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2019-10-18 第200回国会 衆議院 法務委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
令和元年
十月四日)(金曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
葉梨
康弘
君
理事
田所
嘉徳
君
理事
源馬謙太郎
君
理事
山尾志桜里
君
理事
浜地
雅一
君
井野
俊郎
君
伊藤
忠彦
君
越智
隆雄
君
奥野
信亮
君
鬼木
誠君 門山
宏哲
君
神田
裕君
黄川田仁志
君
国光あやの
君
小林
茂樹
君 出畑 実君
中曽根康隆
君
藤井比早
之君
古川
康君
松島みどり
君
宮崎
政久
君
山下
貴司
君
吉川
赳君
和田
義明
君
逢坂
誠二
君
岸本
周平
君
黒岩
宇洋君
松田
功君
松平
浩一
君
山本和嘉子
君
柚木
道義
君
大口
善徳
君
藤野
保史
君
串田
誠一
君 井出
庸生
君 ――
―――――――――――
十月四日
葉梨康弘
君
委員長辞任
につき、その
補欠
として
松島みどり
君が議院において、
委員長
に選任された。
令和元年
十月十八日(金曜日) 午前九時三十分
開議
出席委員
委員長
松島みどり
君
理事
伊藤
忠彦
君
理事
越智
隆雄
君
理事
鬼木
誠君
理事
田所
嘉徳
君
理事
葉梨
康弘
君
理事
稲富
修二
君
理事
山尾志桜里
君
理事
浜地
雅一
君
井野
俊郎
君
奥野
信亮
君 門山
宏哲
君
神田
裕君
黄川田仁志
君
国光あやの
君
小林
茂樹
君 出畑 実君
中曽根康隆
君
藤井比早
之君
古川
康君
宮崎
政久
君
山下
貴司
君
吉川
赳君
和田
義明
君
尾辻かな子
君
落合
貴之
君
神谷
裕君
高木錬太郎
君
日吉
雄太
君
松田
功君
松平
浩一
君
竹内
譲君
藤野
保史
君
串田
誠一
君 …………………………………
法務大臣
河井
克行
君
法務
副
大臣
義家
弘介
君
法務大臣政務官
宮崎
政久
君
最高裁判所事務総長
中村
愼君
法務委員会専門員
藤井
宏治君 ――
―――――――――――
委員
の
異動
十月四日
辞任
補欠選任
岸本
周平
君
日吉
雄太
君
黒岩
宇洋君
落合
貴之
君
源馬謙太郎
君
稲富
修二
君
山本和嘉子
君
山川百合子
君
柚木
道義
君
高木錬太郎
君
大口
善徳
君
竹内
譲君 同月十八日
辞任
補欠選任
逢坂
誠二
君
尾辻かな子
君
山川百合子
君
神谷
裕君 同日
辞任
補欠選任
尾辻かな子
君
逢坂
誠二
君
神谷
裕君
山川百合子
君 同日
理事石原宏高
君、
藤原崇
君及び
宮崎政久
君九月十三日
委員辞任
につき、その
補欠
として
鬼木誠
君、
越智隆雄
君及び
葉梨康弘
君が
理事
に当選した。 同日
理事平沢勝栄
君同月三日
委員辞任
につき、その
補欠
として
伊藤忠彦
君が
理事
に当選した。 同日
理事源馬謙太郎
君同月四日
委員辞任
につき、その
補欠
として
稲富修二
君が
理事
に当選した。 ――
―――――――――――
十月四日 組織的な
犯罪
の処罰及び
犯罪収益
の
規制等
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
山尾志桜里
君外六名
提出
、第百九十五回
国会衆法
第八号)
民法
の一部を
改正
する
法律案
(
山尾志桜里
君外四名
提出
、第百九十六回
国会衆法
第三七号)
民法
の一部を
改正
する
法律案
(
西村智奈美
君外五名
提出
、第百九十八回
国会衆法
第一五号)
出入国管理
及び
難民認定法
の一部を
改正
する
法律案
(
平野博文
君外五名
提出
、第百九十八回
国会衆法
第三五号) は本
委員会
に付託された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した案件
理事
の
補欠選任
国政調査承認要求
に関する件 ――――◇―――――
松島みどり
1
○
松島委員長
これより
会議
