1948-12-23 第4回国会 衆議院 本会議 第21号
きらいであろうがあるまいが、去年の選挙では、八十何名に、例の軍服拂下げ事件になる不淨の金を公認料としてばらまいたということだ。今この大臣席にすわつておられるまん中ごろの大臣も、そのボスから金をもらつた一人だ。(拍手)実に諸君、驚くべき内閣ではないか。吉田さんほどの政治家が、こういう閣僚と一緒では、とうてい今日の時艱を克服することは困難でございましよう。
きらいであろうがあるまいが、去年の選挙では、八十何名に、例の軍服拂下げ事件になる不淨の金を公認料としてばらまいたということだ。今この大臣席にすわつておられるまん中ごろの大臣も、そのボスから金をもらつた一人だ。(拍手)実に諸君、驚くべき内閣ではないか。吉田さんほどの政治家が、こういう閣僚と一緒では、とうてい今日の時艱を克服することは困難でございましよう。
しかるに軽々しく、幹部がいうからその通りにならなければならぬ、選挙をしなければならぬというような、こんなばかな話はない。
かくて政府は、極力施政方針を演説することを回避いたしまして、第三國会の終るのを待つて衆議院を解散し、ボロの出ない前に総選挙を断行すべく、一生懸命になつたかのごとく見えたのであります。
ただ今矢野さんの言われたように、この閉会中が片一方が選挙をやつておる、そういうような際であるから、参議院として將來にいろいろな渦中に巻込まれるというようなことがないように、その点等に重点を置いて、そうして差支ない範囲において、その選挙という期間をば考慮に入れて、できるだけ委員会の申出の分は、まあ差支ない範囲内においてこれをば許してやるという方法をば私は取つて頂きたい。
○板野勝次君 矢野委員が言われました丁度選挙の際でありますが、例えば自粛するといつても、何ら國会法上若しそれが許されるとするならば、調査に行つた際に、選挙の應援をしようと、どのような方法でも取り得るのであつて、これは何も申合せだからといつて何らの制裁もないと思うのであります。むしろいろいろな、最初は非常に嚴密にやるのだなんどといつても、段々と枠が拡がつて來るということは当然予想される。
それ以外の方法ではちよつとないと思いますし、殊に総選挙の際でありますから、これが今のそれは正当な理由でいろいろなことがあれも必要だこれも必要だと言われるけれども、どうしても選挙戰に利用される、惡用されるということがあると思います。門屋委員の方向によつて明確な態度の上に、不明朗なことのないような方向で採択されたいと思います。
それでいわゆる選挙運動その他一切の政治活動というような追放に関する政令の用語が出ておりますが、その法律解釈が当時役所で問題になつたのであります。
そうしてこれが給與予算でござる、災害費予算でござるといつて、選挙日あてのようないろいろのことが行われるのであります。さつき一松議員が、この予算には民主自由党の政策が入つていると言つた。私もその思うのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)これこそ民主自由党の予算です。歴代の政府にして、曾てこのような杜撰な、インチキな予算を作つたことはない。(「ノーノー」と呼ぶ者あり)これこそ民主自由党の予算だ。
具体的には、この給與ペースをめぐつて、初め政府が五千三百円という給與べースを組みながら、後になつて、選挙を控えて各党が党利党略からいろいろな策略をめぐらして、そうして政府の最初の五千三百ベースを変えまして、形式だけ六千三百七円にしまして、実質は五千三百三十円という、そういう予算を組むことになつておるのであります。
(「総選挙を控えているからだ」と呼ぶ者あり)私は理由の如何を問いません。明らかに大衆課税的なこの値上げに対して曾て賛成をせられた、今度は反対せられるその社会党の眞意を又了解し得ないのであります。(拍手、「選挙対策」と呼ぶ者あり)この意味におきまして、先ず反対の政治的な観点を申上げたのであります。
こういう事件を起しておる総理大臣の下に、いわゆる選挙内閣として選挙をいたすということは、國民として実に不明朗であるがゆえに、吉田総理大臣は、むしろこの際自分の一切の事件を明瞭にした後に選挙されてはどうか。また、もし自分の主張するところの政界浄化を國のために実際に身をもつていたすならば、私はむしろ、辞して選挙をやるべきであるように考えるのであります。
選挙公営に伴いまして、選挙運動が從前に比しまして、きわめて厳格に制限されましたことは、御承知の通りであります。これらの違反事犯に対しましては、選挙運動等臨時特例法の精神にのつとりまして、巖正公平を旨といたしまして、仮借するところなく取締るつもりであります。もつとも、選挙運動の初期におきましては、法の不知または誤解に基く違反行為がないとも限りません。多分相当に多かろうと存じます。
