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2013-03-13 第183回国会 衆議院 文部科学委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
平成
二十五年一月二十八日)(月曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
松野
博一
君
理事
永岡
桂子
君
理事
馳 浩君
理事
笠
浩史
君
理事
鈴木
望君
理事
浮島
智子
君
青山
周平
君
池田
佳隆君
小此木八郎
君
神山
佐市君
菅野さちこ
君
木内
均君
木原
稔君
工藤
彰三
君
熊田
裕通
君
小林
茂樹
君
桜井
宏君
新開
裕司
君
中根
一幸
君
丹羽
秀樹
君
野中
厚君
萩生田光一
君
比嘉奈津美
君
宮内
秀樹
君
宮川
典子
君
山本
とも
ひろ
君
義家
弘介
君
小川
淳也
君 郡
和子
君
中川
正春君
松本
剛明君
遠藤
敬君
椎木
保君
田沼
隆志
君
樋口
尚也
君
青柳陽一郎
君
井出
庸生
君
宮本
岳志
君
青木
愛君
吉川
元君
平成
二十五年三月十三日(水曜日) 午後零時十分
開議
出席委員
委員長
松野
博一
君
理事
木原
稔君
理事
中根
一幸
君
理事
永岡
桂子
君
理事
萩生田光一
君
理事
馳 浩君
理事
山本
とも
ひろ
君
理事
笠
浩史
君
理事
鈴木
望君
理事
浮島
智子
君
青山
周平
君
池田
佳隆君
小此木八郎
君
神山
佐市君
菅野さちこ
君
木内
均君
工藤
彰三
君
熊田
裕通
君
小林
茂樹
君
桜井
宏君
新開
裕司
君
丹羽
秀樹
君
比嘉奈津美
君
宮内
秀樹
君
宮川
典子
君 簗
和生
君
義家
弘介
君
小川
淳也
君 郡
和子
君
中川
正春君
松本
剛明君
遠藤
敬君
椎木
保君
田沼
隆志
君
中野
洋昌
君
青柳陽一郎
君
井出
庸生
君
宮本
岳志
君
青木
愛君
吉川
元君 …………………………………
文部科学大臣
下村
博文君
文部科学
副
大臣
谷川 弥一君
文部科学大臣政務官
丹羽
秀樹
君
文部科学大臣政務官
義家
弘介
君
文部科学委員会専門員
久留 正敏君
—————————————
委員
の
異動
一月二十八日
辞任
補欠選任
樋口
尚也
君
中野
洋昌
君 三月十三日
辞任
補欠選任
野中
厚君 簗
和生
君 同日
辞任
補欠選任
簗
和生
君
野中
厚君 同日
理事遠藤利明
君、
坂井学
君及び
塩谷立
君一月二十五日
委員辞任
につき、その
補欠
として
木原稔
君、
萩生田光一
君及び
中根一幸
君が
理事
に当選した。 同日
理事永岡桂子
君同日
理事辞任
につき、その
補欠
として
山本
とも
ひろ
君が
理事
に当選した。
—————————————
三月八日
教育費負担
の
公私間格差
をなくし、
子供たち
に行き届いた
教育
を求めることに関する
請願
(
古本伸一郎
君
紹介
)(第九号) 同(
大西健介
君
紹介
)(第一一号) 同(
重徳和彦
君
紹介
)(第一二号) 同(
鈴木克昌
君
紹介
)(第二七号) 同(
大見正
君
紹介
)(第九〇号) 同(
古川元久
君
紹介
)(第九一号) 同(
中根康浩
君
紹介
)(第一〇七号) 同(
東郷哲也
君
紹介
)(第一一〇号) 同(
工藤彰三
君
紹介
)(第一一八号) 同(
神田憲次
君
紹介
)(第一三〇号) 同(
熊田裕通
君
紹介
)(第一三一号) 同(
神田憲次
君
紹介
)(第一三九号) 同(
青山周平
君
紹介
)(第一四九号) 同(
今枝宗一郎
君
紹介
)(第一五〇号) 同(
根本幸典
君
紹介
)(第一五一号)
教育費負担
の
公私間格差
をなくし、
子供たち
に行き届いた
教育
を求める
私学助成
に関する
請願
(
畑浩治
君
紹介
)(第一〇号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一三号) 同(
篠原孝
君
紹介
)(第二〇号) 同(
井出庸生
君
紹介
)(第三九号) 同(
階猛
君
紹介
)(第九三号) 同(
山口壯
君
紹介
)(第九八号) 同(
三木圭恵
君
紹介
)(第一一四号) 同(
葉梨康弘
君
紹介
)(第一三二号) 同(
原田義昭
君
紹介
)(第一三三号) 同(
馳浩君紹介
)(第一三六号) 同(
