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2013-06-03 第183回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号
公式Web版
会議録情報
0
平成二十五年六月三日(月曜日) 午前十一時
開会
─────────────
委員
の異動 五月二十二日
辞任
補欠選任
広田 一君
大塚
耕平
君
二之湯
智君
中原
八一
君
石川
博崇
君
山本
香苗
君 五月二十三日
辞任
補欠選任
寺田
典城
君
松田
公太
君 五月三十一日
辞任
補欠選任
津田弥太郎
君
藤本
祐司
君 松野 信夫君 白
眞勲
君
山本
香苗
君
石川
博崇
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
山谷えり子
君 理 事 石橋
通宏
君 大久保 勉君 柳澤 光美君 水落 敏栄君
竹谷とし子
君 委 員 江崎 孝君 小川 敏夫君
大塚
耕平
君 白
眞勲
君 藤谷 光信君
藤本
祐司
君
安井美沙子
君 赤石 清美君 大家 敏志君
北川イッセイ
君 小泉 昭男君
中原
八一
君 長谷川 岳君
山本
順三君 脇 雅史君
石川
博崇
君 中西 健治君
松田
公太
君 森 ゆうこ君
亀井亜紀子
君 吉田
忠智
君 舛添 要一君
事務局側
常任委員会専門
員 矢嶋 定則君
常任委員会専門
員 工藤 政行君
参考人
世界銀行グルー
プ総裁
ジム・ヨン・
キム
君 (
通訳
太田 晴子君) (
通訳
福田 陽子君) ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
政府開発援助等
に関する
調査
(
世界銀行
と
我が国
の
援助政策
に関する件) ─────────────
山谷えり子
1
○
委員長
(
山谷えり子
君) ただいまから
政府開発援助等
に関する
特別委員会
を
開会
いたします。
政府開発援助等
に関する
調査
のうち、
世界銀行
と
我が国
の
援助政策
に関する件を議題といたします。 本日は、
ジム・ヨン・キム世界銀行グループ総裁
の御
出席
を賜り、
お話
をお伺いしたいと存じます。
委員長通訳
2
○
委員長
(
山谷えり子
君)(
通訳
)
ジム・ヨン・キム世界銀行グループ総裁
、今日はようこそお越しいただきました。
ODA特別委員会
に御
出席
賜りまして、誠に感謝申し上げます。私は
山谷えり子
、
特別委員会
の
委員長
を務めております。
山谷えり子
3
○
委員長
(
山谷えり子
君)
参議院政府開発援助等
に関する
特別委員長
の
山谷えり子
でございます。
委員会
を代表いたしまして一言御挨拶申し上げます。 本日はようこそお越しくださいました。
キム総裁
におかれましては、御多忙の中、当
委員会
に御
出席
をいただき、懇談のお時間を割いていただきましたことに対しまして、心より感謝申し上げます。 失礼して、着席させていただきます。 当
委員会
は、二〇〇六年に設置されて以来、
我が国
の
国際協力
の在り方について
調査
に取り組んでまいりました。当
委員会
は、
委員会
における議論を基に
国民
の理解と支持に基づく
ODA
の持続的な
推進
などの考え方を発信し、
我が国
の
ODA政策
に反映させるよう努めております。 当
委員会
は、去る五月二十二日、
TICAD
Ⅴの開催に当たり
政府開発援助
の効果的な実施と
推進
を求める
決議
を
全会一致
で議決しました。
皆様
のお手元に英語の
仮訳
をお配りしております。この
決議
では、
アフリカ
の
成長
と平和への
支援
を引き続き強化していくべきことなどを強く訴えております。
キム総裁
は、
世界銀行
を率いられ、
開発協力
の困難な
課題
に立ち向かっておられます。本日、当
委員会
に
キム総裁
の御
出席
を賜り、
開発協力
の
課題
や
世界銀行
と
我が国
との
協力
などに関して御
意見
を賜り、率直な
意見交換
を行うことができますことは、極めて有意義な
機会
を得たものと大変うれしく思っております。 それでは、
キム総裁
から
お話
をお伺いしたいと存じます。
キム総裁
、よろしくお願いいたします。
ジム・ヨン・キム
4
○
参考人
(
ジム・ヨン・キム
君)
ODA委員会
の
皆様
、初めまして。この重要な
委員会
にお招きいただき、大変光栄です。
参考人通訳
5
○
参考人
(
ジム・ヨン・キム
君)(
通訳
) では、着席したいと思います。