を開きます。 この際、一言御挨拶申し上げます。 このたび、
法務委員長
の重責を担うことになりました
松島みどり
でございます。よろしくお願いいたします。 本
委員会
が所管いたします
分野
におきましては、
国民生活
の
根幹
にかかわる重要な問題が山積しており、本
委員会
に課せられた使命はまことに重大であると考えます。 ここに、
委員
の皆さんの御
指導
、御
協力
を賜りまして、公正かつ円満な
委員会
の
運営
に努めてまいりたいと存じます。 何とぞよろしくお願いいたします。 ――――◇―――――
松島みどり
2
○
松島委員長
この際、
委員会
を代表して一言申し上げます。 このたびの
令和元年台風
第十九号による
被害
でお亡くなりになられた
方々
とその御遺族に対しましては、深く哀悼の意を表します。 また、
被災者
の
皆様
には心よりお
見舞い
を申し上げます。 これより、お亡くなりになられた
方々
の御
冥福
をお祈りし、
黙祷
をささげたいと存じます。 全員御
起立
、お願い申し上げます。――
黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
松島みどり
3
○
松島委員長
黙祷
を終わります。御着席願います。 ――――◇―――――
松島みどり
4
○
松島委員長
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。
委員
の
異動
に伴い、現在
理事
が五名欠員となっております。その
補欠選任
につきましては、先例により、
委員長
において指名するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松島みどり
5
○
松島委員長
御
異議
なしと認めます。 それでは、
理事
に
伊藤
忠彦
さん
越智
隆雄
さん
鬼木
誠さん
葉梨
康弘
さん
稲富
修二
さん を指名いたします。 ――――◇―――――
松島みどり
6
○
松島委員長
次に、
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
裁判所
の
司法行政
に関する
事項
法務行政
及び
検察行政
に関する
事項
国内治安
に関する
事項
人権擁護
に関する
事項
以上の各
事項
につきまして、
本会期
中調査いたしたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長の
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松島みどり
7
○
松島委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ――――◇―――――
松島みどり
8
○
松島委員長
この際、
河井克行法務大臣
から
発言
を求められておりますので、これを許します。
河井法務大臣
。
河井克行
9
○
河井国務大臣
皆様
、おはようございます。 このたび、
法務大臣
に就任いたしました
河井克行
です。
松島みどり委員長
を始め
理事
、
委員
の
皆様方
には、平素から
法務行政
の運営について格別の御理解、御尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。 まず冒頭、台風十九号によりお亡くなりになられた数多くの
方々
の御冥福をお祈りするとともに、河川の氾濫による深刻な
浸水被害等
や、大規模な停電、
断水等
が続いている状況にあり、被災された
方々
に対し、お
見舞い
を申し上げます。
法務省
の総力を結集して、
被災者皆様
の
生活再建
に力を注いでまいります。 さて、私は、平成十九年八月から一年間、
鳩山邦夫法務大臣
の御
指導
のもと、
法務
副
大臣
として、
法務行政
の諸
課題
に取り組んでまいりました。 久しぶりに
法務省
に戻りまして、今昔の感ひとしおでございます。十一、二年前とは違う新しい
政策課題
が浮上していることに気づく一方で、当時と変わらない難題と格闘している
法務省職員
の姿を見て、
法務大臣
として、
法務行政
が直面する
一つ一つ
