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2018-11-20 第197回国会 参議院 総務委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成
三十年十一月二十日(火曜日) 午前十時開会 ─────────────
委員氏名
委員長
竹谷とし子
君 理 事
島田
三郎
君 理 事
森屋
宏君 理 事
秋野
公造
君 理 事
吉川
沙織
君
太田
房江
君
片山さつき
君 こやり
隆史
君
古賀友一郎
君
二之湯
智君
舞立
昇治
君
松下
新平
君
溝手
顕正
君
山崎
正昭君
山田
修路
君
山本
順三
君
魚住裕一郎
君
江崎
孝君 芝
博一
君
杉尾
秀哉
君
礒崎
哲史
君
森本
真治
君
山下
芳生
君
片山虎之助
君 又市
征治
君 ─────────────
委員長
の
異動
十月二十四日
竹谷とし子
君
委員長辞任
につき、 その
補欠
として
秋野公造
君を議院において
委員
長に
選任
した。 ─────────────
委員
の
異動
十月二十四日
辞任
補欠選任
片山さつき
君
山下
雄平
君
舞立
昇治
君
柘植
芳文
君
山本
順三
君
中西
祐介
君
魚住裕一郎
君
若松
謙維君
竹谷とし子
君
石川
博崇
君 芝
博一
君
難波
奨二君
礒崎
哲史
君
小林
正夫
君 十一月十二日
辞任
補欠選任
森本
真治
君
藤田
幸久
君 十一月十三日
辞任
補欠選任
藤田
幸久
君
森本
真治
君 十一月十四日
辞任
補欠選任
こやり
隆史
君
水落
敏栄君
森屋
宏君
衛藤
晟一
君
山下
雄平
君
牧野たか
お君
杉尾
秀哉
君
牧山ひろえ
君 十一月十五日
辞任
補欠選任
衛藤
晟一
君
森屋
宏君
牧野たか
お君
山下
雄平
君
水落
敏栄君 こやり
隆史
君
牧山ひろえ
君
杉尾
秀哉
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
秋野
公造
君 理 事
島田
三郎
君
中西
祐介
君
森屋
宏君
石川
博崇
君
江崎
孝君 委 員
太田
房江
君 こやり
隆史
君
古賀友一郎
君
柘植
芳文
君
二之湯
智君
松下
新平
君
溝手
顕正
君
山崎
正昭君
山下
雄平
君
山田
修路
君
若松
謙維君
杉尾
秀哉
君
難波
奨二君
吉川
沙織
君
小林
正夫
君
森本
真治
君
山下
芳生
君
片山虎之助
君 又市
征治
君
国務大臣
総務大臣
石田
真敏君 副
大臣
総務
副
大臣
鈴木
淳司
君
総務
副
大臣
佐藤ゆかり
君
大臣政務官
総務大臣政務官
大西
英男
君
総務大臣政務官
國重
徹君
総務大臣政務官
古賀友一郎
君
事務局側
常任委員会専門
員 小野 哲君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事
の
辞任
及び
補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ○
行政制度
、
地方行財政
、
選挙
、
消防
、
情報通信
及び
郵政事業等
に関する
調査
(
行政制度
、
地方行財政
、
消防行政
、
情報通信
行政等
の諸
施策
に関する件) ─────────────
秋野公造
1
○
委員長
(
秋野公造
君) ただいまから
総務委員会
を開会いたします。 議事に先立ちまして、一言御
挨拶
を申し上げます。 去る十月二十四日の本
会議
におきまして
総務委員長
に
選任
されました
秋野公造
でございます。 本
委員会
は、
行政制度
、
地方行財政
、
選挙
、
消防
に加え、
情報通信
や
郵政事業
など
国民生活
に密接に関わる重要な事項を所管しており、その
委員長
たる職責は誠に重大であると痛感いたしております。
委員長
といたしましては、
委員各位
の御
指導
、御
協力
を賜りまして、公正かつ円満な
委員会運営
に努めてまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) ─────────────
秋野公造
2
○
委員長
(
秋野公造
君)
