1947-11-22 第1回国会 参議院 予算委員会 第24号
それに対して軍事予算、陸軍は二億二千七百四十八万四千円の予算であり、海軍が又一億二千七百十二万の予算であります。これの合計は四億五千四百六十一万円でありましたが、昭和九年には満洲事変というものがありましたので、一躍陸軍の予算が四億四千八百万円と倍以上に殖えておるのであります。海軍も亦同じく二億二千七百万円から四億円に殖えております。
それに対して軍事予算、陸軍は二億二千七百四十八万四千円の予算であり、海軍が又一億二千七百十二万の予算であります。これの合計は四億五千四百六十一万円でありましたが、昭和九年には満洲事変というものがありましたので、一躍陸軍の予算が四億四千八百万円と倍以上に殖えておるのであります。海軍も亦同じく二億二千七百万円から四億円に殖えております。
第一の榮典の問題でありますが、組閣後、早速榮典問題に關しまして、いかなる方法をもつて臨むべきか、封建的な、軍事的な今までの榮典を払拭いたしまして、眞に文化的に、将来の平和國家のための榮典を表彰するという建前をとらなければならぬというわけで、閣僚の五名を榮典制度調査委員といたしまして、目下審議いたしておる次第でありまして、なおこれを督励して、十分に御趣旨に副うように成果を現わしたいと存じております。
又戰時中軍事上の必要から鉄道は無理な仕事をするために、極めて多数の從業員が採用され、彼等にはいろいろの特権さえ與えられていました。終戰後二年の今日、最早その必要はないはずでありますが、然らば旅客賃金や貨物賃金やはすべて合理的に改定せられたでありましようか。大会社の大貨物が只のような料金で運ばれているようなことがないでしようか。鉄道のダイヤや業務経営上に少しも無駄がないでしようか。
我々は戰爭中厖大なる軍事費によつて大いに苦しんだのでありますが、これは日本の軍閥や、財閥や、官僚の手によつて行われる戰爭の費用でありました。今回の終戰処理費は日本の政治を民主化し、眞に新らしき民主國家を建設するための重要な費目に属するものでありまするから、かような費目については敗戰國民たる日本の一人々々の国民がよく納得するようにその費目を明らかにし、敗戰の冷嚴なる事実を國民に示すべきだと考えます。
と申しますのは臨時軍事費關係の支出支拂の面の證據書類が會計檢査院に入つておるのでありまして、會計檢査院は戰補税の關係は、税務署で決定する以前に會計檢査院において、これとこれは戰補税をかけなければならないというリスト、抜書ができておるわけでありまして、それらの點は同じものを税務當局あるいは財務當局が書抜きをなさるという煩を避けまして、財務當局と協力いたしまして、會計檢査院にある資料、あるいは會計檢査院
○政府委員(椎熊三郎君) 滿洲國において滿洲國に貯金した日本人の軍事郵便貯金、これを日本政府が支拂つてくれというな問題も、実は今日も参議院の同胞引揚の委員会でも問題になつた。この問題は非常に復雜な事実があるのでございますが、細かい点は局長から後刻詳しく御説明申上げたいと思います。あらましの点を申上げますると、滿洲國でやつた貯金は滿洲の元とか角とかという滿洲の金で貯金する。
先に軍事郵便貯金の方から申上げます。この軍事郵便貯金その他の貯金の計数につきましては、参考書類でお手許に差上げてあると存じますが、その参考書の名前は、郵便貯金業務参考計数というので、それを御覧になつて頂きたいと存じます。その中で、見出しの三が軍事郵便貯金であります。この表で示しておりまするように、軍事郵便貯金は、原簿面の現在高が本年の九月の末におきましては三十一億七千九百余万円になつております。
この中共地區からの引揚げは、昨年の九月ごろまだ國民政府軍と中共軍との關係が爆発的な状況までに達していなかつた時代に、當時中國各地にありました軍事三人小組の中にあつたアメリカ人の非常な御斡旋によりまして、國共兩方の間に話合いがついて、當時松花江をはさんで對恃しておつた兩軍の第一線をくぐりまして、約十六萬が南下歸國しておるのでありますが、このような情勢がその後失われまして、ただいま御承知のような非常な緊迫
この覚書によりまして、從來出されておりましたところの傷病軍人に対する恩給は、非軍事的な原因によまして起つたところので肉体的な傷害に対しまして、一般普通に支拂われておりまする補償的な給與の最も低いものを超えない程度において支給しなければならなくなつたのであります。
實は今度の漁業法の一部を改正いたします際にも、第二十四條でございますとか、あるいは第四十一條でございますとか、こういうふうな、たとえば第二十四條で「軍事上必要アルトキ」とか、第四十一條で「海軍艦艇乗組將校」、この字句を御指摘になつたことと私は想像いたしますが、こういうふうな字句は、現在のわが國におきましてはすでに不要のものである、これをも削除すべきであるというふうな御意見はごもつともであります。
