1948-12-09 第4回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
專賣益金の増加をはかるというような財政的角度からのみではなくして、そういうような國民経済的な角度において、こういう問題に触れてもらいたいということを特に要求いたしておきます。
專賣益金の増加をはかるというような財政的角度からのみではなくして、そういうような國民経済的な角度において、こういう問題に触れてもらいたいということを特に要求いたしておきます。
十二月、三月までの本財政年度において、十万七千トンの砂糖が入ると言われているのでありますが、來年度以降の砂糖の輸入状況というものは、今年の十二月、三月と同じような比率をもつて輸入され、そして一月一人に対して三百グラムという配給量が確定的に見通されるかどうか。この点もお聞かせ願いたいと思います。
そうしてこれに対して政府の考えておるところの行政整理は、実際上の出血をあらかじめ考えておるかどうかという点と、同時に特にこれは他の機会においても、私は指摘する場合があろうかと思いますが、この機会に申し上げて政府の所見を承りたいと思うのでありますが、一体行政整理をして当該年度の財政に寄與したというようなことが、日本の歴史にあつたでありましようか。
政府におきましてもこれが打開につきまして、かねて愼重なる考慮をめぐらし、必要なものから逐次手を打つて参つたのでございますが、現在の我が國全体の財政並びに金融の状況から勘案いたしまして、無制限に資金を送出することのできないことは又明らかであります。
第二問は、五千三百三十円ベースは実態生計費に基かず、專ら財政上の立場から決定しておるのではないか、さようのお尋ねでございますが、今回の給與の引上げに当りましては、実際の生計費を十分考慮いたし、民間の給與、一般國民消費水準等をも愼重に考慮いたして、他の半面におきまして財政の現状を勘案してその結論を得た、かようのことでございまするので、新給與は現在におきましては、政府職員の給與水準といたしまして誠に適当
次に赤字金融の問題につきまして、私が從來、今日の経済実相に即應いたして、他面において幅のある財政を展開し、その一面、これと相呼應して彈力に富む金融を標榜いたしておることに対しまして、中崎議員はすこぶる危惧の念を抱いておらるるやに拜聽いたしたのでありまするが、もとより赤字金融は、これをいたさないものでありまして、ただ彈力に富む金融におきましては、かねて銀行家として、深き御経驗の中崎君にして御承知の通り
それにもかかわらず、日本の経済財政の実情が、この取引高税によつてまかなわれるよりほか道がないというところの現実に即して、これをやむなく承認して参つたのでありますが、できることならばこれを撤廃したいということは、腹一ぱいであります。
○國務大臣(岩本信行君) お尋ねの地方財政につきましては、相当窮状にあることは了承いたしております。目下、全國各府縣、市町村に向つて財政の実態調査を進めつつありまして、きわめて最近のうちにその実態がわかりまするので、御心配の点もありましたその趣旨に沿うべく善処するつもりであります。
————————————— 本日の会議に付した事件 小委員の追加選任 地方財政に関する件 地方出先官廳整理に関する件 —————————————
○門司委員 ただいま委員長のお言葉でありますが、政府が今考えておりまする地方財政に対するものの考え方というものは、きわめて危險な形を私は示しておると思う。
更に次に、今度の予算が非常に地方財政を圧迫しておるという点を、我々自治体に職を置いておる者の立場として少し詳しく申上げたいと思います。 今度の予算の歳入面の方に、地方貸付金の回收三十五億円というのが計上されておるのであります。
それはつまうデセクラシーの國はどこから財政整理、或いは行政整理の声が上がり、どこから案ができるかということに意味があるのであります。その点に一つ力を置いて聽いて頂きたいと思います。
して見るというと、たとえ一般会計におきましてこの予算、我々の今見ておる予算が形式的にバランスを取つておつても、それは決して日本財政が何程か健全であるという証拠にはならないのであります。ですからしてどうしてもこの予算それ自身のみが問題なのではなくして、日本財政の建直しということが我々の目前の問題なのであります。
これに関しまして繊維製品は相当輸出貿易の中心ともなつておりますし、又國内においても間接税、織物消費税等によりまして、國の財政を賄う原動力ともなつておるのでありますが、今後その繊維製品に対する大臣の政策、方針を先ず承わりたいと思います。
