1948-06-15 第2回国会 参議院 財政及び金融・商業連合委員会 第3号
財政及び金融委員 委員長 黒田 英雄君 理事 波多野 鼎君 伊藤 保平君 委員 玉屋 喜章君 西川甚五郎君 松嶋 喜作君 山田 佐一君 石川 準吉君 木内 四郎君 田口政五郎君
財政及び金融委員 委員長 黒田 英雄君 理事 波多野 鼎君 伊藤 保平君 委員 玉屋 喜章君 西川甚五郎君 松嶋 喜作君 山田 佐一君 石川 準吉君 木内 四郎君 田口政五郎君
○委員長(黒田英雄君) 他に御質問がございませんければ、財政及び金融・商業連合委員会はこれを以て終ることといたして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
政府は最近における賃銀物價等、経済諸情勢の推移に即應して國民の租税負担を調整合理化すると共に、財政需要に対應して租税収入を確保する等のため、税制の全般に亘り改正を加えることといたしたのであります。
この法律を作るに当りまして関係官廳でありまする大蔵省、農林省、地方財政委員会並びに関係筋と隔てない打合を了したものであります。衆議院に提出いたしまして、去る六月の八日の財政及び金融委員会で決議されまして、翌九日の衆議院の本会議でこれが決定を見たのであります。そうして参議院に送付になつたものであります。何卒御審議の上速やかに御協賛を願いたいのであります。
○深川タマヱ君 これは厚生委員の方から特に財政金融委員の方々にお願いしてくれという申出があつたことなのでございますが、この在外同胞で未だ歸らない人の中には、参勿論最初から軍人として召集されて行つて歸らないいわゆる未復員者の方がございますけれども、その他に最初から軍人として召集されたのではなく、居留民としておりまして、生業に従事しておりましたのが、戦時中とか終戦後にその人達の技術なり労働力が利用されまして
又かかる試驗研究の結果に基く諸成績の普及滲透に関しましても種々努力が拂われ、最近におきましては特に指導農業を中心とする普及方式を採用して参りましたが、農業会解体後における諸情勢並びに國家財政等の点をも考慮いたしまして、今般組織的に普及技術者を設置し、これにより技術普及を図るところの方式を採用するところの方式を採用することになりました。
併しながら制度そのものと、協同組合とは形式的には直接の関連は何らないのでありまして、この普及事業は國とそれから都道府縣とが財政的に協同をして、そうしてこの普及事業を進めて行こう。御承知のように協同組合は從來の農会と磯いまして、任意加入の團体であります。こちらの普及事業につきましては、協同組合員のみを対象にしてやるとか、或いは協同組合を対象にしてやるとかいうことではございません。
それから、これは私まだ研究しませんから正確に申上げることはできないのでありますが、この法案を見ますると、國で出す半額は府縣が負担しなければならんような意味合いになつておると思いますが、この場合において、地方財政においてこれだけやはり殖えるのであります。
第四は、現在きわめて窮迫しております地方財政の増收に寄與し、幾分でも大衆課税を軽減し得るということであります。 実收益が幾何であるかは、これを確言することはできないのでありますが、現在の競馬の状態から判断しまして、各府縣に一箇所宛の競輪場を完備いたしますれば、年間少くも百三十億円の收益をあげ得るものと存ずるのであります。
それで現在赤字で悩んでおる企業に対して、赤字をなくしてしまおうということにいたしますならば、國家財政はおそらく千三百億あるいは千四百億の金を要するであろう。かようなことは、とうてい今の財政においてできることではありませんし、またそのこと自体がインフレーシヨンを抑えるために最上の策でもない。
これらに対しましては、その路線の敷かれております地方の生産の状況、輸送いたします人員並びに貨物の現状、いろいろ地方の財政関係などをよく調査勘案をいたしまして、そうして今後の研究をいたしまして、これが拂下をなすべきか否や、必ずしも私は今までとられてまいりましたように、絶対に拂下はしないという理由も当らないと考えております。
從つて私はこの四千億近い一般会計の予算は、この秋あるいは年度の終りには、必ずこれと同じような追加予算を計永しなければならぬということを考えておりますので、われわれは三千七百円基準は、いかなる政府がどきましても、現在のような財政経済政策を担当している限りにおいては、維用することは困難であると確信しております。
○大塚公述人 その点は今も申しました通り、こまかく研究いてしておりませんので、そのいとまがないものですから、はつきりした見解を申し述べることができないのでありますが、先刻も申しましたように、われわれの立場から申しますと、四倍という大巾の通信料金の値上げをせられるということは、一般の物價の状況とにらみ合せ、かつ國家の財政の健全なる均衡を確保するための措置として、またその他いろいろな條件を総合的に考えて
