延長
することを我々は提案してきましたけれ
ども
、最近、
政府
の中でも検討がされていると伺いました。この点について
状況
を教えていただきたい、これが一点目。
二つ目
は、重症者用のベッドを
確保
した
医療
機関には、一床
当たり
最大
で千九百五十万円の補助が出ますけれ
ども
、ホテル療養については一日
最大
一万三千百円の借り上げ費用補助しかありません。これから入院拒否に対する
対応
も法改正の中に含まれておりましたが、この入院拒否を予防するためにも、ホテル
従業員
も健康不安を抱えながら
対応
している
状況
もありますので、ホテル側へのインセンティブ強化を提案したいと
思い
ます。
最後
、三点目、現在検討されている一時金について。 こちらは、今回、蔓延
防止
等重点
措置
という新しい制度も検討がされておりますが、この蔓延
防止
等重点
措置
の
対象
となった
事業者
もこの一時金の
対象
にはならないのか。
是非
、その三つ、
大臣
にはお答えをいただきたいと
思い
ます。
西村康稔
47
○
西村国務大臣
まず、緊急小口資金、総合
支援
資金についてでありますけれ
ども
、これまで、両方合わせまして
最大
百四十万円までの貸付けを行っているところであります。御
指摘
の点につきましては、しっかりと受け止めさせていただきます。 そして、二点目の宿泊療養施設の
確保
についてでありますけれ
ども
、御
指摘
のように、一室一日一万三千百円を上限に、一棟単位で借り上げることを基本に借り上げ費用を補助しております。加えて、この補助限度額を超える費用については、
新型コロナウイルス
感染
症のいわゆる一般の
地方創生臨時交付金
、この
対象
とすることが可能であります。こうした
支援
を通じて、宿泊療養施設の
確保
に万全を期してまいりたいと
思い
ます。 そして、
最後
、新たな一時金でありますけれ
ども
、御
指摘
のように、飲食店の時短営業や不要不急の
外出
・移動
自粛
による厳しい
影響
を受け、一月又は二月の売上げが前年比五〇%以上
減少
した中堅・
中小企業
に対して支給するということでありますので、要件を満たせば、
地域
や
業種
を問わず、幅広く
対象
となります。 詳細は、現在、
経済
産業省においてその制度を具体化する中で詰めの作業を行っているところであります。 いずれにしましても、必要な人に必要な
支援
がしっかり届くように努めてまいりたいと
思い
ますし、三・八兆円の
予備費
の
活用
も含めて、様々な
状況
を注視しながら、必要な
対策
を、必要な
支援
を機動的に講じていきたいというふうに考えております。
浅野哲
48
○浅野
委員
是非
、
政府
の踏ん張りを期待して、
質問
を終わります。ありがとうございました。
高木毅
49
○
高木委員長
これにて発言は終わりました。 ――
―――――――――――
高木毅
50
○
高木委員長
次に、次回の本
会議
及び
委員
会は、追って公報をもってお知らせいたします。 なお、来る四日木曜日午前十一時から
理事
会を開会いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後四時四十五分散会