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足立委員 私は、
問題意識を共有していただいているということについては感謝をしますが、今日、細野
先生もいらっしゃいますが、いつも失礼していて済みません、ツイッターでいろいろ絡んでいまして、細野豪志議員からすれば面倒くさいやつだなというところはあるかもしれませんが、当時、三十年後県外というのをお決めになった当事者として、私はそこにこだわっているわけですね。
もし違っていたら、また別途反論をいただいたらありがたいんですが、細野さんも、大量の除染
廃棄物を県外というのは現実的ではないということをお認めいただいたと、私はツイッターのやり取りで
理解をしています。再生利用でさえ御苦労されているわけですから、結局、この三十年後というのは単なる先延ばしになっている。単なる先延ばしになっていると思うんです。
今、困難さについて共有していただいているのは出発点でありますが、私は、本来、この
処理水の処理と除染
廃棄物の処理をパッケージにして、それをこの間オンラインで申し上げた、パッケージにして、要は、除染
廃棄物よりは
処理水の方が御しやすい、まだですね。私はそう思っているので、
処理水は全国で分かち合おうと。それは、別に大量の
処理水を全国に持っていかなくてもいいんですよ。コップ一杯でもいいんです。でも、全国で分かち合うということをしていかないと、中国、韓国にいいようにやられて終わりという現実になりつつあるわけですね。
だから、私は、やはり
日本国民でさえ説得できないのに何で中国、韓国とやり合えるんだという
思いがあるので、三月十日に
大臣に、パッケージで検討してほしいということを、あえて滑り込みで、
問題意識を申し上げたわけです。これ以上申し上げてもあれですが、申し上げたいことは、三十年後県外というのは、民主党政権、自公政権がバトンを受け継いだ、そのバトンというのは先延ばしのバトンだということで、私たち
日本維新の会は政権に関与したことはありませんので、政権に関与するときが来れば、私はこの問題は放置はしないということをここで一応申し上げておきたいと
思います。
是非、
大臣、これはとにかく、先延ばしじゃないかという
問題意識はちょっとお伝えをしておきたいと
思います。
それから、ちょっとこれは
質問しませんが、
モニタリングも、
モニタリングなんか僕は必要ないと思っているんです。あれだけ薄めて出すんですよ。それも、むちゃくちゃ時間をかけて出すんです。だから、当面減らないですよ、タンクは。減り方はこうなっていくわけですね。だから、ここ十年ぐらい変わらないですよ。それぐらい、でも、私は賛成ですよ、
海洋放出に賛成なんだけれども、すごい時間をかけて、すごい薄めて、それも何回も除去して除去して、それでも残るものを薄めて薄めて、かつ二十年、三十年以上かけてやると。僕はもう
モニタリングなんか必要ないと思っていますが、これも問題ないことを確認するんだということだと
思いますので、これも結構だと
思います。
この、今申し上げた
福島第一原発の問題に私がこだわる理由は、実は地元にあるんです。かつて私の地元でダイオキシンが問題になった。もうどれぐらいたつのかな、いまだに浮遊しています。いまだにそのダイオキシンにまつわる
廃棄物が浮遊しています。着地できないんです。
ちょっと簡単に申し上げると、当時、一般
廃棄物の焼却場でダイオキシンが出た。当時から議論があるのが、これは産廃なの、一廃なのということです。要は、一廃の処分過程で出た。その処理場ごと処分しているわけですね。当時、それは、産廃は産廃ね、一廃は一廃ねと分けて、産廃は産廃で処理したんです。一廃が残りますね。一廃だと思って、何とか一廃ということで処理しようとしたんだけれども、自分のところで処理しようとすると新たにその設備を造らないといけないから莫大なお金がかかるということで、共同処理をしている川西市さん、
