1947-08-20 第1回国会 参議院 厚生委員会 第9号
○國務大臣(一松定吉君) 私は厚生大臣に就職いたしました後に、先ず大きな問題を採り上げられましたのは御承知の労災保険、船員保険というのが労働省設置に件つて労働省に移管し、若しくは運輸省に移管替えをされたというこの問題でございますが、これは私の考えておることを卒直に申し上げまするならば、一体保険行政というものは一元化でなければならん。
○國務大臣(一松定吉君) 私は厚生大臣に就職いたしました後に、先ず大きな問題を採り上げられましたのは御承知の労災保険、船員保険というのが労働省設置に件つて労働省に移管し、若しくは運輸省に移管替えをされたというこの問題でございますが、これは私の考えておることを卒直に申し上げまするならば、一体保険行政というものは一元化でなければならん。
國民といたしましては、省營の自動車と、民營でやつておる業者に對しましてのいろいろな觀點が、違つておるようにも聞き及ぶのでありますが、それにつきましては陸運の方には、省營の自動車、バス、トラツクに對しますところのかくのごとき實相を報告できる書類がむろんあると思いますから、委員長もお調べの上に、収支の損益とか、または運輸省としてこの省營自動車に對する將來の御方針等をしたためたものがありますれば、それを御提出願
安定本部との關係、竝びに運輸省が資材を政府全般から計畫に基づいて配當を受けております内容につきましては、只今内村さんからお尋ねの際にお話がありました通りでございます。
そこでこの運賃も、運輸省の實態をむしろ離れて、物價という大きな面の中に取り入れられて、安本でこれは計算したわけであります。この計算の過程を申し上げますというと、先ず三倍半にいたしますれば、採算も獨立がややできると、多少は少いけれども、それは經營合理化で補いのできる程度に縮まる。そうして外の物價が戰前の大體四十八倍程度に落ちつくと、こういうことであつたのであります。
○國務大臣(苫米地義三君) 只今の御質問の資材の點ございまするが、これは運輸省といたしましても、全く現在では途方に暮れる問題でございまして、この上の荷物の増送要求及び旅客の要求等に對しまして、この儘では到底遂行ができないというような懸念を持つておるものであります。
それから酒田市の方ヘ參りまして酒田港の状態を見て參りましたが、御承知のように最上川の河口の、川の海への出口が港になつているという裏日本特有な港なので、それはその點においても技術上缺點を持つているわけなんでありますが、それにしても今囘の水害のために、先般と今度で二度決潰をいたして港の利用價値が非常に低下いたしておりましたが、これの今後の復舊問題で特に私が氣付きましたのは、川は内務省が所管しておる、港は運輸省
○建設省の設置に關する陳情(第七十 二號) ○勞働省設置法案(内閣提出、衆議院 送付) ○昭和二十年度歳入歳出總決算 ○昭和二十年度特別會計歳入歳出決算 ○昭和二十年度歳入歳出決算檢査報告 ○建設省の設置に關する陳情(第八十 三號) ○建設省の設置に關する陳情(第八十 六號) ○建設省の設置に關する陳情(第九十 三號) ○建設省の設置に關する陳情(第百三 號) ○内務省廢止に當り同省と運輸省
左藤 義詮君 伊東 隆治君 小畑 哲夫君 奥 むめお君 河野 正夫君 服部 教一君 姫井 伊介君 藤田 芳雄君 第三分科(農林省、商工省) 岡田 宗司君 木下 源吾君 西川 昌夫君 深水 六郎君 稻垣平太郎君 佐々木鹿藏君 江熊 哲翁君 川上 嘉市君 島津 忠彦君 島村 軍次君 東浦 庄治君 池田 恒雄君 第四分科(運輸省
去る九日の本委員打合會におきまして皆様の御贊成を得て内定いたしました通り、分科の數は四ケ分科とし、その所管擔當省は、第一分科は大藏省、司法省、他分科の所管外に屬する事項、第二科は外務省、文部省、厚生省、勞働省、第三分科は農林省、商工省、第四分科は運輸省、逓信省と決定いたしまして御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この點についての一應の案でありますが、先日も御説明申し上げたように、救助隊といたしまして、大體縣廳を中心にして、技術部などにおいては遞信大臣管下の地方遞信局の出先のもの、あるいは運輸省の出先である鐡道局などがはいることになります。そういうものを集めた六つの部を豫想したのであります。