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨日までに、
那谷屋正義
君、堂故茂君、
魚住裕一郎
君、
礒崎哲史
君、
片山さつき
君、
山本順三
君及び
竹谷とし子
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
若松謙維君
、
小林正夫
君、
中西祐介
君、
石川博崇
君、
難波奨
二君、
柘植芳文
君及び
山下雄平
君が
選任
されました。 ─────────────
秋野公造
3
○
委員長
(
秋野公造
君)
理事
の
辞任
についてお諮りいたします。
吉川沙織
君から、文書をもって、都合により
理事
を
辞任
したい旨の申出がございました。これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
秋野公造
4
○
委員長
(
秋野公造
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 この際、
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。
理事
の
辞任
、
委員
の
異動
及び私の
委員長就任
に伴い現在
理事
が四名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
秋野公造
5
○
委員長
(
秋野公造
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
中西祐介
君、
森屋宏
君、
石川博崇
君及び
江崎孝
君を指名いたします。 ─────────────
秋野公造
6
○
委員長
(
秋野公造
君)
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
行政制度
、
地方行財政
、
選挙
、
消防
、
情報通信
及び
郵政事業等
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
秋野公造
7
○
委員長
(
秋野公造
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
秋野公造
8
○
委員長
(
秋野公造
君)
行政制度
、
地方行財政
、
選挙
、
消防
、
情報通信
及び
郵政事業等
に関する
調査
を議題といたします。
行政制度
、
地方行財政
、
消防行政
、
情報通信行政等
の諸
施策
について、
石田総務大臣
から
説明
を聴取いたします。
石田総務大臣
。
石田真敏
9
○
国務大臣
(
石田真敏
君) おはようございます。
総務大臣
を拝命いたしました
石田真敏
でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
総務委員会
の御審議に先立ち、御
挨拶
を申し上げます。 今、
社会
は大変革期にあります。政府では、
ソサエティー
五・〇、すなわち狩猟、農耕、工業、
情報
に続く第五の
社会
という
考え
方を打ち出しています。
産業
、
雇用
、
生活
などが大きく変容していく中で、
地方
も大きく変わることが予想され、これらに
対応
して、
地方
の
活力維持
にも取り組む必要があります。 また、
地方
の
疲弊
も
東京
一極
集中
も限界に来ています。
地方
の
疲弊
は待ったなしの状態です。さらに、十月、
台風
二十四号が
首都圏
に接近した際、通過後にもかかわらず、朝のラッシュ時に人が駅にあふれ返り、今後予想される大
災害
が万一発生したときに、
首都東京
でどのような混乱が起こるのかと不安を覚えたのは私一人ではなかったと
思い
ます。
社会
の
変化
を見極めながら、
地方
の
疲弊
を打ち破り、かつ、
安心
、安全で快適に暮らせる
地域づくり
のため、各
地方公共団体
に寄り添って短期的な
課題
に取り組むとともに、中期的な視点を持って総力を挙げて
各種課題
に取り組みます。 こうした認識の下で、特に力を入れて取り組みたい
政策
の
方向性
について、以下五点申し上げます。 第一に、
地方
の
疲弊
や、拡大する
地方
間の
財政力格差
に対する
取組
