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2016-03-08 第190回国会 参議院 文教科学委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十八年三月八日(火曜日) 午後零時十分開会 ─────────────
委員氏名
委員長
水落
敏栄君 理 事
石井
浩郎
君 理 事
神本美恵子
君 理 事
斎藤
嘉隆
君
赤池
誠章
君
上野
通子
君
衛藤
晟一
君 堂故 茂君
橋本
聖子
君
堀内
恒夫
君
丸山
和也
君
吉田
博美
君
榛葉賀津也君
那谷屋正義
君
森本
真治
君
新妻
秀規
君
若松
謙維君
田村
智子
君
柴田
巧君
松沢
成文
君 ─────────────
委員長
の
異動
一月四日
水落敏栄
君
委員長辞任
につき、その補 欠として
石井浩郎
君を議院において
委員長
に選 任した。 ─────────────
委員
の
異動
一月四日
辞任
補欠選任
丸山
和也
君
野上浩太郎
君
神本美恵子
君
大島九州男
君
榛葉賀津也君
水岡
俊一
君
森本
真治
君 蓮
舫君
一月十九日
辞任
補欠選任
田村
智子
君
山下
芳生
君 一月二十日
辞任
補欠選任
山下
芳生
君
田村
智子
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
石井
浩郎
君 理 事
赤池
誠章
君
上野
通子
君
大島九州男
君
那谷屋正義
君 委 員
衛藤
晟一
君 堂故 茂君
野上浩太郎
君
橋本
聖子
君
堀内
恒夫
君
吉田
博美
君
斎藤
嘉隆
君
水岡
俊一
君 蓮
舫君
新妻
秀規
君
田村
智子
君
柴田
巧君
松沢
成文
君
国務大臣
文部科学大臣
馳 浩君 副
大臣
文部科学
副
大臣
義家
弘介
君
文部科学
副
大臣
冨岡 勉君
大臣政務官
文部科学大臣政
務官
堂故 茂君
文部科学大臣政
務官
豊田真由子
君
事務局側
常任委員会専門
員 戸田 浩史君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事
の
辞任
及び
補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ○
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関 する
調査
(
文教科学行政
の
基本施策
に関する件) (
平成
二十八年度
文部科学省関係予算
に関する 件) ─────────────
石井浩郎
1
○
委員長
(
石井浩郎
君) ただいまから
文教科学委員会
を開会いたします。 議事に先立ちまして、一言御挨拶を申し上げます。 去る一月四日の本
会議
におきまして
文教科学委員長
に
選任
されました
石井浩郎
でございます。
委員各位
の御
支援
、御
協力
を賜りまして、公正かつ円満な
委員会運営
に努めてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願いいたします。(拍手) ─────────────
石井浩郎
2
○
委員長
(
石井浩郎
君)
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨日までに、
石上俊雄
君、
寺田典城
君、
矢倉克夫
君、
二之湯武史
君、
神本美恵子
君、
榛葉賀津也君及び丸山和也
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
柴田巧
君、
若松謙維君
、
上野通子
君、
大島九州男
君、
水岡俊一
君、
蓮舫君及び野上浩太郎
君が
選任
されました。 ─────────────
石井浩郎
3
○
委員長
(
石井浩郎
君)
理事
の
辞任
についてお諮りいたします。
斎藤嘉隆
君から、文書をもって、都合により
理事
を
辞任
したい旨の申出がございました。これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石井浩郎
4
○
委員長
(
石井浩郎