の
課題
の解決に
全力
で取り組んでいく決意です。 本年五月に新しい
令和
の時代を迎え、
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
の開催まで一年を切りました。また、来年四月に、
犯罪防止
、
刑事司法分野
における
国際連合最大規模
の
会議
である
国連犯罪防止刑事司法会議
が京都で開催されます。 このような
我が国
にとって大きな節目にあって、私は、
法務行政
にとって、次の三つの観点が重要であると、就任時の職員への訓示で述べました。
一つ目
は、
法務省
のあらゆる資源を用い、あらゆる能力を発揮して積極的に新たな施策を打ち出す、攻めの
法務行政
、
二つ目
は、今この瞬間も
日本じゅう
で助けを待っている
方々
の声、中には
声なき声
もあると存じますが、それらにしっかりと耳を傾ける、温かい
法務行政
、そして
三つ目
は、
我が国
において日本人と
外国人
とがともに安心して安全に暮らすことができる多
文化共生社会
を根づかせるとともに、
我が国
の
法務行政
における
取組
やこれを支える文化を世界に発信する、世界に広がる
法務行政
という観点です。 私は、これら三つの観点に基づき、
関係大臣
らと十分に
連携
し、常に
現場感覚
を大切にして、新しい時代にふさわしい
法務行政
の
実現
に
全力
を尽くしてまいります。 昨今、親による
虐待等
により、かけがえのない
子供たち
の命が奪われる大変痛ましい事件が後を絶ちません。
児童虐待
への
対応
は、何よりも子供の命を守ることを最優先として、その予防、
早期発見
、
被害
に遭った児童の
保護
などに総合的に取り組むことが重要です。 そこで、私は、今般、省内に、全ての
関係部局
から成る
児童虐待
とたたかう
法務省プロジェクトチーム
を新たに立ち上げました。所管にとらわれない自由で柔軟な発想に基づく検討を開始し、年明けを目途に提言を取りまとめる予定です。
児童虐待
の根絶に向け、
関係大臣
と
協力
しながら、
全力
で取り組んでまいります。 女性や子供、
高齢者
をめぐる人権問題、
障害等
を理由とする差別、ヘイトスピーチを含む
外国人
に対する
人権侵害
、
部落差別
などの同和問題、
性的指向
、
性自認
を理由とする偏見や差別、インターネットを悪用した
名誉毀損
や
プライバシー侵害等
のさまざまな人権問題を解消するため、
個別法規
を駆使しながら、
人権侵害
に対する
調査救済活動等
に丁寧かつ粘り強く取り組みます。 心のバリアフリーとして、誰もがお互いの人権を大切にし、支え合う
共生社会
を
実現
するための
人権啓発活動
を推進し、
ハンセン病患者
、元患者やその御家族が置かれていた境遇を踏まえた
人権啓発活動
にしっかりと取り組んでまいります。 親によって出生の届出がされておらず、無戸籍となっている
方々
について、徹底した
実態把握
や丁寧な
手続案内
をするなどの寄り添い型の
取組
を行うとともに、引き続き、他のとり得る方策も検討しつつ、無
戸籍状態
の解消に取り組んでまいります。 平成二十九年に策定された
再犯防止推進計画
に基づき、
関係省庁
や
地方公共団体
との
連携
を一層推進し、
刑事手続
のあらゆる段階において、就労、住居の
確保
、
高齢者
や障害のある者、
薬物依存
を有する者への
支援
など、
犯罪
や非行をした者の立ち直りに必要な
指導
、
支援
を適切に実施するとともに、
保護
司、
更生保護施設
、
協力雇用主
などの民間の
方々
の活動への
支援
をより一層
充実強化
してまいります。 平成二十九年に成立した
性犯罪
に関する刑法の一部を
改正
する
法律
の附則には、
施行
後三年を目途として
性犯罪
に関する総合的な施策のあり方を検討することとされています。その検討に資するよう、
附帯決議
の趣旨を踏まえつつ、
犯罪被害者等
の声にしっかりと耳を傾け、
性犯罪
の
実態把握等
を着実に進めてまいります。 また、
犯罪被害者
の御負担に関するさまざまな御
指摘等
を踏まえ、
犯罪被害者等基本法
の理念にのっとり、
犯罪被害者等
の
権利利益
の
保護
を図るため