木原稔
君
紹介
)(第一四〇号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第一四一号) 同(
田嶋要
君
紹介
)(第一四二号) 同(
田所嘉徳
君
紹介
)(第一四三号) 同(
中村喜四郎
君
紹介
)(第一四四号) 同(
阿部寿一
君
紹介
)(第一五二号) 同(
赤嶺政賢君紹介
)(第一五三号) 同(
池田道孝
君
紹介
)(第一五四号) 同(
漆原良夫
君
紹介
)(第一五五号) 同(
大畠章宏
君
紹介
)(第一五六号) 同(
鈴木憲和
君
紹介
)(第一五七号) 同(
高木義明
君
紹介
)(第一五八号) 同(
高鳥修一
君
紹介
)(第一五九号) 同(
玉城デニー
君
紹介
)(第一六〇号) 同(
丹羽雄哉
君
紹介
)(第一六一号) 同(
額賀福志郎
君
紹介
)(第一六二号) 同(
柚木道義
君
紹介
)(第一六三号)
国立競技場内スカッシュコート設置
に関する
請願
(
武部新
君
紹介
)(第三七号) 同(
山本幸三
君
紹介
)(第三八号) 同(
石原慎太郎
君
紹介
)(第七三号) 同(
馳浩君紹介
)(第九二号) 同(
遠藤利明
君
紹介
)(第九四号) 同(
横路孝弘
君
紹介
)(第九五号) 同(
坂本祐之輔君紹介
)(第一三七号)
教育費負担
の大幅な
軽減
、安全な
学校施設
を求めることに関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第九九号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第一〇〇号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第一〇一号) 同(
佐々木憲昭
君
紹介
)(第一〇二号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第一〇三号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第一〇四号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一〇五号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第一〇六号) 学費の
負担軽減
、
高等教育予算増額
を求めることに関する
請願
(
宮本岳志
君
紹介
)(第一〇九号)
教育費負担
の
公私間格差
をなくするための
私学助成
に関する
請願
(
石川知裕
君
紹介
)(第一三四号) 同(
高橋みほ
君
紹介
)(第一三五号) 同(
石川知裕
君
紹介
)(第一四五号) 同(
石川知裕
君
紹介
)(第一六四号)
学校司書
の
法制化
に関する
請願
(
穀田恵二
君
紹介
)(第一三八号) 同(
赤嶺政賢君紹介
)(第一六五号) 同(
小川淳也
君
紹介
)(第一六六号)
学校
に正規の
現業職員
を必ず配置するよう
法制化
を求めることに関する
請願
(
小川淳也
君
紹介
)(第一四七号)
教育費負担
の
公私間格差
をなくし、行き届いた
教育
を求めることに関する
請願
(
小川淳也
君
紹介
)(第一四八号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
理事
の
辞任
及び
補欠選任
国政調査承認要求
に関する件
文部科学行政
の
基本施策
に関する件 ————◇—————
松野博一
1
○
松野委員長
これより
会議
を開きます。
理事辞任
の件についてお諮りいたします。
理事永岡桂子
君から、
理事辞任
の申し出があります。これを許可するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松野博一
2
○
松野委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 引き続き、
理事補欠選任
の件についてお諮りいたします。 ただいまの
理事辞任
及び
委員
の
異動
に伴い、現在
理事
が四名欠員となっております。その
補欠選任
につきましては、先例により、
委員長
において指名するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松野博一
