○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。
私は、安倍政権が結果をつくる
日朝交渉を是非
実現していただきたい、その思いで
質問させていただきます。
日朝の
首脳会談が初めて行われたのは二〇〇二年の九月十七日、それが一回目でした。二回目が二〇〇四年の五月二十二日。いずれも小泉政権でした。それからもう長い時間、十五年が
たちましたけれ
ども、その十五年の間の約半分が安倍政権でした。残念ながら結果が出ていない。じゃ、どこをどのように打開していけばいいのか。そこをお二人に、
大臣、お聞きをしたいというふうに思います。
二〇一二年の十二月に第二次安倍政権が発足をいたしました。その年の十二月二十八日に、
安倍総理は
拉致被害者家族の
皆さんと懇談を行いました。そのとき
安倍総理はこう語っております。一部ですけれ
ども、再び
総理を拝命し、必ず安倍
内閣で完全
解決の
決意で進んでいきたい。これに対して、飯塚繁雄
家族会の会長はこう語りました。一部です。非常に期待が膨らんでいる、もう待てないというのが私
たちの共通の立場だ、来年の早いうちに道筋が見え、結果を見たい。繰り返しますけれ
ども、これが二〇一二年の十二月二十八日。それからもう六年半が
たちました。繰り返しますけれ
ども、残念ながら結果が出ていない。
そして、
安倍総理が様々な発言をこれまでなさってきたことを少し御紹介したいと思います。
河野大臣、あ
るいは官房長官ですから
菅大臣でも、どちらでもよろしいんですけれ
ども、
総理が
条件を付けずに
首脳会談を行いたいという発言を最近ずっと語っていらっしゃいますけれ
ども、
国民に対してもう少し経過も含めて丁寧に御説明いただきたいと思いますのは、例えば、この数年間、
安倍総理がどう語ってきたかということ。
例えば、二〇一三年の五月十五日、参議院の予算
委員会では、これもごく一部ですけれ
ども、
金委員長と会うことそのものは目的ではなくて、結果を出していかなければならない。あ
るいは、二〇一六年の三月七日、やはり参議院の予算
委員会です。「
拉致問題の
解決には対話のための対話では
意味がない」。あ
るいは、二〇一七年十一月二十一日、参議院本
会議、
安倍総理、「あらゆる
手段を使って
北朝鮮に対する圧力を最大限にし、
北朝鮮から対話を求めてくる状況をつくっていくことが必要と
考えています。」。切りがないので、あと一つだけ。二〇一八年五月十四日、やはり参議院の予算
委員会、
総理はこう語っています。
首脳会談について、「
首脳会談は、会うためだけの
首脳会談ではなくて、
拉致問題の
解決につながるものでなければならないと、このように
考えております。」。
ざっと幾つか御紹介をしましたけれ
ども、
総理がそのように発言をなさってきた経過の中で、今では
条件なしで
首脳会談に臨みたいというお立場に変わってきましたけれ
ども、そこのところを
国民に分かりやすく、どういう変化があってどういう判断をなされたのかについて、本来ならば
安倍総理にお聞きをしたい、そしてまた、
安倍総理の後継のうわさも出てきている
菅官房長官にお聞きしたいところではあるんですが、今日は
外務大臣にお聞きしたいと思います。いかがですか。