運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
2017-03-01 第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
平成
二十九年一月二十日)(金曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
永岡
桂子
君
理事
上川
陽子
君
理事
亀岡
偉民君
理事
前田
一男
君
理事
宮川
典子
君
理事
山本
ともひろ君
理事
坂本祐之輔君
理事
長島 昭久君
理事
富田 茂之君
青山
周平
君 安藤 裕君
池田
佳隆君 尾身 朝子君 大串 正樹君 門山
宏哲
君 神山 佐市君 工藤 彰三君
小林
史明
君 櫻田 義孝君 下村
博文
君
田野瀬太道
君 谷川 とむ君 冨岡 勉君 馳 浩君
福井
照君
船田
元君
古田
圭一
君 松本
剛明君
太田 和美君
菊田真紀子
君 高木 義明君
平野
博文
君 牧 義夫君 笠 浩史君
樋口
尚也
君 吉田
宣弘
君
大平
喜信
君
畑野
君枝
君
伊東
信久君 吉川 元君
平成
二十九年三月一日(水曜日) 午後零時十分開議
出席委員
委員長
永岡
桂子
君
理事
上川
陽子
君
理事
亀岡
偉民君
理事
前田
一男
君
理事
宮川
典子
君
理事
山本
ともひろ君
理事
菊田真紀子
君
理事
坂本祐之輔君
理事
長島 昭久君
理事
富田 茂之君 あべ 俊子君 安藤 裕君
今枝宗一郎
君
岩田
和親
君 尾身 朝子君 大串 正樹君 門山
宏哲
君 神山 佐市君 工藤 彰三君
小林
史明
君 櫻田 義孝君 下村
博文
君
田野瀬太道
君 谷川 とむ君
中谷
真一
君 馳 浩君
福井
照君 松本
剛明君
宮路
拓馬
君 太田 和美君 高木 義明君
平野
博文
君 牧 義夫君 笠 浩史君
樋口
尚也
君 吉田
宣弘
君
大平
喜信
君
畑野
君枝
君
伊東
信久君 吉川 元君 …………………………………
文部科学大臣
松野 博一君
国務大臣
(
東京オリンピック競技大会
・
東京パラリンピック競技大会担当
) 丸川 珠代君
文部科学
副
大臣
義家
弘介
君
文部科学
副
大臣
兼
内閣
府副
大臣
水落 敏栄君
文部科学大臣政務官
樋口
尚也
君
文部科学大臣政務官
兼
内閣
府
大臣政務官
田野瀬太道
君
文部科学委員会専門員
行平 克也君
—————————————
委員
の異動 一月二十七日
辞任
補欠選任
冨岡 勉君 あべ 俊子君 三月一日
辞任
補欠選任
青山
周平
君
今枝宗一郎
君
池田
佳隆君
岩田
和親
君
船田
元君
中谷
真一
君
古田
圭一
君
宮路
拓馬
君 同日
辞任
補欠選任
今枝宗一郎
君
青山
周平
君
岩田
和親
君
池田
佳隆君
中谷
真一
君
船田
元君
宮路
拓馬
君
古田
圭一
君 同日
理事坂本祐之輔君同日理事辞任
につき、その
補欠
として
菊田真紀子
君が
理事
に当選した。
—————————————
一月二十日
公立義務教育
諸
学校
の
学級編制
及び
教職員定数
の標準に関する法律の一部を改正する
法律案
(
平野博文
君外三名
提出
、第百八十九回
国会衆法
第三四号)
幼児教育振興法案
(
河村建夫
君外四名
提出
、第百九十回
国会衆法
第五〇号)
チーム学校運営
の
推進等
に関する
法律案
(
福井照
君外五名
提出
、第百九十回
国会衆法
第五九号) 二月十四日 専任・
専門
・正規の
学校司書
の配置に関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第一号) 同(
池内さおり
君
紹介
)(第二号) 同(梅村さえこ君
紹介
)(第三号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第四号) 同(
斉藤和子
君
紹介
)(第五号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第六号) 同(
清水忠史
君
紹介
)(第七号) 同(
島津幸広
君
紹介
)(第八号) 同(
田村貴昭
君
紹介
)(第九号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一〇号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第一一号) 同(
堀内照文
君
紹介
)(第一二号) 同(
真島省三
君
紹介
)(第一三号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第一四号) 同(
岸本周平
君
紹介
)(第三六号) 同(
照屋寛徳
君
紹介
)(第一〇〇号)
教育費負担
の
公私間格差
をなくし、
子供たち
に行き届いた
教育
を求める
私学助成
に関する
請願
(
平野博文
君
紹介
)(第三八号) 同(
田島一成
君
紹介
)(第一〇五号) 同(
うえの賢一郎
君
紹介
)(第一〇六号) 同(
黄川田徹
君
紹介
)(第一〇七号) 国の
責任
による三十五人以下
学級
の前進、
教育
の
無償化
、
教育条件
の
改善