3
○
松野委員長
御
異議
なしと認めます。 それでは、
理事
に
木原
稔君
中根
一幸
君
萩生田光一
君
山本
とも
ひろ
君 を指名いたします。 ————◇—————
松野博一
4
○
松野委員長
次に、
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
文部科学行政
の
基本施策
に関する
事項
生涯
学習
に関する
事項
学校教育
に関する
事項
科学技術
及び
学術
の
振興
に関する
事項
科学技術
の
研究開発
に関する
事項
文化
、
スポーツ振興
及び
青少年
に関する
事項
以上の各
事項
につきまして、
本会期
中
調査
をいたしたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長に対し、
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松野博一
5
○
松野委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
松野博一
6
○
松野委員長
文部科学行政
の
基本施策
に関する件について
調査
を進めます。
文部科学大臣
から
所信
を聴取いたします。
下村文部科学大臣
。
下村博文
7
○
下村国務大臣
第百八十三回
国会
において各般の
課題
を御
審議
いただくに当たり、私の
所信
を申し上げます。 現在、
我が国
は、
少子高齢化
が急速に進展する中、
経済
の低迷は長引き、さらに、
東日本大震災
や
東京電力福島
第一
原子力発電所事故
による影響がいまだ残るなど、幾つもの難しい
課題
を抱えています。このような
状況
において、第二次
安倍内閣
は、
経済再生
と
教育再生
を
内閣
の最
重要課題
として掲げて取り組んでいます。これらの
取り組み
について
国民
の理解が広がる中で、
我が国
の
未来
を切り開く明るい兆しも見え始めており、これを確かな
日本
の力としていく必要があります。 私は、この重要な時期に
文部科学大臣
、また
教育再生
を担当する
大臣
を拝命し、
日本
の将来を担う人を育てる
教育
の
再生
に取り組むとともに、国の
社会経済
の
発展
の源となる
科学技術イノベーション
の
推進
や、
スポーツ
、
文化芸術
の
振興
など、
未来
への
先行投資
である
文部科学行政
の
充実
に
全力
を尽くしてまいります。 あの
大震災
から二年が経過しました。しかし、
大震災
の爪跡はいまだ残り、
被災地
は今も
復興途上
にあります。私は、就任してすぐに
福島
県いわき市を訪ね、現地の
教育
の現状をこの目で見てまいりました。私は、今後とも
現場主義
を
徹底
し、
被災者
の心に寄り添い、
被災地
の
復興
に
全力
を尽くしてまいります。 具体的には、被災した
子供たち
が落ちついた
環境
で元気に学ぶことができるよう、
学校
の復旧を初めとして、
就学支援
や心のケア、
学習支援等
に
取り組み
ます。また、
原発事故
への
対応
として、
除染
や
廃炉
に関する
研究開発等
に取り組むとともに、
原子力損害賠償
については、
被災者
の立場に立ち、和解の仲介の
体制強化
に
取り組み
、迅速、公平かつ適正な
賠償
が行われるよう万全を期してまいります。
人づくり
は
国づくり
です。
日本
の将来を担う
子供たち
は国の一番の宝であり、
教育
は国の根幹を形づくる最
重要政策
です。 本年一月、二十一世紀の
日本
にふさわしい
教育体制
を
構築
し、
教育
の
再生
を
実行
に移していくため、
教育再生実行会議
が
議論
を開始しました。私は、
会議
の
提言
も踏まえて
教育再生
のための
施策
を
実行
に移し、
教育基本法
の理念に基づき、
世界トップレベル
の
学力
と
規範意識
を備えた
人材
を
育成
してまいります。
学校
は、
子供たち
が夢を
実現
するための
準備
をする大事な場所です。残念ながら、最近では、
いじめ
や
体罰
の問題が背景にある自殺が
社会
問題となるなど、
子供たち
の
生命身体
を脅かす出来事も起こっています。 そのため、
教育再生実行会議
では、まずこの問題への
対応
について
審議
を行い、先般、第一次
提言
が取りまとめられました。この
提言
に基づき、
規範意識
や
自主性
、
