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2019-10-23 第200回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
令和元年
十月四日)(金曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
武藤
容治
君
理事
齋藤
健君
理事
野中
厚君
理事
細田
健一
君
理事
亀井亜紀子
君
理事
近藤
和也
君
池田
道孝
君
泉田
裕彦
君
稲田
朋美
君
今枝宗一郎
君
上杉謙太郎
君
金子
俊平
君
神谷
昇君
木村
次郎
君
小寺
裕雄
君
坂本
哲志
君
高鳥
修一
君
武部
新君 谷
公一
君
永岡
桂子
君
西田
昭二
君
福山
守君
古川
康君
宮腰
光寛
君
宮路
拓馬
君 簗
和生
君
吉野
正芳
君
石川
香織
君
大串
博志
君
金子
恵美
君
神谷
裕君
佐々木隆博
君 関
健一郎
君
長谷川嘉一
君
堀越
啓仁君
緑川
貴士
君
伊佐
進一
君
濱村
進君
田村
貴昭
君 森
夏枝
君 ――
―――――――――――
十月四日
武藤容治
君
委員長辞任
につき、その
補欠
として
吉野正芳
君が議院において、
委員長
に選任された。
令和元年
十月二十三日(水曜日) 午前十時
開議
出席委員
委員長
吉野
正芳
君
理事
池田
道孝
君
理事
齋藤
健君
理事
武部
新君
理事
谷
公一
君
理事
野中
厚君
理事
細田
健一
君
理事
石川
香織
君
理事
亀井亜紀子
君
理事
近藤
和也
君
理事
濱村
進君
泉田
裕彦
君
今枝宗一郎
君
上杉謙太郎
君
金子
俊平
君
神谷
昇君
木村
次郎
君
小寺
裕雄
君
佐藤
明男
君
坂本
哲志
君
笹川
博義
君
永岡
桂子
君
福山
守君
古川
康君 三
ッ林裕巳
君
宮腰
光寛
君
宮路
拓馬
君
宗清
皇一君 簗
和生
君
青山
大人
君
大串
博志
君
神谷
裕君
佐々木隆博
君
佐藤
公治
君 階 猛君
長谷川嘉一
君
緑川
貴士
君
石田
祝稔
君
田村
貴昭
君 森
夏枝
君 …………………………………
農林水産大臣
江藤
拓君
農林水産
副
大臣
伊東
良孝
君
農林水産
副
大臣
加藤
寛治
君
農林水産大臣政務官
河野
義博
君
農林水産大臣政務官
藤木
眞也君
農林水産委員会専門員
梶原 武君 ――
―――――――――――
委員
の
異動
十月四日
辞任
補欠選任
武藤
容治
君
笹川
博義
君
金子
恵美
君
佐藤
公治
君 関
健一郎
君
広田
一君
堀越
啓仁君
青山
大人
君
伊佐
進一
君
石田
祝稔
君 同月二十三日
辞任
補欠選任
稲田
朋美
君
宗清
皇一君
高鳥
修一
君 三
ッ林裕巳
君
西田
昭二
君
佐藤
明男
君
広田
一君 階 猛君 同日
辞任
補欠選任
佐藤
明男
君
西田
昭二
君 三
ッ林裕巳
君
高鳥
修一
君
宗清
皇一君
稲田
朋美
君 階 猛君
広田
一君 同日
理事伊東良孝
君、
小島敏文
君及び
稲津久
君九月十三日
委員辞任
につき、その
補欠
として
谷公一
君、
武部新
君及び
濱村進
君が
理事
に当選した。 同日
理事野中厚
君及び
亀井亜紀子
君同日
理事辞任
につき、その
補欠
として
池田道孝
君及び
石川香織
君が
理事
に当選した。 ――
―――――――――――
十月四日
主要農作物種子法案
(
後藤祐一
君外八名
提出
、第百九十六回
国会衆法
第一三号)
国有林野事業
に従事する
職員
の
労働関係
を円滑に調整するための
行政執行法人
の
労働関係
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
佐々木隆博
君外四名
提出
、第百九十六回
国会衆法
第一八号)
国有林野事業
に従事する
職員
の
給与等
に関する
特例法案
(
佐々木隆博
君外四名
提出
、第百九十六回
国会衆法
第一九号)
畜産経営
の安定に関する
法律
及び
独立行政法人農畜産業振興機構法
の一部を
改正
する
法律案
(
佐々木隆博
君外六名
提出
、第百九十六回
国会衆法
第二三号)
農業者戸別所得補償法案
(長
妻昭
君外六名
提出
、第百九十六回
国会衆法
第三三号)
家畜伝染病予防法
の一部を
改正
する
法律案
(
平野博文
君外五名
提出
、第百九十八回
国会衆法
第三四号) は本
委員会
に付託された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した案件
理事
の
辞任
及び
補欠選任
国政調査承認要求
に関する件 ――――◇―――――
吉野正芳
1
○
吉野委員長
これより
会議
を開きます。 議事に入るに先立ちまして、
