○高井
委員 維新の党の高井崇志でございます。
きょうは、久しぶりの
総務委員会ということで、聞きたいことが山ほどあるんですけれども。
ただ、
質問に入る前に
一つ御
紹介したいことがあって、それは、
総務省の
行政管理局の
行政情報システム課に先日、見学に行かせていただきました。大変すばらしいですね。
オフィスがペーパーレス化されている。課長が、普通であれば窓際に座っているのが常識なんですけれども、何と一番入り口のところに座っていて、そして、係員さん、課長補佐、係長さんと同じ丸テーブルに座っていて、自分のデスクはもうない。ロッカーがあって、そこに書類は置いていて、まさに、今IT企業を
中心に、
民間企業では随分進んでいますけれども、フリーデスク、ペーパーレス化。説明を聞きましたら、これによって文書の八割が減っている、あとコピーも半減した、あと一人当たりの床面積は一七%減ったと。
私は、非常にすばらしい、私も
総務省に勤めていたんですけれども、そのときとはもう
考えられない進化で、これはもうぜひもっともっとPRしていただきたいし、
行政情報システム課だけじゃなくて、できるだけ
総務省全体でいち早く取り組めば、これが日本全体に広がっていくし、これは省エネ化にもつながる。もう本当に世界の潮流ですから、霞が関だけがおくれていると言われない、むしろ霞が関が先頭に立って、
総務省が先頭に立ってやっていけるようになれたらいいなと思っていますので、そこだけちょっと御
紹介をさせていただきたいと思います。
それでは、
質問に入ります。
まずは、サイバーセキュリティーの問題です。
日本年金機構の情報漏えい事件が五月末から六月頭に発覚いたしまして、私は、ちょうど六月三日のその日に
内閣委員会がありましたので、その日以降、実に七回、
内閣委員会は七回この間開かれたんですが、七回ともこのサイバーセキュリティーについて
質問してまいりました。
私は、日本年金機構が悪いとか厚生労働省が悪いという
質問はしていません。これは氷山の一角で、どこにでも起こり得る話だ、むしろ我が国全体のサイバーセキュリティーにとって極めて重大な問題であると思っていまして、特に一番問題なのは
地方自治体だと思っています。
ちょうど六月二日のブログで、神戸市長の久元市長、
総務省の出身でございますが、こう書いています。年金機構どころじゃない、
地方自治体の方が個人情報をいっぱい持っているんだから、我々はしっかり気を引き締めて対応しなければならない。本当にそのとおりだなと思って、そういったことも
内閣委員会で
質問して、副
大臣には何度かお越しをいただいておりますけれども、きょうは
総務委員会で改めてお聞きをしたいと思います。
私が七回にわたって
内閣委員会で
質問し、
総務省からも副
大臣以下に来ていただいて、それが功を奏したかわかりませんけれども、
総務省の方でも、
地方自治体のセキュリティー対策についてはかなり本気で取り組んでいただき、検討会のようなものを開かれたという新聞報道なども見ましたけれども、今後、
地方自治体のセキュリティー対策について、
総務省としてどのように取り組んでいくお
考えか、まずお聞かせください。