折角財政面でインフレを阻止しようとしているのに、そういう金融面でこれを打破つて行くということは、これは私は問題だと思います。一應これは通貨を出して、そうして綿製品を賣れば、これは引上げになる筈でありますけれども、そこに回轉して行きますから、折角財政面でバランスを取つてインフレを抑えて行こうというときに、又そこに日銀から新らしく札を出すということは非常に問題であります。
そこで輸入される綿花の國内拂下のときには、價格を多少上げても、その差を國家の財政面に使用し、而も國民には豊富に綿織物を供給することによつて、闇で買うというようなことのために、平均して高いものが手に入るという、そういう点を矯正するというようなことは、大臣としてお取りになれないのでございます。
○林(大)委員 ただいまの御説明では実は不満足なのでありまするが、まず第一に三分の二を國庫から補助するという法律があるから、これはいわゆる憲法なり財政法なりの精神にそむかないという御答弁でありますが、私はそういうふうには思わないのであります。
從つてこれに対しては政府においては十分に対策を講じて、財政の許す限り失業対策の方面、また産業開発の方面、また人口收容の増大というあらゆる方面に重大なる関係のある事柄でありますから、思い切つた計画を立てて、思い切つた事業を実行いたさなければならぬと思つておるのであります。從つて私どもの所管におきましても相当思い切つた計画を立てております。
何となれば、あたかも財政上の問題を、單に國家に金がないからというような表現で勝間田さんがなされましたことは、この際はなはだ遺憾とするところであります。何となれば、今日國家経済上においての比重を、財政こそ最も重大なる要素でございまして、いまさら申し上げるまでもないのであります。
○雨森説明員 安定本部の建設局といたしましては、本年度の災害の追加として必要な額は約九十億見当あるであろうということを当初立案いたしていたのでありますが、國家財政の財源その他の関係で六十億になりまして、約三十億見当のものが不足したような形になつております。これは非常に遺憾なことでありますが、私どもの考え方といたしましては、結局三十億見当のものが現実に二十四年に繰越される形になるわけであります。
われわれとしては今後、一應現在融資されてあるものを返還するようなことでなしに、それは國庫補助以外の事業の進捗をはかるために、融資を短期融資から長期の方に振り向けてもらいたいというふうにわれわれは——これは主として大藏省とそれから地方財政委員会の問題でありまするが、その方に強く働きかけたいと考えております。
○田中(織)委員 そういたしますと、返さなければならぬ部分が当然出て來るわけでありますが、それを現在の地方自治体の財政関係から申しますと、そういうものを返す余地は全然ないと思うのです。
○説明員(上野陽一君) お説の通り、人事院としては、財政面は一切考えておりません。それから只今の前の御質問でありますが、この公務員のベースが上がりますと言うと、民間の労働者は、それをきつかけにして、又賃上げの運動を起すことが目の前に見えているのであります。
それからもう一つ、大藏当局にお伺いしたいのでございますが、要するにこの額は財政方面から來て、大藏省案は、結局これにせざるを得ないというふうにも見える、併しながら先程お伺いしますれば、数字的にこれが正しいのであると、官公職員の今日の給與はこれが正しいのであつて、人事院の案はむしろ多過ぎるのだと、こういうふうな説明でありますが、財政面の影響を少しも受けていないのでありましようか、その点を明らかに願いたい
○原虎一君 これは淺井人事院総裁は曾て言われたと思いますが、人事院の方は、その点は財政の考慮は全然拂わない、いわゆる民間の労働時間と、民間の給與で一本でやつている、こういうことになるのでありますか。
超過料金というものは元來日発その他の收改になるべきものである、こういう考え方もあるのでございまして、それが罰金という趣旨から、今財政收入になつておりますけれども、本來の性質がそういうものであるからして、これは必ずしも補給金と見ないでもよろしい。会社自体が非常に赤字に苦しんでおるときは、会社の出しておる電氣の超過使用量に対するものであるからして、これは一種の收入と見てもよろしいのではないか。
