1948-06-29 第2回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
さらに、労務者用物資につきましては、労働者の実質賃金の確保と、労働生産性の向上をはかるため、これが適切円滑な配分を期することが、特に必要でありますので、今回労務省関係機関において、配給計画の基礎資料を蒐集して、配給計画の決定に参加し、また一般物資につきましては、物資割当配給券の交付、並びに割当後の査察等に関する事務を担当する等、積極的にこれに関与することになりましたので、労務者用物資の配給に関する機構及
さらに、労務者用物資につきましては、労働者の実質賃金の確保と、労働生産性の向上をはかるため、これが適切円滑な配分を期することが、特に必要でありますので、今回労務省関係機関において、配給計画の基礎資料を蒐集して、配給計画の決定に参加し、また一般物資につきましては、物資割当配給券の交付、並びに割当後の査察等に関する事務を担当する等、積極的にこれに関与することになりましたので、労務者用物資の配給に関する機構及
従つてあれを基準にとつたということであるならば、今度の賃金水準の方に、政府がとるところの授業料というものが、いくらかの割合で反映していかなければならないことになつて、まことにこれはめんどうな問題を起すと思います。
これは定期などというものは旅客が少いのだというような考え方は当らないのでありまして、賃金の上から考えましても、定期の收入というものは数十億に上るのでありますから、相当巨額の收入なのであります。こういう問題を「運輸大臣がこれを定める」ということは、どういう観念からこういう案をおつくりになつたのか、そこのところをひとつはつきり伺いたいのであります。
これはやはり相当賃金ベースその他の改訂によりまして、再三改正を要するものと考えますので、そういう意味合において、政令を以て定める手当といたしたのであります。
(拍手)かくのごとき重大なろことが、国鉄の賃金値上げ反対運動の一環としてなされるということは、私は國家のためにまことに容易ならざる重大事であると思うのであります。
新しい賃金ベースには、もちろん盛りこまれている。品質については十分に吟味をし、適正化に留意をする。配給タバコの値上げは最小限度に食い止めて、一般大衆の生活になるべく影響Lないように努めてまいつた。やみタバコ撲滅については万全を期する。値上げ後の売行きには相当自信がある。葉タバコの収納には改善を加える。
このタバコの値上げをすることは、それ自体がすでに必需品の域に達しているのでありますので、たとい質金を上げたとしても、そのバランスはとれなくなり、物価と賃金の悪循環を来すおそれが十分にあるのであります。政府がいくら健全財政を唱えても、これでは財政的に破綻を来すことは火を見るよりも明らかであります。
○松本説明員 お尋ねの作業賞与金の問題でありますが、実は現在の規定の上では、作業賞与金は、給与者の働き高に応じた金高を給与する賃金制ということになつておらないのでありまして、これは恩典的に給与するという性質をもつておりますから、ただ単に働き高だけではなくして、本人の現在属するところの階級とか、本人の行状とかいうものを斟酌いたしまして、その給与額がきめられております。
○野坂委員 それからその次に、ここにいろいろ皇室費として、たとえば手当、給与金とか、賃金、それから役務費とか、いろいろなものがありますけれども、これと税との関係はどうなつておりますか。普通に課税されておるのか。たとえば所得税の関係とか、これはずつと上は天皇から、下のクラークにいくまでの間です。
ただいまお尋ねの宮廷費のうちにありまする、たとえば賃金等によりまして、所得税を控除して支払いをするという方法をとつております。
先ず被保險者の標準報酬に関しましては、現在は最高五千百円の第十七級までと定めてあるのでありますが、最近におきまする賃金の上昇に鑑みまして、更に十級を追加いたしまして、その最高を八千百円といたした次第であります。次に被保險者の資格に関しまして、今般國、都道府縣及び市町村等に使用せられる公務員についても、健康保險の被保險者とするようにいたしたのであります。
それで今お話のようなぐあいに、各業者がなるべく統一されたような價格があつて、それを内示することが望ましいと言われましたが、この点もごもつともでありますが、たとえば大阪における業者の場合、しかも発行部数、あるいは展示するのが自分の勢力圏だけと、東京都の書籍会社が全國的にやる場合、あるいは関東地区だけの場合、これはそれらの地方的な賃金の諸情勢、運賃、こうしたようなことで、必ずしも統一されないと思いますし
