1947-10-15 第1回国会 衆議院 農林委員会 第33号
かようなことでは相成らぬのでありまして、われわれが少くとも片山連立内閣としてやる場合には、連立内閣としての限度がおのずからあるというところに意見が一致したからこそやはり片山連立内閣が成立して、未曽有の難局に對處しているわけでありますから、そういうことを申さずして、今度の米價問題につきましても、内閣それ自體の問題といたしましても、早急にやはり具體的に、經濟白書を組閣當初から發表されました片山内閣のその
かようなことでは相成らぬのでありまして、われわれが少くとも片山連立内閣としてやる場合には、連立内閣としての限度がおのずからあるというところに意見が一致したからこそやはり片山連立内閣が成立して、未曽有の難局に對處しているわけでありますから、そういうことを申さずして、今度の米價問題につきましても、内閣それ自體の問題といたしましても、早急にやはり具體的に、經濟白書を組閣當初から發表されました片山内閣のその
ただ組閣後一年經つか經たぬうちに提案されて、その間どれだけの研究があつたか知りませんが、いわゆる商工省案なるものが世間には傳わつておるのであります。しかも商工省案というものは、われわれは新聞だけで知つたのでありますが、いろいろな機關ができておる。その案がいつの間にやら棚上げされてしまつた。そしてしきりに猫の眼のよいに變つてきた。
そういう意味において政治體制というものももとより遺憾なきを期さなければならぬと思う、しかしながら現片山内閣は、社會黨、民主黨、國民共同黨の三黨連立の内閣でありまして、なるほど芦田外務大臣がただいまおつしやるごとく、形の上だけにおきましては一應擧國的な強力な姿に見えますが、その政治力の實體がいかに弱體空虚なものであるかということは、組閣以來今日までの現實の實績において國民のひとしく痛感することはもはやおおいがたい
現内閣は組閣以来四箇月に相なりまして、その間に私どもから見ますれば、石炭國管問題でもつて四箇月の時間を空費し、全部の勢力をこれに傾倒しておる。こういうぐあいに見受けられるのであります。その間に東北竝びに關東の大水害が起きたのでございます。これは必ず年々に起きることにきまつている水害が起きたのでございます。
たとえば經濟白書を發表いたしまして、わが國の經濟事情を診斷し、この通り悪いからこれを立て直してもらうようにしなければならない、こういう風に實相を國民に知らしめ、國民の協力を求めて、やみの撲滅に進んでいきたいと考えまするし、さらに政府は組閣後ただちに、國民運動に對して十分力を入れなくてはならないと考えまして、國民の自發的な、自主的運動のあがることを大いに熱望いたして、それぞれの團體に呼びかけておるようなことなども
ところが現總理大臣におかれましても、もしもほんとうに組閣以来活氣凛々たる政治をなさつておられましたならば、私はこの災害の何割かは防ぎ得たと思います。木村内閣のごときは、これは怠慢であつたという非難は隱れたる方面におきまして非常にかまびすしいようであります、私は木村内相の人物評も承りましたが、決して現内閣において責任なしとはいえないと思うのであります。
組閣後三、四ケ月はどうしても地均しに掛かるわけであります。かかる程戰爭の被害というものが現われて來ておるのでありまするから、その点を御了承願いたいと存じます。そうしてできるだけ早く兒童問題、婦人問題のために財源を捻出して、そうして社会施策の徹底に進んで行きたい。かように考えておるような次第でありまして、決してこれはこれ、あれはあれと分けて、今は何も手を付けないというような意味ではなのであります。
がすいぶんむちやなことをやつた弊害がたくさんあるのに鑑みまして、嚴にこれを取締まり、細心の注意を拂つていくようにしたいと考えておるのでありまして、その意味におきまして、政府は官吏機構の改革から、官吏道の刷新から、官吏は權力を振まわして上から下に臨むというようなやり方を一掃いたしまして、眞に國民のために働かなければならない、いわゆる國民の公僕の觀念に徹して官吏は仕事をしなければならないということを、組閣當初
社會黨は御承知の通り、組閣當時において政策の協定を受けておるのでございまして、社會黨の在野當時の政策をこの内閣の政策として行うことには相當の制約のある今日においては、私は經濟の面からいつても、物の面からいつても、政策の面からいつても、私の在野當時に書いたことを直ちに内閣の政策として行うことは困難な事情にあるということを私はお答えいたします。
そこで政府としては、追加豫算を組閣以來五囘の閣議によりまして、七月十七日に大體の數字を内定いたしたのであります。これは關係方面その他にもはかる必要がございまして、それがために今日まで遷延をいたした次第であります。しかしこれは本豫算の際にも、一月の初めから大體三月の初めまでの長い期間をかかつた特殊事情に基くものでありますので、御了承を願いたいと思います。
現政府は、組閣以來しばしば文化面の政策を発表せられております。文化の普及向上を口にせられておりますこと、まことに私は欣快と存じます。しかしながら、以上私が申し上げましたごとき実際問題が横たわつております。これをいかにお考えになられ、なお、これをいかにしてお防ぎにならんとせられまするか、文部大臣並びに内務大臣、司法大臣にも伺いたのでありますが、司法大臣は議席に見えません。
(拍手) 終戰後、國民精神の頽廃、遵法精神の欠如については、もはや周知の事実であつて、片山首相は組閣以来この点を慨歎せられて、一大國民運動を展開せられようとしているのであります。
