1947-08-05 第1回国会 衆議院 水産委員会 第10号
それから遠洋漁業に對しまして造船計畫を立てるということは、まず第一考えられることでありますが、いかに船ができましても、この燃料油がなければ出漁できないのでありますが、現在私どもの知つておる範圍におきましては、必要量の半分にもたらないような實情にあるようであります。今後この燃料油に對しましては、いろいろ今もお話がありましたが、政府當局におきましてどういうような對策を立てておられるか。
それから遠洋漁業に對しまして造船計畫を立てるということは、まず第一考えられることでありますが、いかに船ができましても、この燃料油がなければ出漁できないのでありますが、現在私どもの知つておる範圍におきましては、必要量の半分にもたらないような實情にあるようであります。今後この燃料油に對しましては、いろいろ今もお話がありましたが、政府當局におきましてどういうような對策を立てておられるか。
○田中(源)政府委員 これに關連いたしましてお答えいたしておきたいことは、船舶造船に關しまして、今後漁船におきまする船舶建造において、だんだん資金及び材料の面において窮屈になつてまいります。その點に備えて現在とつておりまする船舶公團等におきましても、百トン以上の船の建造に要する金融等につきましても何らか考慮いたしていきたい。
○大瀬政府委員 木造船の造船所について申し上げますと、百トン以上の船をつくり得る造船所は、それの設備擴充あるいは新設についてG・H・Qの許可が要るといううことになつております。百トンに達しないような木造船所の新設あるいは設備變更、こういうようなことは國内的にはやつてよろしい。こういうことをG・H・Qから言つてきております。
○外崎委員 ただいま許可を受けるまでは手續が要ると言われましたが、造船所で船をつくつて、できた船をよそへもつていつて最初の運航をする許可は、船主だけでお願いしてできるのですか、それとも造船所とともに、運航方法については許可を受けるのですか。
そこで最初に融通する金が少いために、船が中途半端になつてだんだんと造船が遲れて、遲れる間に勞働賃金や資材が高價になつて、今ではさらに倍額に近いような値上りの問題で、船主も造船所も皆苦しんでおる。こういうことは、私は復興金融金庫の融資の方法の妥當でなかつたということが大いなる影響であると思うのであります。現在でも相當半出來になつております船が、値上りで金がない拂えないために人手に渡る。
或いは造船会社、或いは水産会社というようなものを設立いたした者がございます。そういう非常なる奇怪至極なるところの物資の行方というものにつきまして、國民が非常に憤慨をいたしておるのでございます。
船舶公團によつて資材の面を当てて行くということは、窮迫した海運、造船というような部門に向つては、少し私は縁の遠いような話と考えておりますが、私の申上げたいことは、結局今度船舶の割当というような問題に対しても、実はいろいろ行き方が官僚式の行き方だ、又反民主主義的のことだということで非難の声が非常に多いのです。
○丹羽五郎君 新らしく今度海運総局において一般的海輸資材を握るということは、私今も申上げたように、海運或いは造船方面の消長に非常に影響すべきバルブだと考えておりますが、今政府が資材を全部握つて、政府の意図によつてその資材の配分をやるということについては、再び官吏統制が行われるというようなことも、業界において非常に注意し心配をしておるのです。
海運局は海運の運營につきまして、船舶局は造船につきまして、船員局は船員の勞働行政につきまして、港灣局は港灣の運營、建設につきまして所管をしているような次第であります。なおまたこれと同時に、海員の規律及び海上保安に關する行政を所管しているのであります。
○菊池(豐)委員 當局の説明によりますと、造船計畫の約三分の一、許可の半ばに達しない状態である。しかもそこへもつてきて第四次の造船計畫がストツプを食つた。
○藤田政府委員 造船所の問題はむしろ運輸省の所管事項でございますので、私から御答辯するのもいかがかと考えますが、漁船の方面から大體想像してお答えいたします。もともと造船所というものは現在の状態においては、非常に厖大な人員を擁し、しかも現實問題としては資材が非常に少くなつております。つくつておる船といえども、漁船がむしろ大部分になつておる。
○外崎委員 私ども造船をやつておりますが、話を聽くと、造船所は今度整理されるといえばおかしいが、一つ場所に一つとか二つとかいうふうに整理されると聽きますが、それについてお伺いしたい。もう一つは造船所が全然許可を得なくて造船をやつていくというのは差支えなかつたのですか。それをお伺いいたします。
この劣悪なる船舶を運用いたしまして、我が國に課されましたる重大なる運輸行政を展開して行きたいと思うのでありますが、それがためには船舶公團を作りまして新造船及び修理に全力を傾注いたしまして、その復興を図りますと共に、でき得るならば将來或いは外國船を傭船するとか、或いは力がありますればこれを買入れるとかということにいたしまして、我が國海運力の増強に邁進したいと思うのでございます。