一例を申し上げてみますならば、かつて運輸省が水戸、土浦間の列車運轉において実験されたところによると、五千八百カロリーの石炭を使用した場合には、その消費量は一トン二百キロでよかつたものが、この石炭より千五百カロリー少い四千三百カロリーの石炭を使用したところ、その消費量は二・六倍の三トン百キロという多量の石炭を要したということであります。
併し政府は、この際現下我が國の海運の實情に鑑みまして、これに徹底的な檢討を加えることを期し、昨年九月、運輸省内に海員懲戒法改正委員會を設置いたしまして、改正案の作成を委囑いたしましたところ、同委員會は前後二十一囘に亙り委員會を開催した外、東京、神戸等におきまして公聽會を開き、各方面の意見を聽取した上で、本年六月海員懲戒法を廢止し新たに海難審判法を制定すべき旨答申して參つたのであります。
しかし政府はこの際、現下わが國海運の實情に鑑みまして、これに徹底的な檢討を加えることを期し、昨年九月、運輸省内に海員懲戒法改正委員會を設置いたしまして、改正案の作成を委嘱いたしたのでございます。
もう一つは、第十二條の「船員の勞働に関する行政の重要事項について、勞働省の所管行政との連絡統一を圖るため、勞働省に、勞働省部内及び運輸省部内の關係官を以て組織する船員勞働連絡會議を置く。」
非常に細かく書いておりますけれども、これは何がために書いたかというと、何分勞働省設置が長く掛かつたので、厚生省との間に問題を起しておる、又勞働を扱つておる現業省、或いは又船員勞働を扱つておる運輸省との關係においていろいろ要らざる心配等もあつて、餘計なことを書いたのではないか、國會というはつきりした所で、どういうものが具體化されて權限になつておるか書いて行きたいという意圖がありまして、法制局から見ると
一定の安全航海の義務を負う、或いは船長以下一體的な生活をする、それから訓練を要する、そういうふうな船と一體的な特殊なものがございまするし、又從つて國際勞働會議におきましても、一般賛助省議とは別個に、船員の勞働會議が設けられておる、それから外の國に例をとりましても、船員勞働だけは特別の所でやつておるという點あたりから考えまして、今直ちにこれを一元化するのに、實際問題として無理でなかろうかということで運輸省
まず第一は今囘私の要求によりまして外國立法例の御提出もあり、又政令の案内容につきましても御提出がありまして、感謝いたしますが、外國の立法例によりますというと、船員保險を獨立に取扱つているところと、一般勞働保險その他保險行政の中に織り込んで扱つているところといろいろあるようでありますが、今囘船員保險につきましては、厚生省から運輸省へ移管されるという政府の御決定があるように伺つておりますので、この點につきましては
その際に然らば厚生省と運輸省と共管したらどうだという説もあつたのでありますが、共管ということは責任の所在が明かでない。のみならず雙方が同意をしなければ、何事もものが纏らんという關係から、共管はいかん。今保險局長のいわれるように、厚生省と運輸省と密接なる連絡をとる。
船員保險を運輸省に移管することで閣議に決定されましたのは、如何なる考え方で來ているかという點でございますが、これは勿論仰せの如き考え方を以て御決定になつたものであると存ずるのであります。
そうすると、造船所が一本になつて運輸省のものをやつていくということになつておる場合、もうすでにその造船所は請負つていて、そのために水産廳の方からのが遲れやしないか。今までであれば運輸省でやり繰りして按分していただいていたのが、今度できなくなれば、そこにかえつて支障ができやしないかというお問いなんです。
運輸省であつても、改良あるいは建造については運輸省は一本でおりますが、一本でおるというのは建前であつて、ほんとうは安定本部に自主性は移つてしまつて、運輸省自體ではどうすることもできない。農林省がたとえば建造計畫をもつておつても、結局は全部の大略的な造船計畫をもつておる運輸省も、それよりもさらに全般的な經濟機構を考えておるところの安本から全然自主性を奪いとることはできない。
○前田(郁)委員 運輸省のただいま主管しておるところの漁船につきまして、これを今般水産廳の方にもつていこうという話でございまして、これに對して運輸當局から今日までいろいろとこれに對する反對の理由をお聽きしたわけであります。
私は、運輸省、逓信省等が現業官廳として行政、現業両面を受け持つたように、農林省におきましても、單なる行政官廳としてでなく、現業官廳として農業特別会計というがごときものを考慮に入れまして、眞に総合的な調査研究機関をつくりまして、全國農業の將來のあり方というものについて眞劍に研究していただきましたならば、それこそ農民は非常な喜びをもつて増産に邁進するでありましようし、今日のごとき政府不信の声も、また農民