社会性
を育む
道徳教育
の抜本的な
充実
、
関係者
が一丸となって
いじめ
に向き合う
責任体制
の
整備
、
いじめ
られている子を守り抜き、
いじめ
ている子には毅然として適切な
指導
を行うことの
徹底
を図ります。 さらに、
社会総がかり
で
子供たち
を支えていくため、
地域
とともにある
学校づくり
に取り組むとともに、
体罰
の禁止の
徹底
を図るほか、
家庭教育支援
や
食育
の
推進
に
取り組み
ます。
いじめ
問題については、各党において
法制化
を含めた
いじめ対策
を提案されているため、
いじめ防止
に関する
法律
を
議員立法
にて成立していただきたいと考えており、
文部科学省
としても、行
政府
として必要な協力をしてまいります。 さらに、
教育行政
の
責任体制
を確立し、
現場
の問題に迅速かつ的確に
対応
できるよう、
教育委員会
の抜本的な
改革
が必要であると考えており、この問題についても、
教育再生実行会議
や
中央教育審議会
において御
議論
いただいた上で、
法律改正
に向けた
準備
を進めてまいります。 質の高い
教育
にとって、
教師
の役割は極めて重要です。このため、
養成
、採用、研修の各
段階
を通じた
教師力
の
向上
に
取り組み
ます。
平成
二十五年度
予算案
においては、
教師
が
子供
一人一人と時間をかけて向き合える
環境
を整えるため、
いじめ
問題への
対応等
のための八百人の
教職員定数
の増を計上しており、今後とも、少
人数学級
の
推進
を含め、
指導体制
の
充実
に努めてまいります。 また、
学力向上
のため、
全国学力
・
学習状況調査
を悉皆により実施するなど、その
充実
、
活用
を図るとともに、
高等学校段階
においても
教育
の質を保証し、
向上
させていくための
方策
を
具体化
してまいります。 さらに、新しい
学習指導要領
に基づき、各
教科等
を通じた
言語活動
や
理数教育
の
充実
を図るとともに、
国際的素養
を身につけた強い
日本人
を
育成
するため、
外国語教育
の
強化
や
高校生留学等
を
推進
します。 加えて、
学校教育
におけるICTの
活用
を進めるほか、
児童生徒
の豊かな
人間性
や
社会性
を育むため、
自然体験
を含む
体験活動
を
推進
します。 土曜日
授業
の実施については、すぐれた
先行事例
に係る情報を収集、発信するとともに、
平成
二十五年度
予算案
において、土曜日
授業
にも
活用
し得る約七千人の
指導員等
のための
経費
を計上しており、今後、一層の
推進
のための
課題
を整理し、
取り組み
を進めてまいります。
幼児期
の
教育
は生涯にわたる
人格形成
の
基礎
を培う重要なものであり、
教育機能
の
充実
や
保護者負担
の
軽減
に取り組むとともに、
関係
府省と連携して
幼児教育
の
無償化
の
検討
を行ってまいります。 子ども・
子育て支援
新
制度
については、
関係
府省と連携して、
本格施行
に向けた
準備
を進めてまいります。 また、
義務教育
における
就学援助
を着実に実施するとともに、
公立高等学校授業料無償制
、
高等学校等就学支援金制度
については、限られた
財源
の
もと
、低
所得世帯
への
支援
の
充実
や
公私
間の
教育費
の
格差是正
の
観点
から、
所得制限
の導入も含めて、今後、
平成
二十六年度以降の新
制度
について
検討
してまいります。
障害
のある
子供たち
の
教育
については、一人一人を大切にし、力を伸ばしていく
観点
から、
通級
による
指導
のための
教職員定数
の措置、
拡大教科書等
の
普及充実
、
学校施設
の
バリアフリー化等
の必要な
教育条件
の
整備
を
推進
し、きめ細かな
指導
や
支援
を行う
特別支援教育
を
推進
してまいります。 また、
国連総会
において決議された国連持続可能な
開発
のための
教育
の十年を踏まえ、持続可能な
社会づくり
の担い手を育む
教育
を
推進
してまいります。 安全、安心な
学校環境
の
構築
については、
防災教育
の
充実
や
通学路
の
安全確保
、
天井材等
の非
構造部材
を含めた
学校施設
の
耐震化
や
老朽化対策
、
防災機能
の
強化
を
推進
してまいります。
大学
力は
国力そのもの
です。
世界トップレベル
の
大学
力の
実現
を目指して、