○岩木政府委員 それは先ほど申し上げました通り、見本展示会に、十万部の場合には、あるいは五十万部の場合、百万部の場合にはこの本がいくらになる、但しそれには需要者に届けます予想日数とか、さらに見本展示会に出すまでに原料、賃金を発行者がよく檢討され、そうして十万部の場合にはいくら、百万部の場合にはいくらといつたような内容つきの展示方法を講じたいと思いますから、大体予想されるものと思います。
たとえばその部数に應じて需要者数の総計が十万部の場合だつたら一冊が何円何十銭だか、五十万部の場合なら何円南十銭、百万部の場合は何円何十銭、さらに需要者に手渡しいたしますまでの日数の予定日、その間に文部省と発行者側との原料、賃金諸物價を考慮したこれらの総合的な予想的な見積書というものは当然展示会に出すつもりをもつておりますから、全然不安定ではないと考えます。
しかし御承知の通りに、給與関係は現在における——言葉が少し悪いかもしれませんが、いわゆる労働攻勢の激しい中で、ぞの中で一番大事なことをやつておりまして、從つて賃金ベースの改訂ということになりますと、いく晩か徹夜でやつておるというようなこともあり、そういう関係の折衝をずつと続いてやつておりますので、ときによると人間でありますから、疲労困憊しておるところで、どうも言葉の上で親切を欠いたというようなことがあるいはあつたかもしれません
○林(百)委員 時局批判演説会とか、あるいは物價の問題、あるいは賃金の問題、税制の問題などについての各党の意見を聽きたいということで演説会をしたときはどうですか。選挙と全然別個にそういう生活に切実な問題について各党の聽きたいということで、各党の代表者の立会の演説会を聞くような場合はどうですか。
これが今回の物價及び賃金の改正並びに運賃改定後は総生産高におきまして、大体推算でありますが、一兆四千六百億、これに対して國鉄以外の全運輸機関の運賃を算術的に足しますと、八百九億ということになりますから、その比例は五・五に相なります。
また國鉄のみでありませんが、官業事業において、すべての官吏が腐敗堕落した傾向が多いという問題は、結局私はそうした公正妥当な賃金を出さない、最低生活費に足らないところの賃金を支給しておるから、労働生産性が低下し、あるいは不正が行われるのではないかというふうに解釈しておるわけでありまして、あなたの管下であるところの國鉄の労組は五千二百円ベースを要求しておる。
○堀江委員 鉄道賃金値上げの問題は、同僚議員からいろいろ質疑があつたわけでありますが、まだ私として了解のいかぬ点は、物價の値上げによつてこの運賃を上げなければならぬということはもちろん了解がいくわけでありますけれども、この運賃値上げの基本をなすものが、賃金においては三千七百円ベースをもつて打立てられている。
○苫米地(英)委員 御説明はわかりますが、この寒冷地手当というものは、なかなかなまやさしく出てくるものではなく、これは必ず要求が起つてくるし、ここにこの政府の企図しておられるところの賃金ベースというものがこわれるよほど大きな原因も起りはしないかと思うのであります。北海道廰の調べによりますと、二十二年度の札幌市における燃料費は、月平均一千一百五十四円八十九銭ということになつております。
不可能であるばかりでなく、今繰返してむし返すことはやめますけれども、賃金ベースの問題、また物價の現実の動きをみての賃金と物價の基礎というものについて疑いをもつておりますので、私はこの予算をお急ぎになるならば、むしろこの補正予算、またそういうものを檢討するために、近い將來において臨時國会召集する、こういう態度を一方で明らかにされて、現在の予算と切り離して、早急におきめになるということが賢明ではなかろうかと
しかしながら、政府が本予算に設定いたしました賃金水準三千七百円については、わが党といたしましては、過日來これに対する愼重なる檢討を続けてまいつてきたのであります。
いま一つの点は、勤労所得者の場合におきまして、大体四、五月ごろの実質賃金を確保する、こういう建前で税制の考え方もできておりますが、このことはやはり現実といたしましてやむを得ないではないか、と申しますのは理論的に申しますと二千四百カロリーの飲食費が全体の生計費の六〇%、こういう有力な一つの主張もございますが、これは今の日本の経済力から申しますると、どうもなかなか実現困難な生活水準でありまして、現在の実際