が重要です。
縦割り
ではなく
地方
の
課題
は全て
総務省
が関わるとの
考え
に立ち、安定的な
地方行財政運営
のための
財源
を
確保
します。また、
地域
の
自立性
を
促進
するため、
地域産業
の
発展
や
地域コミュニティー
の
維持
に取り組むことで、
地域力
を
強化
し、
人々
が
地域
で支え合う持続可能な
社会
を構築します。 先日、私は奈良県川上村、下北山村及び
吉野
町を訪問し、
地域コミュニティー
を
維持
する
取組
の現場を目の当たりにしました。そこでは、
地域おこし協力隊
の
方々
とともに、
隊員
としての
任期
を
満了
後その地に定住された
方々
が
地域
の特性を生かした
エコツアー
や
吉野杉
を使った器の製作を行うなど、
地域コミュニティー
を守る担い手として活躍されていました。また、これらの
方々
から、
隊員
になったきっかけが、
都会
での
生活環境
を変えたいという強い
思い
であったという声を聞きました。
都会
にはこのような
思い
を持つ
若者
がたくさんおられると
思い
ます。このような
思い
を持つ一人でも多くの
若者
に
地方移住
、定住を
考え
ていただくためにも、
地域おこし協力隊
を知ってもらい、
隊員
になっていただくことが重要であると強く実感しました。これを踏まえ、
地域おこし協力隊
の
隊員
を六年後に八千名まで増やすとともに、その
任期満了
後も元
隊員
が活躍できる
環境づくり
に努めます。 また、
地域
の
資源
と資金を
活用
して
雇用
を創出するローカル一万プロジェクトや
地域
と多様に関わる
関係人口
の創出など、
地域力
の
強化
につながる
取組
を積極的に進めます。
人口減少
が深刻化し、
高齢者人口
が最大となる二〇四〇年頃に顕在化する諸
課題
に
地方公共団体
が
対応
するため、従来どおりの発想ではなく、
AI
などの
活用
を含め、起こり得る
課題
を将来の姿から逆算し、先を見据え、腰を落ち着けて、議論を進めます。現在、
地方制度調査会
では、これらの
課題
に
対応
するため、
圏域
における
地方公共団体
の
協力関係
、公、共、私の
ベストミックス
など、必要な
地方行政体制
の
在り方
が審議されており、
総務省
は様々な
観点
から検討を進めます。
平成
三十一年度の
地方財政
においては、新
経済
・
財政再生計画
を踏まえ、
交付団体
を始め
地方
の安定的な
財政運営
に必要となる
一般財源総額
について、
平成
三十年度
地方財政計画
の
水準
を下回らないよう、実質的にこれと同
水準
を
確保
します。
地方税制
については、
地方税
を
充実
確保
しつつ、
税源
の
偏在性
が小さく、税収が安定的な
地方税体系
を構築する
観点
から、
平成
三十一年度
税制改正
において、
地方法人課税
における
税源
の
偏在
を是正する新たな
措置
を検討し、結論を得ます。また、
森林環境税
・
譲与税
の
制度化
、
ふるさと納税
の健全な
発展
に向けた
制度
の
見直し
に取り組みます。 第二に、
ソサエティー
五・〇の実現に向けて、
IoT
、
AI
などの
社会的実装
に積極的に取り組みます。このため、本年八月に公表した未来をつかむ
TECH戦略
などに基づき、具体的な
取組
を進めます。 まず、二〇二〇年
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
に向け、
ソサエティー
五・〇に不可欠な
インフラ
であり、また
都市
と
地方
との
情報格差
を解消する鍵となる第五
世代移動通信システム
、いわゆる5Gや光ファイバーなどを
地域
に展開させるとともに、
訪日外国人
、そしてこれを迎える
日本
人が言語の壁なく交流できるよう、
多言語音声翻訳システム
を高度化させます。また、
社会構造
の
変化
に
対応
した
電波利用
の将来像を見据え、
電波制度改革
を推進します。さらに、高度な
映像配信
や本年十二月から始まる新4K8
K衛星放送
など、
世界最高水準
の
ICT環境
を
整備
します。 次に、あらゆる
産業分野
における
IoT
、
AI
の
活用
を強力に進め、
産業競争力
を
向上
させるため、最先端の