に関する
請願
(
荒井聰
君
紹介
)(第六二号)
学費負担
の
大幅軽減
と
私大助成
の
増額
に関する
請願
(
佐々木隆博
君
紹介
)(第八四号) 同(
中村裕之
君
紹介
)(第八五号) 同(松木けんこう君
紹介
)(第八六号) 大幅な
私学助成増額
に関する
請願
(
馬淵澄夫
君
紹介
)(第一〇四号)
教育費負担
の
公私間格差
をなくし、
子供たち
に行き届いた
教育
に関する
請願
(吉良州司君
紹介
)(第一五〇号) 同月二十四日 国の
責任
による三十五人以下
学級
の前進、
教育
の
無償化
、
教育条件
の
改善
に関する
請願
(
逢坂誠二
君
紹介
)(第一五四号) 同(
高井崇志
君
紹介
)(第二七一号)
学費負担
の
大幅軽減
と
私大助成
の
増額
に関する
請願
(
今津寛
君
紹介
)(第一七〇号)
教育費負担
の
公私間格差
をなくし、
子供たち
に行き届いた
教育
を求める
私学助成
に関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第一八七号) 同(
中村喜四郎
君
紹介
)(第一八八号) 同(
石川昭政
君
紹介
)(第二一三号) 同(
神谷昇
君
紹介
)(第二一四号) 同(
三原朝彦
君
紹介
)(第二一五号) 同(
岩田和親
君
紹介
)(第二二一号) 同(
大西宏幸
君
紹介
)(第二二六号) 同(
小林史明
君
紹介
)(第二二七号) 同(
津島淳
君
紹介
)(第二七〇号) 同(
玉木雄一郎
君
紹介
)(第三〇二号) どの子にも行き届いた
教育
の
実現
のため、
教育予算
の
増額
を求めることに関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第一九二号) 同(
池内さおり
君
紹介
)(第一九三号) 同(梅村さえこ君
紹介
)(第一九四号) 同(
大平喜信
君
紹介
)(第一九五号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第一九六号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第一九七号) 同(
斉藤和子
君
紹介
)(第一九八号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第一九九号) 同(
清水忠史
君
紹介
)(第二〇〇号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第二〇一号) 同(
島津幸広
君
紹介
)(第二〇二号) 同(
田村貴昭
君
紹介
)(第二〇三号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二〇四号) 同(
畑野君枝
君
紹介
)(第二〇五号) 同(
畠山和也
君
紹介
)(第二〇六号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第二〇七号) 同(
堀内照文
君
紹介
)(第二〇八号) 同(
真島省三
君
紹介
)(第二〇九号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第二一〇号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第二一一号) 同(
本村伸子
君
紹介
)(第二一二号) 同(
大平喜信
君
紹介
)(第三〇三号)
教育費負担
の
公私間格差
をなくし、
子供たち
に行き届いた
教育
を求めることに関する
請願
(
篠原孝
君
紹介
)(第二二〇号)
教育費負担
の
公私間格差
をなくし、行き届いた
教育
を求めることに関する
請願
(
荒井聰
君
紹介
)(第二九九号) 同(
伊東良孝
君
紹介
)(第三〇〇号) 同(松木けんこう君
紹介
)(第三〇一号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
理事
の
辞任
及び
補欠選任
国政調査承認要求
に関する件
文部科学行政
の
基本施策
に関する件 ————◇—————
永岡桂子
1
○
永岡委員長
これより
会議
を開きます。
理事辞任
の件についてお諮りいたします。
理事坂本祐之輔君
から、
理事辞任
の申し出があります。これを許可するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
永岡桂子
2
○
永岡委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 引き続き、
理事補欠選任
の件についてお諮りいたします。 ただいまの
理事辞任
に伴うその
補欠選任
につきましては、先例により、
委員長
において指名するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
永岡桂子
3
○
永岡委員長
御
異議
なしと認めます。 それでは、
理事
に
菊田真紀子
君を指名いたします。 ————◇—————
永岡桂子
4
○
永岡委員長
次に、
