○
中平常太郎君
本案は各
公團の
資本金を減少する
目的の
法案でありまして、減少の
目的は
公團それぞれにおいて施設すべき種々なる不動産的のもの或いは動産的のもの、とにかく財産的のものを一應
公團から除去して
大藏省の手へ戻して、そうして
國家の手においてその施設をなさんとする
目的を持
つておるものでございまして止むをえないものと存じます。併しながらこの
減資につきましては、その
減資されたものが決して一般會計に入
つておりましてもこれがその他に流用されるものでなくして、直ちに各
公團がそれぞれその
減資の金を使うわけでございますから、使う
方面におきましてこれは十分なる檢討を要することは勿論でございます。例えて見れば
配炭公團の一部の三億圓を二億圓に改めるとありますが、その改めたところの一億圓なるものはどういう
方面に使いますかと申しまするというと、いろいろな倉庫とかトラツクとか事務所とか
寄宿舍とか
分析場とか、さまざまな
方面にこれを使うのでありますが、その使い方の
内容を質問いたしましたところ、中には随分杜撰なものも認められておるのであります。であるからして、この
減資には
贊成でありますが、これが使途につきましては相當檢討を要するものが多多あると私は存じます。併しながらそれは豫算に現れるものでありますから、この
法案に對しましては、
減資につきましては
異議のあるものではありません。
贊成をいたします次第であります。