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 この際、
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。
理事
の
辞任
、
委員
の
異動
及び私の
委員長就任
に伴い現在
理事
が四名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石井浩郎
5
○
委員長
(
石井浩郎
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
赤池誠章
君、
上野通子
君、
大島九州男
君及び
那谷屋正義
君を指名いたします。 ─────────────
石井浩郎
6
○
委員長
(
石井浩郎
君)
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石井浩郎
7
○
委員長
(
石井浩郎
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
石井浩郎
8
○
委員長
(
石井浩郎
君)
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関する
調査
を議題といたします。 まず、
文教科学行政
の
基本施策
について、
馳文部科学大臣
から
所信
を聴取いたします。
馳文部科学大臣
。
馳浩
9
○
国務大臣
(馳浩君) この度、
文部科学大臣
及び
教育再生担当大臣
を拝命いたしました馳浩でございます。
石井委員長
を始め
委員
の
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
、よろしくお願いいたします。 では、
所信
を申し上げたいと存じます。 第百九十回
国会
において各般の
課題
を御審議いただくに当たり、私の
所信
を申し上げます。 現在、
安倍内閣
においては、
少子高齢化
に真正面から挑み、
希望
を生み出す強い
経済
、夢を紡ぐ
子育て支援
、安心につながる
社会保障
の新三本の矢の
実現
を目的として一億総
活躍社会
に向けた
取組
を進めています。 一億総
活躍社会
の
実現
に当たって、
教育
、
科学技術
・
学術
、
スポーツ
、
文化芸術
が担う
役割
は極めて大きく、
文部科学省
においても
施策
の
検討
に
全力
を尽くしてまいります。 特に、
子育て
や
教育
にお金が掛かり過ぎることが少子化の要因の
一つ
となっていることから、
家庭
の
経済状況
に左右されることなく誰もが
希望
する
教育
を受けることができるよう、
教育費
の
負担軽減
を図るとともに、
学校
、
地域
を通じた
子供
の
貧困対策
を
推進
します。また、特別な
支援
を要する
子供
も含めた全ての
子供
が
社会
で自立し活躍する力を育むための
教育
の
充実
や、安全、快適な
教育環境
の
整備
、
生産性革命
を支える優れた
人材
の
育成
、
世界トップレベル
の
科学技術イノベーション
の
推進
に取り組むとともに、
文化産業
や
スポーツ産業
などの
伸び代
のある
分野
を開拓し、GDPの拡大にも
貢献
します。
東日本大震災
からの
復興
については、
就学支援
、
児童生徒
の心のケア、
学習支援等
を始め、
復興
を支える
人材育成
や
大学
、
研究機関
による
地域再生
への
貢献
など、
被災者
の心に寄り添った
復興
に、今後も
全力
を尽くしてまいります。
原子力災害
からの
復興
については、
除染
や
廃炉
に関する
研究開発
や
人材育成
に係る
取組
を
加速
させるとともに、
原子力損害賠償
についても、迅速、公平かつ適正な
賠償
に万全を期してまいります。
教育
は
未来
への
先行投資
であり、
教育再生
なくして
我が国
の
成長
はありません。
教育再生実行会議
の
議論等
も踏まえ、必要な
施策
を
推進
してまいります。 昨年末には、これからの
学校教育
を担う
教員
の
資質能力
の
向上
や、
チーム
としての
学校
の
在り方
と今後の
改善方策
、
学校
と
地域
の