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
文部科学行政
の
基本施策
に関する
事項
生涯
学習
に関する
事項
学校教育
に関する
事項
科学技術
及び
学術
の
振興
に関する
事項
科学技術
の
研究開発
に関する
事項
文化芸術
、
スポーツ
及び青少年に関する
事項
以上の各
事項
につきまして、
本会期
中
調査
をいたしたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長に対し、
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
永岡桂子
5
○
永岡委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
永岡桂子
6
○
永岡委員長
文部科学行政
の
基本施策
に関する件について
調査
を進めます。
文部科学大臣
から
所信
を聴取いたします。
松野文部科学大臣
。
松野博一
7
○
松野国務大臣
第百九十三回国会において各般の課題を御審議いただくに当たり、私の所信を申し上げます。 まず、内
閣府再就職等監視委員会
の調査によって明らかとなった、
文部科学省
の職員が再就職に関する
国家公務員法
の違反行為を行ったこと、さらにその隠蔽を図ったことにつきまして、国民の皆様の
文部科学行政
に対する信頼を著しく損ねたことを心よりおわびを申し上げます。 このたびの件について、省として猛省し、このような事態が二度と生じないよう、全容の解明と
再発防止策
の構築に全力で
取り組み
ます。私のもとに再
就職等問題調査班
を設置し、弁護士や
公務員制度等
の有識者の指導、判断のもとで
調査方針
、
調査方法
を決定し、再
就職等監視委員会
に対して
調査方針等
を逐次報告しつつ、これら有識者が参画した
ヒアリング等
を通じて徹底した調査を進めてまいります。二月二十一日に
中間まとめ
を公表したところであり、三月末を目途に最終報告をまとめることとしています。再就職等問題の全容を解明し、調査結果に基づき厳正な処分を行ってまいります。 法令を遵守すべき公務員の組織においてこのような事態を招いたことはまことに遺憾であり、重ねて深くおわびを申し上げますとともに、省全体を挙げて信頼の回復に努めていく所存です。このような反省の上に立って、
文部科学行政
のさらなる推進に全力を尽くしてまいります。 現在、
安倍内閣
においては、一億総活躍の旗をさらに高く掲げ、未来を切り開き、
内閣一丸
となって未来への責任を果たしていくことを最大の使命としています。
文部科学省
が行う
教育再生
、
科学技術イノベーション
、
スポーツ
、文化の振興は、未来への
先行投資そのもの
です。 こうした
基本認識
のもと、何よりも重要なことは、学校、
研究所等
の現場の
環境づくり
、現場力を高めていくことだと考えます。そのために必要なのは、具体化と決断です。
次期学習指導要領
を告示として具体化し、それを
学校現場
に浸透させなければなりません。あわせて、教育に直接携わる教職員の
定数改善
と
業務適正化
を着実に実行します。
研究現場
に活力をもたらすために、
産学官連携
や
基礎科学力
の強化に向けた具体策を示します。また、一億総
スポーツ社会
の実現を目指した第二期
スポーツ基本計画
を策定するとともに、文化庁の
本格移転
に先駆けて
機能強化
を図り、
費用負担
のあり方についても決断していかなければなりません。 一億総
活躍社会
をさらに推し進める上で、特に、障害のある子供が、学齢期に充実した
特別支援教育
を受けるのみならず、就学前や卒業後も含めたその一生を通じて、みずからの可能性を追求できる環境を整え、地域の一員として豊かな人生を送ることができるようにすることが重要です。このため、
特別支援教育
の生涯学習化を進めます。具体的には、障害のある方の生涯を通じた学びを支援する観点から、
文部科学省
の実施するさまざまな施策を改めて見直すとともに、福祉、保健、医療、労働等の
関係部局
と連携した進学、就職を含む切れ目ない
支援体制
の整備や
インクルーシブ教育システム構築
に向けた
特別支援教育
、障害者のための
スポーツ
、文化の振興等に総合的に
取り組み
ます。 さらに、
安倍内閣
が最大のチャレンジとして位置づける働き方改革の実現に向け、
高校中退者
や女性、非正規で働く方を含め、誰もが柔軟に学び直すことで、転職、再就職を初め、
雇用環境
の変化に対応できるよう、必要な
取り組み
を進めます。また、
地方創生
に向け、
地方大学
の振興などの
取り組み
を進めます。
東日本大震災
や平成二十八年熊本地震については、
就学支援
、
児童生徒
の心のケア、学習や
学校再開
への支援等を初め、復興を支える
人材育成
、大学、
研究機関
による
地域再生
への貢献、
学校施設
や文化財の復旧など、被災者の心に寄り添った復興をさらに加速します。また、
原子力損害賠償
についても万全を期すとともに、除染や廃炉に関する
研究開発
や
人材育成
を着実に進めます。さらに、原発事故の避難者を初めとする
東日本大震災
により被災した