各種制度
を適切に
運用
し、きめ細やかな
対応
に努めてまいります。
国民生活
を脅かす
組織犯罪
、
凶悪犯罪等
の発生が後を絶ちません。
国民
の
皆様
が安全に安心して暮らせる
社会
を
実現
するため、
関係機関
とも
連携
し、
治安確保
のための対策を万全に講じます。 また、現下の
国際テロ情勢
を踏まえ、
国内外
における
テロ関連動向
の把握に努め、
関係機関
との
連携
を緊密にしつつ、
情報収集
・
分析機能
の
強化
に努めてまいります。 現在、アレフ、山田らの集団及びひかりの輪を中心に活動するオウム真理教については、引き続き、
団体規制法
に基づく
観察処分
を適正かつ厳格に実施することにより、
地域住民
の
皆様
の
不安感
を解消、緩和するとともに、公共の安全の
確保
に努めてまいります。 平成二十八年に成立した、
証拠収集方法
の
適正化
及び
多様化
並びに
公判審理
の
充実化
を図るための
刑事訴訟法等
の一部を
改正
する
法律
は、本年六月までに全ての規定が
施行
されました。その趣旨を踏まえた適正な
運用
を図るなど、
国民
の負託に応えるための
検察改革
の
取組
を進めてまいります。 昨年の
訪日外国人旅行者数
は三千万人を超え、過去
最高
を更新しました。来年には
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
の開催を控え、
テロ等
の
未然防止
がこれまでになく求められています。
我が国
の
社会秩序
を乱し、
我が国
の安全、安心を脅かす危険な行為に及ぶおそれがある者らに対する毅然とした
入国管理
を行う必要があります。その上で、
観光立国推進
に向けた円滑な
入国審査
と厳格な
入国管理
を高度な次元で両立させるため、
顔認証ゲート
など
世界最高水準
の技術を活用し、
入国審査
のさらなる
高度化
を進めてまいります。
弾道ミサイル
の発射を繰り返している
北朝鮮
に対しては、今後も
人的往来
の
規制強化措置等
を適切に実施していくとともに、核・
ミサイル関連
の動向、日本人拉致問題を含む
北朝鮮
の
対外動向
や
国内状況等
について、
関連情報
の収集、
分析等
を進めます。また、
尖閣諸島関係
についても、
関係機関
と
連携
し、遺漏のない
対応
をしてまいります。 本年四月一日から
運用
を開始した
特定技能制度
については、
外国人材
の
方々
に
我が国
で十分に力を発揮していただけるよう、
制度
の適正な
運用
に努め、
技能実習生
や留学生についても、適正な
受入れ
を図るため、
運用
上の改善に取り組んでまいります。
外国人
との
共生社会
の
実現
については、昨年末に取りまとめられた
外国人材
の
受入れ
・共生のための
総合的対応策
などを踏まえ、
出入国在留管理庁
による
総合調整機能
を果たしつつ、
関係
府省庁と十分に
連携
して、
地方公共団体
の
一元的相談窓口
の
充実強化
、
外国人支援
の拠点としての
外国人共生センター
(仮称)の設置、
生活全般
に関する
基礎的情報
を記載したわかりやすい
生活
・
就労ガイドブック
の多
言語化
や災害時の
情報発信
などの対策を進めてまいります。 また、
外国人
による
医療保険
の利用について、
厚生労働省
と
協力
し、
健康保険法
の
改正
を踏まえた適正な
運用
の
確保
に努めてまいります。
退去強制令書
が発付されたにもかかわらず、さまざまな理由で送還を忌避している者がおり、その存在は、迅速な送還に対する大きな障害となっているばかりか、収容の
長期化
の大きな要因となっています。送還を忌避している
長期収容者
の問題は、
我が国
の
出入国在留管理制度
の根幹を脅かし、ひいては、
我が国
の
社会秩序
や治安に影響を与えることにもなりかねない深刻な問題です。今後、
適正手続
にも十分配慮しつつ、迅速な送還の
実現
及び
長期収容状態
の着実な解消に努めてまいります。
難民認定手続
については、真に庇護を必要とする
申請者
には早期に安定した
在留許可
をするなどのさらなる配慮を行い、濫用、誤用的な
申請者
には、事案の内容に応じて
