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宮本(徹)
委員 見守るだけじゃなくて、住宅政策としてどうするのかというのは、やはり検討が必要だと思います。一方で空き家対策、空き家対策と言っているのに、どんどん野方図にアパートがふえて建っていくというのは、これでいいのかというのをぜひ御検討いただきたいというふうに思います。
いずれにしても、長期化している低金利政策は、
銀行の経営ももちろんそうですけれ
ども、
日本社会全体にいろいろなひずみを広げてきているというふうに思います。異次元の
金融緩和路線は改めるべきだということを強く申し上げておきたいというふうに思います。
次のテーマに移りますので、ここで、日銀、国交省、それから証券取引等監視
委員会は御退席していただいて結構でございます。
続きまして、私も森友学園の問題についてお
伺いをしたいというふうに思います。
二〇一六年三月十五日に籠池氏が
財務省に来て理財局と面談した際の音声データ、録音、これが今報道されております。私
どものところにもあるということで公表しておりますけれ
ども、籠池氏がみずから録音したものということです。なぜ八億二千万円もの値引きが行われたのか真相を明らかにしていく上で、極めて重要な交渉の録音記録だというふうに思います。
この記録によりますと、理財局との面談の目的について、籠池氏はこう言っているんですね。今回お邪魔した主たる目的というのは何かというと、
財務省の近畿
財務局の方が、殻とか有害物質が入っている土を、もうそのまま埋め戻してほしい、運ばないで場内に埋め戻してほしいなんということが発生したと。これが三月十五日に籠池氏が
財務局までやってきた目的だということをはっきりおっしゃっています。つまり、二〇一五年九月四日のあのペーパーですよ、
財務省職員の
指示で埋め戻された廃材等のごみについて、どうしてくれるんだ、これで来たわけですよね。その中で、籠池さんの奧さんからも、何でこんなので借地料を払わなきゃいけないんだという話も出されているわけであります。
この問題については、今週二十五日に同僚の
宮本岳志議員が
質問いたしました。この面談で
財務省職員の埋め戻し発言について籠池氏側からクレームがあったのではないかと聞いたところ、
佐川理財局長はこう答弁されました。本人の記憶では、新たに発見された埋設物への早急な
対応についてそこでやりとりしたということで、そのほかにつきましては、具体的な内容等については記憶していないと。記憶していないということだったわけですね。
今までは、田村室長の記憶がないということで国会への説明というのは済まされてきたわけですけれ
ども、しかし、この記憶を補う記録というのが今や明るみに出てまいりました。もう個人の記憶頼みではなく、真相究明できる段階に入ったんだというように思います。
まず、
佐川局長に確認したいんですが、報道されている音声データが本物の記録かどうか、田村室長や同席した職員なりに確認されましたか。