○山本太郎君 どんな制度であったとしても、それを悪用する人がいる
可能性を
前提として制度設計していかなきゃならないと思うんですけれ
ども、驚きなことに、国家戦略特区ではそのような制度設計になっていないんですね。で、そもそも申請者が不正をやる余地があるという
前提で制度設計がなされていない、いい規制緩和の提案であれば採用しますよという制度設計になっていると。
〔理事藤川政人君退席、
委員長着席〕
一方で、認定取消しという
意味では、特区法十一条に基づいて区域計画、基本方針、区域方針に適合しない、この中でやるべきはずの
事業をやらないというような条件があった場合には認定の取消しなどは行われるけれ
ども、いずれにしても取消し条件に関しては不正などは含まれないというような制度設計になっているという説明を受けました。ありがとうございます。
加計学園問題、また先週末に新たな展開があったと。もう皆さん御質問されたことですけれ
ども、加計学園が先週土曜日、愛媛県が作成した加計、愛媛、
今治と国、官邸と
内閣府ですけれ
ども、それぞれの間での話合いを記した愛媛文書。その中に出てくる加計理事長と安倍総理の面会をめぐるミステリーがますますおかしな方向に行き出したと。
二〇一五年二月二十五日の面会の記述について、要するにうその
情報を愛媛県に伝えてしまったと突如ファクスでコメントを出したのが加計学園。資料の一、日経記事、赤線部分が加計理事長と安倍総理の面会がうそだったと言っている、そのような
趣旨の内容の学園秘書室のファクスの内容なんですけどね。
記者会見もなかった、一枚紙のファクスをマスコミに送り付けるだけと。まるで怪文書のような内容かと一瞬疑ったというようなコメントもテレビ局各局からありましたけれ
ども。
今週月曜に
予算委員会を控えていたから、総理への腹心の友からの助け船だったんですかね、何なのかよく分かりませんけれ
ども。そして、週明けの昨日、二度目のファクスがまた送られたと。報道によれば、そこには、当該職員の
記憶の
範囲であり
確認には困難な面もあると書かれている。また出ましたね、
記憶の
範囲。しかも、
確認には困難な面もあるのに二回もファクスを送信したって。やっていること、これむちゃくちゃじゃないですか。
内閣府と
文科省、これ五月の二十二日の愛媛文書の公開から先週の土曜日の一度目のファクス送信までの間に、
事前に加計学園から、実は、愛媛文書の中にあった理事長、総理の面談というのは事実ではなかったんだというような
相談というのは
事前に受けていましたか。