在留
を許可しないなどの厳格な
対応
を行うことにより、
難民認定制度
の適正な
運用
に努めてまいります。
民事基本法
について、
国民
の意識や
社会情勢
の変化に
対応
し、新しい時代のために必要な見直しを進めてまいります。今
国会
には、
株主総会
の運営及び取締役の職務の執行の一層の
適正化等
を図るため、
会社法
の一部を
改正
する
法律案
及び
会社法
の一部を
改正
する
法律
の
施行
に伴う
関係法律
の
整備等
に関する
法律案
を提出する予定です。今後、コーポレートガバナンスのあるべき姿を追求するため、勉強を重ねてまいります。 また、現在行っている
家族法制等
についての検討を着実に進めるとともに、
施行
を控えている
成年年齢
の
引下げ
や
債権法分野
の
民法等
の
改正
についても、円滑な
施行
に向けた準備と
国民
への周知に
全力
を尽くしてまいります。 所有者不明土地問題の解決に向け、これまでに講じてきた
相続登記
の促進のための
取組
を着実に実施するとともに、さきの
通常国会
で成立した
表題部所有者不明土地
の登記及び管理の
適正化
に関する
法律
の円滑な
施行
のための準備を進めます。 さらに、現在、
法制審議会
において、
民法
及び
不動産登記法
の
改正
についての
調査審議
をいただいているところであり、
関係省庁
とも
連携
して、
法改正
に向けた具体的な検討を行ってまいります。 相次ぐ大
規模災害
の
復旧復興支援
については、
登記嘱託事件等
の適切かつ迅速な
対応
、倒壊するなどした建物の
登記官
の職権による
滅失登記
、登記所備付け地図の
整備
、
法テラス
による
無料法律相談
や
人権擁護機関
によるさまざまな人権問題に対する相談、
調査救済活動
など、今後も、
被災者
の要望、需要をしっかりと把握しながら、
全力
で取り組んでまいります。 国の利害に
関係
する訴訟に対する
指揮権限
を適切かつ効果的に行使することはもとより、
国内外
の
法的紛争
の
発生そのもの
を未然に防止するための
予防司法機能
の
強化
を図ります。また、
関係省庁
と緊密に
連携
をするなどして
国際訴訟等
への
対応
を
強化
します。このような多様な
訟務機能
の
充実強化
によって、より一層
国民
の
権利利益
の
保護
を図ってまいります。 急速に進展するAIや
ICT等
の
技術革新
への
対応
は、業務を効率化し、
司法
や
法務行政
の質の向上を図るとともに、
ビジネス環境
を
整備
し、日本の
国際競争力
を高める上でも急務となっています。
民事裁判
の
IT化
を始めとした
司法
、
法務行政
の分野における新たな技術の活用及びその
実現
に向けた
基盤整備
を強力に推進してまいります。
法曹養成制度
については、
法曹養成制度改革推進会議決定
を踏まえつつ、今後とも、
現場感覚
を大事にし、さまざまな
関係者
の御意見もよく聞きながら、
文部科学省等
と
連携
して、
国民
の期待に応えられる法曹を養成するために必要な
取組
を進めてまいります。
令和
四年の
民法
の
成年年齢引下げ
をも見据え、
関係機関
とも
連携
しながら、
対象世代
や現場の
ニーズ
に応じ、多くの
国民
が
法教育
に触れる機会を持てるよう、積極的に取り組みます。
法テラス
では、
福祉機関等
と
連携
して
高齢者
や
障害者
の総合的な
問題解決
を図る
取組
のほか、増加する
在留外国人等
への適切な
対応
も図るべく、
我が国
の
法制度等
についての情報を
多言語
で提供するサービスを充実させるなど、
多様化
する
社会
の
ニーズ
に応えるための
支援
に取り組んでいます。今後も、
法テラス
の
取組
の周知、広報に努めるとともに、
国民
の
司法
へのアクセスを
支援
するための業務の円滑な実施と体制の充実を図ってまいります。 来年四月に京都で開催される
国連犯罪防止刑事司法会議
、
京都コングレス
において、法の支配や
基本的人権
の尊重といった
基本的価値
を
国際社会
において確立させるべく
指導力
を発揮します。あわせて、
我が国
が重視する
官民連携
による
再犯防止
