○倉林明子君 無期転換でも雇用をかなりやって、頑張っているんだというお話だと思うんだけれども、今度、労働
契約法が改正された下で無期転換権が
発生する、新たに
発生するんですよ。これ、試験していたらええというものじゃないんですね。五年目で無期転換権が無条件に
発生するわけですよね。これまでどおりにこういう試験をしているからよいという雇用ではなくなっているはずなんですよね。無条件で
発生する労働
契約の趣旨に反するということが、今お話を聞いている限りだと二百六十八人
発生するということになるんじゃないかと思う。
これは、独立行政法人、
厚生労働省の下での独立行政法人として、労契法の趣旨に反するような雇用というのは、私はこれ見直す必要があるというふうに思います。経験積んだ無期雇用の
職員というのがいかに大事な戦力になっているかというのは、
理事長、一番知っていると思うんですよね。低過ぎる処遇、それでも働き続けよう、こういう
人たちを五年で雇い止めすると。これは余りの仕打ちだと。
機構にとっても不幸なことだと。
機構でも改善に向けた
努力というのは全くないとは言わない、様々
努力積まれていることは私は率直に評価したいと思います。しかし、
機構の
努力には限界がある。それは、先ほど、そのだ理事の指摘の中でも答えられていたとおり、
基本計画、
閣議決定された
基本計画がこの定員の総数に縛りを掛けている。率直におっしゃって、
理事長、おっしゃったとおりだと思うんですね。私、この当面の
業務に関する
基本計画で非
正規雇用は三千七百人だと。この枠を本当に取っ払うということを、この間の
不祥事が
繰り返し起こっているということの、やっぱり見直すべき大きな部分ではないかというふうに思っているわけです。
大臣、この当面の
業務に関する
基本計画というのは、当面のが付いたまま
機構発足以降全く見直しされていない。この間、どれだけ
不祥事起こったかと。そのたびにいろいろ改善試みるんだけれども、うまくいかない。
繰り返しているわけですよ。この
基本計画、
閣議決定については本当に見直す、そういう決断するときじゃないかと思います。