○西村(久)委員 水産局長のお心持は私も了といたすのでございますが、すでに憲法に重大なる日本國民としての決意を示した、戰爭放棄の關係のことが制定されております以上は、當然軍事關係あるいはこれに類する關係の法文だけは、優先的に改正をして議會に示すのが本體でなければならぬと私は實は考えておるわけでございます。
戰前その他と違いまして、軍事負担の小くなつた日本におきましては、それから浮かぶ金は大衆への負担軽減、或いは減免をいう方面に一部は向けますと共に、一部は教育、文化というような方面にも十分向けまして、新しい平和國家の建設というものに相應する財政の立て直し、改善ということを加えたいと思うのであります。
併しながら五ケ年計畫においては、今後セメントの生産が順次戰時中の六百萬トンとか五百五十萬トンというようなことになれば、軍事的な方にこれが全然行かなくなつた關係上、昭和十年或いは十二年までにおいて、内務省の土木工事においては二百萬トンくらいのものを消化したことを思いますれば、當然年間二百萬トン近いものは今後における土木工事なり或いは砂防工事の方に充足せられるというような希望を持つておりますから、結局砂防工事
むしろ軍事教育を強いたくらいであります。それが今日残つて軍隊の教練を止めて修養することになつておるのでありますが、主として農村において農事教育を施すということになつております。これが今普通の師範学校が専門程度になりましたならば、一つに統一してよさそうに我々は思う。
青年師範学校というのは、青年学校の先生、これはいわゆる鍛錬、軍事教練の先生ではなく、職業的な勤労を指導する先生を養成する学校であります。で青年学校の高等学校ができますると、来年から廃止されることになりますので、従つて従来の青年学校の教師を養成するための青年師範学校というのは、存在の基礎がなくなることになるのであります。
二千億と申しますと、昭和十二年から昭和二十年までの軍事費の總額が、あたかも二千億にちようどなるのでありまして、まさに昭和十二年から昭和二十年までの戰爭經費というものを、昭和二十二年一年に使おうということになるわけであります。税收入におきましても、昭和二十年から二十一年には倍額に上つて二百十四億になつたということを非常に驚いたのであります。
私は今第一次大戦の時、ドイツの社会民主党が軍事予算に賛成したあの歴史的な日を想い起すのである。それはその後のドイツ社会民主党の悲惨な運命を決定した。それは結局においてドイツ民族を破滅と滅亡に追いやつたのである。私は社会党の人々にはつきり告げたい。
國民政府と中共軍との軍事的なあるいは政府的な推移のまにまに自分たちの運命が左右されておるというわけで、非常に精神的に苦痛を味わつておるそうであります。ソ連の方面は割合に人の關心を得ておるのですが、この中共地區におる人に對しては、國會も國民も割合に關心が薄いと思うのであります。
○飯島説明員 御承知の通り現在瀬戸内海國立公園の區域になつておりますところは、從來の軍事的施設のあるところ竝びにこれに關連した地域を除外いたしたために、非常に狭小なる區域を一應指定しておるわけでありますが、目下の國際観光情勢に對処いたしますために、區域外であります要塞地帶あるいは景勝地等を含めました瀬戸内海國立公園の區域の擴張を計画中でございますので、御請願の御趣旨の兵庫縣西南部海岸竝びに家島群島を
それから第二の戰時中鐵道におきまして強制的に買い上げたものを舊所有者に優先的に拂下げをしてもらいたいという請願でありまして、この請願者は栃木市の栃木驛前に住居をいたしておりまして、戰時中は旅館業を營んでおつたのでありますが、昭和二十年の七月運輸省よりの申込みがありまして、どうしても軍事的な問題からこれが必要だというので、旅館業をやつておりましたのを廃止しまして、その使用しておつた建物百七坪餘りと、電話
而して右の補正において、当初予算に計上いたしました公債金収入をも普通歳入により賄うことといたしましたので、年間を通じて、形式的にも実質的にも歳入不足のない予算の編成を見るに至つた次第でありまして、これは多年臨時軍事費等の統計において、歳入の五〇%以上を公債財源に依存し來りました我が國の財政に取りましては、正に画期的のものと申さなければならんと思う次第であります。
強度の軍事的、官僚的統制によつて、國民の自主的な企業家精神、自主的な労働意欲が圧殺し去られたことは、すでに戰爭中の経済統制においてわれわれの体驗済みのことであります。
しかして右の補正において當初豫算に計上した公債金收入をも普通歳入により賄うことといたしましたので、年間を通じて形式的にも、實質的にも歳入不足のない豫算の編成を見るに至つたのでありまして、これは多年臨時軍事費との純計において歳入の五〇%以上を、公債財源に依存し來つた我が國の財政にとつて、まさに畫期的のものと言わねばなりません。
しかして、右の補正において当初予算に計上した公債金收入をも普通歳入により賄うことといたしましたので、年間を通じて形式的にも実質的にも歳入不足のない予算の編成を見るに至つたのでありまして、これは多年臨時軍事費との純計において歳入の五〇%以上を公債財源に依存し來つた我が國の財政にとつて、まさに画期的のものと言わねばなりません。