委員会
を代表して一言申し上げます。 このたびの本年八月の
前線
に伴う
大雨
及び
台風
第十五号から
台風
第十九号による一連の
災害
によりお亡くなりになられた
方々
とその御遺族の
方々
に深く哀悼の意を表するとともに、
被災者
の
皆様
に心からお
見舞い
を申し上げます。 これより、お亡くなりになられた
方々
の御冥福をお祈りし、
黙祷
をささげたいと存じます。 全員御
起立
を
お願い
いたします。――
黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
吉野正芳
2
○
吉野委員長
黙祷
を終わります。御着席願います。 ――――◇―――――
吉野正芳
3
○
吉野委員長
この際、一言御挨拶を申し上げます。 このたび、
農林水産委員長
に
就任
をいたしました
吉野正芳
でございます。
農林水産業
は、
食料
の
安定供給
にとどまらず、
国土
や
自然環境
の保全など多岐にわたり、
国民
の
生活
を支える大変重要な
役割
を担っております。 今日、
我が国
の
農林水産業
を取り巻く諸情勢は極めて厳しく、大きな
課題
が山積しております。 特に、
農林水産物
、
食品
の
輸出力強化
を始め、国際的な
貿易体制
への
対応
や、
担い手
の
育成
、
確保
を迅速に図ることが求められております。 さらには、
国内
で
感染
が拡大している
豚コレラ
や、
近隣諸国
で蔓延している
アフリカ豚コレラ
などの
家畜伝染病
の
予防対策
を図ることが
喫緊
の
課題
となっております。 このような
状況
の
もと
、本
委員会
に課せられた使命はまことに重大であり、改めてその
職責
の重さを痛感いたしております。 微力ではございますが、公正かつ円滑な
委員会
の運営に努めてまいりますので、
委員各位
の御
指導
と御協力を賜りますよう、何とぞよろしく
お願い
を申し上げます。 ――――◇―――――
吉野正芳
4
○
吉野委員長
理事辞任
の件についてお諮りいたします。
理事野中厚
君及び
亀井亜紀子
君から、
理事辞任
の申出があります。これを許可するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
吉野正芳
5
○
吉野委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 引き続き、
理事補欠選任
の件についてお諮りいたします。 ただいまの
理事
の
辞任
及び
委員
の
異動
に伴い、現在
理事
が五名欠員となっております。その
補欠選任
につきましては、先例により、
委員長
において指名するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
吉野正芳
6
○
吉野委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 それでは、
理事
に
池田
道孝
君
武部
新君 谷
公一
君
石川
香織
君 及び
濱村
進君 を指名いたします。 ――――◇―――――
吉野正芳
7
○
吉野委員長
次に、
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
農林水産関係
の
基本施策
に関する
事項
食料
の
安定供給
に関する
事項
農林水産業
の発展に関する
事項
農林漁業者
の福祉に関する
事項
農山漁村
の
振興
に関する
事項
以上の各
事項
について、実情を
調査
し、その
対策
を樹立するため、
本会期
中
調査
をいたしたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長の
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
吉野正芳
8
○
吉野委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ――――◇―――――
吉野正芳
9
○
吉野委員長
この際、
農林水産大臣
、
農林水産
副
大臣
及び
農林水産大臣政務官
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
農林水産大臣江藤拓
君。
江藤拓
10
○
江藤国務大臣
農林水産委員会
の開催に当たりまして、
所管大臣
として
考え方
の一端を申し述べます。 このたび、新たな
内閣
の発足に当たり、
農林水産大臣
を拝命いたしました。
委員
の
皆様
の御
指導
を賜りながら、
大臣
としての
職責
を果たしてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしく
お願い
を申し上げます。 冒頭、本年八月の