児童生徒
に対するいじめについては、
関係機関
とも連携して必要な
取り組み
を行ってまいります。
教育再生
は、
安倍内閣
の最
重要課題
の一つです。全ての
子供たち
が夢に向かって頑張ることができるよう、
教育再生実行会議
のこれまでの提言を踏まえ、
教育再生
の実現に向けて必要な施策を推進するとともに、学校、家庭、地域の役割分担と教育力の充実、
子供たち
の
自己肯定感
が低い現状を改善するための
環境づくり
について、引き続き検討を行ってまいります。 我が国の将来を担う
子供たち
が、自他のかけがえのない価値を認識しながら、協働し、さまざまな分野に積極的に挑戦し、自分の可能性を高めることが大事です。
子供たち
の現状を見ると、学力については世界でもトップクラスであり、
全国学力
・
学習状況調査
においても学力の底上げが図られています。一方、諸外国に比べると、自己を肯定的に評価する子供の割合が低いことから、その要因分析や対応策の検討を進めます。 将来に向けて、我が国が成長、発展を持続するためには、一人一人の能力や可能性を最大限に引き出し、多様な個性を伸ばす教育が不可欠です。家庭の
経済事情
にかかわらず、誰もが能力に応じて大学を初めとする
高等教育機関
で希望する教育を受けられるよう、昨年末、
我が国初
となる
給付型奨学金
を平成二十九年度
政府予算案
として取りまとめました。本年四月からの
先行実施
に向けて、今国会で所要の法整備を行うための準備を進めるとともに、無
利子奨学金
の大幅な充実などとあわせた
政策パッケージ
、
高等教育進学サポートプラン
を実行してまいります。 また、学校が複雑化、困難化する
教育課題
に適切に対応していくためには、
教職員定数
の改善など学校の指導、
運営体制
の強化とともに、
地域住民
との連携、協働を含めた
学校運営
の改善により、学校の
機能強化
を一体的に推進することが重要です。このため、障害のある
児童生徒
や
日本語能力
に課題のある
児童生徒
への特別の指導を担当する教職員の
基礎定数化
、
学校事務体制
の強化、学校と地域の連携、協働の促進を柱とした法整備を行うための準備を進めます。 このほか、
幼児教育無償化
の
段階的推進
、
高校生等
の
奨学給付金
の充実など、幼児期から
高等教育段階
までの切れ目のない形での
教育費負担軽減
を図るとともに、
私立小中学校等
に通う
児童生徒
への
経済的支援
に関する実証事業を新たに実施します。 急激な時代の変化に対応できる
人材育成
が求められている中、
学校教育
における現場力を高めるための教員の
資質向上
を図ることが必要であり、さきの
教育公務員特例法等
の改正を受け、教員養成、採用、研修の
一体改革
を着実に進めます。 教員の
資質向上
とあわせ、
学校指導体制
の充実のため、さきに述べた
基礎定数化
のほか、平成二十九年度
政府予算案
において、小学校の
専科指導
やいじめや不登校への対応などに必要な
加配定数
の充実を図ります。 また、教員の
授業改善
や子供と向き合う時間を確保し、教員一人一人が力を発揮できるよう、教員の行う業務の明確化や事務の効率化についての
実践研究
や休養日の設定等の部活動の適正化、国、
教育委員会
の
支援体制
の強化を通じて、長時間労働の是正など、教員の働き方改革に
取り組み
ます。 新しい時代に求められる資質、能力を
子供たち
に育むため、教育が普遍的に目指す根幹を堅持しつつ、社会の変化を柔軟に受けとめていく、社会に開かれた
教育課程
の実現に向けて、年度内に幼小中の
学習指導要領
の改訂を行ってまいります。 質の高い
幼児教育
の提供、教育の情報化、
学校図書館
の
整備充実
、
道徳教育
の充実、いじめや不登校への対応、多様な場で学ぶ子供への支援、夜間中学の設置促進、
家庭教育支援
の充実などにしっかりと
取り組み
ます。 また、
指導体制
の充実を通じた
学力課題解消
へ向けた
取り組み
や
福祉機関
との
連携強化
、
地域未来塾
による
学習支援
、地域における読書・体験機会の提供など、子供の
貧困対策
を推進します。 今後さらに加速していく
グローバル社会
を見据え、
外国語教育
や
在外教育施設
における教育、
外国人児童生徒等
への教育、
高等学校
、大学等における
留学生交流
のさらなる充実、
日本型教育
の
海外展開
、持続可能な開発のための教育、
国際バカロレア
や
G7倉敷宣言
を踏まえた新時代の教育のための
国際協働
などを推進します。
学校施設
は、
子供たち
の学習、生活の場であり、その安全性、機能性の確保は不可欠です。加えて、災害時には避難所としても重要な役割を果たすことから、耐震化、
老朽化対策
を中心とした
教育環境
の整備を推進します。 知識、技能、思考力、判断力、
表現力等
の能力、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度といった学力の三要素を育成するため、
高等学校教育
、
大学教育
及び
大学入学者選抜
を一体的に改革する
高大接続改革
に
取り組み
ます。 大学は国の
知的基盤
です。
グローバル人材
の養成、
指定国立大学法人
による
国際競争力
の強化、
