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福島みずほ君 鯨やそれからウミガメの内臓からたくさんプラスチックが出てくるとかいうのを聞いたり、プラスチックが流れ着いてくる、それを拾って
自治体で、島とかやっているとかですね、本当にプラスチックの問題はもうあらゆるところにあって取り組まなくてはならない。エシカル
消費とおっしゃって、倫理的
消費の問題に関して
消費者庁が熱心に取り組んでいらっしゃることは心から敬意を表します。ただ、この問題は
消費者庁、環境省が今旗振り役でやってくださっていますが、
国会の中でもいずれ
法律を作るのか何をするのか、しっかり、これはSDGsの実現のためにもしっかり取り組んでいきたいと思います。
また、
消費者庁も、
是非、環境省もこれに向かっての総合プランを
是非近い将来発表していただけるように待っておりますので、よろしくお願いします。
次に、水の問題についてお聞きをいたします。水道の蛇口をひねると、安心、安全で、おいしくて、飲める水が
日本にはあると。これはもう本当にすばらしいことで、これをやっぱり維持しなければならないというふうに思っております。水道法の改正法案が、あした、参議院の厚生労働
委員会で趣旨説明を受けますが、水の問題を
消費者問題として今日はここで
質問をしていきたいと思っております。
お手元に資料をお配りしております。新潟県議会と福井県議会の意見書です。これは与党も、自民党、
公明党も賛成した上での、水道民営化を推し進める水道法改正案に反対する意見書が県議会で出ています。
自治体はこれ本当に水を守らなければならないというのは、もう与野党関係なくこれが出ているわけですね。
新潟県議会のをちょっと読み上げます。
麻生副総理は二〇一三年四月、米シンクタンクの講演で「
日本の水道はすべて民営化する」と発言し、
政府は水道
事業の民営化にまい進してきた。ところが、水道
事業が民営化された
海外においては、フィリピン・マニラ市は水道料金が四〜五倍に跳ね上がり、ボリビア・コチャバンバ市では雨水まで有料化され暴動が起きた。フランス・パリ市では、料金高騰に加え不透明な経営実態が問題となるなど、
世界の多くの
自治体で再公営化が相次いでいる。
御存じ、フランス・パリでは二〇一〇年に再公営化、ドイツ・ベルリンも二〇一四年再公営化をしました。ベルリン市は水道再公営化する際に、
企業側から経営権を買い戻すには十三億ユーロ、千六百六十四億円ほどですが、コストが掛かっています。
地方自治体が所有権を持つが、コンセッションという名の下に民営化する。ちっともこれ安くならない。大変な事態になった。
世界は、イギリスも含めて、PFIはもう金輪際やらないとイギリスの
政府も発表しています、全てについてPFIは高く付くというのがイギリスの総括です。
それで、
世界は再公営化。
日本だけなぜ十周遅れのトップランナー、コンセッション、民営化なんでしょうか。厚労省と、それから
消費者担当
大臣には、水の
消費者、
消費者という立場から水の安全、それから料金、これを確保される必要がある、極めて重要だと思います。それについての御意見をお聞かせください。