連携
、
協働
の
在り方
と今後の
推進方策等
について、
中央教育審議会
から
三つ
の答申をいただきました。これらの
内容
を
推進
するため、「
次世代
の
学校
・
地域
」
創生プラン
を発表したところです。今後は、本
プラン
の
内容
を着実に
実行
に移してまいります。 これからの
教育課程
には、
教育
が普遍的に目指す
根幹
を堅持しつつ、
社会
の
変化
を柔軟に受け止めていく
社会
に開かれた
教育課程
としての
役割
が期待されています。こうした理念の
実現
に向けて、
学習指導要領改訂
に向けた
検討
を進めます。
幼児教育
は生涯にわたる
人格形成
の
基礎
を培う重要なものです。全ての
子供
に質の高い
幼児教育
を提供するための
取組
を進めます。
障害
のある
子供たち
のため、
通級指導
の
充実等インクルーシブ教育システム構築
に向けた
特別支援教育
を
推進
します。 また、
教科書採択
をめぐる一連の問題に対応するため、
教科書発行者
、
教育委員会
、
学校関係者
に対し、
採択
の
公正確保
を徹底します。
いじめ
は絶対に許されません。法律に基づき、
子供たち
の
相談体制
を
充実
して
変化
を適切に把握し、
学校
と
教育委員会
の
組織的対応
を徹底して
強化
します。 さらに、
日本語能力
が十分でない
子供たち
のため、
日本語指導
や
学校
への適応に必要な
体制整備
を
推進
します。また、
情報化社会
の
進展
に伴い、
授業
、
校務
における
ICT活用
の
促進
や
ICT環境整備等
の
教育
の
情報化
に、より一層取り組みます。 これらの
教育再生
に向けた
取組
を
実現
するためには、
財源
の
確保
や
教職員定数
の
戦略的充実
を始めとした
条件整備
が不可欠です。
次世代
の
学校指導体制
の
強化
に向けて、迅速かつ着実に取り組んでまいります。 不
登校
となった
子供たち
が、自信を持って学べる
環境
を
整備
するため、
フリースクール等
で学ぶ
子供たち
への
学習支援
に取り組むとともに、
夜間中学
の
設置
を
促進
します。
学校
、
地域
、
家庭
が
連携
、
協働
し、将来を担う
子供たち
に、
主権者
として求められる力を育むための
取組
を
推進
します。 また、
グローバル化
に対応した
教育環境づくり
の
観点
から、
外国語教育
の
強化
、
国際バカロレア
の
推進
、ESDなどを進めます。 真の学ぶ力の
育成
に向けて、十分な知識、技能、それらを
基盤
にして答えが
一つ
に定まらない問題に自ら解を見出していく
思考力
、
判断力
、
表現力等
の
能力
、そして、これらの基になる主体性を持って多様な人々と
協働
して学ぶ態度といった
学力
の三要素を
育成
するため、
高等学校教育
、
大学教育
及び
大学入学者選抜
の
改革
を一体とした
高大接続改革
に取り組みます。
大学
は国の
知的基盤
です。
グローバル人材
を
養成
するための
国際化
、
地方創生
を担う
人材育成
、
イノベーション創出
のための
研究力強化
を進めます。実践的な
職業教育
を行う新たな
高等教育機関
の
制度化
の
検討
、
大学
、
高等専門学校等
における
職業人養成
の
充実
に取り組みます。 このためにも、
国立大学法人運営費交付金
や
施設整備費補助金
、
私学助成
など
基盤的経費
を安定的に
確保
するとともに、
改革
を進める
大学
を重点的に
支援
します。 さらに、
大学
の
教育研究水準
の
向上等
を図るため、
指定国立大学法人制度
の
創設等
、今
国会
において
所要
の
法整備
を行うための
準備
を進めます。
留学生交流
は倍増を目指します。官民が
協力
した「
トビタテ
!
留学JAPAN日本代表プログラム
」を始めとした
日本
人の
海外留学支援
、優秀な
外国人留学生確保
のための
海外
での
募集選考
の
促進等
、
受入れ環境
の
充実
を図ります。
子供
の将来がその生まれ育った
環境
によって左右されることや、
貧困
が世代を超えて連鎖することがないよう、
幼児期
から
高等教育段階
までの切れ目のない形での
教育費負担軽減
