○本村
委員 日本郵政、郵便に対しても強く求めておきたいというふうに思います。
次に、統計不正の問題について
質問をさせていただきたいというふうに思います。
統計
委員会の議事録については、
質問をさせていただきまして、第百二十六回、第百二十七回、百二十八回統計
委員会の議事録は公開をその後されましたが、ただ、十二月十七日以降、あと七回分、公開をされておりません。また、議事概要については、百二十九回以降百三十四回まで新たに公開をされているということで
確認をさせていただきましたけれども、あと一回分は公開をされておりません。
まだまだ体制が十分でないという中で、公開に向けて御努力をいただいている方々に感謝を申し上げたいというふうに思いますけれども、まだ必要なものが公開されておりませんので、引き続き
大臣には体制を整えていただき、早急に出るような体制を組んでいただきたいと思います。
厚生労働省の毎月勤労統計不正、賃金構造基本
調査不正の解明が求められているわけですけれども、二〇一七年一月と二〇一九年一月の
総務省の二回の一斉点検では、残念ながら、この不正処理というのは明らかにできなかったという反省を踏まえて、統計
委員会の点検検証部会による検証では、しっかりとしたものにしていただくということが求められているというふうに思います。
先日の西村統計
委員長出席の集中審議でも、西村統計
委員長は、今回の
調査は事務局任せではなく点検検証
委員が率先して行う
調査であり、また、点検検証部会の
委員の方々や専門
委員の方々の能力が発揮される
調査になるというふうに
答弁をされました。同時に、それだけに事務局の役割も一層問われているというふうに思います。
国会としても、この点検検証部会の活動の詳細をつかんで点検をしていくということが必要であり、議事録の公開を始め、必要な
情報開示の
徹底がその前提となるというふうに思います。
公開された議事概要から、幾つかきょうは
質問をさせていただきたいというふうに思います。
統計
委員会は、毎月勤労統計
調査の問題で二月二十七日、特別監査
委員会が出した追加報告書について、三月六日に、毎月勤労統計問題についての追加報告書に対する意見というのを出し、三月十一日付で、統計
委員長の命に基づいて、厚生労働省に対して統計技術的、学術的側面から三点にわたる
説明資料を求めております。
厚生労働省からは、三月十八日の統計
委員会に第一回の
情報提供がされていますけれども、この日の統計
委員会では大変厳しい批判が出ております。
事務局から要望がされて一週間ということでやむを得ない部分はあるが、回答になっていないと。厚生労働省の回答が回答になっていないと
指摘をされております。仕方がないが、差戻しせざるを得ないと。「特に(三)再発防止策については、何も回答になっていない。ここは一番重要なことなので、総論、各論について、きちんと統計技術的・学術的な形で回答してほしい。回答できないなら検討会を開いても結構だ。厚生労働省の中で検討しているのは結構だが、一つの
組織で考えられることに限界が来ていることを考えていただき、中立的・専門的な見方ができる人を糾合するような形できちんとした回答をしてほしい。そうでないと統計
委員会としてはこれ以上進めず、改革そのものを進められない。今回のものは回答として認めることはできない。今後も何度も検討していただいて、きちんとした、こちらが納得できるような回答をいただきたい。」という議事概要が出ております。
ところが、その次の四月十八日の統計
委員会に再び出された回答なんですけれども、「(三)再発防止策について」は、三月十八日の回答と同じで、しかもこう結んでおります。「統計
委員会から御
指摘いただいた内容は、今後の統計のあり方を検討していくに当たり、重要な御
指摘が含まれているものと受け止めており、今後、
総務省統計
委員会点検検証部会における
政府全体の統計改革の
議論とも整合を取りながら厚生労働省において検討を進めてまいります。」というふうに書かれているわけですけれども、不正の再発防止について、厚生労働省としては、この統計
委員会の問いに誠実に答えていくつもりがあるのかどうかという点をまず
確認をさせていただきたいと思います。