併しながら先程提案理由の説明がありました通りに、現状のままではこれからの物件はいずれも國有物件でございますので、財政法、会計法の適用を受けます関係上、時宜に即した能率的な処分が困難でございますので、今回この法案を御制定願いまして、もつと能率的にこれらの廃兵器を処分いたしまして、國の緊要な用途に迅速に活用いたしたいというのが本法案の趣旨でございます。
併しながら他分におきまして、これらの物件は國有物件として現に財政法、会計法等の嚴格な規定の適用を受けておりまして、現行法の下におきましては、事宜に即した処分を期待することは困難でございまするので、これらの物件の管理及び処分を産業復興公團に取扱わしめるにつきましても、進んで包括的に委任をして、同公團の手許で円滑なる処理ができるようにここに新たに法律を制定せんとするものでございます。
政府におきましては、本問題に関する限り、少数党なるがゆえに少数党に適当した案を提出いたしたのではないのでありまして、今日この段階において、何人といえども民間給與の水準、あるいは國民の消費水準、あるいはまた財政上の限界は、おのずからその間に判定が当然與えられることと考えられますので、かようの意味合いから、たびたび申し上げまするけれども、信念をもつてこの法案を提出いたしたのでありまして、これがただいま御指摘
かようなことを深く懸念いたしますので、いわんや財政的措置において、あまりに高きに失する場合には、必ずやそこに財政上のむりがかかりますので、それがまた物價を高騰せしめる要因になる。かようないろいろ複雑した観点にありますことを御了承願いたいと思うのであります。
○館委員 それでは質問いたしますが、大臣の説明要綱の中に、目下の財政事情ということが大きく取上げられておりますが、物價体系に及ぼす影響というものよりも、財政事情というものを取上げておる。
これに対して、これを遂行するにつきましては、可なり大きな経費を要するのでありまして、これに対して財政当局と折衝いたしておるのでありまするが、その際に或いは治山治水公債というようなものを出したらどうかという御意見でもあります。誠にその御趣旨については同感であります。
賃金の算定についても、労働大衆の厚生、生活の安定等を考えますると共に、政府としては財政その他の全面的研究からして、現在の予算に組んでおるようなベースに到達したのであります。その他のことは所管大臣からお答えいたします。
対しまして、これを更正いたします場合いろいろ面白からざる点もありはしないか、かようの御心配でございましたが、政府におきましては、今日その徴税機構の運用によりまして、租税の完納と正確なる徴收と、かようのことには深き関心を持ちまして、いろいろ施策これに集中いたしておる実情ではございまするが、併しながら只今お示しの通り、いろいろ困難な点もございまするので、他の半面におきましては納税者各位におかれましても財政
維持につきましては、現行法通り管理者にその所属する公共團体の費用をもつてこれを行わしめるべきものと考えられますが、修繕につきましては、多年のやむを得ざる事情のため、その費用が増嵩の一途をたどり、現状においては、地方においてのみこれを負担することは、地方財政の面からも、すこぶる困難であると考えられるのでございます。
政府におきましては、本新資金ベースを決定いたしまする場合に、本新賃金ベースが高きに失するときにおきましては、必ずや民間の資金の上に悪影響を及ぼしますことは、火を見るよりも明らかなのでございまして、さような観点に立ちまして、物價並びに資金の面に悪影響を及ぼさないその限界がまず求められたのでありまして、他の反面におきましては、財政的の限界をも勘案した結果といたしまして、新給與ベース五千三百三十円は、今日
第三の、災害救済に対する予算が少ないではないかということにつきましてはまことに今日の財政上いたし方なしといたしましても、今日できましたものだけでは十分とは私どもも考えておりませんが、財政一應六十億の範囲がきまりました。
電氣通信事業につきましては、從來その赤字を電話事業の財政におぶさつておる関係がありますので、なるべくただいま申し上げましたような改善方策によりまして、できるだけ少くして行きたいと考えておるわけでございます。
私どもはなるほど、從業員が年の瀬を控えまして、乏しい收入あるいは乏しい財政の状態にある実状は察するにあまりあるものでありまして、それにはできるだけの努力をしてやりたいという氣持を失つてはおらないのでありますけれども、たまたま多数を擁して紛爭を起すようなことは、当局のみでなくて労働組合側にもとり得ないことであるということは、はつきり堅持して行きたいと思つておるのであります。
