○谷岡郁子君 お疲れさまです。みどりの風の谷岡郁子でございます。
今日は久しぶりに四十分というたくさんの時間をいただきまして
質問をさせていただきますが、その前に、今日は、実は
質問を予定しておりまして
お願いをしておりました参考人三名以上が今日は呼ぶことができなかったという
状況になりました。まず、そのことについての私自身の思いということについて述べさせていただきたいと思います。
政府事故調の畑村
委員長、国会事故調の黒川
委員長、そして今度の規制
委員会委員長候補あるいは
委員候補、田中俊一さんたちを私は呼んでほしいということを
お願いしたわけであります。それは、まず、なぜかということを
お話をしたいと思います。なぜ呼べなかったかということについても
お話ししようと思います。
私たちは、国会事故調については、全会派、全議員の賛成をもって私たち自身が憲政史上初めて国会に事故調を設置いたしました。十五億円の血税の予算を付けました。そして、その結果、報告書を得ました。今、ボールは国会にございます。
事故調が完全に独立して、そして第三者として妨害を受けることなくしっかりとした事故
調査をできるようにということで、接触をしてはいけないということが報告書が出るまで国
会議員の約束となっておりました。したがいまして、私たちは一切の接触をしていませんでした。報告書が出ました。やっと私たちは国会の事故調の
方々としっかりと話し合うことができる
段階に至りました。しかしながら、ここにお呼びすることはできないという。
国会の事故調のやったことに対してのボールを受けて、これからどうやって私たちが規制
委員会を監視していくのか、そして国会の事故調が私たちに与えた様々な提言というものを実行していくのか。これは私たちの責任であり、義務であります。私は、自分自身が国会事故調をつくるために裏側で奔走した人間の一人として、私自身の義務を果たしたい、責任を果たしたいと思っております。
これは、本来、国会全員の義務でありますけれども、それを果たしたくないとお
考えの方がいらっしゃったとして、私の義務、私の責任を妨害していただくのは大変困ります。それを、今、自民党が了解なさらないということで、国会事故調並びに政府の事故調の
委員長をここにお呼びすることができません。報告書があるからいいのだという理由でありました。それは違います。
なぜならば、予算は十分足りたのか、そして、国会の事故調の時間は十分にあったのか、事務局と運用、それはやりやすいものだったのか、障害があったのか、そして、もしもっと許されるならば、もっと深くどこを例えばやりたいのか、そして、私たちに何を求めていて、彼らが求めている監視機関なるもののイメージは具体的にどんなものなのか、こういうことはお越しいただけなければ私たちは聞くことができません。
したがいまして、私は、この
委員会に国会事故調の
委員長並びに本当に重要な国民を守るための手だてを提言しております政府事故調の
委員長を呼ぶことが国会にとって大変重要なことだと思っております。ここは先進国の国会であります。ある種の議論というものがどこかの思惑によって封殺されるようなことがあってはならないというふうに思っております。
そして、規制
委員会の人事でありますけれども、少数会派は、議運のメンバーではないということでこの間、
委員長候補に
質問することもできないでおります。しかしながら、先ほど
吉田さんが議論をしてくださった
子ども・
被災者支援法にもありましたように、私たちはこの間、全会派、少数会派も含めて、知恵を集めてこの原発問題に対する
対応ということをやってまいりました。全ての会派が協力的に、
建設的に話し合った結果、私たちは当初どの党が作っていたものよりもいい
子ども・
被災者支援法を上げることができたというふうに思っております。
国会は、このように、少数であっても多くの多様な人間たちが
建設的にコミットすることによって知恵を得る、そういう
仕組みであると思います。ですから、この規制
委員会の人事、議運の
方々がこの問題をやってこられた専門家ではありません。私たちは、専門家の見地の中で私たち自身の識見というものを述べていきたいというふうに思います。このような国会の議論というものが制約を受けるということはできるだけあってほしくないことだということを申し上げたいと思います。
今日の
理事会で、自民党の筆頭からは、その問題というものは党にも伝え、今、党の中で話し合っていることなのでもう少し待ってほしいというお返事をいただきました。これは、この間の中から
考えますと進歩であるというふうに思っておりますが、なるべく早くきちんと私たちが義務を果たすことができるような国会になりますように心から
関係者の皆様に
お願いを申し上げたいと思います。
さて、そこで、私の半分の
質問ができなくなってしまったわけでありますが、今日は十分、ほかの半分に時間がそれでは取れるということで
質問に入らせていただきたいと思います。
まず最初に、
子ども・
被災者支援法の具体的施策の
準備状況ということでございます。
私どもが
説明を受けておりますのは、一方で、今後の急務として対象
地域を決めなければならないと。そうすると、ミリシーベルト云々というものが必ず問題になってきてしまうと。だから、ダブルトラッキングで、今本当にその
支援を必要としている、実際の困難を感じていらっしゃる、そういう
方々、その
方々に対するその具体的な施策を打ちながらダブルトラッキングでその問題を
考えてみたいというふうに私は今現在
説明を受けておりますが、これについて、これは一体どういう意味を持っているのかということをまず
平野大臣の方から
説明をしていただけると有り難いのですが、今どのようにアプローチされていらっしゃるのかということを。