○平田(敬)政府委員 今正確な数字は持つておりませんが、三千七百円ベースをいわゆる農村方面だけの賃金に限りまして平均いたしますと、三千七百円ベースよりも相当低いことになるのではないかと思います。
生産がどうなるかということは、賃金、物價の惡循還をさせるかさせないかということにも関連すると思いますが、今の大体の情勢では、生産は今よりも少しずつ伸びていくのではないかという観測をすることは決して甘すぎる考えでもない。内外の情勢から考えまして漸次生産は上昇線をたどるものである、こういう考え方ができると思います。
なお第五條につきましては、禁止事項の中でいろいろその通りに実行せられまする場合には、経営者團体としてまことに迷惑な点がうかがわれるのでありまして、たとえば第三号、第四号の中に対價の統制という言葉がありまするが、この対價というものの中に一体賃金が含まれておるかどうか。
○野溝國務大臣 これは御承知のごとく、大体は中央の賃金ベースともにらみ合わせていたしますけれども、自治体といつても生活力が中央と同じような場所もありましようし、あるいは非常に生活環境が容易であるという場所もありますので、全部を科学的に立ててやるということはできません。大体中央の賃金ベースなら賃金ベースの線に沿つて、彈力ある立て方をやつておるのでございます。
安定本部総務長官でも出ましてお答えした方がいいような御質問かと思いますが、一應簡單にお答えだけ申上げますと、おつしやるように賃金と物價のいわゆる惡循環と言われておるものをどこにおいて断ち切るかという点につきましては、これは現在政府或いは日本経済全体が一番悩んでいる問題ではないかと思います。
○天田勝正君 政府が補正予算を出す場合に、大抵その説明は賃金が上つたからだ、こういう説明を私共は聞いておるわけであります。
○政府委員(渡邊喜久造君) 公定價格の値上りが、七割乃至八割程度に止ままば三千七百円の平均賃金水準で以て、現在の実質賃金程度のものが、ほぼ維持されると、かように考えております。
中央経済査察廳は、國民経済の調和ある復興を図るため、物資の生産、配給及び消費並びに物價(賃金を除く。)に関する経済統制を円滑に実施することを目的として左の事務を掌る。 同條同項第三号乃至第六号を順次一号ずつ繰り下げ、第七号を第三号とし、次のように改める。
ただそれが私の申しましたような事情がありますので、賃金ベースは予算編成の上において必要やむを得ないからきめたものである。きめた以上は、この予算を維持するために、ある程度これを確保していかなければならない。それを維持していかなければならないということも認めるのであります。しかしながら予算と賃金の実際については、何らの関係をもつておらないと考えるのであります。
しかしながら、予算を編成いたします以上、賃金ベースをきめなければならぬ。それでお説のように、賃金ベースが一應どこかで高い標準が出ますと、右へならえで、事情、原因等のいかんにかかわらず、そういう方向へ非常な速度でくつついていくというような傾向があります。
○苫米地(英)委員 賃金と物價の問題についても、各同僚からいろいろ微に入り細をうがつて御質問申し上げましたので、これ以上お尋ねするのもいかがかと存じますが、少し角度をかえて御意見を伺つてみたいと思うのでございます。
ただ所得税を具体的に立案する場合におきましては、前々から申し上げておりますように、実際において賃金なり物價の状況がどうであるか、國民の所得の変動状況がいかがになつておるかというような点、それから一面におきましては財政需要がどの程度か。
ただ今御指摘の現行統制が打ち立てられた当時と、賃金、物價の現状と比較して、引上げ方が少いという見解に対しては、私どもさよう考えておりません。大体今の税制は千八百円ベースの時代における予算計画の一班として引上げたのでありまして、賃金水準はその当時に比べまして約倍になつておる。
賃金がどういう変動状況を示してきたか。それから農業所得、営業所得等の状況、現実問題としてやみ所得等の状況はいかになつておるかというような、いろいろな角度から勘案いたしまして所得額ができて、それに扶養家族の控除等の額をそれぞれ檢討いたしまして、きめておるような次第であります。
ただこういうような國家的財政、或いは國民生活の非常に苦しい現状でありまするので、國の予算にいたしましても、或いは農民の最も大切な米價の問題にいたしましても、或いは中小商工業者に対する課税の問題にいたしましても、或いは勤労階級の賃金の問題にいたしましても、すべてどの面を見ましても、極めて不十分な状態に現在あるわけであります。