山谷委員長
、議員の
皆様方
、
政府開発援助等
に関する
特別委員会
の
メンバー
の
方々
とお目にかかることができ、大変光栄に思っております。すばらしいこのような
機会
を賜り、ありがとうございます。
二つ
私がうれしい
理由
があります。この
会議
によりまして、
世界銀行
がどこに向かっているのかということを
皆様
に概観を
お話
しできるということ、そして
質問
に答えられるということです。もう
一つ
、更に重要な
理由
は、個人的に
皆様
に感謝できるということです。つまり、
日本
の
国民
の
皆様
に
世界銀行
に寛大な御
支援
をいただきましたことを感謝できるということです。そして
皆様
の
友情
に対して。 昨年は
日本
が
世銀
に加盟してから六十周年でございました。すばらしいパートナーシップがこのように長年続いてきました。つまり、換言すれば
世界銀行
の
歴史
というのは、
日本
の
現代史
と非常に結び付いているということでございます。今では信じられないかもしれませんけれども、一九五〇年代、六〇年代は、
日本
は
世銀
の最大の
借入国
の
一つ
でありました。総額八億六千三百万ドルの借入れをし、三十一
プロジェクト
を行っています。エネルギーとか重工業、交通などの
プロジェクト
です。代表的な新幹線とか黒四ダム、またトヨタ自動車、そして東名高速道路などの
プロジェクト
を行ったのです。
日本
は、こういった
歴史
の重要なときに
世界銀行
が共にいてくれたことを覚えておられて、そして寛大な
姿勢
を取ってくださいました。
借入国
からそして
債権国
となり、今や第二の
出資国
であります。 このような
友情
は、ほかにも
理由
がございます。 非常に悲劇的な状況においても、
日本
の
国民
の
皆様
は、悲劇的な地震、
東日本大震災
と闘っておりましたけれども、それでもほかの方を気遣う
姿勢
がございました。
日本
の
皆様
は、
世界銀行
を、そして
貧困
にあえぐ
人々
のサポーターであり続けました。 昨年、仙台の防災に関する
特別イベント
に
出席
いたしました。これは
年次総会
と同じときに行われました。
皆様
の悲劇を
知識
に換えて、そして同じような問題を、
リスク
を抱えている国を助けようという
姿勢
に感銘を受けました。
世界銀行
と
日本
は緊密に連携をして、
災害リスク
の
管理
に関する
日本
の
知見
を
途上国メンバー
と共有するつもりです。
日本
の
国民
の
皆様
の
災害
に対する
姿勢
を見まして、
国民性
といったものが非常に表れていたと思います。
災害
に立ち向かいながら、同時に、確実に学んだ教訓はほかの
世界
に広めなくてはいけないという
姿勢
を取っていらっしゃいました。 昨晩、横浜からこちらに来ました。
TICAD
Ⅴに参加したのでございますが、
日本政府
と、我々
世界銀行
、
国連
、AUが共催をしまして話し合った
テーマ
が、
民間セクター
が
持続的開発プロセス
に参加しなくてはいけないということでした。この
テーマ
は
世銀グループ
全体の
テーマ
でもあり、
TICAD
に私だけが来たわけではない
理由
でもあります。私は
ツァイIFC
の
長官
と
一緒
に来ました。また、
小林いずみMIGA
という多数
国間投資保証機関
の
長官
と
一緒
に来ました。これらの
機関
を通してより良い
雇用
を提供し、そして
民間機関
の
貢献
を促進するものであります。
民間機関
というのは、
雇用
の創出を九〇%担っております。
雇用
があってこそ平和的な社会ができます。そして、脆弱な国を安定化することができるわけです。 この考えは二週間前に
アフリカ
の大
湖地域
を訪問したときに明確となりました。
潘基文国連事務総長
との
ジョイントミッション
だったんですけれども、このように
国連
の
事務総長
とそして
世銀
の
総裁
が
共同
で
ミッション
を実現したといったことは初めてでございました。この
共同ミッション
という形で
アフリカ
の大
湖地域
を訪れたわけでございますが、その
理由
ですが、明確に
世界銀行グループ
と
国連
というのは力を合わせて変革をこの
地域
にもたらすことができることを示したかったのです。 平和と
安全保障
と
開発
というのは
一緒
に進行しなくてはいけません。
紛争
が終わってからやるということでは遅いのです。
開発
、
雇用
というのは将来の
紛争
を防止するものであります。
世界銀行
の
春季会合
におきまして、
世銀
の
加盟国