前線
に伴う
大雨
や
台風
第十五号及び第十九号などのたび重なる
災害
によりお亡くなりになられた
方々
に心からお悔やみを申し上げますとともに、
被災
された全ての
方々
にお
見舞い
を申し上げます。 私は、
大臣
に
就任
した際、みずからの
目標
として、
農林水産業
の
生産基盤
の
強化
を掲げました。しかしながら、たび重なる
大雨
、
台風
で多くの人命が犠牲となり、
生産基盤
が壊れていくのを目の当たりにし、無念でなりません。
大臣就任
直後に訪問した千葉県及び茨城県では、
台風
第十五号の
被害
の深刻さを直接確認いたしました。
被災
された
方々
のお
気持ち
にしっかり向かい合い、迅速に
対応
しなければならないと改めて感じ、今月一日には、
台風
第十五号などによる
農林水産被害
への
支援対策
を決定しました。 また、
台風
第十九号は、多くの河川の決壊により甚大な
被害
が
発生
しており、私も長野県の
被災
の
状況
をこの目で確認してまいりました。
発災
前から
人的支援
を開始するとともに、プッシュ型の
食料支援
など、
被災者
の
生活支援
や
被害
の
実態把握
に
全力
で取り組んでいます。そして、
被災
された
方々
が離農されることなく、一日も早くなりわいを再開できるよう、
農林漁業者
のニーズを丁寧に聞いて万全の
対策
を講じてまいります。また、
収入保険
や
農業共済
など
災害
への備えとして活用できる
施策
を
現場
へ十分御理解いただける
努力
をしたいと考えています。 以下、
農林水産行政
に関して、私の基本的な
考え方
について申し述べます。
我が国
の
農林水産業
は、
農地
を守り、山を守り、
漁業
を通じて国境を守るといった
役割
を担っている、まさに国の基であります。
国民
の
皆様
にとってかけがえのないものであります。このことを、
国民
の
皆様
に御理解いただけるよう
努力
していきたいと考えています。 一方、
我が国
の
農林水産業
は、
人口減少
に伴うマーケットの縮小や
農林漁業者
の
減少
、
高齢化
の進行など、厳しい
状況
に直面しています。
我が国
の
農林水産業
を
若者
が夢と
希望
を持てる
産業
としていくとともに、その
生産基盤
を次の世代に確実に継承していかなければなりません。
安倍内閣
においては、これまで、
農林水産業全般
にわたる
改革
を
推進
してきており、
農林水産物
、
食品
の
輸出額
は六年連続で過去
最高
を更新し、
生産農業所得
は過去十九年で
最高
に達するなど、これまでの
改革
の
成果
が着実にあらわれています。 引き続き、
改革
の
取組
を着実に前進させるとともに、それが
農林漁業者
の
所得向上
につながるよう
全力
で取り組んでまいります。 以下、具体的な
施策
を申し述べます。 本年九月二十六日に
日米貿易協定
が最終合意し、十月八日には
協定
への署名に至りました。過去の
経済連携協定
で約束した
市場アクセス
の
譲許内容
が最大限とする
考え方
の
もと
、粘り強く交渉に取り組んできた結果、
農林水産品
に係る
日本側
の関税について、
TPP
の範囲内とすることができました。
TPP
、日・EU・
EPA協定
に続くこの
日米貿易協定
により、
我が国
は
名実とも
に新たな
国際環境
に入ります。
農林漁業者
を始めとする
国民
の
皆様
の懸念と不安を払拭するため、
合意内容
について説明を尽くしてまいります。 また、
総合的TPP等関連政策大綱
を改定し、強い
農林水産業
、
農山
村をつくり上げるため、
農林水産業
の
生産基盤
を
強化
するとともに、新
市場開拓
の
推進
など万全の
対策
を講じてまいります。
TPP
などの
経済連携協定
の発効は、おいしくて安全な
我が国
の
農林水産物
や
食品
の
輸出
を拡大するチャンスをもたらします。
輸出額
一兆円
目標
の達成に向け、GFPを通じた
輸出業者
とのマッチングへの
支援
や戦略的なマーケティングを
強化
してまいります。同時に、海外に
和牛遺伝子資源
や植物新品種が流出し、
日本
の強みが失われないよう、戦略的な
知的財産
の保護について、
法制度
のあり方を
検討
してまいります。 さらなる
輸出
の飛躍のためには、
輸出先国
による規制の緩和、撤廃に向けた
対応
を加速化していく必要があります。このため、政府全体の
司令塔組織
を
農林水産省
に設置することなどを
内容
とする
農林水産物
及び
食品
の
輸出
の
促進
に関する
法律案
を今
国会
に
提出
しましたので、御
審議
を
お願い
いたします。
農業
を持続的に発展させるために、何よりも
次世代
の
担い手
を
育成
、
確保
していく必要があります。就農の
検討
・
準備段階
から
経営