教育内容
や
授業
の
改善
といった
大学
の
改革状況
を踏まえた
重点的資源配分
や、
大学
の質の保証のための
システム
の
改善等
の
大学改革
を
推進
し、質、
量とも
に
充実
を図ってまいります。 さらに、
世界最先端
の
研究成果
を生み出し、
社会
的な
価値
を創出する
国際競争力
の高い
大学
や、
地域再生
、
活性化
の核となる
大学
、
産学官
にわたり活躍する
グローバルリーダー
を
養成
する
リーディング大学院
を
構築
する
大学
に対して重点的に
支援
をしてまいります。
大学
の
教育研究活動
を支える上で、
基盤的経費
の
確保
は大変重要なことです。
教員数
の維持や
施設設備
の
管理運用等
で困難が生じないよう、
国立大学法人運営費交付金
や
施設整備費補助金
、
私学助成
を安定的に
確保
します。 少子化が進行する
我が国
においては、
個々
の
能力
を高め、
グローバル
化した
社会
で活躍する
人材
を
育成
することが喫緊の
課題
です。 このため、
秋季入学
を促進するなど、
大学
の
国際化
を
徹底
して進めるとともに、
留学生
三十万人
計画
の
実現
を目指し、優秀な
外国人留学生
の
確保等
や
日本人
の若者の
海外留学
の促進に
取り組み
ます。 また、
意欲
と
能力
のある
学生
が
経済的理由
により学業を断念することがないよう、
奨学金事業
を初め
経済的支援
の
充実
に努めてまいります。
価値観
が多様化する
時代状況
の中では、
個々
の
子供
が持っている固有の
能力
を引き出していく
教育
が求められており、
子供
の
成長
に応じた柔軟な
教育システム
の
構築
を図ることが必要です。 このため、六・三・三・四制の
あり方
について
議論
を深めるとともに、
大学入学者選抜
を初めとする
高等学校
と
大学
の接続の
あり方
について
検討
を進めます。 また、幼稚園から
大学
まで多様で特色ある
教育
を展開する
私学
の
振興
に努めてまいります。 加えて、
学校
から
社会
、
職業
への円滑な移行を図るため、各
学校段階
を通じた体系的な
キャリア教育
や、高校、
大学
、
専修学校等
における実践的な
職業教育
の
充実
に取り組んでまいります。 具体的には、
産業界等
との
連携強化
により、
専修学校
、
大学等
において、
我が国
の
成長
を支える
中核的専門人材養成
に戦略的に取り組んでまいります。特に、
専修学校
においては、
職業
実践的な
教育
の質を保証し、
向上
させていくための
方策
を
具体化
してまいります。 現在、
中央教育審議会
では第二期
教育振興基本計画
に関する
審議
を進めているところであり、これまで申し述べた
教育
の
充実
に向けた
方策
を総合的かつ
計画
的に
推進
できるよう、策定に向けて鋭意努力してまいります。 昨年の
山中伸弥教授
の
ノーベル生理学
・
医学賞
の受賞は、改めて
日本
が誇るべき
科学技術力
の高さを
世界
に示してくれました。
科学技術イノベーション
は、
安倍内閣
が掲げる三本の矢のうちの一つである
成長戦略
の重要な柱であり、
日本
の
経済再生
の原動力です。私は、これを
国家戦略
として強力に
推進
してまいります。 具体的には、
研究者
の
独創性
に基づいて行われる多様な
基礎研究
を強力に
支援
するのみならず、企業だけでは
実現
できない革新的な
イノベーション
を
実現
するための新たな
産学連携プログラム
の
構築
や、
イノベーション創出
を目指した
地域科学技術
の
振興
を図ります。 また、
世界最高水準
の
科学技術
の
振興
を図るためには
研究基盤
の
整備
と
活用
が不可欠であり、スーパーコンピューター「京」や
エックス線自由電子レーザー施設SACLA等
の
最先端研究施設設備
の
産学官
への幅広い
利用
を着実に進めるとともに、
学術研究
の大
規模プロジェクト
、
世界
に冠たる
研究力
を有する
大学
や
研究拠点
の
形成
、
発展
を
推進
するなど、
研究環境
の
整備
を着実に進めます。
研究開発法人
がその
成果
を最大化するための
制度改革
にも取り組んでまいります。
iPS細胞等
による
再生医療
や
創薬
の
実現
に向けた
研究
を重点的かつ長期的に
支援
するとともに、新たな
エネルギー社会
の