殊に戰争犠牲者である家屋を失われた諸君に對しましては、非常に同情し、何とか政府の方でもいたしたいと考えておるのでありまするが、組閣早々危機突破の問題、食糧問題からインフレ問題、生産増強問題等の大きな問題が矢繼ぎ早やに参りまして、その問題に考えを集中いたしまして、いわゆる経済緊急對策というものをどうしても立てて、その實行に當らなくてはならない。
○國務大臣(片山哲君) この物價基準は、現内閣におきましても最も力を入れて研究いたしております點でありまして、組閣早々危機突破八項目に亙る政策を發表いたしました際におきましても、食糧の問題と竝びまして物價賃金の問題、生産増強に關する問題を取上げておることであります。
○國務大臣(一松定吉君) 御尤もな御質問でありますが、御承知の通り我が國は目下の危機を突破しなければならない重大な段階にぶつかつております故に片山内閣は組閣当時先ず探り上げましたのは危機突破に主力を注いで、今あなたの御不審を抱くようなことになつたのであろうと思うのでありますが、この危機突破の問題に対しましても、既に手を著けて、これらのものは著々その端緒に著きつつありまするから、これから先は今申上げまするような
現政府も、組閣以來経済緊急対策の一環といたしまして、食糧緊急対策を数次にわたり声明し、十月までに二十日間の計画遅配により、不足分のうち百五十万石を補い、残りの二百余万石は、縁故米、救援米及び超非常時緊急対策等により、國内食糧の総ざらいを断行せんとしておりますが、現在のところ、その効果はまことに遺憾ながら徴々たるものであります。
政府は組閣以來、新時代に即應する行政機構の改革につき鋭意力を注いでまいつたのでありますが、その一として内務省を解體し、臨時に内閣總理大臣のもとに三機關を設け、もと内務省に属する各事務の大部分を所管せしめんとするのであります。 御承知のごとく内務省は明治六年に置かれ、爾來その所管事務にたびたび變更があつたのでありますが、現在では地方行政、國内治安維持及び土木行政を主たる任務としているのであります。
政府は組閣後の最初の閣議において、あるいはその初めの方の閣議におきまして、勞働省設置の閣議決定をしまして、爾來勞働省設置準備委員會というものを設けて、官廳側、民間側から相當の員數を委員としまして、愼重にその目的、運營竝びに機構等について審議いたしました結果にもとずきまして、お手もとに配布したような勞働省なるものをつくるべきことが正式に決定されて、議會に提出し、既に衆議院は通過しまして、目下參議院において
食糧問題が、現下の政治経済生活の各方面にわたる最大喫緊の対策として取扱われ、政府におきましては、組閣以來極力食糧危機の実相を全國民に率直に発表するとともに、第一次、第二次、食糧緊急対策を策定し、さらに第三次のいわゆる超非常食糧対策を発表して、直面せる食糧危機の打開に死力を盡しつつありますけれども、水産業並びに水産物に対する施策が、実際問題としてきわめて非合理的に処理されておることは、業者としても、消費者
たとえば組閣早々にいろいろな情報がわれわれの方にはいつてきたのでありますが、なお情報の程度でありまして、不確定でありますから、單に情報があつたからといつて、すぐ司直の手を煩わすようなことは、誤解を招くおそれがあるというので、愼重な態度をその當時とるべきであつたと考え、その心境を何かの機會に語つたことがありますが、現在におきましては、言うまでもなくそういういろいろな事情にこだわりなく、良心的に嚴正中正
その新聞記事を私は拜見しておりませんので、正確にお答えいたしかねるのでありますが、さきに申しまするように、世耕事件以後にあつたことでなくして、組閣當初においていろいろ聞込みがあつたということに對して、私はそういう配慮をしておつたのでありまするから、そういう意味の言葉があつたかもしれんと思うのであります。
○片山國務大臣 現内閣は組閣まだ日が淺いのでありまするが、これに對しましては極力國民の窮乏を救うに役立たしめたいというわけで、經濟安定本部と官房長におきまして對策を講じておるのであります。できるだけ早くこれを出したいということについては、決して怠つてはいないつもりであります。
社会党は、組閣当時、この惡性インフレーシヨンを克服することが産業再建の基礎であると主張し、新物價体系をつくり、新賃金体系を発表したのであります。しかるに、すでに現内閣の一部で、將來すべての物價の暴騰することを前提において、われわれに米價を想像しろと言うことは、矛盾ではないでありましようか。 また政府は、從來農家から石五百五十円で買上げておりましたが、最近約千五百円で配給しております。
ゆえに政府においても、組閣以來食糧危機の実情を全國民に率直に発表するとともに、第一次、第二次食糧緊急対策を策定し、さらに第三次対策として、いわゆる超非常食糧対策を発表して、当面せる食糧危機の打開に渾身の努力を傾けつつありますことは、まことに当然の措置であると思うのであります。
組閣以來、いろいろと食糧問題に対する対策は講ぜられたのでありまするが、遺憾ながらすべては蹉跌を來しまして、今日の非常危局を招來いたしてまいつたのであります。 さいわい今回連合軍の好意によりまして、二百三十万六千石の放出を許されたのではございますが、しかし必要なる食糧問題解決のためには、明日をはからなければならないのでございます。
その趣旨においては全く同感でありまして、組閣工作の課程においてもそれを政府においては私は考えておつたのであります。又政務官を設定する場合におきましても、その点を政府として考慮しておつたのでありますが、色々な事情でそれが実現できなかつた。今日までできていないことを私も遺憾に思つておるのであります。