の
取組
などに関するシンポジウムや
ユースフォーラム
などを開催し、
我が国
の成熟した
社会
を
外国
からの
参加者
に体感していただくとともに、安全、安心な
社会
の
実現
についての
国民的関心
も高めたいと考えています。さらに、さまざまな機会を捉えて、
先進諸国
を始めとする各国の
司法関係閣僚
とも積極的に対話を行ってまいります。 これまで長年にわたり、
開発途上国等
に対し、
基本法令
の起草、
司法制度
の
整備
や
運用
、
国際研修
の実施、
司法関係者
の
人材育成
などの
法制度整備支援
を行ってまいりました。これらの
国際協力
は、自由で開かれた
インド太平洋
に資する
取組
であり、積極的に推進してまいります。
経済社会
の
国際化
が急激に加速する中、重要な
日本法令
を翻訳して
国際発信
することは、
国際化
に
対応
した国家の
基盤整備
として、大変重要な
取組
です。本年三月の
日本法令
の
国際発信
に向けた将来
ビジョン会議
の提言をしっかりと受けとめ、本年内に司令塔となる
官民会議体
を立ち上げた上、
関係省庁
とも
連携
して、
日本法令
の
国際発信
に向けて、より一層取り組んでまいります。
国際仲裁
は、
国際取引
をめぐる
紛争解決
の
グローバルスタンダード
となっています。
関係省庁
、
関係機関
と
連携
しながら、
仲裁人等
の専門的な
人材育成
、
国内外
における広報、
意識啓発
、
仲裁専用施設
の
確保等
の
基盤整備
を進め、
我が国
における
国際仲裁
の
活性化
に取り組んでまいります。 また、
法律事務
の
国際化等
に、より的確に
対応
するとともに、
国際仲裁
のさらなる
活性化
に向けた
基盤整備
を推進する等のため、
外国弁護士
による
法律事務
の取扱いに関する
特別措置法
の一部を
改正
する
法律案
を今
国会
に提出する予定です。
法務省
・
出入国在留管理庁
・
公安審査委員会
・
公安調査庁特定事業主行動計画
、アット・ホウムプランに基づき、男女を問わず活躍できる
職場環境
の
整備
と仕事と
生活
の調和の推進に努めます。
障害者雇用
については、昨年定められた政府の
基本方針
に基づき、着実に
取組
を進めてまいります。 今
国会
においては、一般の
政府職員
の
給与改定
に伴い、
裁判官
の
報酬月額
及び
検察官
の
俸給月額
を改定するための
裁判官
の
報酬等
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
及び
検察官
の
俸給等
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
を提出いたしましたので、十分に御審議の上、速やかに御可決くださいますようお願いいたします。
刑務所等
の
矯正施設
及びその
職員宿舎
を始めとする
法務省施設
の
耐震化
及び
老朽化対策
を進めるとともに、災害時に
防災拠点
や
避難所
となる
矯正施設
の
整備
、
行政需要
の変化、拡大を踏まえた施設の
整備
を推進してまいります。 今後、さまざまな
課題
に対し、
義家弘介
副
大臣
、
宮崎政久大臣政務官
とともに
全力
で取り組んでまいります。
松島みどり委員長
を始め
理事
、
委員
の
皆様方
には、より一層の御理解と御
協力
を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
松島みどり
10
○
松島委員長
次に、
義家弘介法務
副
大臣
及び
宮崎政久法務大臣政務官
から、それぞれ
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
義家法務
副
大臣
。
義家弘介
11
○
義家
副
大臣
法務
副
大臣
の
義家弘介
でございます。
法務行政
の
課題
については、いずれも
国民生活
の
基本
、
根幹
にかかわる重要なものばかりでございますので、
宮崎大臣政務官
とともに、
河井大臣
を支え、精力的に取り組んでまいります。
松島委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