地方創生
を担う
人材育成
、
イノベーション創出
のための
教育研究力強化
、
高等専門学校
や
専修学校等
における教育の充実に
取り組み
ます。このためにも、
国立大学法人運営費交付金
や
施設整備費補助金
、
私学助成
など
基盤的経費
を安定的に確保し、改革を進める大学を重点的に支援します。 さらに、すぐれた
専門技能等
をもって新たな価値を創造することができる
専門職業人材
を養成する
専門職大学
を制度化するため、今国会において所要の法整備を行うための準備を進めます。 これらの
教育再生
に向けた
取り組み
を着実に実現するため、必要な財源を確保しつつ、
教育投資
の充実に努めてまいります。 我が国が将来にわたって成長と繁栄を遂げるためのかなめは、
科学技術イノベーション
です。第五期
科学技術基本計画
に基づき、世界で最も
イノベーション
に適した国を目指します。
基本計画
で掲げる
政府研究開発投資目標
の達成に向け、
科学技術予算
の確保に努めます。
大隅良典東京工業大学栄誉教授
が、昨年十二月、
ノーベル生理学
・医学賞を受賞されました。また、
森田浩介理化学研究所グループディレクター
らの
研究グループ
が発見した百十三番元素の名称が、昨年十一月にニホニウムに決定しました。先生方の業績に心からの敬意を表したいと思います。日本人による三年連続の
ノーベル賞受賞
や
アジア初
の新元素命名は、我が国の高い
科学技術水準
を世界に示すとともに、大きな誇りと励みになるものです。
大隅先生
が指摘されているように、知の基盤である
学術研究
、
基礎研究
は極めて重要であり、今後とも、長期的な視点に立って、確実に支援してまいります。また、
研究環境向上
のため、
研究施設
・設備の整備等に取り組むとともに、
特定国立研究開発法人
を初めとする
国立研究開発法人
を中核として、
世界最高水準
の
研究活動等
を進めます。
科学技術イノベーション
を担い、未来を切り開くのは人材です。国際的な
頭脳循環
の進展も踏まえ、すぐれた
若手研究者
の育成、確保や、
スーパーサイエンスハイスクール等
を通じた将来を担う人材の育成、
女性研究者
の支援等に
取り組み
ます。 人材、知、資金の好
循環システム
の構築に向けて、
オープンイノベーション共創会議
を開催し、組織対組織の本格的な
産学官連携
や
ベンチャー創出
、
起業家育成機能
の強化など、
オープンイノベーション
の加速に向けた
改革方策
の検討を進めます。また、
地域科学技術イノベーション
や革新的・挑戦的な研究に関する
取り組み
を進めます。 第四次
産業革命等
の情勢変化が急速に進む中、我が国は、世界に先駆けて、ソサエティー五・〇を実現する必要があります。その鍵となる人工知能、
ビッグデータ等
の
研究開発
を強化するとともに、ポスト「京」などの
情報科学技術
や我が国が強みを持つ
ナノテクノロジー
・材料等の
研究開発
を進めます。
再生医療
や
感染症等
の
研究開発
、地震、津波等の防災・減災に関する
研究開発
、環境・エネルギーに関する
研究開発
、
ITER計画等
の
核融合研究
などを進めます。 さらに、H3ロケットを初めとする
基幹ロケット
の開発など宇宙・航空分野の
研究開発
や、海洋・極域に関する
研究開発
など、国主導で取り組むべき
基幹技術
に関する
研究開発
を推進します。 「
もんじゅ
」については、昨年十二月に開催された
原子力関係閣僚会議
において「
もんじゅ
」の取扱いに関する
政府方針
が決定され、原子炉としての運転は再開せず、今後、廃止措置に移行し、あわせて将来の
高速炉開発
における新たな役割を担うよう位置づけることとされました。今後は、
安全確保
に着実に
取り組み
つつ、
地元自治体
の十分な理解を得た上で、本方針に基づく作業を進めてまいります。
スポーツ
には、体を動かして楽しむだけでなく、人を夢中にさせ、感動させる魅力があります。また、文化は、我が国のアイデンティティーを形成する源であり、世界に誇る重要な資源です。 本年四月から開始する第二期
スポーツ基本計画
に基づき、
スポーツ
の価値を生かした
取り組み
を進めてまいります。 昨年のリオデジャネイロ・
オリンピック
・
パラリンピック競技大会
では、多くの
日本人選手
が活躍しました。二〇二〇年
東京大会
や二〇一九年
ラグビーワールドカップ等
に向け、さらなる
国際競技力向上
を図るとともに、
ドーピング対策
を加速させます。さらに、新
国立競技場
を着実に整備します。
文化芸術資源
を掘り起こし、その魅力を国内外に発信する
文化プログラム
の
全国展開
を通じ、文化による
国づくり
を
オールジャパン
で推進します。さらに、
東京大会
のレガシーとして、
共生社会
を実現するために、二〇二〇年に全国の
特別支援学校
で、
スポーツ
、教育、文化の全国的な祭典を開催します。 また、
スポーツ
の
成長産業化
を通じた
GDP拡大
への貢献、
障害者スポーツ
の振興、
学校体育
の充実、
スポーツ
を通じた健康増進、
地域活性化
、
国際協力
、貢献等に
取り組み
ます。 文化は伸び代のある分野であり、
伝統文化
から漫画、アニメまで幅広い
文化芸術