を図ります。
幼児教育無償化
の段階的な
推進
に取り組むとともに、
高校生等奨学給付金
や
大学等奨学金事業
における無
利子奨学金
の拡充及び
平成
二十九年度
進学者
からの適用を目指した
所得連動返還型奨学金制度
の導入、来年度の
国立大学
の
授業料標準額
の据置き、
授業料減免等
の
充実
、
経済
的に修学困難な
専門学校生
への
支援
に取り組みます。 また、
指導体制
の
充実
を通じた
学力保障
の
取組
、
福祉機関
との
連携強化
、
地域未来塾
による
学習支援
や
家庭教育支援
の
充実
など、
子供
の
貧困対策
を
推進
してまいります。
学校施設
は、
子供たち
の
学習
、
生活
の場であるとともに、
地域コミュニティー
や
防災
の
拠点
としても重要な
役割
を果たすものであり、その
安全性
、
機能性
の
確保
は不可欠です。
学校施設
の
耐震化
や
防災機能
の
強化
、
老朽化対策
、
トイレ改修
、
空調設置
、
給食施設整備等
、安全、安心な
教育環境
の
整備
を
推進
します。 本年五月には、
伊勢志摩サミット
に関連した
G7倉敷教育大臣会合
を開催し、平和と繁栄のための
相互理解
、持続可能な
社会
の
構築
に向けた新しい
時代
における
教育
の
在り方
について
議論
を行います。
教育再生実行会議
では、これからの
時代
を見据え、
日本
の
教育
の
強み
は大切にしつつ、多様な個性が長所として肯定され生かされる
教育
への転換について
議論
を行うとともに、
提言フォローアップ会合
を開催し、八次にわたる
提言
の
進捗状況
をフォローしつつ
提言
の着実な
実現
を図ってまいります。
提言
の
実現
のためにも、
教育投資
の
充実
に努めてまいります。
科学技術イノベーション
は
成長戦略
の最も重要な柱であり、
我が国
が持続的な
成長
を続けるための鍵です。昨年の
大村教授
及び
梶田教授
の
ノーベル賞受賞並び
に
アジア初
の百十三番元素の
命名権取得
は、改めて
我が国
の
学術研究
、
基礎研究
の
水準
の高さを
世界
に示すものです。今後とも、
世界
で最も
イノベーション
に適した国を目指して、
全力
で取り組んでまいります。 本年一月、第五期
科学技術基本計画
が策定されました。
社会経済
の大変革に対応した
取組
を
強化
するためにも
基盤
的な力の
強化
が必要です。 優れた
若手研究者
の
育成
、
確保
や多様な
キャリアパス
の
整備
、スーパーサイエンスハイスクールを通じた将来の
研究人材
の
育成
、
女性研究者
への
支援等
に取り組んでまいります。国際的な
頭脳循環
の
進展
を踏まえ、
世界第一線級
の
人材確保
に係る
取組
を
支援
します。 知の
基盤
である
学術研究
や
基礎研究
を
推進
するとともに、様々な
研究活動
の
基盤
となる
最先端
の
研究施設設備
について、着実に
整備
、運用を進めます。また、
国立研究開発法人
の
機能強化
を図り、
国立研究開発法人
をハブにして
国内外
の優秀な
人材
を集め、
世界最高
の
研究成果
を創出してまいります。
オープンイノベーション
に対応した
産学官連携
の
推進
や、
研究開発法人等
の
基盤的経費
の確実な措置を通じ、
我が国
の
科学技術イノベーションシステム
に好
循環
を生み出してまいります。
高度情報化社会
を見据え、
人工知能
を中核とした
研究開発
、
スーパーコンピューター関連技術等
の
研究開発
や
サイバーセキュリティー人材
の
確保
を
推進
します。また、
iPS細胞等
を用いた
再生医療
や
感染症等
の
研究開発
を通じ、
健康長寿社会
の
実現
に取り組むとともに、
我が国
が
強み
を持つ
ナノテクノロジー
・
材料分野
の
研究開発
を
推進
します。 さらに、
国家
として取り組むべき基幹的な
技術
に関する
研究開発
を
加速
します。
宇宙
・
航空分野
については、高い
信頼性
と
経済性
を持つH3
ロケット
の
開発
を進めるとともに、
国際宇宙ステーション計画
、
次世代
の衛星や
航空機技術等
の
研究開発
に取り組むことにより、