○館委員 まだ水産廳の機構がはつきりしない現状の状態においては、これ以上水産廳關係のことについてお聽きする幅をもつておりませんので、非常に殘念だと思いますが、ついては兩委員長においてよく折衝いたされまして、運輸省及び農林省の關係當局から、この運輸委員會が水産廳の管轄問題についてはそれぞれの立場におけるところの説明を聽取したいと思いますが、いかがでありますか。こういう提案をいたします。
○前田(郁)委員 漁船建造は、現行官制によると運輸省の主管になつているものであります。しかるに今漁船建造も水産廳において主管されるという趣きであります。
漁業勞働行政の點から、また水産廳が設置されますと、一元的な強力な造船企畫が破壞される、その結果からいつて水産業が發展しないおそれがある、こういう御説明のようでございましたが、これを農林行政の立場から言いましても、漁船の建造が運輸省にある場合には、これはやはり同じ理由で強力な水産行政が一貫しないという理由が成り立つと思うのでございます。
本日出席の政府當局は、政府委員として鐵道總局長官伊能繁次郎君、委員外として運輸省電氣局電化課長鳥井惟喜君、商工省電力局電政課長中川哲郎君、この三名の御出席を得ております。質問の通告がありますからこれを許します。金子益太郎君。
またそれの所要の電力につきましては、この説明によりましても、運輸省自體において電源を開發してやるというような御方針のようでございますが、現在のように非常に資材の逼迫しておる際におきまして、一般用の電力については商工省の主管のもとに發送電をして行わしめておる。
○本藤委員 發電所の開發に對してでありますが、日發の力と、運輸省の電力を起す發電所の水源、これはどういうふうになつておりますか。 日發で日本中の權利をもつておつて、それは運輸省と何か話合いでやるのですか。何か自由の權利があるのですか。水利權に對する點をちよつと……。
次に檢疫所ですが、檢疫所は從來厚生省と運輸省の共管でありましたが、今囘通常開港檢疫業務は厚生省に統一されまして、本年の七月二十五日、勅令第百四十三號檢疫所官制の公布によりまして、さしあたり函館、横濱、名古屋、神戸、宇品、門司、長崎の七港に檢疫所を設置しまして、これは連合軍の檢疫機關に日本政府が協力して通常檢疫を施行する、こういう形式になつております。
昨年度はおおむね輸出を入れまして七億圓程度の部品をつくりましたし、運輸省あたりでも例の委託調辨というもので、融資の困難なときに約三千萬圓の融資をして買上げまして、そうしてこれを一般民間の業界に部品を流した。
從つて厚生大臣は、なるたけ摩擦を避けると言いながら、厚生省では課を部にし、運輸省では部を局にしていくということでいくならば、はたして將來大臣がお考えになつているように、摩擦を避けるために行わんとすることが、將來の摩擦の基礎になるというふうに考えられるのでありますが、この點ひとつお考え願いたいと思います。
○佐々木(盛)委員 觀光事業というのは、この間から伺つておりますと、これに關係する各省は、非常に多岐にわたつておりまして、今厚生大臣がおつしやるように、たとえば、國立公園關係の者は厚生省、運輸関係の者は運輸省、あるいは國寶美術は、文部省だというように、非常に多岐にわたつておるのでありますが、そういう觀光事業の總合的計畫をやるためには、どうしてもここに總合的なものを設置された方がよくはないか。
あるいは運輸省の見解では、三十萬人ぐらいはあるのだ。從つて二百十億圓くらいは可能だというようなことも言つております。この大きな問題をとらえるということは、日本のインフレ克服、ひいては民心安定のためにも、最も重要であると思います。
第三に、労働省設置の眼目は、從來各省に分属していた労働行政を一元的に統合し、もつて総合的かつ強力なる労働政策を実施することにあると思われるが、この点において本法案はなお不十分である、殊に船員労働行政を從來通り運輸省に残すことは、陸上労働と海上労働の行政を二分するものであり、労働行政一元化の見地より見るときは、はなはだ遺憾である、労働省出発の当初より、その政治力、行政力を弱体化するものであると思われるが
なお船員労働については、先ほど加藤委員長の説明の通り、これは運輸省に任されたのでありますけれども——陸と海との労働行政は違うと言えば、それまででありますけれども、この劃期的な労働省の出発にあたつて、労働行政を真に一元化するためには、現実に妥協して、この船員労働を運輸省に任せたことは、まことに残念なことに思えるのであります。