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寺田(学)
委員 これはライドシェアの話とも絡むんですけれ
ども、既存の、今の
規制があるわけですよ。いわばウーバーを認めない理由に、安全が
確保されるかどうかというところがあるんでしょうね。やはりそこが一番大事なところだと
思いますよ。とはいえ、反面、それこそニューヨークとかそこら辺を旅行したときに、ほぼウーバーですよ。すごく便利にやっている。その
方々のニーズ、
地域の
方々のニーズも非常に高い。新たな問題も生まれているかもしれません。
そういう
時代の
流れが、そういう商売の形態、そして、それ自体が
観光なのか、あとはふだんの
生活の足なのかという形で非常に寄与している一面もある。その反面、
我が国として、いや、白タク行為という言い方が果たしていいかどうかわかりませんけれ
ども、既存の
規制がずっとある。
だからこそ、
特区として、本当に安全が守られるのかどうかということは検証する
意味はあったと思うんです。あって検証した上で、やはり安全は守られない、だから、ウーバーのようなあり方というのはよろしくないですよねという結論にもなるかもしれませんし、いや、やってみたら実は非常に便利で、安全を
確保するためのさまざまな仕組みもできていた、だとしたら、これは既存の
規制を
改正しましょうか、
全国展開しましょうかという話にもなっていくんだと思うんです。
今回一番
問題点になっているのは、まさしくそういうウーバーのような新しく出てきたところが本当に安全なのかどうかというところが問われていて、
日本が非常におくれている、進んでいるという
議論じゃないと
思います。そのことに対して検証もすることなく、いや、そういう
方々だったら安全は守られないでしょうといって足踏みしているところが、国際的に非常に他の
地域と違うような形になってきているのが今の現状だと思うんです。
大臣、今までちょっと参考人の方と
議論してきましたけれ
ども、ウーバーとかそういうところを認めるか認めないかということは大きな
議論があると
思います。ただ、それを何かしら政府として検証することもなく、既存の
規制のままで、
時代の
流れが変わっている、大きな業態の変化もしている中においてやっていく。今までのものを検証なくそのまま踏襲し続けていることはいかがなものかなと私は思っています。
私は、既存の
タクシー運行の
方々は非常に丁寧ですし、安全を
確保されていると
思います。その一方、ウーバーには便利さもありますし、とはいえ、反面怖いなというところもあります。そこら辺を
規制しているわけですから、しっかりと、こういうところの
規制のあり方を検証する。まさしく
特区の持っている役割の大きな柱の
一つだと思うんですが、今
議論して、今回全くそこは入っていないということでしたので、どうなんでしょうね。
大臣、率直な御感想をいただきたいです。