構築
や
資源制約
の克服、安全、安心な
社会インフラ
の
実現
のため、
革新的技術開発
を
推進
してまいります。 人類のフロンティアである
海洋
については、
海洋資源
の
開発利用
を促進するための
研究開発
、
海底地震
・
津波観測網
の
整備等
を進めてまいります。
宇宙
については、
国民
に夢や希望を与える「はやぶさ2」等の
宇宙科学
や
宇宙探査
、
地球観測
、
国際宇宙ステーション計画等
を着実に進めてまいります。 また、
科学技術先進国
として国際的な責務を果たすため、
ITER計画
を着実に
推進
してまいります。
科学技術イノベーション
の
振興
を図っていく上で、
科学技術人材
の
養成確保
は重要な
課題
です。
博士課程
の
学生
や
若手研究者
への
支援
を
強化
し、国際的な
頭脳循環
の中で
グローバル
に活躍できる
若手研究人材
を
育成
するとともに、
女性研究者
への
支援
の
強化
、
研究支援人材
の
確保
にも取り組んでまいります。 また、
原子力
に係る
基礎基盤研究
や
専門人材育成
も重要な
課題
であり、これに取り組んでまいります。
文化
と
スポーツ
が持つ、
人々
を引きつけ、感動させる力は、
人々
の心を豊かにし、困難な問題に連帯して取り組む活力ある
社会
の
構築
に不可欠なものであると認識しており、私は、
国家戦略
としてこれらを
振興
してまいります。
我が国
には、
世界
に誇るべき
有形無形
の
文化財
や
芸術文化
が多くあります。
文化芸術立国
の
具体化
のため、
伝統文化
の継承、
普及
や、
文化財
の保存、
活用
をしていくとともに、昨年成立した
劇場
、
音楽堂等
の
活性化
に関する
法律
に基づき、
劇場
、
音楽堂等
を
活性化
し、
実演芸術
の
振興
を図るとともに、
メディア芸術等
の幅広い
芸術
を
振興
し、そのための
人材育成
を
強化
します。 そして、これらの
施策
や
世界文化遺産等
への
取り組み
を通じ、
日本文化
の魅力を国内外に積極的に発信し、
地域
の
活性化
やクール・ジャパンの
推進
にも寄与してまいります。 さらに、昨年成立した古典の日に関する
法律
の趣旨も踏まえ、
我が国
の
文化
と
日本
語の大切さを再認識し、歴史と
文化
をとうとぶ心の
育成
を図るとともに、新しい
時代
に
対応
した
著作権施策
の展開に努めてまいります。
文化芸術
の
振興
は、
人間形成
や活力ある
社会構築
に不可欠な
投資
であるとの信念の
もと
、これらの
施策
を
推進
してまいります。 昨年、ロンドン・
オリンピック
・
パラリンピック競技大会
での
日本選手
の活躍が
国民
に大いに元気を与えてくれたことは、記憶に新しいところです。私は、
スポーツ基本法
及びそれに基づき策定された
スポーツ基本計画
にのっとり、
スポーツ立国
の
実現
を目指します。 本年九月に
開催都市
が決定する二〇二〇年の
オリンピック
・
パラリンピック競技大会
の
東京招致
については、
内閣
としては
閣僚会議
を設置し、
政府
を挙げて
招致
に取り組んでおり、
国会
においては二度の決議を行っていただいたところですが、
文部科学省
としても、
東京
都、
スポーツ界
、
経済界等
と一体となって
全力
で取り組んでまいります。 その他の
国際競技大会
の
招致
、
開催
についても、
政府
全体で積極的に
支援
し、
国立霞ケ丘競技場
の
全面改築
を進めてまいります。 また、先日の
女子柔道選手たち
の
問題提起
をきっかけに、
スポーツ指導
における暴力の根絶を図ることを呼びかけるため、
大臣メッセージ
を発出しました。 このほか、
国民
が
スポーツ
に親しむ
機会
を
充実
するための
地域スポーツ
の
推進
、中
学校
の
武道必修化
を初めとした
武道
の
振興
、
スポーツ振興
のための
財源
の
確保
に資する
スポーツ振興くじ
の
改善充実
に
取り組み
ます。
日本
にはチャンスがある、
可能性
がある。私は、
日本
を
教育
によってそういう国にしたいと考えています。
貧困
が
貧困
を生むのではなく、また、
障害
を持っているために将来を諦めるのでもなく、
意欲
と志さえ持っていれば、学ぶ
機会
が得られ、
社会
の中で
自分
の求める
職業
につくことができる、それを保障できる
教育環境