の振興や、
日本遺産等
の
文化資源
を活用した
地域活性化
、
観光振興
により、GDPの拡大に貢献します。さらに、
デジタルネットワーク化
の進展に対応した
著作権制度
の整備等に
取り組み
ます。 文化庁の
京都移転
については、新たな
政策ニーズ
への対応に必要な
機能強化
を図りつつ、着実に実行してまいります。 私としては、
文部科学行政全
般にわたり、信頼の回復に努めつつ、現場第一の姿勢で、諸課題の解決に全力で取り組む考えです。 引き続き、関係各位の御指導、御鞭撻のほど、よろしく申し上げます。
永岡桂子
8
○
永岡委員長
次に、
東京オリンピック競技大会
・
東京パラリンピック競技大会担当
大臣
から
所信
を聴取いたします。丸川
東京オリンピック競技大会
・
東京パラリンピック競技大会担当
大臣
。
丸川珠代
9
○丸川
国務大臣
二〇二〇年東京
オリンピック
・
パラリンピック競技大会
を担当する
国務大臣
として、私の
所信
を申し上げます。 二〇二〇年
東京大会
の開催まで三年となった今、大会の成功に向けては、開催都市である東京都や、大会の計画、運営及び実行に
責任
を持つ
組織
委員会
、競技会場が存在する関係自治体等と緊密に情報を共有し、
連携
しつつ、それぞれの
役割
をしっかり果たし、着実に
取り組み
を進めていく必要があります。 政府においては、一昨年に閣議決定した基本
方針
に基づいて、各府省庁の関連
施策
を一体として確実に実行し、
オールジャパン
での
取り組み
を
推進
するために必要な措置を講じてまいります。そのために関係
大臣
等と緊密に
連携
し、大会の円滑な
準備
及び運営に関する
施策
の総合的かつ集中的な
推進
を加速させるとともに、その進捗管理に取り組んでまいります。
東京大会
を日本全体で盛り上げ、
世界
じゅうの多くの人々が夢と希望を分かち合える歴史に残る大会とするとともに、
世界
の注目が日本に集まる機会を捉え、
復興
五輪として、震災
復興
の後押しとなるよう、聖火リレーや被災地での試合開催など、被災地や
関係機関
と
連携
を進め、
東日本大震災
の被災地が見事に
復興
をなし遂げた姿を
世界
へ向けて発信できるよう取り組んでまいります。 パラリンピック開催は、
日本人
の
障害者
に対する意識を大きく転換するチャンスであり、これまでにない最高の
環境
を整え、
世界
じゅうの皆様に感動と勇気を届ける大会といたします。大会を契機として、ユニバーサルデザインに基づく町づくりと、
教育
などを通じた心のバリアフリーを
全国
的に展開し、
障害
の有無等にかかわらず、お互いの人権や尊厳を大切にし支え合い、誰もが生き生きとした人生を享受できる
共生社会
の
実現
を目指して、
障害
当事者参画のもと、ユニバーサルデザイン二〇二〇行動計画に定めた
施策
の
実現
を
推進
してまいります。 昨今、海外においてテロ事件が続いており、テロ情勢は非常に厳しい状況になっております。また、サイバー攻撃は、一層
複雑化
、巧妙化しており、その脅威は深刻化しております。
東京大会
の成功のためには、セキュリティーの万全と安全、安心の
確保
が必須であることから、サイバーセキュリティー対策、テロなど
組織
犯罪への対策の
強化
など、あらゆる対策を講ずる努力を行ってまいります。 また、防災対策による安全、安心、経済活動への影響に配慮した輸送の円滑化、CIQの体制
強化
など
外国
人旅行者の受け入れの
推進
などのため、関係
大臣
等と
連携
協力し、
オールジャパン
で大会成功に向けて
施策
を着実に進めてまいります。
東京大会
は、
スポーツ
の祭典のみならず
文化
の祭典でもあります。二〇二〇年以降を見据え、全ての人が参画できる
社会
に向け、多言語
対応
やバリアフリー
対応
など、企業等の行動に変革を促すため、ビヨンド二〇二〇プログラムを統一的なマークのもとで
全国展開
するとともに、試行プロジェクトの実施を通じた
課題
の抽出、普及
促進
を図ってまいります。 また、
東京大会
には多くの
外国
人が訪日することが見込まれることから、これを契機として、日本の
魅力
を発信するため、選手村における日本食の
提供
や国産食材の活用に加え、多様な食
文化
への
対応
等の
推進
、競技会場における木材利用の
推進
などについて、関係
大臣
等と
連携
して取り組んでまいります。
東京大会
を日本全体の祭典とするため、大会参加国・
地域
と人的、
文化
的、経済的交流を行う地方自治体をホストタウンとして登録し、大会成功に向けた機運を高めるとともに、
地域活性化
や
観光振興
等へつなげてまいります。 そして、
外国
人観光客への道案内や、
障害者
、高齢者等を
支援
する意思を持つ人々が、
全国
統一のマークを着用し、サポートの輪を広げていく仕組みを創設してまいります。
東京大会
は暑さが厳しい時期に開催されるため、アスリート、観客が過ごしやすい
環境
を
整備
することは極めて重要となります。ソフト、ハード両面にわたり、しっかりとした対策を講じてまいります。 受動喫煙対策の徹底については、競技会場及び公共の場における受動喫煙防止対策を関係
大臣
と
連携
しつつ
強化