情報通信技術
の
研究開発
、
標準化
を進めます。その他、
社会
を大きく変える力となる
ブロックチェーン技術
、
情報信託機能
、キャッシュレスなどの
導入
を積極的に進めます。 加えて、我々の
生活
により広く、深く
ICT
が浸透するにつれて、これまで以上に
安心
、安全にこれらを利用できる
環境整備
に取り組む必要があります。
サイバー攻撃
の脅威が増大する中、
IoTセキュリティ総合対策
を着実に推進します。あわせて、
消費者保護
や
社会
的な
課題
への
対応
を進めます。 一方で、
ソサエティー
五・〇を支える
人材育成
も必要です。
児童生徒
を始め、様々な
人々
がプログラミングなどを学ぶ
地域ICTクラブ
の
整備
や
オープンデータ
を推進するための
地方公共団体
の
人材育成
など、多面的に取り組みます。 さらに、これらの
世界
的な変革の中で
日本
が成長していくには、
海外
との
連携
が不可欠であります。来年六月にG20
茨城つくば貿易
・
デジタル経済大臣会合
を開催し、
日本
や
世界
が抱える
社会
的な
課題
を
ICT
を通じて解決するため、
AI
の
開発
と
利活用
及びその信頼の醸成に向けた
取組
、
情報
の自由な流通の
促進
など、国際的な
政策連携
を進めます。 その他、
海外
の
成長市場獲得
のため、
通信
、
放送
、
郵便インフラ
や
電波システム
に加え、
統計
や
消防
、
行政相談制度
も含め、
日本
の強みを生かした
インフラシステム
の
海外展開
を
強化
します。また、
放送コンテンツ
の
海外展開
により、
被災地
を含めた
地方
への
外国人観光客
の増加や
地域産品
の
販売拡大
を通じ、
地域活性化
に貢献をします。 第三に、
生産年齢人口
が減少する中で、
ICT
を最大限
活用
して、
国民
一人一人が、
都市
であるとか
地方
であるとかにとらわれず、それぞれに合った働き方、
暮らし方
ができる
社会
を実現します。 まず、働きたいと望む人にとって柔軟な働き方ができ、
東京
一極
集中是正
にもつながる、
全国規模
でのテレワークを普及させるテレワーク・デイズに取り組むほか、
サテライトオフィス
や
モバイル勤務
など、自らが住みたい
地域
に住みながら、自らが選ぶ時間や空間で仕事ができる
環境
を
整備
します。 次に、
ソサエティー
五・〇の恩恵は、
障害
の有無や
年齢
、そして
地域
にかかわらず、あらゆる
人々
にもたらされるべきものであります。このため、字幕、解説、
手話放送
の
充実
を含め、
ICT利活用
の
支援
に取り組み、誰もが豊かな人生を享受できる
デジタル共生社会
を実現します。また、
人口減少
や
少子高齢化
に伴う諸
課題
に真っ先に直面する
地方
に対し、
スマートシティー
や
IoT
、
AI
、ロボティクスの
活用
など、先進的な
優良事例
の
実装
を進めます。特に、
暮らし
を支える医療、介護、
健康分野
には、積極的にこれらの
導入
を進めます。 また、
マイナンバー制度
は、
デジタル社会
にとって不可欠な
基盤
となる
制度
です。
国民
や企業の
方々
にこの趣旨を御理解いただくよう、しっかりと
制度
の
普及促進
に努め、
国民生活
の
利便性
を
向上
させるとともに、
行政運営
の
効率化
を実現することが私の役割であります。この
考え
に立ち、
情報提供ネットワークシステム
を用いた
情報連携
を円滑に運用するとともに、マイナンバーカードの
利便性
を高めて一層普及させるため、
スマートフォン
における
活用
など、官民で
利活用
を進めます。
デジタル社会
においても
国民生活
の
基盤
となる
通信
、
放送
、そして
郵政
の各
サービス
について、
国民
、
利用者
の
目線
で
取組
を進めます。
国民
からの強い
要望
のある
携帯電話
の
料金低廉化
や
サービス多様化
に向けた
競争促進
を始め、
電気通信事業分野
の
包括的検証
に
利用者目線
で取り組みます。 NHKの
在り方
につきましては、
受信料制度
やガバナンスに関する
国民
・
視聴者
の声も伺いつつ、民放との
二元体制
を踏まえ、引き続き検討します。
郵政事業
につきましては、