をつくりたいと考えます。 また、
日本
の
子供
は
自分
に
自信
がありません。
財団法人日本青少年研究所
による
高校生
の
意識調査
によれば、
自分
をだめな
人間
だと思っている
生徒
は、
日本
は約六六%、中国は約一三%、米国は約二二%、韓国は約四五%です。これでは大人になっても
自信
が持てないし、
社会
の役に立とうとは思えないでしょう。
自分
はすばらしい
人間
だ、
社会
に役に立つと、ふつふつと湧き起こってくる
自信
をつけさせるのが本当の
教育
ではないでしょうか。
自分
はだめな
人間
だと思う
子供
をゼロにすることを目標にする
教育
を目指します。 私は、ことし
平成
二十五年が
教育再生元年
と言われるような
教育改革
に取り組んでいく決意です。
国民
の皆様の強い期待を真摯に受けとめ、
教育再生
を
実行
し、
文部科学行政全般
にわたるさまざまな
政策
を力強く進めてまいりたいと考えておりますので、引き続き、
関係
各位の御
指導
、御鞭撻のほど、よろしくお願いを申し上げます。
松野博一
8
○
松野委員長
次に、
平成
二十五年度
文部科学省
関係
予算の概要について説明を聴取いたします。谷川
文部科学
副
大臣
。
谷川弥一
9
○谷川副
大臣
第百八十三回
国会
において各般の
課題
を御
審議
いただくに当たり、一言私の抱負を申し述べます。 私は、副
大臣
として、
大臣
をよく補佐し、
東日本大震災
からの復旧
復興
のほか、特に、国の一番の宝である
子供たち
への
教育
に取り組むとともに、
文化芸術
を
国家戦略
として位置づけ、その
振興
に
全力
を尽くしてまいります。 今後とも、
松野委員長
初め
委員
の皆様方の御
指導
、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
平成
二十五年度
文部科学省
関係
予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。
文部科学省
関係
予算は、一般会計五兆三千五百五十八億円、
東日本大震災
復興
特別会計一千八百十五億円、エネルギー対策特別会計一千百三十八億円となっております。 第一に、
我が国
の将来を担う次世代の
育成
を図り、
世界トップレベル
の
学力
、
規範意識
、歴史や
文化
を尊重する態度を育み
教育再生
を
推進
するため、全国的な
学力
調査
の実施により
子供たち
の
課題
を把握するとともに、
教育再生
実行
の基盤となる教職員等
指導体制
の
整備
や
道徳教育
の
充実
を行うこととしております。 また、
理数教育
、
特別支援教育
、実践的
職業教育
の
充実
、
グローバル
人材
の
育成
の
推進
を図るとともに、新たな
教育改革
に向けた
調査
研究
及び情報通信技術を
活用
した学びの
推進
を行うこととしております。 第二に、安心して夢の持てる
教育
を受けることができる
社会
を
実現
するため、スクールカウンセラーの配置
充実
など、
いじめ
の問題に対する総合的な
取り組み
を行うとともに、
通学路
の
安全確保
など、
子供
の安全を守る
学校
健康
教育
の
推進
を図ることとしています。 また、
教育費負担
の
軽減
を図る
観点
から、幼稚園就園奨励費補助の
充実
など
幼児教育
の
推進
を行うほか、
大学等
奨学金事業
及び
大学
の
授業
料減免等の
充実
を図ることとしております。 第三に、公立
学校施設
の
耐震化
、
老朽化対策
等を
推進
するとともに、国立
大学等
の
耐震化
、最先端
研究
施設の
整備
、老朽施設や附属病院の
再生
等に取り組むこととしております。 第四に、知と
価値
を創造する
大学
力を
向上
させるため、各国立
大学
の強み、特色の明確化、ガバナンス
改革
などを
支援
することで国立
大学改革
を促進するとともに、私立
大学等
の
基盤的経費
の
充実
とめり張りのある配分、私立
高等学校
等の
教育条件
の維持
向上
、
耐震化
を初めとする
施設設備
等への
支援
により、
私学
の
振興
を図ることとしております。 あわせて、
地域再生
、
活性化
の核となる
大学
づくり、
産学官
にわたり活躍する
グローバルリーダー
を
養成
する
リーディング大学院
の
構築
、医療
人材
養成
など、国
公私
立
大学
を通じた
大学改革
の