を確立するまでの総合的な
支援
などにより、
若者
や女性を始め多様な人材の
育成
、
確保
を進めます。
担い手
への
農地集積
、
集約化
を加速化するため、
農地バンク
と
農業委員会
など
関係機関
との
現場レベル
の
連携
を徹底し、人・
農地プラン
の
実質化
を進めます。
農業
の
競争力強化
や
農村地域
の
国土強靱化
を
実現
するためには、
農地
や
農業用水
などの
農業
、
農村
の
基盤整備
が欠かせません。
農地
の大
区画化
、
汎用化
、
農業水利施設
の
長寿命化
や
ため池等
の豪雨・
耐震化対策
を
推進
してまいります。 ロボット、
AI
、IoT、ドローンなどの
先端技術
は、
農業
のさらなる
体質強化
への貢献が期待されています。大
規模農業
だけではなく、中
山間地域
でも活用できる
スマート農業
を
実現
するため、新
技術
の開発や実証、実装を
推進
します。
農業者
の
努力
だけで解決できない構造的な問題を解決するため、引き続き、
生産資材業界
や
流通加工業界
の再編、参入を
促進
するとともに、
関連制度
の
見直し
を進めます。 特に、
肥料
に関して、
現場
から早期の
見直し
について要望のある、堆肥と
化学肥料
の混合を認めることなどを
内容
とする
肥料取締法
の一部を
改正
する
法律案
を今
国会
に
提出
しましたので、御
審議
を
お願い
いたします。
地域
の
農業
を発展させていくためには、
農業者
の
所得向上
に
全力
で取り組む農協が欠かせません。
農林水産省
としても、
JAグループ
が
自己改革
の
取組
を着実に進め、具体的な
成果
を上げるよう、
改革
に協力してまいります。
米政策
については、米の需給及び価格の安定を図っていくため、
需要
に応じた
生産
、販売を促していく必要があります。引き続き、麦、大豆、
飼料用米
などの
戦略作物
や高
収益作物
など
水田フル活用
に向けた
支援
を行うとともに、きめ細かい
情報提供
などを行います。
農山漁村
は、
都市
に先行して
人口減少
、
高齢化
が進んでおり、その
活性化
は
喫緊
の
課題
です。美しい棚田や
田園風景
が守られ、中
山間地域
を始め
農山漁村
に住む皆さんの元気が出るよう、
日本
型直接支払いにより
地域
の下支えをしつつ、
農泊
を
中心
とした
都市
と
農山漁村
の交流の
促進
、
鳥獣被害対策
や安全で良質なジビエの
利活用
、
農福連携
の
推進
など、
地域
の特色を生かした多様な
取組
を総合的に
推進
いたします。 食の安全と
消費者
の
信頼
を
確保
するため、引き続き、
科学的根拠
に基づく
食品
の
安全性確保
と、正確な
情報伝達
による
消費者
の
信頼性確保
に取り組みます。
豚コレラ
については、昨年九月の岐阜県での
発生
以来、
感染
が拡大し、先月には
関東地方
で
感染
が確認されるなど、極めて重大な局面を迎えています。
発生地域
が拡大している現状を
農林水産大臣
として大変重く受けとめています。
豚コレラ封じ込め
に向け、
農林水産省
を
中心
に、
関係省庁一体
となって、
野生イノシシ
の
捕獲強化
、
飼養衛生管理基準
の遵守のさらなる徹底などに取り組むとともに、飼育されている豚への予防的な
ワクチン接種
について、必要な
対応
に取り組みます。 また、
アジア各国
では
アフリカ豚コレラ
が
発生
していますが、
豚コレラ
と異なり有効な
ワクチン
が存在しません。このため、
国内
に持ち込ませないための
水際対策
を徹底するとともに、
防護柵
の設置の義務づけを含む
飼養衛生管理基準
の改定など農場に持ち込ませないための
対策
を
強化
していきます。 さらに、今般の
豚コレラ
の
状況
を踏まえ、
家畜伝染予防法
を検証し、必要な
改正
について
検討
を進めていきます。
食料
・
農業
・
農村基本計画
について、本年九月から五年に一度の
見直し
に着手しました。
現場
の声に真摯に耳を傾けながら、農政におけるさまざまな
課題
に的確に
対応
し、
農業者
が
農業
、
農村
の未来に夢や
希望
を持てるよう、精力的に
検討
を進めていきます。
林業
については、戦後造成された
人工林
が本格的な
利用期
を迎える中、
林業
の
成長産業化
と
森林資源
の適切な
管理
を図るためには、
国産材
の
安定供給体制
の構築と
木材需要
の拡大を
促進
することが必要です。 このため、本年九月から
譲与
が始まった
森林環境譲与税
も活用しつつ、
森林経営管理制度
と
国有林野改正法
により、意欲と能力のある
林業経営者
への
森林
の
経営管理
の
集積
、
集約
を進めます。また、川上、川中、川下の
事業者
の
連携
による
木材
の
生産流通構造改革
