1947-12-07 第1回国会 参議院 本会議 第64号
而もこれらの原因が國鉄自身の中にのみあるとは考えられませんのでありまして、輸送力の確保は只今仰せになりましたように、日本産業経済活動の基盤であることは申すまでもなく、その産業の動脈たる國鉄がお話のごとき事情にあるということは、これは誠に遺憾の点でございます。
而もこれらの原因が國鉄自身の中にのみあるとは考えられませんのでありまして、輸送力の確保は只今仰せになりましたように、日本産業経済活動の基盤であることは申すまでもなく、その産業の動脈たる國鉄がお話のごとき事情にあるということは、これは誠に遺憾の点でございます。
私の見解をもつてすれば、この監督はやはり経済法則によつたところの自然的な監督ができると申しますか、採算が合うというような、ある程度独立採算制そのものをもたしていつて、それを大所高所から間接的に見ていくという制度に公團の制度をもつていくのでなければ、公團の制度というものは豫算を食い、なおかつ手數料をとつて一般の民衆にも御迷惑をかける、いわば國家の経済活動を非常にだらしなくする一つの制度になつてしまわぬとも
(拍手) 現内閣は中小商工業の振興については未だ何ら見るべき対策を講ぜず、むしろ先きに社会党において立案せられたる生活協同組合法案のごときは、生産、配給、貯藏、輸送、金融、保險等のあらゆる経済活動より社会的事業に至るまで凡そ何事と雖もなし得ざることないような廣汎なる事業目的を有する誠に常識をさえ逸したる奇態の法案であり、少くとも経済力集中排除法案とは根本において対蹠的のものであります。
○政府委員(佐多忠隆君) 非常に通貨発行量の問題は先程からもいろいろ御議論がありますように、あらゆる経済活動の緒論的な部分でございますので、そういう各方面について高い見識と豐富な経驗をお持ちの、特に複雜多岐な諸事情を身を以て体驗しておられる民間の知能の方々にお集り願つて、そういうところで御審議願つたら、更に実際に即した而も綜合的な結論が出るだろう。
本法案は、経済力の集中を排除し、自由経済の基盤に立ち帰らして、経済活動を盛んにするものでありますから、自由経済に立脚いたしまする自由党といたしましては、これに賛成するのであります。企業集中を高度化することを常に心がけて、國営國管を手始めに、すべての産業を國有國営にもつていこうとしておる社会党の内閣が本法案を提出されましたということは、何という皮肉の現象でありましようか。
はつきりと増産意欲を高めるやり方としては、やはり現実に即したやり方がいいのであつて、人間の経済活動というものは、最小の努力で最大に收獲を得ようとするのが本能であろうと思います。下品な言葉で言えば、なるべく樂をしてなるべく高い金をもらおう、こういうのが人間の本能としてあることは動かせません。
日本の炭鉱業は、あらゆる経済活動ときわめて密接に関係しておる。從つて國有化の提案を檢討する理由が十分にある。現在炭鉱業への補償金支拂いは、賣却價格より多くなつておるのが普通である。事実上政府資金によつて賄われているも同然である。また戰前戰時を通じて経営は大半、いわゆる國策会社たる日本石炭会社を通じて決定するところであつた。
次に自家用自動車に関する規定、即ち第七章の自家用自動車の使用についてでございますが、現在自動車は道路運送の中核といたしまして、産業経済活動の基盤でございまするに拘わりませず、現状におきましては車輛の供給も著しく不足いたしておりまするし、更に又タイヤ、ガソリン、薪炭等につきましても非常に不足をいたしております。
國民生活並びに経済活動には廣汎な自由が與えられました。議会政治の確立は正にこのような社会的基盤の下においてのみ円滑に行われたのでございました。然るにその後歴史は移りまして、資本主義は発展し、成熟し、そうして独占的段階に達し、又はいわゆる帝國主義的段階に達しました。この段階に達しますると、一方におきましては恐慌が勃発し、又資本主義体制は國際的に大きな危機に面しました。
ただ七百十五條が直接適用になつて、國家が賠償義務を負う私的な経済活動の場合等も考えられますので、そういう場合はむしろ民法がそのまま適用になる。また公権力の行使とかあるいは公の営造物等については、むしろ民法の準用的な意味、双方ひつくるめてまいるというふうに考えたのであります。
同時に現在の過渡的な経済危機状態を脱却した暁には、民主主義の根抵たる私的企業の経済活動の自由を回復することであります。而して人類進歩の源泉たる自由なる個人の創意を最大限に尊重し、個人の社会的、文化的な生活を向上せしむることが根本であります。この意味におきまして、民主主義こそは眞の意味における自由主義の実現であると信ずるものであります。