○証人(飯塚康治君) 青柳さんは、昨年の選挙違反のときに、本庄に参りまして……。直接私取調べたことはありません。それから本年の本庄事件中に、青柳代議士が任意出頭して、そうして檢事室に休んでおつたとき会つた。私は前後この二回だけであります。青柳代議士は……。
○証人(小此木一二君) 私の出る前の、その前のときの町会にはそんなような話もちよつと聞いたこともありますけれども、去年の四月からの、選挙から、私なんかが立つてからそんなようなことは全然ありませんでした。
單なる人氣取りや選挙対策のため、善良なる國民を惑わすがごときことのないよう、今後深く現政府の反省を求めるものであります。
今までの吉田内閣は、今日か、明日か、明後日までの選挙管理内閣でありまして、ここまで來ます間に当面のいろいろな各種産業のストライキ、賃上げというものは、解決しなければいけませんが、基本的吉田内閣の味を出すのは、出直して再出発してからであると私は考えまするし、そこへ持つて來まして、幸い九原則というものは、まあ芦田内閣、片山内閣時代から、司令部から言われておつたことと余り変らんと思いまするが、併しこれが又異
吉田総理大臣は選挙が済んで、そうして新らしく内閣が組織される前に、即ちこの議会が或いは明日あたり解散されるかも知れませんが、その直ぐ後にでも、安定長官並びに大藏大臣を直ちに選任される意思があるかどうかその点をお伺いしたいと思います。
そこで、まずこの選挙直前において、ことに候補者が日本全國で相当立つということも聞いているのでありますが、うわさによると、すでに公認の問題と、いわゆる事前選挙をする問題といたしまして、百万、二百万、三百万、五百万——これはデマのような話だが、千万使うというような説もあります。こういう説を立てている人たちはとかく石炭に関係ありはしないか。肥料関係にありはしないか。鉄鋼関係にありはしないか。
なおこの問題に関連して、復金の資金が今度の選挙などに必ず使われておるという疑がある。ことに復金の資金の出るような事業に携つておる人の立候補の場合は使われておる。そういう場合をどうするかというお尋ねであります。これは私など先日來いろいろと考えておるのでありますが、今日の段階におきましては、選挙に相当多額の金を使うということは、まず普通の状態では考えられない。
それで結局今まで何しておりましたところは、どうも選挙対策というような空氣が非常に濃厚で、折角参議院でオーケーを取つて、そうしてこれをば送り込んで審議未了になるというようなことになると、厚生委員会でも今協議した結果、厚生委員会としては取敢えず握り潰されても上程しようということに決つたのでありますけれども、併し参議院全体から見た場合において、運営委員会においても御意見があるのじやないかと思いますので、今
ただ掛金の引上ですから、結局選挙対策としては影響するところがあるのであります。併しながら参議院で以てこういうことをやつても衆議院が握り潰す、こういうことになると、これは参議院全体としても考えなければならない。
第七番目が政界淨化と選挙取締りに対する緊急質問、田中健吉君。第八番目が経済安定に関する緊急質問、大神善吉君。第九番目が單一為替レート設定に関する緊急質問。第十番目が衆議院解散に関する内閣の権限についての緊急質問。以上を本日の日程に上せることに御異議はありませんか。
そうして家庭が困窮のどん底に陷つてどうすることもできないときに、議会に訴えて來ようとすれば、選挙の投票だけの権利はあるけれども、議会に、合法的に、われわれの主張を主張すべく、町で鬪うすべさえ公務員から奪つてしまつておる。訴えるに所なしというのが、今の全官公の姿ではないか。私たちだけでもいいから、この席上で、七千三百円、これでなければ食えないのだということを、ここで言わなければならぬ。
選挙をやつてどうなるかわからぬが、もう内閣も長いことはないというつもりで答弁せられておるかどうか知りませんが、たとえ内閣の壽命がどうあろうとも、その衝に当る限りにおいては、日本の今日の全責任を背負つて立つているという氣魄において、答弁せられたいということを重ねて申し上げまして、もう一度政府の方針がありますならば、明確にしていただきたいと思います。
(「その通り」と呼ぶ者あり)このようにして中味のない名目上の問題、実質賃金を高めることではなくて、單に配分と面子の問題で、國会は選挙を前にして、この半ケ月間貴重な時間を空費して來たのであります。このことによつて勤労大衆の生活は、年末を目前に控えて、例えようのない窮地に追込まれておる。