産業振興
へ
貢献
し、
国際競争力
を
強化
します。
原子力
については、特に「
もんじゅ
」について、
原子力規制委員会
からの勧告を踏まえ、
運営主体
の
在り方
についての
検討
を早急に進めてまいります。また、
原子力
の
安全性
の
高度化
についても着実に進めてまいります。
海洋資源開発
への応用が期待される
海洋
・
極域分野研究
や
ITER計画等
の
核融合分野
、COP21を踏まえた
環境エネルギー分野
の
研究開発
のほか、
地震
や
火山等
の
防災
・
減災
のための
研究開発
を進めてまいります。
スポーツ
には
希望
があり、
フェアプレー精神
があり、高い
教育効果
があります。また、
文化芸術
は、
世界
に誇る
我が国
の
ソフトパワー
の
根幹
です。今後とも、その
振興
を図ってまいります。 本年はリオデジャネイロ・
オリンピック
・
パラリンピック競技大会
が開催されます。
各種競技会
において、
日本選手
、
チーム
が活躍できるよう、
国際競技力
の
向上
が不可欠です。昨年創設した
スポーツ庁
では、
スポーツ
に関連する
施策
を総合的に
推進
するため、
スポーツ
を通じた
健康増進
、
障害者スポーツ
の
推進
、
学校体育
の
充実
、
地域
や
経済
の
活性化
、
国際貢献等
に取り組みます。 また、
日本遺産
の
活用
など、
文化資源
を
活用
した
地域
の
活性化
、
観光振興
を図ります。幅広い
芸術
の
振興
を図り、
日本文化
の
魅力
を
国内外
に積極的に発信します。 さらに、
環太平洋パートナーシップ協定
の実施に向けた
著作権法
の
整備
を始め、
著作物等
の
保護
と利用の
促進
に取り組みます。 二〇二〇年
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
は、
日本社会
を元気にする契機となるものであり、
大会開催
の
効果
を
全国
に波及させるとともに、
オリンピック
・パラリンピックムーブメントを
推進
します。
大会
を
日本
全体の
スポーツ
と
文化
の祭典と位置付け、本年十月に
スポーツ
・
文化
・
ワールド
・
フォーラム
を開催するほか、
我が国
の
文化
の
魅力
を
国内外
に積極的に発信する
文化プログラム
を実施するなど、
史上最大規模
で様々な
取組
を
全国
津々浦々で展開していきます。
東京大会
の前年には
我が国
で
ラグビーワールドカップ
が開催されます。両
大会
の成功に向けて、
選手
の
育成強化
、
ドーピング防止活動
の
推進
などに取り組みます。新
国立競技場
の
整備
を着実に進めるとともに、その
財源
を
確保
するため、今
国会
において
所要
の
法整備
を行うための
準備
を進めます。 私としては、
文部科学行政全般
にわたり、
一つ一つ
の懸案を正面から見据えて
課題
を解決していくという姿勢で、様々な
取組
を進めてまいりたいと考えています。引き続き
関係各位
の御
指導
、御
鞭撻
のほど、よろしくお願い申し上げます。
石井浩郎
10
○
委員長
(
石井浩郎
君) 次に、
平成
二十八年度
文部科学省関係予算
について、
義家文部科学
副
大臣
から説明を聴取いたします。
義家文部科学
副
大臣
。
義家弘介
11
○副
大臣
(
義家弘介
君) この度、
文部科学
副
大臣
を拝命いたしました
義家弘介
でございます。 副
大臣
として、
大臣
をよく補佐し、
東日本大震災
からの
復興
のほか、特に将来を担う人を育てる
教育
の
再生
、
文化芸術立国
の
実現
のための
文化
の
振興
に
全力
を尽くしてまいります。 今後とも、
石井委員長
を始め、
赤池
、
那谷屋筆頭理事
を始めとした
理事
の
皆様方
、そして
委員
の
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
を何とぞよろしくお願い申し上げます。
平成
二十八年度
文部科学省関係予算
につきまして、その概要を御説明いたします。
文部科学省関係予算
は、
一般会計
五兆三千二百十六億円、
東日本大震災復興特別会計