ユニバーサルサービス
を
確保
するため、
郵便局ネットワーク
を
維持
する
支援制度
の準備を進めます。
郵便局
を
国民生活
の
安心
、安全の
拠点
として
活用
するため、
利用者
の
目線
に立ち、新たな
事業展開
を進め、
郵便局
の
利便性
を
向上
させます。 第四に、
防災
・
減災
、
復旧復興
に向けた
取組
であります。 まず、
閣僚全員
が
復興大臣
との強い
思い
の下、
東日本大震災
からの
復旧復興
に全力で取り組みます。 また、本年は、
大阪北部地震
、七月
豪雨
、
台風
二十一号、
北海道胆振東部地震
など、大
規模
な
災害
が相次いでいます。私は、
大臣
に
就任
後初めての出張で、七月
豪雨
で大きな
被害
を受けた広島市及び呉市を訪問しました。先日は、
北海道胆振東部地震
で大きな
被害
を受けた厚真町及び札幌市を訪問しました。猛威を振るった
自然災害
の爪痕を確認するとともに、昼夜を問わず
災害対応
に当たられ、大変な御苦労をされた知事や
地元市町長
、
消防職員
、
消防団
の
方々
から
実情
をお伺いいたしました。その中で、
財政支援
、
職員派遣
を始めとする
人的支援
、そして
災害対応
のノウハウの
横展開
や
住民
の円滑な
避難誘導
など、
ソフト面
での
支援
についての
要望
を受けました。
被災地
の
実情
を伺いながら、まず
財政支援
として、
復旧復興
に向け、
地方交付税
や
地方債
による
地方財政措置
を講じ、
被災地方公共団体
の
財政運営
に支障が生じないよう、適切に
対応
いたします。 次に、
人的支援
としては、本年三月に創設した大
規模災害発生
時の全国一元的な
応援職員派遣
の仕組みである
被災市区町村応援職員確保システム
を円滑に運用します。あわせて、中長期の
職員派遣
による
人材確保
に取り組みます。 そして、
ソフト面
での
支援
として、
住民
の円滑な避難を
促進
する方策を検討します。 また、
緊急消防援助隊
や
地域防災力
の中核となる
消防団
及び
自主防災組織
の
充実強化
、
災害対応拠点
となる庁舎の
耐震化
、非
常用電源
の
整備
などを推進し、
消防力
を
強化
します。 さらに、相次ぐ
消防防災ヘリコプター
の
墜落事故
を踏まえ、運航の
安全性
の
向上
を目指します。 加えて、G20
大阪サミット
や二〇二〇年
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
の開催に向けた
安心
、
安全対策
に取り組むとともに、
救急安心センター事業
、
シャープ
七七一一九の
全国展開
や多様な
防災情報伝達手段
の
整備
などを進めます。 第五に、
行政
が幅広く多様な
課題
に取り組み、
国民生活
の
利便性
を高めるには、
課題
の背景にある
実態
や動向を的確に把握し、それに迅速に
対応
することが重要であります。それには、
行政自身
がその
運営
を
効率化
し、質の
向上
を不断に進め、より高度な
取組
が行われるようにすることが不可欠です。そのため、
ICT
を
活用
し、国及び
地方
の
業務改革
を進めます。その際、そもそもの手続が真に必要なのか詳細に確認し、
業務プロセス
全体の
見直し
を徹底します。 また、
行政運営
の
改善
に向け、
人口減少下
での
地域
における持続可能な
住民サービス
の
提供
や
災害
に対する
安心
、安全の
確保
といった
重要課題
に各
府省
の
政策
がしっかり
対応
しているか
調査
を行うほか、バスの
横転事故
など大
事故
を契機とした
調査
も機動的に行う中で、引き続き
行政
の評価、監視を的確に実施します。 あわせて、
国民
の
行政
に関する苦情や意見に耳を傾け、それを端緒に
行政
の
制度
や運用を
改善
することも重要な
取組
であります。このため、
行政相談委員
や市町村との
連携
、協働を進め、大
規模災害
などの緊急時には、
被災者
に役立つ
情報
を迅速に
提供
するなど、
住民目線
できめ細かな
対応
に努めます。 さらに、
行政
が限られた
資源
を有効に
活用
し、直面する
課題
に適切に
対応
して、
国民
から信頼され続けるには、その
政策立案