支援
等により、
大学
の抜本的な機能
強化
に取り組むこととしております。 第五に、きずなづくりと活力あるコミュニティーを
形成
するため、
学校
支援
地域
本部、放課後子ども教室、コミュニティースクールなどの
学校
、家庭、
地域
の連携協力を一層
推進
するとともに、公民館等が中心となって行う
地域
課題
解決の
取り組み
や、
被災地
の
地域
コミュニティー
再生
のための学びの場づくりの
支援
をすることとしております。 第六に、
スポーツ立国
の
実現
を目指し、
スポーツ基本計画
の
施策
を
推進
するため、国立競技場の改築
準備
、国際競技力の
向上
に向けた
人材
の
養成
や
スポーツ
環境
の
整備
などに二百四十三億円を計上しております。 第七に、
文化
力による
地域
と
日本
再生
を目指し、豊かな
文化芸術
の創造と
人材育成
、
文化財
の保存、
活用
及び継承、
我が国
の多彩な
文化芸術
の発信や国際
文化
交流の
推進
など、一千三十三億円を計上しております。 第八に、
原子力
災害からの
復興
を加速させるため、廃止措置、
除染
等に必要な
研究開発
、
人材育成
を
強化
するとともに、引き続き、
被災者
の迅速な救済に向けた
原子力損害賠償
の円滑化等の実施を図ることとしております。 第九に、次世代エネルギー技術の
開発
や
iPS細胞等
を用いた
再生医療
、
創薬
の早期
実現
等につながる国家プロジェクトを強力に
推進
するとともに、
宇宙科学
、
宇宙探査
や
海洋資源
調査
といったニューフロンティアへの挑戦や、
社会
的リスクへの
対応
に必要不可欠な減災、防災
研究
及び国土強靱化に資する材料
開発
に取り組むこととしております。 第十に、産学連携による国際科学
イノベーション
拠点の
構築
など、
科学技術イノベーション
の
推進
に向けた
システム
改革
を進めます。 また、
我が国
の
科学技術
全体を支える
改革
として、
大学
の
研究力
強化
を初めとした
基礎研究
の
振興
や次代の
科学技術
を担う
若手研究人材
の
育成
、
支援
を進めるとともに、国際水準の
研究環境
及び基盤の
充実
強化
を図ることとしております。 以上、
平成
二十五年度
文部科学省
関係
予算の概要につきまして御説明を申し上げました。 なお、これらの具体的な内容につきましては、お手元に資料をお配りしておりますので、御説明を省略させていただきます。 よろしくお願いします。
松野博一
10
○
松野委員長
以上で説明は終わりました。 この際、
丹羽
文部科学大臣政務官
及び
義家
文部科学大臣政務官
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
丹羽
文部科学大臣政務官
。
丹羽秀樹
11
○
丹羽
大臣
政務官 第百八十三回
国会
において各般の
課題
を御
審議
いただくに当たり、一言私の抱負を申し述べます。 私は、
大臣
政務官として、
東日本大震災
からの復旧
復興
はもちろん、特に、
経済
成長
分野の
科学技術イノベーション
を
推進
するとともに、
国民
の心を豊かにする
文化芸術
の
振興
に
全力
を尽くしてまいります。 今後とも、
松野委員長
初め
委員
の皆様方の御
指導
、御鞭撻を何とぞお願い申し上げまして、御挨拶にかえさせていただきます。よろしくお願いします。
松野博一
12
○
松野委員長
次に、
義家
文部科学大臣政務官
。
義家弘介
13
○
義家
大臣
政務官 第百八十三回
国会
において各般の
課題
を御
審議
いただくに当たり、一言私の抱負を述べさせていただきます。 私は、
大臣
政務官として、
東日本大震災
からの復旧
復興
のほか、特に、これからの
日本
をつくっていく
人材
を育むための
教育
の
再生
、そして公
教育
の
責任体制
の確立等に
全力
を挙げて取り組むとともに、
国家戦略
としての
スポーツ
に関する
施策
に総合的かつ
計画
的に邁進してまいります。 今後とも、
松野委員長
初め
委員
の皆様方の御
指導
、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
松野博一
14
○
松野委員長
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時四十一分散会