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2014-04-17 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
公式Web版
会議録情報
0
平成二十六年四月十七日(木曜日) 午前十一時四十四分開会 ─────────────
委員
の
異動
四月九日
辞任
補欠選任
三宅
伸吾
君
堀井
巌君
榛葉賀津也君
徳永
エリ
君 四月十四日
辞任
補欠選任
古賀友一郎
君 脇
雅史
君
馬場
成志君
島尻安伊子
君
舞立
昇治
君
尾辻
秀久
君 四月十五日
辞任
補欠選任
尾辻
秀久
君
舞立
昇治
君
中泉
松司
君
古賀友一郎
君
堀井
巌君
馬場
成志君
四月十六日
辞任
補欠選任
島尻安伊子
君
堀井
巌君 脇
雅史
君
中泉
松司
君
羽田雄一郎
君
榛葉賀津也君
─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
野村
哲郎
君 理 事 猪口 邦子君
山田
俊男
君 小川 勝也君 紙 智子君 委 員
金子原二郎
君
古賀友一郎
君
中泉
松司
君
馬場
成志君
堀井
巌君
舞立
昇治
君
山田
修路
君 郡司 彰君
榛葉賀津也君
徳永
エリ
君 柳田 稔君 平木 大作君 横山 信一君
山田
太郎君 儀間 光男君
国務大臣
農林水産大臣
林
芳正
君 副
大臣
農林水産
副
大臣
吉川 貴盛君
事務局側
常任委員会専門
員 稲熊 利和君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
農林水産
に関する
調査
(
調査捕鯨継続実施等
に関する
決議
の件) ─────────────
野村哲郎
1
○
委員長
(
野村哲郎
君) ただいまから
農林水産委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御報告いたします。 去る九日、
榛葉賀津也君及び三宅伸吾
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
徳永エリ
君及び
堀井巌
君が選任されました。 また、昨日、
羽田雄一郎
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
榛葉賀津也君
が選任されました。 ─────────────
野村哲郎
2
○
委員長
(
野村哲郎
君)
農林水産
に関する
調査
を議題といたします。
山田俊男
君から
発言
を求められておりますので、これを許します。
山田俊男
君。
山田俊男
3
○
山田俊男
君 私は、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、みんなの党及び
日本維新
の会の
各派共同提案
による
調査捕鯨継続実施等
に関する
決議案
を提出いたします。 案文を朗読いたします。
調査捕鯨継続実施等
に関する
決議
(案) 本年三月三十一日、国際司法裁判所が、「
南極
における
捕鯨
」訴訟の
判決
において、
我が国
が実施している
南極
海
鯨類捕獲調査事業
を
鯨類捕獲調査
の根拠である
国際捕鯨取締条約
(以下、「
条約
」という。)第八条一の範囲に収まらず、
許可証
を取り消し今後の発給を差し控えるよう命じたことは、誠に遺憾である。一方で、本
判決
は、
右事業
を
科学的調査
と認めた上で、
科学的調査
における
致死的手法
の
使用自体
は禁じておらず、
我が国固有
の
伝統
と
文化
である
捕鯨
が否定されたわけではない。 本
判決
の内容は、
我が国
の
捕鯨政策
はもとより、
鯨類調査研究
、
鯨肉流通関係
並びに全国各地域に伝わる
我が国
の
伝統
である
鯨食文化等
に極めて甚大な影響を及ぼすものである。また、
シー・シェパード
などの過激な反
捕鯨団体
による、極めて危険な
海賊行為
が、あたかも正当化されるかのような印象を全
世界
に与えかねず、こうした
判決
に至ったことについて
政府
の
責任
は極めて重い。 よって
政府
は、引き続き、
世界
が求める
海洋水産資源
の
持続的利用等
に貢献するため、次の事項の実現に万全を期すべきである。 一
鯨類捕獲調査
が有する各般にわたる重要な意義に鑑み、
世界
で唯一、その
科学的手法
及び体制を有する
我が国
の
責務
を果たすため、今後とも継続実施すること。 二
政府
は、本
判決
に至った原因について真摯に反省するとともに、今後、
調査捕鯨
に関し新たな
国際裁判
を提訴されることのないよう、
外交手段
を駆使すること。 三 第二期
南極
海
鯨類捕獲調査
(JARPAⅡ)に代わる
次期捕獲調査計画
の
早期策定
に向け、万全の
準備態勢
を整えること。 四 本
判決
で判示された基準を踏まえ、来季以降の
南極
海
鯨類捕獲調査
がその
目的
を達成する上で合理的であると認められるものとするため、非
致死的調査
の
利用可能性
に関する分析、
目標サンプル数
の
算出プロセス
の
明確化
及び
科学的成果
の
充実等
について、必要な予算を確保し、早急に対応すること。また、その
成果
を元に
調査計画
を変更した上で、
調査
を継続実施すること。 五
調査捕鯨
の
副産物
である
鯨肉
については、
条約
の
趣旨
に従い、従来通り適切に流通させること。また、
学校給食
を始めとする
鯨肉販売
の
公益枠
については、
割引販売
を継続実施するとともに、
鯨肉流通関係者
に不安が生ずることのないよう万全を期すること。 六
シー・シェパード
などの過激な反
捕鯨団体
による危険な
妨害行為
は、昨年二月に
米国高裁
が認定したとおり、
国際法
の禁じる「
海賊行為
」であり、
我が国国民
の身体及び財産を侵害する
行為
として断じて容認できない。
政府
が
妨害行為
への対策を怠ってきたことが、
計画
に対する実際の
捕獲頭数
が減少することにつながり、ひいては本
判決
において
目標サンプル数
と
捕獲頭数
との乖離を指摘され、
目的達成
上の
合理性
を欠くことの論拠となっている。
政府
は、そのことを十分に自覚した上で、
調査捕鯨
の船団や
乗組員
の
安全確保
に
責任
を持つこと。 七
副産物収入
で
調査研究費
をまかなう枠組みによる
調査継続
には限界があることから、国の
責務
として
調査捕鯨
を位置付け、国による安定的な
財政支援
を行うこと。 八
捕鯨
が
我が国固有
の
伝統
と
文化
であることに鑑み、今後における
我が国捕鯨政策
については、
条約
からの脱退を含むあらゆるオプションを実行する決意をもって策定し、強力に推進すること。 右
決議
する。 以上でございます。 何とぞ
委員各位
の御賛同をお願い申し上げます。
野村哲郎
4
○
委員長
(
野村哲郎
君) ただいまの
山田俊男
君提出の
決議案
の採決を行います。 本
決議案
に
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
野村哲郎
5
○
委員長
(
野村哲郎
君)
全会一致
と認めます。よって、本
決議案
は
全会一致
をもって本
委員会
の
決議
とすることに決定いたしました。 ただいまの
決議
に対し、
林農林水産大臣
から
発言
を求められておりますので、この際、これを許します。
林農林水産大臣
。
林芳正
6
○
国務大臣
(
林芳正
君) ただいまの御
決議
につきましては、その
趣旨
を尊重し、
関係
府省とも連携を図りつつ、最善の努力を尽くしてまいる所存でございます。
野村哲郎
7
○
委員長
(
野村哲郎
君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十一時五十分散会