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舞立昇治君
大臣、ありがとうございました。本当に力強い御
答弁ありがとうございます。
私もいつも日本きのこセンターの行事には参加させていただいておりまして、秋の収穫の時期でございますけれ
ども、私もその地域ではマイタケと言われておりまして、
舞立がその時期はマイタケになるという部分で、人ごととは思えない非常に
関心の私もある分野でございまして、このシイタケの食品表示基準の
関係につきましては自主的な取組が先行していまして、法令基準の見直しにつきましてはまだもう少し時間が掛かりそうなわけでございますけれ
ども、多くの
関係者が納得し、食品表示に対する、やっぱり国産や海外産等に対する消費者の信頼に少しでも応えられるような取組を期待したいと思いますし、また、シイタケにつきまして先行して一定の整理ができた暁には是非、
キノコ類全般になると更に大変な作業になると思います、課題ももっと多くなると思いますけれ
ども、シイタケの見直しをうまく応用することを視野に入れまして、
キノコ類につきましても段階を踏んで適切に検討していただきたいということを要望させていただきたいと思います。
それでは、最後の一問で適度に終わりたいと思いますけれ
ども、最後、前回の予算の委嘱審査のときの積み残しの問題を一つさせていただきたいと思いますが、今、栽培
キノコ類の生産振興に関しまして質問させていただいたところでございますが、これ、特用林産物といたしまして、そういった中で林業、木材産業の振興にもつながる話でございますけれ
ども、この林野庁の予算につきまして、先日の三月の予算の委嘱審査につきましては、
平成二十年度補正の森林整備加速化基金等の創設によりまして、林業、木材産業
関係者に明るい兆しが見え始めて、さきの三月の
委員会でも
答弁いただきましたが、近年は着実に施策の充実が図られ、森林整備予算の増額基調を確保していることなど評価させていただきたいと思っております。
一方で、この木材生産と先ほど話した栽培
キノコ類生産が大体半分ずつを占める林業産出額にちょっと着目させていただきたいんですが、これにつきましては、昭和五十五年の約一兆一千六百億円をピークにいたしまして、現在は半分以下にまで落ち込んでおります。最近では、東日本大震災の影響もあったと思われますけれ
ども、
平成二十四年の約三千九百億円を底といたしまして徐々に回復を遂げて、
平成二十六年には四千五百億円を突破し、リーマン・ショック前の水準を超えて、いい傾向だと思っておりました。
しかしながら、この三月に出された統計では、林業産出額が再び、二十七年、二十六年に比べまして約三・四%、額にして約百五十億円の減少で四千三百六十億円となってしまいまして、栽培
キノコ類は約二十億円回復したものの、木材生産が約百七十億円の減少となり、私としては少なからず危機感を感じたところでございます。
林業、木材産業の再生は
地方創生の最重要課題の一つでございますが、森林整備予算の拡充、そして木質バイオマスの普及だけでは十分とは言えませんで、やはり国土面積の約七割が森林である日本において、国内の木材を活用した製材や合板がしっかりと使われて林業産出額がしっかり伸びていってこそ、
地方で安定した雇用や所得が確保でき、真の
地方創生につながると考えております。
そこで、林業産出額、特に木材生産が減少した要因と課題の分析について、単に木材価格が低下したからですといったような理由で総括しないように、なぜ森林は豊富にあるのに、国土の約七割が森林で、本格的な伐期が到来しておって、木材自給率もいまだ三割台と低いのに、なぜ日本の木材生産は伸びないのか、使用されないのか、これを改善していくためには何が必要なのかなど、やはり具体的なちょっと分析
内容をお伺いしますとともに、林業産出額の増加につながるような、林業、木材産業の成長産業化に向けて、林野庁として現行施策の見直しですとか対策の拡充等が必要と考えますが、御
答弁をお願いいたします。