を
推進
するとともに、
森林組合
の
事業
、
組織
を
強化
するため、
組合間連携手法
の
多様化
などに向けた
検討
を進めてまいります。
水産業
については、
水産資源
の適切な
管理
と
水産業
の
成長産業化
を両立させ、
漁業者
の
所得向上
と
年齢バランス
のとれた
漁業就労構造
を確立するため、昨年六月に決定された「
水産政策
の
改革
について」に即して、引き続き
改革
を
推進
いたします。新たな
資源管理
の実施に向けたプロセスを丁寧に進めるとともに、
漁獲証明
に係る
制度
について
検討
を進めます。 先月、福島県を訪問し、
原発事故
の影響を受けつつも、営農や
漁業
が震災前のように立ち直るため、懸命に取り組んでおられる
方々
の声を直接お伺いいたしました。
復興
に向けて一歩一歩前進していますが、まだ道半ばであることも実感いたしました。前向きに取り組む
農林漁業者
の
方々
を後押しするため、
地域ごと
の多様な
課題
に
対応
できるよう、市町村への
人的支援
など、きめ細かな
支援
を行います。
被災者
の
方々
の
気持ち
に寄り添い、将来を見据えた
復興
、
創生
を
実現
できるよう、
全力
で取り組んでまいります。 以上、
農林水産行政
に関する基本的な
考え方
を申し上げました。
国民
の豊かな食
生活
とそれを支える
農山漁村
を
次世代
に引き継ぐため、
産業政策
と
地域政策
を車の両輪として実行し、強い
農林水産業
と美しく活力ある
農山漁村
を
実現
する。そのことを通じて、
食料自給率
を向上させ、
食料安全保障
の
確保
を図ります。
吉野委員長
を始め
委員各位
に、重ねて御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、よろしく
お願い
申し上げます。(
拍手
)
吉野正芳
11
○
吉野委員長
次に、
農林水産
副
大臣伊東良孝
君。
伊東良孝
12
○
伊東
副
大臣
このたび
農林水産
副
大臣
を拝命いたしました
伊東良孝
でございます。
江藤大臣
を始め、
加藤
副
大臣
、
河野大臣政務官
、
藤木大臣政務官
とともに、
農林漁業者
の
所得向上
を目指し、また、その
実現
を目指し、
農林水産業
を持続的に発展させるべく、
全力
を尽くしてまいります。
吉野委員長
始め
委員各位
の
皆様
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、
お願い
を申し上げます。(
拍手
)
吉野正芳
13
○
吉野委員長
次に、
農林水産
副
大臣加藤寛治
君。
加藤寛治
14
○
加藤
副
大臣
このたび
農林水産
副
大臣
を拝命いたしました
加藤寛治
でございます。
江藤大臣
を先頭に、
伊東
副
大臣
、
河野大臣政務官
、
藤木大臣政務官
と力を合わせて、
農林水産業
を強くし、美しく豊かな
農林漁村
を
次世代
に継承できるよう、尽力してまいります。
吉野委員長
始め
委員各位
の
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、よろしく
お願い
を申し上げます。(
拍手
)
吉野正芳
15
○
吉野委員長
次に、
農林水産大臣政務官河野義博
君。
河野義博
16
○
河野大臣政務官
このたび
農林水産大臣政務官
を拝命いたしました
河野義博
でございます。
江藤大臣
の
もと
、
伊東
副
大臣
、
加藤
副
大臣
、
藤木大臣政務官
と一丸となって、
農林水産業
の
潜在力
を引き出し、
地域
の
活力向上
につながるよう、誠心誠意努めてまいります。
吉野委員長
を始め
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、心より
お願い
申し上げます。(
拍手
)
吉野正芳
17
○
吉野委員長
次に、
農林水産大臣政務官藤木眞也君
。
藤木眞也
18
○
藤木大臣政務官
このたび
農林水産大臣政務官
を拝命いたしました
藤木眞也
でございます。
江藤大臣
の
もと
、
伊東
副
大臣
、
加藤
副
大臣
、
河野大臣政務官
と協力して、
若者
がみずからの将来を託すことのできる
農林水産業
の
実現
に向け、
現場
の声に耳を傾けながら、精いっぱい
努力
してまいります。
吉野委員長
を始め
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、よろしく
お願い
いたします。(
拍手
)
吉野正芳
19
○
吉野委員長
次回は、明二十四日木曜日午前八時五十分
理事会
、午前九時
委員会
を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午前十時二十一分散会