で、ただいま小包書留に対しましても公正妥当を期したつもりで申し上げたのでありますけれども、それが公正妥当とあるいはお聽きとり願えなかつたのかもしれんと思いますが、私どもはここに公述の冐頭に申し上げました現内閣の財政案なるものが健全であるかどうかということを圧問に申し上げたゆえんのものは、現在の立案されてある予算が公正妥当であるかどうかということを疑問に思つたがゆえであります。
併し從來ございました官房研究所その他の檢査がやかましくて、特にこれだけをやれというような御指定だそうでございまして、無理に、私共から申上げますと、この赤字財政のときにああいう程度のものを左程嚴重に檢査を実行して高價な金を拂わなくちやいけないのは、片方を申しますれば三分の二程度のものででき得ないのか、こういう問題を今後如何ようにお取扱いになるか、尚又こういう鉄道の一般購入品につきましての査察員というようなものをお
木船保險組合は、一定の船舶を所有する者を強制加入組合員としますことにより、保險の事業規模を確保できますと同時に、その事務費について政府の補助を得るほか、その引受保險を政府に再保することにより、組合の財政基礎を強固にすることができ、かかる制度のもとに終戰までその事業を行つてきたのであります。
○大池事務總長 財政法第十五条の第四項で、國が債務負担行為をなした場合は、どういう債務負担をしたかという調書をつくつて國会に報告せよということが出ております。そのために初めて昭和二十二年度國庫債務負担行為総調書というものの報告を受けておるのであります。
しかしながら國の財政確保のために行わんとするのでありますからして、できるだけこれを適正に決定して、そうして一般消費者にもあまり苦痛を與えないようにすることが、必要であると思うのであります。 かつて「新生」の発賣がありましたが、これは申すまでもなくまことにその内容が伴つておりませんので、予定の賣上げが得られなかつたのであります。
われわれは学校で経済学を学び、財政の講義を聽きましたが、健全財政とは、なるべく國の收支は税によつて賄うべし、公債を出してはいけない。こういうふうに教わつてきたのでありますが、今日はこの健全財政を企図すべきはずの税金が、むしろインフレを促進しているという実情であろうかと思うのであります。
○早稻田委員長 これより財政及び金融委員会を開きます。本日は予定の通り公聽会を開くことになつておりますので、ただいまより開会いたします。 本日の公聽会の問題はたばこの値上げについてでありまして、去る六月一日本委員会に付託いたされました製造たばこの定價の決定又は改定に関する法律案の審議に関連するものであります。
○國務大臣(栗栖赳夫君) 第一の点は、石橋財政及び栗栖財政、北村財政は、性格、実質の内容においては変りないけれども、計数とを膨張しておる、何か新しい構想に基くところはないか、こういう御質問であつたと思うのであります。
それから予算については、これは勿論責任を持つて提出いたしました財政の責任者といたしまして、只今組替等は考えておりませんが、勿論総理より答弁がございましたように、國会の審議権はどこまでも尊重いたしますことは当然でありまして、これについて國会の御意志で御修正になる場合には、勿論歳入歳出のバランスの取れる御修正があるものと期待しておるのであります。このことは当然のことであると存じております。
今回の物價補正に当りましては、物價、賃金財政その他各方面の総合的見地に立ちまして、又財政赤字から生ずる通貨増発がインフレーションを高進させる重要な原因であることをも考慮いたしまして、国鉄、通信、煙草等の官業についても、値上げを行うことといたしました次第であります。
そこでそういうものに對しては國が大部分費用を負擔し、地方廰がその一部を負擔するということになつておりますが、現在地方の財政というものは、御承知の通り非常に極度の窮乏になつておりますので、勿論一部の費用でも負擔し得ることができるかどうかということを私共は非常に疑つておるのであります。
そういたしまして特別所得税で多少お医者さんには賦課の率を軽減することにいたしまして、これではたしてお医者さんにとつて御満足いくかどうか非常に心配をいたすのでありますけれども、敗戰後の財政窮乏しておる今日、どうもこの辺で折合うよりいたし方がなかつたというのが私の氣持であります。
この事業税の問題は、もちろん地方財政一般の問題の一環でございまして、その中に事業税という費目がありまして、その中に一應医者及び弁護士、これらが自由職業として、事業税の中にはいつておつたのでございます。それは一應閣議におきましては、大体決定の段階にあつたのでございます。