をよろしくお願いいたします。(
拍手
)
松島みどり
12
○
松島委員長
次に、
宮崎法務大臣政務官
。
宮崎政久
13
○
宮崎大臣政務官
法務大臣政務官
の
宮崎政久
でございます。
令和
の
時代
となりまして、
国内外
にわたって
我が国
の
法務行政
を力強く
推進
する必要があると認識をしております。
河井法務大臣
、
義家法務
副
大臣
と力を合わせて、誠心誠意取り組んでまいる所存です。
松島委員長
を始め
理事
、
委員各位
の
皆様
の御
指導
と御
協力
をどうぞよろしくお願い申し上げます。(
拍手
) ――――◇―――――
松島みどり
14
○
松島委員長
この際、お諮りいたします。 本日、
最高裁判所事務総長中村愼
さんから
出席説明
の
要求
がありますので、これを
承認
するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松島みどり
15
○
松島委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。
中村事務総長
から
発言
を求められておりますので、これを許します。
中村最高裁判所事務総長
。
中村愼
16
○
中村最高裁判所長官代理者
九月二日付で
最高裁判所事務総長
を命じられました
中村愼
でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
冒頭
、
台風
十九号によりお亡くなりになられた
方々
の御
冥福
をお祈りいたしますとともに、被災された
方々
に対し、心よりお
見舞い
を申し上げたいと思います。 さて、
委員長
を始め
法務委員会
の
委員
の
皆様方
には、
平素
から私
ども司法
の立場につきまして深い御
理解
と
格別
の御
配慮
をいただきまして、まことにありがとうございます。この場をおかりいたしまして、厚く御礼を申し上げます。 申し上げるまでもありませんが、
裁判所
の役割は、適正かつ迅速な裁判を行うことでございます。全ての
裁判所
職員
が一件一件の
事件
に誠実に取り組み、具体的な
事件
の裁判を通じて、
国民
の
基本的人権
を擁護し、法秩序を維持するという責務を十分に果たし、
国民
の
皆様
の
司法
に対する期待と信頼にお応えできるよう、さまざまな
司法行政
上の
課題
に取り組んでまいる所存でございます。
司法制度
改革の最大の柱の一つでありました裁判員
制度
、これは、本年五月に
施行
から十年の節目を迎えました。裁判員
制度
の意義の重さを常に
意識
し、
制度
の
運営
に問題がないかを常に注視しつつ、この
制度
が将来にわたって安定的に
運営
されるよう、
運用
改善に努める必要があると考えております。 民事の
分野
では、現在、民事
訴訟
手続の
IT化
に関する
検討
が行われていますが、
IT化
を契機として、より説得力のある質の高い裁判を行っていけるよう、民事
訴訟
の
運用
をますます
充実
したものにしていく必要がありますし、
社会
や
家族
のありようの
変化
に伴って求められる役割が
多様化
している家庭
裁判所
については、
国民
の期待に応えて、
司法
機関としてその役割を果たしていく必要があるというふうに考えております。
裁判所
といたしましては、
関係機関
との
連携
を緊密にしてこのような
課題
に取り組み、
運営
の一層の
充実強化
に努めていきたいと考えているところでございます。
法務委員会
の
松島委員長
、
理事
、
委員
の
皆様方
には、今後とも
裁判所
の
運営
の
充実強化
のために一層の御
支援
を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 簡単でございますが、以上をもちまして就任の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(
拍手
)
松島みどり
17
○
松島委員長
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午前九時五十七分散会