○浜田聡君 浜田聡です。所属政党、NHKから
国民を守る党、参議院
会派はみんなの党です。よろしくお願いいたします。
新型
コロナウイルス感染症について大変な
状況の中、各方面で対策に当たっておられる
方々に心より敬意を表します。
数日前、元厚生労働省の官僚であった方によるブログ記事がSNS上で話題になったようで、まずはそれを紹介させていただきます。反響の大きな記事でしたので、もしかすると国会でも話題となり重複となった場合には恐縮ですが、御容赦ください。
記事を書いた方、名前を千正康裕さんといいます。確かに厚労省に在籍されていた方であることを私の方でも厚労省の方に
確認しております。現役の厚労官僚であれば言いにくいことを特に国会
議員向けに書いたことであり、共有させていただこうと思います。
新型
コロナウイルス感染症について、
政府の方で多くの省庁や
政府関係
機関、対応に追われていることとは思いますが、やはりその中でも厚生労働省に大きな負荷が掛かっていることは想像に難くないのではと思います。国会
開会中ですと各省庁が日夜、国会対応に追われるわけですが、その中でも、現在では特に厚生労働省に過剰な負荷が掛かっていることを心配された上で、この千正康裕さんの提言であると受け取りました。
国会
議員としましては、行政のチェックや官僚の監視というものは非常に重要な職務であると思いますので、提言をそのまま受け入れることについてはそれなりに慎重であるべきことを私としては表明した上で、紹介させていただきます。ブログ記事の詳細については、御興味ある方は記事を読んでいただくとして、ここではその中で紹介されている三つの提言を取り上げさせていただきます。配付
資料の方にも掲載させていただきました。
提言一、コロナに関する
質問は、原則、厚生労働
委員会と予算
委員会に集約すべき。提言二、政党ごとの会議はまとめるべき、少なくとも、与党で
一つ、野党は合同ヒアリングに集約するなど。提言三、個別
議員の問合せは、衆議院、参議院の調査室などに一元的に
議員の問合せに回答する窓口をつくって、まずはそこで受けるべき。
この三点について、厚労省の方に御
意見を伺ってきました。忌憚のない
意見をいただけないかと尋ねたところですが、回答は、いずれも厚労省の方からは
意見を出す立場にないというような
趣旨をいただいております。回答がそうでしたので、この
委員会に参考人として来てもらって答弁してもらうのは私としては申し訳ないと思い、今回は私の方のみで述べるにとどめさせてもらいました。もちろん、厚労省の方からは、必要とあらば
委員会に
出席しますというお返事はいただいております。
回答についてこれ以上踏み込もうとは思いませんが、ひとまず国会の
議事録に残すことには意義があろうと思い、今回取り上げさせていただきました。
ちなみに、三つの提言については、私の所属政党は、国会
議員、衆参合わせて二人、参議院ではみんなの党
会派二人と、小さな政党でございますので、提言どおりするというのは難しいところかもしれませんが、できる範囲で工夫をしていきたいとは思っております。先ほど申しましたように、
議員としては、行政のチェック、官僚の監視という大事な仕事を考えると難しい問題であることは繰り返し述べさせていただきます。
私が以前働いていた病院で、同級生が現在、厚労省の医系技官をやっていることをつい最近知りました。その方に話を聞いたところ、その方のここ数か月の残業時間が月百時間を超えているということを聞いて、さすがにそれはまずかろうということを
最後にお伝えさせていただいて、次の話題に移ろうと思います。
次に、
世界銀行の
総裁についてお聞きします。
昨年の参議院のこの
財政金融委員会の
議事録を見せていただきましたところ、
総裁が決まる前の段階での話がなされておりましたので、今回は
総裁が決まってからの話ということになります。この
世界銀行の
総裁について二点、
財務省国際局の方にお聞きします。
現在は
マルパス氏が就任されているのですが、以前
総裁をされていたジム・ヨン・キム氏は、突然の
辞任をされて、退任
理由を明らかにされていなかったという報道がありました。時間がある程度経過した今、この退任
理由というのは明らかになったのでしょうか、教えてください。