そして又このような方向で日本の政治が進む限り、日本の勤労大衆の不幸、そうして悲惨な運命は決して解決されないということを、彼たちは恐らく次の総選挙において、はつきり日本の政治家たちに対して返答するだろう。(拍手)日本の労働階級は今やはつきりと知つている。又知らなければならないと想うのである。
○館俊三君(続) そういう意味において私は、人事委員会でもはつきり申しました通り、この野党の修正案というものは單に労働者に六千三百七円という名目を與えただけでありまして、労働者の猛烈なる反対とその圧力によつて、名目だけをこれに與えることによつて、いたずらに選挙対策を講じたくらいが落ちであろうと、私は考えるのであります。
○証人(高宮英一君) 外に選挙違反事件がありまして、それの不正……と言うとあれでしようが、青年に対する寄附事件があつたのです。で、私が当時向うに政治團体が、青年の政治團体というものがありまして、その当時兒玉郡の三ヶ村だと思いますが、青年の催し物がありまして、そのときに私が寄附をしたのです。
○竹谷委員 なおこの選挙について私非常に心配にたえないのは、年末年始がちようど選挙運動期間の中にとつぷり入つてしまう、そうなりますると、全國の選挙管理委員会はもちろんのこと、都道府縣市町村のこの一万数千に上る選挙管理委員会には專任職員というものは一人か二人であろうと思う。
○竹谷委員 選挙管理委員会は二十一億の選挙に要する経費が必要である、こういうことを言つておる。その半分しか予備費が残つておらぬ。さようなことでは画期的な選挙の公営というものもはなはだ不十分であつて、金のかからない、政界を粛正するという非常に大きな目標でできました政治資金規正法なり、あるいは選挙運動等の臨時特例に関する法律、そういうものが正しく行われない。
全國選挙管理委員会の言うところによると、この選挙事務費——衆議院議員選挙事務費、それから新しい公営選挙法によるところの選挙公営の費用、その上に最高裁判所の裁判官を國民投票に付する國民投票の経費は二十億以上を要するということである。一体この経費はどこに計上せられ、また一体いずこから支出してこの画期的な選挙を適正に、公正に行うつもりであるか、それを伺つておきたいのであります。
而もその間約一ケ月間というものは、衆議院におけるところの解散により、総選挙も行われることになりますから、政府は徒らに選挙対策にのみ沒頭せずして、本当に國民の問題、國民の生活問題ということの解決のために、懸命なる努力をせられんことを要望いたしまして、この案に賛成するものであります。
本二十日理事生悦住貞太郎君が委員を辞任いたしましたので、理事の補欠選挙を行わねばなりませんが、これは前例によりまして委員長において指名することに御異議ありませんか。
もう一つこれを追加いたしますれば、何と言つても民主主義國においては國民の信頼即ち投票を以て選挙せられて來たところの先程の特典と言いますか、國民主権の立場から我々同僚が同僚の行動を責めるにはその同僚の議員が國民から選出されて來ておるということに対して一歩を讓らなければならない、こう考えるのでありまして、こういう思想からいたしまして、議院の懲罰権というものはやはり嚴粛に解釈したいと思うからであります。
民主自由党が政権をとる直前に公約した政策、生産第一主義、高能率、高賃金の政策は、もともと実行の具体的なプランも熱意もないところの、選挙のための手形でありましたので、この政策が破綻するのは何ら異とするに足らないのでありますが、われわれは、今日の事態は、國全体のために、もはや一日一刻も猶予することのできないものであると考えまして、ここに、政府において責任をもつて労働者の要求に理解と誠意を傾けまして、以上重要産業
○政府委員(郡祐一君) 選挙運動に関しましては、特例法で種々嚴重な制限を設けておりまするが、その新聞への寄稿が選挙運動に触れておりません限り、特定の候補者の選挙運動になりません限りは、政党の政綱、政策等について賛否を述べますることは差支ないことを存じます。
次に全國選挙管理委員会に関する件を議題にいたします。御質問がございませんか。岡田君から要求されておつたのですが、岡田君は今日席を外されましたから、どなたからか御質問願いたいと思います。この度の衆議院の選挙に関しまして、いろいろ質問が残つておるのであります。それに対する御質問を願いたいと思います。 先ず最初に私から質問にいたします。
○柏木庫治君 選挙に携わる選挙運動者、選挙運動をする者は、金銭の責任者と参謀というものと、それからビラなどを出した責任者と、選挙事務に携わるものと、これがいわゆる選挙運動者という者としてここの範囲に限つてよろしいのであるか。