してまいります。 新
国立競技場
については、一昨年八月に策定した新
国立競技場
の
整備
計画に基づき、昨年一月には事業者との設計委託契約を、十月には請負工事契約等を締結し、十二月から本体工事を開始しました。現在のデザインは、
整備
計画の基本理念である、アスリート第一、
世界
最高のユニバーサルデザイン、周辺
環境
等との調和や日本らしさを体現したすばらしいものであると考えております。新
国立競技場
が
世界
の人々に感動を与える場となるよう、二〇一九年十一月の完成を目指して、着実に
整備
プロセスを進めてまいります。 過去の
オリンピック
・パラリンピックレガシーの知見を蓄積することは重要であり、私も、本年一月、ロンドン大会のレガシーである
オリンピック
パークや、パラリンピックの発祥の地であるストークマンデビル病院を視察するとともに、ロンドン大会当時の問題意識及びこれを解決するための
取り組み
や、そこから得られた教訓について、イギリス政府の方々などからお話を伺ってまいりました。 さらに、
東京大会
の成功に向け、地方における機運醸成を図るとともに、大会開催の効果を
全国
に広げ、地方活性化に資するため、地方の経済界等と意見交換を実施しました。これらを通じて得た知見を生かし、基本
方針
に基づく政府の
取り組み
を
推進
し、大会の成功とともに成熟
社会
における次世代に誇るレガシーを
全国
各地で創出してまいります。
東京大会
の前年に開催されるラグビーワールドカップ二〇一九に関係する
施策
については、
東京大会
と共通する
事項
が多く含まれることから、大会を所管する
文部科学大臣
等と
連携
してまいります。また、
東京大会
をドーピングのないクリーンな大会とするためにも、
文部科学大臣
等と
連携
してまいります。 国、東京都、
組織
委員会
及びIOCによる四者協議への参加等を通じ、政府としても、大会開催経費の抑制に協力し、限られた予算と時間で最高の大会を
実現
できるよう取り組んでまいります。昨年十二月には、
組織
委員会
から、大会開催経費の総額が一兆六千億円から一兆八千億円との見積もりが公表されました。現在、関係自治体ごとに、国、東京都、
組織
委員会
、関係自治体による作業チームが設置され、大会を円滑に実施するための情報共有を図る作業が行われています。各主体の
役割分担
については、なるべく早く結論に至るよう、国としても議論に参加し、調整を続けてまいります。 また、政府の
取り組み
の状況についての報告を
国会
に
提出
し公表することや、オープンなプロセスによる意思決定、関連
施策
の進捗と効果の点検などについて、国民の皆様からの御理解が得られるよう、しっかりと取り組んでまいります。 昨年のリオデジャネイロ大会では、
世界
じゅうの人々が注目するひのき舞台で、大きな期待を背負いながら懸命に立ち向かっていく選手たちの姿が、国民の皆様に夢と希望をもたらしました。
東京大会
については、国民から祝福されるとともに、皆様の期待に応え、大成功をおさめられる大会を目指します。また、大会開催を契機として、誰もが共生できる
社会
づくりを進められるよう、
全力
で担当
大臣
の職務に取り組んでまいりますので、
委員長
、
理事
、
委員
の皆様方の御
指導
、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
永岡桂子
10
○
永岡委員長
次に、
平成
二十九年度
文部科学省
関係予算の概要について説明を聴取いたします。
義家
文部科学
副
大臣
。
義家弘介
11
○
義家
副
大臣
平成
二十九年度
文部科学省
関係予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。
文部科学省
関連予算は、一般会計五兆三千九十七億円、エネルギー対策特別会計千九十五億円などとなっております。 第一に、
社会
を生き抜く力の
養成
として、発達
障害
等の
児童生徒
への
障害
に応じた特別の
指導
、いわゆる通級による
指導
、
外国人児童生徒等
教育
等に係る
教員
定数の
基礎定数化
や
教員
の
資質
能力
の向上などにより、次世代の
学校
創生のための
指導体制
強化
を図ります。 また、
切れ目
のない
支援体制
構築
に向けた
特別支援教育
、
道徳教育
、
教育課程
やキャリア
教育
、職業
教育
の
充実
を図るほか、
学校現場
における
業務
の
適正化
、
いじめ
・不
登校
対応
、
子供
の体験活動、
教育
の
情報化
、
学校
健康
教育
や
高大接続改革
等を
推進
します。 さらに、きずなづくりと活力あるコミュニティーの形成として、
地域
学校
協働
の
推進
やコミュニティースクールの
促進
などにより、
地域
の活性化や
社会
全体で
子供
を育む
環境づくり
を
推進
します。 第二に、
未来
への飛躍を
実現
する
人材
の
養成
として、
我が国
の
人材
養成
、
学術研究
の中核である国立
大学
の
機能強化
を一層加速していくため、運営費交付金等
基盤的経費
の
充実
を図るとともに、建学の精神に基づき多様な
人材
を
育成
する私学の
振興
を図ります。 また、初等中等
