○山岡
委員 御
質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。山岡
達丸でございます。
きょうはオゾン法の一部
改正という審議でありますけれ
ども、
質問に入る前に、昨今の動きとして、先週、働き方改革をめぐる法案が衆議院で通過ということでありました。高度プロフェッショナル制度を含む法案でありますので、当然私も反対で、その立場であります。それが衆議院通過ということで、非常に残念な、じくじたる思いであります。
それはそれとして、私もこの半年間いろいろ、この
経済産業委員会に所属させていただく中で、経済
産業の
関係者の皆様というか、職員の皆様ともいろいろ話す機会は多くございました。一般に職員の皆様は、こうした
質疑があるときは夜遅くまで、非常に深夜まで、
答弁書をつくるなり大変な思いをしているということである中で、
世耕大臣がおつきになられてから、
世耕大臣の号令もあって、できるだけ早く、できれば夜十時までに
答弁書を作成して……(
世耕国務大臣「十一時」と呼ぶ)十一時、終わらせると。
複数の職員の
関係者から非常にありがたいという
お話は伺っているところでありまして、これは本当に心から敬意を表させていただくところであります。
上司の方のキャラクターにもよるところであるようでありますけれ
ども、
世耕大臣が何とかなるはずだという
お話をされていただいているという
お話で、
管理者によっては、あるいはトップに立つ人によっては、非常にそうした人々の働く
環境というのはがらっと変わるということも
一つあるわけであります。どこもかしこも全ての組織がそうした方がついておられるわけではないという
前提に立ったときに、私も含めて、やはり働き方改革、高度プロフェッショナル制度を含むこうした考え方については反対の思いを強く持つわけでありますけれ
ども、それはそれとして、そのことについてまずもってお伝えをさせていただきたいと思います。
そして、これも
一つ、オゾン法に入る前で恐縮なんですけれ
ども、私、先週の
質問で、冒頭でありましたけれ
ども、
米国の通商問題についてちょっと
お話を伺いました。そのときに、
世耕大臣は、この日の夜から出かけられて、そしていわゆるUSTRのライトハイザー代表を含めてお会いするのだ、そして
お話をするのだという
お話もあのときあったかと思います。
ニュースにもなっていますけれ
ども、今月に入って、G7の財務相・中央銀行総裁
会議でも、非常に、アメリカを除いて、皆様で、アメリカに懸念と失望という言葉も含めて異例の議長総括がされ、
米国以外の六カ国が総意として、鉄鋼
輸入制限等を含めて、G7の団結と協調を危機にさらしているという非難をトランプ大統領に伝えてほしいということ、そうしたことが要請されたということも報道されているところでありますけれ
ども、
会議後に公表する文書においても名指しするのは異例であるということでありました。
サミット、G7首脳会談に議論を持ち越すということでありますから、これからまたそうした議論もなされるんだと思いますけれ
ども、
世耕大臣は、まさに先週、USTRのライトハイザー氏、それから欧州貿易担当
委員のマルムストローム氏と面会されて、報道というかリリースによれば、三人の御閣僚は、第三国における非市場志向の政策についての懸念を表明し、現在の措置について議論し、近い将来に実施される
可能性のある措置について議論したとリリースされていますけれ
ども、とりわけ発展
途上国とかほかの国も、第三国の皆様の
産業補助金とかあるいは国有企業についてのルールについては、WTOのルールの完全な施行を求めるということを、WTOの枠組みを継続していくんだということを確認されたということであります。
ただ、大臣もたびたびおっしゃっておられますけれ
ども、このアメリカの、
米国大統領の鉄鋼、アルミニウム、そしてまた自動車をめぐる関税を一方的に引き上げるという考え方については、やはりWTOの枠組みから考えても、これは反するものだということを強く思うわけであります。
せっかくこうしてまた
質問の機会をいただいておりますので、大臣に、この三閣僚の
お話とあわせて、ライトハイザー氏とどういうような
お話を伝えられて、そしてどのような手応えがあったのか、そのことについて大臣からお聞かせ願えればと思います。