は、
極度
の
貧困
を終わらせる、
繁栄
を共有するという
二つ
の
ゴール
といったものをサポートしてくださっています。
一つ目
の
極度
の
貧困
を終わらせるというのは
グローバルコミュニティー
の大きな
課題
でございます。 この
ゴール
の実現のため、
世銀
は例えば一ドル二十五セントで一日を暮らしている人の比率を、二〇三〇年までに今の二〇%から三%にするという
目標
を示しました。そして、
先進国
及び
途上国
の
成長
を通して
貧困
の削減を達成したいと思います。
成長
がなければ、この
ゴール
は達成できません。 もちろん、これだけではありません。
二つ目
の目的は
繁栄
の共有です。
世界
の
繁栄
が多くの
人々
に、特に恵まれない
人々
に共有されなければなりません。
途上国
の中で下位四〇%の
方々
の
所得
を向上させるということがこの
目標
の指標になっています。
成長
の結果が順番に
貧困層
まで降りてくるのではなく、
貧困層自身
の
所得
を引き上げたいと思っております。そのため環境問題、そして社会的、包摂的な取組、
財政的健全性
が世代を超えて重要となります。 今、この
目標達成
のために我々は
世銀グループ
全体の
目標
として、五つの
機関
が結束して、そして
民間
、官の力を総動員してこの
目標
を達成したいと考えております。この「
一つ
の
世銀
」というアプローチを、我々は、非常に脆弱な国から、そして
新興国
といった様々な国に適用していきたいと思います。 この際、
IDA
、
国際開発協会
という
世銀グループ
の中の最
貧困国向け
の基金に関する
IDA
17について申し上げます。
IDA
17が
開発
に大きなインパクトを与えられるよう、
日本
が大きな
貢献
をされることを願っております。
IDA
17の中で
脆弱国
、そして
気候変動
、また
災害リスク管理
、
人間開発
、そして
国民
皆保険というものに焦点を当てていきます。
IDA
は
貧困
を撲滅する最も効果的な
国際プログラム
と言われています。
IDA
はまた強い
触媒機能
を持っています。
IDA
16では、
日本
が拠出してくれた一円が他国の拠出や返済、
世銀
、
IFC
の
利益配分
を合わせて、十五倍の
資金力
を持つことになりました。
IDA
17では、
支援国
の
資金
が
IFC
、
MIGA
のリソースなども連携させて、更に大きな
資金
の
触媒
となることを期待しています。現在
IFC
や
MIGA
と連携して取り組んでいるのは、ミャンマーの
プロジェクト
です。 また、
日本
の技術や経験、
知識
というのが我々にとっても重要な資産であるということを強調したいと思います。私は二十年間、
カイゼン
ということを学んできました。そして、この
カイゼン
というコンセプトを全ての
途上国
に伝えていきたいと考えております。私は、
日本
の
知見
はすばらしいと考えておりまして、
日本
のノウハウを我々の様々な
プロジェクト
に適用できると考えております。
日本
の
専門知識
というものを我々の人材の中でも増やしていきたいと思います。 我々の
人事総局
副
総裁
が最近来日いたしまして、通常個別の国に対しては行わないような
採用ミッション
というものを行いました。八百人以上の
申込者
のうち六十人余の
日本人
の
方々
と面接をいたしまして、九人の方との契約が提案中であります。今、具体的な
採用
に向けた作業が行われております。そして、
小林いずみ長官
が
MIGA
の
長官
を務めておりますが、
MIGA
は
世銀グループ
の中で最も
成長
している
機関
です。この
後任者
が
本田桂子
さんという、また
日本人
の女性が務めることになります。 今日はこちらにお招きいただきまして、誠にありがとうございます。後ほど
皆様
の率直な
質問
、
意見
をお伺いしたいと思っております。また、この数日間、
TICAD
Ⅴが非常に成功裏に進められているということを称賛したいと思います。
日本
の
方々
が強いリーダーシップを持って
アフリカ各国
のリーダーを
日本
に招いて歓迎し、また
日本
が
アフリカ
の現地で行っている
貢献
のいずれも感動的であり、勇気付けられるものであると私は感じました。 御清聴どうもありがとうございます。(拍手)
山谷えり子
6
○
委員長
(
山谷えり子
君)
キム総裁
、ありがとうございました。 これをもちまして
委員会
は一旦
休憩
といたします。 午前十一時十三分
休憩
〔
休憩
後
開会
に至らなかった〕