うちは豊能町、能勢町という小さな町なので、共同で広域事務をやっている川西市の立派な焼却場で燃やせば終わるんです。燃やせば終わるんですよ。技術的に何も問題ない。その高性能焼却場にそのごみをぼんと放り込んだら終わりなんです。でも、川西市は当然受け取りません。科学的には全く問題ないのに、受け取らないんですよ。共同処理しているのに。
仕方なく、九州の大牟田市にある製鉄工場の焼却場を使わせてくれるということになったから、持っていたわけです、ありがとうございますと。そうしたら、今度、製鉄会社なんだけれども、漁連が反対するわけです、何でこっちに持ってくるんだと。結局、その製鉄会社はオーケーなんだけれども、漁連が反対して、大牟田市が動かなくて、動かない。
それを、ちょっと時間があれかな、開けると、瓦れきがいっぱい入っているわけです。産廃と一廃を分けたと当初は言っているんだけれども、分け切れないから、結局は産廃と一廃の混合物で、焼却灰のはずなんだけれども、瓦れきがいっぱい入っているわけです、コンクリート瓦れきとか。それを開けたその製鉄会社とコミュニケーションを取ると、いや、これは産廃やんと言われたわけですよ。明らかに、もう見たら、これは産廃だと。
それで、大阪府に相談したら、排出者に任せると。排出者というのは豊能町、能勢町です。追認はしていただけるということになったんです。それで神戸市の産廃業者のところに埋めたら、それで終わったんです、一回。終わったら、神戸市が暴れるわけです。これは一廃だろう、いやいや、産廃です、いやいや、一廃だと。それで神戸市が暴れて、今度、神戸市が暴れると、
うちの地元の議会、議会は政争の場ですから、町長を引きずり降ろしたいということで、町議会が、何で人のところに持っていくんだ、町長はばかだ、副町長はけしからぬと言って大暴れして、地元に持って帰ってきなさい決議というのをやるわけです。それで結局、全部掘り起こして、掘り起こすから持っていったときよりも量が増えて、それで今地元に浮遊しているんです。
問題ないんですよ。だって、ダイオキシン特措法で認められている形で、コンクリート固化して、全く問題ない形で、法的に問題ない形になっているのに、それで、地元で、では地元に最終処分しようと、最後、今の、維新の会で当選させていただいた塩川さんという豊能町長が、これは政治決断で、もう地元で最終処分するということで、もう設計図も、施設の、処分場のあれも全部できているんだけれども、やはり自治会が猛反対ですよ。
それがこの世界の、もう大分時間がたっていますよ、ダイオキシン問題。もうみんな忘れているでしょう。これが現実なんですね。だから、私は、除染
廃棄物は無理ですよ、再生利用といっても無理ですよと。実際無理なんだから。それを私は体感しているんです。
それで、今日、
大臣に竹を割ったような御答弁を
お願いしたいのは、もうこれは私は産廃として処理するしかないと思っているんです。混合物なんです、混合物。それで、混合物であることは見ていただいたら分かります、混合物なんです。問題は、産廃と一廃の混合物は産廃ですか一廃ですかというのは、誰が決めるんだということです。
環境省に聞くと、基準はありませんと言う。では、地元で決めていいんですねと。いや、地元で決めていいけれども、それは性状とか中身を見て決めてくださいよと言うわけです。いやいや、中身を見てと言われても、基準はないんでしょうと。過去にも二転三転しているわけです。今は一廃扱いです、だって持って帰ってきたんだから。持って帰ってくるときは一廃として持って帰ってきているわけです。でも、またその扱いを変えたいんです、私は。
もう一回産廃に戻せ、産廃として処理する、そういうことを、町長と
一緒になって、もしやるとしたら、ちなみに地元は、フェニックスでやってくれとか、大阪府の。それも漁連が反対します。だから、どこ行っても全部反対です。だから、私は、産廃として、だって、そういうものがいろいろ全国で流通しているんだから、産廃というのは、全く問題ない、だから、産廃としてもう一回位置づけ直して、最終決着を図るべきだという持論なんです。それで、
環境省にそれをエンドースしてほしいんです。そういう、私が今言っているようなことをやっていいですか。