一面國家財政の窮乏の際、その増收をおはかりになつておるのは想像にかたくないが、そこに何らか事情がありましたら、この席上を貸りて模樣を拜聽したいと思います。
從いまして現在の法制の下におきましては、地方におきまして地方の知事限りで以て措置ができるように法令上は相成つておるのでありまするが、中央の財政当局の方針といたしまして、現在の地方財政の状況から見まして、現状からは免税をいたすことは適当でないという方針をとつておるようでございます。
私共としては、今まで非常に努力いたしましたが、財政上の関係で、財政措置としての金が少かつた。併し増産上の立場から見ると、できるだけ早く復興させたいという立場から、お話のように預金部資金で処置をとりましたものにつきまして、これを暫くもう少し扱つて、そうして事業の遂行できるように今折角努力いたしておる最中であります。
これはもとより補助費としては十分ではございませんが、今日の財政の状況から見まして、これ以上補助費を増額いたすということはできないのであります。そこで年度内は御承知の通り、もう來年の一月から三月までの三月であります。この期間等をにらみ合せまして、最も急ぐべきところの緊急地点の復旧に努めたいと存じておるのであります。
なお地方の貸付金の回收につきましては、いろいろ地方に対しまして、今回中央よりの財政的な援助が與えられる結果に相なります。のみならず國庫の財政におきまして、竹谷さん御承知の通り、今日なかなか容易ならざる段階にありますので、その貸付金の本來の趣旨から見まして、当年度におきましてこれを返していただくのがまことに適当である、かようのわけで計上いたした次第であります。
竹谷君の御意見のごとく、地方財政委員長の立場からすれば、それは償還年次が來ておらぬものをとる、こういうことは地方團体としては非常に困ることであると思います。しかして地方財政委員会といたしましては、ただいま地方財政の実態調査を遂げつつありまして、中に余裕のある地帶が発見できれば、借りたものを返すように努めることもけつこうであろうと存じます。
維持については現状通り管理者にその所属する公共團体の費用をもつてこれを行わしむべきものと考えられるのでございますけれども、修繕につきましては、多年のやむを得ざる放置に伴いまして、その必要といたしまする費用がますます増高の一途をたどりまして、現状におきましては、地方においてのみこれを負担することは、地方財政の面からいたしまして著しく困難なのでございます。
これはだからと言つて、やはり今までの法通り、管理者にあくまでやるべきだということも言いにくいじやないか、地方の現在の経済財政状態から申しましても、少しむりじやないか、何とか当分の間——これが少くも戰前の程度に回復するくらいまでは、國でもつて助成すべきじやなかろうかというわけであります。
○政府委員(竹下豐次君) お尋ねの点は一應御尤もこのとであると存ずるのでありまするが、ただその公共性を持つことの程度におきましては、二つの企業体が或る程度の相違があるということは認めなければならないかと思いますけれど、一方又いずれも全部國家の資本を以てやつている仕事であるということと、そうして專賣の事業におきましても、その收入の点などから考慮いたしますというと、國家財政の大きい部面を占めているのでありまして
当時の政府の財政事情を考慮に入れまして、原案に一應賛成いたした。しかもその賛成いたしますについては討論に際しまして、今後値上げの場合におきましては、大衆の負担となる配給タバコのごときものの値上げはぜひ差控えてほしい。かような希望條件をつけておいたわけであります。この点は速記録において明らかであります。
最初ピースを六十円に値上げする案は、予算の編成当時、政府部内でもいろいろ議論があつたので、結局財政全般の事情から六十円にすることになりました。最初は六十円の値上げということは、まだ政府部内でも案が出ていなかつた。昨年度のうちに、二十三年度のピースの販賣数量を九十億本と見たのであります。全体が五百五十億本でありますが、ピースはそのうちの九十億本つくつた。
その重過ぎる税負担というものがどこから出て來るかと申しますると、結局國の財政の上において、國民の力よりも財政規模が大き過ぎるというところから出て來るのであります。問題はそこまでさかのぼつてこれを解決して行くのでなければ解決がつかないのではないか。そこまでさかのぼつて問題を解決するということは、言うことは非常に簡單でありますが、実際問題として非常にむずかしい。