がエビデンスに裏付けられたものである必要があります。
総務省
は、
政策評価
を通じて、証拠に基づく
政策立案
、いわゆる
EBPM
を実践し、これらに関する各
府省
の
取組
を推進します。 また、この
EBPM
を支えるのは
公的統計
であります。
統計法改正
により機能
強化
された
統計委員会
の下で
統計改革
を進め、
経済構造実態調査
の創設を含む
GDP統計
の基となる
経済統計
の
改善
などに取り組みます。 あわせて、国や
地域
の
実情
を捉える
労働力調査
や住宅・
土地統計調査
といった重要な
統計
の
整備
を有機的に進め、
統計情報
を幅広く
提供
するとともに、本年四月に開設した
統計データ利活用センター
などを通じ、先進的な
統計
の
利活用
を進めます。 その他、
若者
への
主権者教育
の推進や投票しにくい
状況下
にある有権者の
投票環境
の
整備
に引き続き努めます。 以上、
所管行政
の当面の
課題
と
政策
の
方向性
について申し上げました。 最後に、
総務省
としても
障害者雇用
に関する今回の問題を重く受け止めています。
再発防止
を期するとともに、
障害者
が働く
環境
の
整備
を進めることを通じて、
法定雇用率
の達成に向け努力します。 副
大臣
、
大臣政務官
、
職員
とともに、英知を集めて、総力戦で
課題
に取り組んでまいりますので、
秋野委員長
を始め、
理事
、
委員
の
先生方
の御
指導
と御
協力
を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 先ほど私から
シャープ
七七一九と申し上げましたが、正しくは
シャープ
七七一一九でございますので、訂正をさせていただきます。失礼いたしました。(発言する者あり)
シャープ
七一一九でございます。済みません、失礼しました。
秋野公造
10
○
委員長
(
秋野公造
君) 以上で
説明
の聴取は終わりました。 この際、
鈴木総務
副
大臣
、
佐藤総務
副
大臣
、
大西総務大臣政務官
、
國重
総務大臣政務官
及び
古賀総務大臣政務官
からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
鈴木総務
副
大臣
。
鈴木淳司
11
○副
大臣
(
鈴木淳司
君)
総務
副
大臣
を拝命いたしました
鈴木淳司
でございます。
秋野委員長
を始め、
皆様方
の
格段
の御
指導
のほど、よろしくお願いいたします。
秋野公造
12
○
委員長
(
秋野公造
君)
佐藤総務
副
大臣
。
佐藤ゆかり
13
○副
大臣
(
佐藤ゆかり
君)
総務
副
大臣
を拝命いたしました
佐藤ゆかり
でございます。
秋野委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の
皆様方
の
格段
の御
協力
をよろしくお願い申し上げます。
秋野公造
14
○
委員長
(
秋野公造
君)
大西総務大臣政務官
。
大西英男
15
○
大臣政務官
(
大西英男
君) おはようございます。 この度、
総務大臣政務官
を拝命をいたしました
大西英男
でございます。
秋野委員長
を始め、
委員各位
の
皆様
の格別の御
指導
、御
鞭撻
を心からお願いを申し上げます。
秋野公造
16
○
委員長
(
秋野公造
君)
國重
総務大臣政務官
。
國重徹
17
○
大臣政務官
(
國重
徹君) おはようございます。
総務大臣政務官
を拝命いたしました
國重
徹でございます。
秋野委員長
始め、
委員各位
の
皆様方
の
格段
の御
指導
をお願い申し上げます。
秋野公造
18
○
委員長
(
秋野公造
君)
古賀総務大臣政務官
。
古賀友一郎
19
○
大臣政務官
(
古賀友一郎
君)
総務大臣政務官
を拝命いたしました
古賀友一郎
でございます。
秋野委員長
を始め、
参議院総務委員会
の
先生方
におかれましては、また立場を変えてお世話になります。何とぞ御
指導
、御
鞭撻
をよろしくお願い申し上げます。
秋野公造
20
○
委員長
(
秋野公造
君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時二十三分散会