今日まで私と野溝さんと相当この問題について議論を重ねたのでありますが、國家財政、殊に地方財政の非常に窮乏しているということは、野溝さん御就任前に、私は地方財政委員長として暫時その職にありました関係上、よく知つているのであります。
とありますが、それにもかかわらず政府の唱える健全財政のために、個人の自由および幸福を犠牲にして、本案が立案されたように考えるのであります。これに対しまして当局はいかようにお考えになるか、まずお尋ねいたしたいと存じます。
御趣旨一應御尤ものようにも存ずる次第でございますが、現在は御承知のように、敗戰後の日本の財政は非常に逼迫いたしておりまして、租税体系を中心にこれにつつかい棒をする意味におきまして、專賣益金に多分に依存しなければならない現状でございます。こういう現状は、私聞いておりますところでは、諸外國におきましても同樣の状態だと傳え聞いております。
財政金融委員内藤友明個人としての意見でございます。
しかしながら、現下の物價事情並びに財政状態に照して考えますならば、現行の印紙額ないしその定め方については、きわめて不合理なものとなつた点が、多々あると言わざるを得ないのであります。かような見地から、この印紙額に適当な改正を加えて、実情に即し得るようにすることを主眼といたしまして、この法律案を提出した次第であります。以下本改正の要点を申し上げます。
すなわち一年ごとに予算を新にして所期の経済効果をあげるごとく工事を実施するのであるが、國庫財政と資材の状況により、遺憾ながら必要工事量を実施し得ないでいる。しかし宮古港は國家的に見ても重要度の高い港湾であるにもかかわらず、施設が貧弱であり、請願の趣旨は十分了承されるので、國庫財政の許す限り善処したい。 —————————————
政府としても、この見地から、災害復旧工事に対しては常に短期完成を目途し、重点を指向いたしているのであるが、國庫財政の逼迫からとかく御期待に添に得ない遺憾な実情にある。
昭和二十年災害及び二十一年災害に対する國庫補助残高もなお、巨額であるが、現在の國庫財政の状態では、これを昭和二十三年度で完結することは甚だ至難である。目下請願の要旨に添うべく折衝中である。なお高率助成の点については、政府は地方財政の状態を考察して、財政援助の方法を最適と考えてする次第である。 —————————————
本会議においても、單に財政金融面からこの中間安定を策するというのでなしに、そういう方面にも非常に重点を置かなければならぬということを申した趣意も、そういう点にあると思う次第でございます。
そこでかりに政府がこの推定をされるとしても、もつと低い程度に予算を圧縮しておいて、そうして私が先ほど申したような、いわゆる財政インフレを産業インフレに切りかえていくということの予算をお組みになつた方が、いわゆる財政の健実化をはかり、予算の確実性をそこにもつてこられると考えられるのであります。
○稻村委員 私の質問は、何もこれがただちに安定恐慌にいつておるというわけではないのでありまして、どつちかというと、インフレが変則的な形をとつてきて、一方においては財政資金が廣く撒布されていくために、先ほど大藏大臣と問答したときのように、むしろインフレーシヨンは促進されていく傾向にある。
衆議院と参議院において財政に関する本会議の質問が行われております関係上、予算委員会の審議が不可能の状態にあります。なお、本会議の質問終了後には、参議院において予算の事前審査が行われ、衆議院の予算委員会の審議に支障を来すおそれがあります。よつて運営委員長とも御協議の上しかるべきお手配を願いたく、目下の情勢では予定の進捗は困難にも考えられます。 こういう要旨の手紙が来ております。
こういつた財政状態のもとにおいて、鉄道の赤字を一般会計から賄おうということは、ほとんど不可能に近いのではないかと思うのであります。借金をしてやつてまいるのと同樣なわけで、こういつた赤字を借金で支弁するということはまことに事理不穏当なことである。
このたび財政法第三條が施行されることになりまして、國民の代表であられる皆樣方によつて民主的にきめていただくことになりましたことは、私ども國鉄に職を奉じております者にとつては、從來一般國民の方々から、ややもすれば私どもの待遇改善のための運賃値上げであるというように考えられてまいりました誤解を一掃できるようになりまして、この点は衷心から喜んでおるのでございます。
しかしながら今日わが國の財政の現状が、実に危急存亡のときに逢着しておるということに鑑みまして、私はいたずらの親心を知らざる子供の立場からの、一方的なる要望をあえてなそうとは考えないのであります。この際において適当なる歳入の財源の代案をここに発言いたしますとともに、この値上げの率というようなものについて、多少の御考慮を願いたいということが、本日私の公述いたしますところの本旨なのであります。