六百二十億円などとなっております。 第一に、
社会
を生き抜く力の
養成
として、
時代
の
変化
に対応した新しい
教育
や
学校
が抱える喫緊の
課題等
に対応する
教職員
の
指導体制
の
充実
や
教員
の
資質能力
の
向上
を図るとともに、これからの
時代
に求められる
資質能力
を
育成
するための
学習
・
指導方法
の
改善
を
推進
するなど
教育課程
の
充実
を図ります。 また、
全国
的な
学力調査
を実施するほか、
道徳教育
、
いじめ
・不
登校対策
、
子供
の
体験活動
、
幼児教育
、
特別支援教育
、
キャリア教育
、
職業教育
、
学校
における
情報通信技術
の
活用
、
学校健康教育
、
高大接続改革
を
推進
します。さらに、
地域
の
活性化
を図る
学校
を核とした
地域力強化プラン
や
女性
の
活躍推進等
のための
環境
を
整備
する
放課後子ども総合プラン
などを
推進
します。 第二に、
未来
への飛躍を
実現
する
人材
の
養成
として、各
国立大学
の
機能強化
の
方向性
に応じた
取組
をきめ細かく
支援
するため、
運営費交付金
について
三つ
の
重点支援
の枠組みを新設するなど
国立大学改革
の更なる
加速
を図るとともに、
建学
の
精神
に基づき多様な
人材
を
育成
する
私学
の
振興
を図ります。 また、
初等中等教育段階
からグローバルな視点に立って活躍する
人材
の
育成
や、
大学等
の
留学生交流等
を
推進
します。 第三に、安心して
教育
を受けることができる学びの
セーフティーネット
を
構築
するため、
幼児教育
の
無償化
に向けた
取組
として、低
所得
の
多子世帯
や一人
親世帯等
の
保護者負担
の
軽減
を図るとともに、
高校生等奨学給付金
を拡充し、
家庭
の
教育費負担
の
軽減
を図ります。 また、
大学等奨学金事業
について無
利子奨学金
を拡充するほか、
大学等
の
授業料減免等
の
充実
を図ります。さらに、スクールソーシャルワーカーの配置を拡充するほか、中学生に加え新たに
高校生
を対象にした
無償
の
学習支援
を
地域
の
人たち
との
協力
により行うなど、
学校
をプラットフォームとした
子供
の
貧困対策
を
推進
します。 同時に、
国公私立学校施設
の
老朽化
、
耐震化対策等
を
推進
します。 第四に、
きずなづくり
と活力ある
コミュニティー
の
形成
として、
学校
と
地域
の
連携
、
協働
、コミュニティ・スクールなどにより、
地域
の
活性化
や
社会
全体で
子供
を育む
環境づくり
を
推進
します。 また、これらの
施策
と合わせて、
教員制度
の
改革
及び
チーム
としての
学校
に必要な
指導体制
の
整備
についても、一億総
活躍社会
の
実現
と
地方創生
の
観点
から策定した「
次世代
の
学校
・
地域創生
」
プラン
に基づき、一体的に取り組んでまいります。 第五に、
スポーツ立国
の
実現
を目指し、
スポーツ
を通じて、全ての
国民
が健康で
文化
的な
生活
を送ることができるよう、
国民
に誇りと喜び、夢と感動を与えてくれるトップアスリートの
育成強化
や、
スポーツ
による
健康増進
、
地域活性化
、
障害者スポーツ
の
振興
に取り組むなど、
スポーツ施策
を総合的に
推進
します。 第六に、
世界
に誇るべき
文化芸術立国
の
実現
を目指し、
全国各地
で
文化プログラム
を
推進
するとともに、
日本遺産
など
地域
の
文化
財の
魅力発信
や
観光振興政策
との
連携
による
地域活性化
の
取組
を
推進
します。 また、
我が国
の多彩な
文化芸術発信
や
国際文化交流
、
国立文化施設
の
機能強化
などを
推進
します。 加えて、二〇二〇年
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会等
に向けて、
スポーツ
・
文化
・
ワールド
・
フォーラム
を開催し、
スポーツ
や
文化
による
国際貢献等
について
議論
、情報発信することにより、
国内外
の機運の醸成を図ります。 第七に、
未来社会
を見据えた
先端基盤技術