教育
段階から、グローバルな視点に立って
活躍
する
人材
の
育成
、
大学等
の
留学生交流
の
充実
、新
時代
の
教育
のための
国際協働
等を
推進
します。 第三に、安心して
教育
を受けることのできる学びのセーフティーネットを
構築
するため、
大学
生等に対する返還不要の
給付型奨学金
制度を新たに創設します。また、無
利子奨学金
について、低所得世帯の
子供たち
に係る成績基準を実質的に撤廃し、必要とする全ての学生への貸与を
実現
するとともに、卒業後の所得に応じて返還月額が変わる所得連動返還型奨学金制度を導入します。さらに、
大学等
の授業料減免等の
充実
、高校生への
奨学給付金
の拡充、市町村民税非課税世帯の第二子の
無償化
など
幼児教育
の
無償化
に向けた
取り組み
を進めるとともに、
私立小中学校等
に通う
児童生徒
への
経済的支援
に関する
実証事業
を新たに実施します。 同時に、国公私立
学校施設
の
老朽化対策
、
耐震化
等を
推進
します。 第四に、
スポーツ
立国の
実現
を目指し、二〇二〇年東京
オリンピック
・
パラリンピック競技大会
やラグビーワールドカップ二〇一九に向け、選手
強化
、
指導
者の
養成
やドーピング防止とともに、
スポーツ
の
成長産業化
や参画人口の
拡大
、
スポーツ
を通じた
地域
の活性化、国際
貢献
、健康づくり、
障害者スポーツ
の
振興等
を
推進
します。 第五に、
世界
に誇るべき
文化芸術
立国の
実現
を目指し、
文化
財を活用した
観光振興
・
地域
経済の活性化を
支援
するとともに、
地域
の
魅力
ある
文化芸術
の
取り組み
の
支援
などを通して
文化プログラム
を
推進
します。 また、
我が国
の多彩な
文化芸術
の発信や国際
文化
交流、国立
文化
施設の
基盤
充実
等を図ってまいります。さらに、
地域
文化
創生本部(仮称)を京都に設置するとともに、新たな
政策ニーズ
に
対応
した
事務
事業の実施を通じて
文化庁
の
機能強化
を進めてまいります。 第六に、
未来
社会
に向けた先端
基盤
技術の
強化
や民間から
大学等
への
研究開発
投資
拡大
のため、革新的な
人工知能
、ビッグデータや
ナノテクノロジー
・
材料等
の
研究開発
を
強化
するほか、
地域
イノベーション
の
推進
や、革新的・挑戦的な
研究
の
推進等
による
オープンイノベーション
の加速に
取り組み
ます。 また、
イノベーション
の源泉である
研究
基盤
の
強化
のため、多様で独創的な
学術研究
などへの
支援
の
充実
や、戦略的な
基礎研究
の
推進
のほか、
若手研究者
や
女性研究者
の
活躍
促進
等を図ります。さらに、ポスト「京」の
開発
や、最先端大型
研究施設
の
整備
、共用等に
取り組み
ます。 第七に、国家的、
社会
的
重要課題
に
対応
するため、ライフサイエンス
分野
の
研究開発
を
推進
するとともに、次世代半導体
研究開発
や
ITER計画等
の核融合に関する
研究開発
に取り組むほか、
地震
、津波や火山等による被害の軽減に資する
研究開発
等に
取り組み
ます。 また、人類のフロンティアの開拓及び総合安全保障など、国家の基幹となる技術の
強化
を図るため、H3
ロケット
の
開発
を初めとした宇宙・
航空分野
や海洋・
極域
分野
の
研究開発
を
推進
します。 「
もんじゅ
」については、
原子力関係閣僚会議
の決定を踏まえ、施設を安全に維持管理しつつ、
廃止措置
に向けた必要な
取り組み
を実施します。 以上、
平成
二十九年度
文部科学省
関係予算の概要につきまして御説明を申し上げました。 なお、これらの具体的内容につきましては、お手元に資料をお配りしておりますので、説明を省略させていただきます。 以上でございます。
永岡桂子
12
○
永岡委員長
次に、
平成
二十九年度
東京オリンピック競技大会
・東京
パラリンピック競技大会
推進
本部
事務
局関係予算の概要について説明を聴取いたします。水落
内閣
府副
大臣
。
水落敏栄
13
○水落副
大臣
平成
二十九年度における
内閣
官房
東京オリンピック競技大会
・東京
パラリンピック競技大会
推進
本部
事務
局に計上されている予算案について、その概要を説明いたします。
平成
二十九年度予算案においては、
東京オリンピック競技大会
・東京
パラリンピック競技大会
推進
本部の運営及び大会成功に向けた
取り組み
の
推進
、総合調整、日本
全国
で大会成功に向けた機運を高めるために、ホストタウンによる
地域活性化
や国際交流の
推進
、ボランティア
人材
の
育成
、普及、ビヨンド二〇二〇プログラムの
全国展開
を行うとともに、基本
方針
の
推進
に関する
調査
等の
取り組み
を行うため、約五億八千万円を一般会計に計上しております。 以上で、予算の説明を終わります。
永岡桂子
14
○
永岡委員長
以上で説明は終わりました。 次回は、来る三日金曜日午前八時五十分
理事
会、午前九時
委員会
を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時四十八分散会