○田嶋
委員 ありがとうございます。
まず、申し上げました省エネですね。まずは、LNGよりも前に必要なのは省エネなんですよ。
日本は省エネ大国という勘違いがあるけれども、九〇年代以降、全然省エネができていない国なんですよ、相対的に言えば。だから、先進国の中で一番取り残されているのがこの
日本。そして、一番問題があるのは建築分野なんですね。だからそこをしっかりやっていただく。その上で、
再生可能エネルギーを主力にするんだけれども、いきなり全部は無理だから、石炭などは減らしながらLNGをしっかりと育てていく。
実は、火力発電の中でもLNGは分散型にもできるわけですよね。そうしたことも含めて、バランスよく、できる限り早くに
再生可能エネルギー、できれば八〇パー、一〇〇パーという国にしていっていただきたいというふうに私は思っているところでございます。
それでは、通告をしております
質問ですけれども、きょうは資料をお配りしております。一番から資料をごらんいただきたいと
思いますが、これ、
大臣、よく
大臣がかわりますから、毎回
大臣がかわるたびに言うんですが、
日本の現状に関してどう思っているか。
梶山さん、私とよく並んでおりましたので、
思いは共有していると思うんですが、私は世耕さんのときにも申し上げました。悲観的になることは嫌だけれども、強い
危機感を持たないと
日本は本当にだめになっていく。そういう恐怖感すら私は感じます。
私は、ことしから、
日本を先進国とは呼べないということをあちらこちらで言っておるんですが、最近、多くの方が、例えば孫さんとか、それからユニクロの
社長とか、皆さん同じようなことを言い始めています。没落途上国、衰退途上国、そんなようなこともおっしゃっています。アトキンソンさんは、
世界一人口が激しく減っていく国と言っていますね。最賃を上げよとおっしゃっている方ですね。
この資料の一、二、三、四、別に、我々のときの政権がよく見えるような工作をしたわけじゃありません。これはファクトであります。一番、二番、三番、四番。私、きょうは
質問をいたしませんけれども、恐ろしい状況ですよ、今の
日本。だから、アベノミクスがうまくいっているなんという錯覚をせずに、もうちょっと現実を直視していただいて、せっかく
大臣が新たにやられることになったから、その
危機感を持ってやっていただかないと、
日本は本当にこれからまずい。失われた三十年と言われますが、その九割は自民党政権ですよ。だから、それはもうよく考えて、これからキャッチアップしなきゃいけない。
例えば、この建築の問題だって、
日本はおくれにおくれているんです。おくれにおくれている。そういうことが随所にあるんですよ、この国は。だから、それがちりも積もって山となって、
日本は物すごく成長しない国、実質賃金が上がらない国、そういう国に今なってしまっている。そのことをぜひ御理解をいただいて、
大臣としての職務を果たしていただきたいというふうに
思います。
それでは、最初の
質問ですが、レジ袋ですね。細かい話かどうかは人によって
認識が違うと
思いますが、私はこの個別の案件の中にも、またもう
一つ日本がおくれる原因をつくるんじゃないかなという懸念があるので、先週、小泉
大臣には会えませんでしたけれども、環境副
大臣に会ってまいりました。五ページの資料でございます。
この五ページの資料を環境副
大臣に御提示をしまして、申入れをしたわけでありますが、経産省はなかなか三役でお受けをいただけないということで、実はきょうの夕方ようやく入りました。私も行ってまいりますけれども、これをやってほしいんですよ、我々も当然、レジ袋の有料化ですね。
レジ袋一人当たりの使用量は、
世界の中でアメリカに次いで
日本が二番目だというふうな状況だと理解しておりますが、そこでちょっとひっかかるのは、いろいろな理由をつけて例外を設けようとしておるわけでありまして。どうも聞くところによると、小泉
大臣も例外を設けることには否定的だといううわさは、うわさですよ、うわさで入ってきているんですね。大体こういうことは、業界側の声を聞いて抵抗勢力になるのは経産省ですから、だから経産省の
大臣、経産
大臣が、これはやはり例外なしにやるべきだと判断すれば、大体それは例外なしに行くと思うんです。どうも聞いているところだと、政治家はそういう方向性を理解しているけれども、役人の方々がどうも、そういうのはやはりだめだみたいにやっているといううわさも聞いているんですけれども、
大臣、そういう話は聞いていますかね。
ぜひ、私は例外を設けないレジ袋の有料化を始めるべきだと
思いますが、いかがですか。