の
強化
のため、革新的な
人工知能等
の
研究開発拠点
を
構築
するほか、
科学技術イノベーションシステム構築
のため、
オープンイノベーション
の
加速
に取り組みます。 また、
基礎研究力強化
のため、独創的で多様な
学術研究
などを継続的に
推進
するほか、
科学技術イノベーション人材
の
育成
、
確保
のため、
若手研究者
や
女性研究者
の
活躍促進等
を図ります。さらに、ポスト「京」の
開発
や
最先端大型研究施設
の
整備
、
共用等
に取り組みます。 第八に、
国家
的・
社会的重要課題
に対応するため、
健康長寿社会
の
実現
に向け、
ライフサイエンス分野
の
研究開発
を
推進
するとともに、クリーンで
経済
的な
エネルギーシステム
の
実現
に向け、
次世代半導体
や
ITER計画
を始めとする
核融合
に関する
研究開発
に取り組むほか、
自然災害
に対する強靱な
社会
の
実現
に向け、
地震
、津波や
火山等
による被害の
軽減
に資する
研究開発等
に取り組みます。 また、人類のフロンティアの開拓及び
総合安全保障
などの
国家
の基幹となる
技術
の
強化
を図るため、H3
ロケット
の
開発
を始めとした
宇宙
・
航空分野
や
海洋
・
極域分野
の
研究開発
を
推進
します。 「
もんじゅ
」については、
安全確保
を最優先として、必要な点検、検査を着実に実施します。 以上、
平成
二十八年度
文部科学省関係予算
の概要につきまして御説明を申し上げました。 なお、これらの具体的
内容
につきましては、お手元の資料にお配りしておりますので、説明を省略させていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。
石井浩郎
12
○
委員長
(
石井浩郎
君) 以上で
所信
及び予算説明の聴取は終わりました。 本件に対する質疑は後日に譲ることといたします。 この際、冨岡
文部科学
副
大臣
、堂故
文部科学大臣政
務官
及び豊田
文部科学大臣政
務官
から発言を求められておりますので、順次これを許します。冨岡
文部科学
副
大臣
。
冨岡勉
13
○副
大臣
(冨岡勉君) この度、
文部科学
副
大臣
を拝命いたしました冨岡勉でございます。 副
大臣
として、馳
大臣
をよく補佐し、
東日本大震災
からの
復興
のほか、特に
日本
の更なる
経済
成長
の原動力となる
科学技術イノベーション
の
推進
、
国家
戦略としての
スポーツ
の
振興
等に
全力
を尽くしてまいりたいと思います。 今後とも、
石井委員長
を始め
委員
の
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
をよろしくお願い申し上げます。
石井浩郎
14
○
委員長
(
石井浩郎
君) 堂故
文部科学大臣政
務官
。
堂故茂
15
○
大臣政務官
(堂故茂君) この度、
文部科学大臣政
務官
を拝命いたしました堂故茂です。 政
務官
として、
大臣
、副
大臣
の下、
東日本大震災
からの
復興
、そして
教育再生
、さらには
文化
の
振興
のため、
全力
を尽くしてまいります。
石井委員長
を始め
委員
の先生方の御
指導
、御
鞭撻
をよろしくお願い申し上げます。
石井浩郎
16
○
委員長
(
石井浩郎
君) 豊田
文部科学大臣政
務官
。
豊田真由子
17
○
大臣政務官
(
豊田真由子
君) この度、
文部科学大臣政
務官
を拝命いたしました
豊田真由子
でございます。
大臣政務官
として、
大臣
、副
大臣
をよくお支えを申し上げまして、
東日本大震災
からの
復興
のほか、
我が国
の
成長
の鍵となります
科学技術イノベーション
の
推進
、また
希望
と元気をもたらす
スポーツ
の
振興
などに
全力
を尽くしてまいります。 今後とも、
石井委員長
を始め
理事
、
委員
の先生方の御
指導
、御
鞭撻
を何とぞよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございます。
石井浩郎
18
○
委員長
(
石井浩郎
君) 本日はこれにて散会いたします。 午後零時三十六分散会