1947-07-07 第1回国会 衆議院 本会議 第13号
しかるに、現内閣は組閣以來、やみ征伐ということについては非常に勇敢に御努力なさつておる。この点は、私ども大いに多といたしておりますけれども、やみを封じようとしたところで、いくら商人を捕えて牢屋にぶちこんでみたからといつて、こればかりじやだめなのだ。問題はその根源を衝くにある。すなわち物を生産する。物資の増産という裏づけのなき限り、やみを封じることはできないと確信いたすのでございます。
しかるに、現内閣は組閣以來、やみ征伐ということについては非常に勇敢に御努力なさつておる。この点は、私ども大いに多といたしておりますけれども、やみを封じようとしたところで、いくら商人を捕えて牢屋にぶちこんでみたからといつて、こればかりじやだめなのだ。問題はその根源を衝くにある。すなわち物を生産する。物資の増産という裏づけのなき限り、やみを封じることはできないと確信いたすのでございます。
又更に片山首相にお尋ねしたいことは、この組閣に際して、左右に偏せず、飽くまで中庸の道をとり、畢竟竟共産主義とは、明確に一線を画すと声明した。これはどういうことか、昨年我が党の大会において、暴力革命及び独裁政治はこの日本の現状及び國際の情勢において必要はないと公言した。これは当然のことであります。科学を根拠として共産党がこれを主張するのは権謀でも術数でもありません。
(拍手) そこで私は、第一点において、わずかな期間ではありますが、片山内閣が組閣前後より今日までに至るまでになしてきたところの行爲のうちで、はたして民主的に値するやという一点であります。それと後段において、片山内閣がとるところの政策は、わずかに発表されただけでござりまするが、これがはたして客観的妥当性を有するかいかん。
○國務大臣(片山哲君) ただいま綱島君から、現内閣組閣方法に、はなはだしく非民主的な事項がある、こういうお話でありましたが、決してそういうことはありません。それについて理由をこれから申し上げます。 諸君もお考えの通り、今日最も必要なることは、民族危機突破という問題であります。何とかして祖國再建に向かわなければならぬ。
先般組閣勿々緊急経済対策を発表せられ、この対策の中に食糧問題を第一の問題として取上げられ、一昨日又食糧緊急対策を急遽発表せられました政府の態度に対しましては、私は満腔の賛意を表するものであります。 ただ第一に質問を申上げたいことは、この食糧問題と取組む政府の態度についてであります。
政府は組閣後、いわゆる経済緊急対策八項目なるものを発表され、又一昨日来本議場において、総理大臣並びに和田、平野両大臣によりまして、その施政方針を明らかにされ、且つ又現下最も重要なる食糧緊急対策を発表いたされまして、政府の向うところ、又民衆の赴くところを示されましたることは、國民総力結集の上にこの上もないことと存ずるのであります。
…東浦君疾くに御承知でありまするところの、この六月という時に組閣をいたしました現内閣といたしましては、僅か一箇月の施策を以てしては、全國民に十分納得の行く政策ができないという点に関しましては、一つ同情的立場を以て御理解を願いたいと思うのであります。
いうまでもなく現内閣に対するわが党の態度は、一般的には、この内閣成立のためにわが党のとつた立場によつて示されているのでありまして、また現内閣が組閣の後に発表した経済対策、精神的な方面に対する対策、さらに今回の片山内閣総理大臣の演説等は、いずれもいわゆる政策協定を尊重しているものとして、大体においてわれわれはこれに賛意を表し得るものと考えるのであります。
先きほどお話の出ましたように、二大政党が対立するような場面が來ればともかくも、現在の政治状況におきましての小党分立からいいますれば、やはり第一党が組閣のイニシアテイーブをとり、できるならばその第一党の長たる人が内閣の首班となるということが、最も望ましいことであると思います。
勿論組閣日浅いことでありまするから、具体的の案をお示しになるということは困難でありましよう。困難でありましようが、お述べになつたことを我々は吟味して見ますというと、実行する、國民の協力を求める、これは当然であります。当然でありますが、ただ示された中に、料理屋の休業を來る五日からやるという、実行に移した点はこの一点である。あとは抽象的であつてなにら示されておらない。
唯併しながら今度の片山内閣の組閣に際しまして、そうした婦人を政治的に、社会的に、経済的に、男女同権の立場からこれを尊敬し、これを重要とする所の観念が、この組閣の問題については少しも現われておらないと思いますることを私は深く遺憾といたすのであります。
今日政府の組閣する際に、婦人を入閣せしめなかつたかというようなことは、実際問題の立場から御考慮願いたいと存じます。(笑声)それから平和主義に関する私の意見を聞かれたのでありまするが、私は吉川君の言われるような空想的な(笑声)社会主義理論を持つておる者ではありません。又空想的平和主義者でもありません。ロバート・オーエンのような考えは持つておりません。
爾來直ちに組閣に從事いたしまして、現下の情勢に應じ挙國体制による四党連立政権を樹立いたしたいと考えで参つたのでありまするが、目的通り十分の成功を收めることが出來なかつたのでありまするが、ここに成立いたしましたる三党連立現内閣に対しまして、自由党の諸君も閣外にあつて協力せられることと存じまして、深くこれに期待し、拳國危機突破に挙げて向いたいものと考えておる次第であります。
(拍手) 爾来ただちに組閣に從事いたしまして挙國体制によりまする四党連立の政府を樹立したいと考えて、それに努力してまいつたのでありまするが、目的通り十分の成功を收めることができなかつたのでありまするけれども、ここに成立いたしましたる三党連立現内閣に対しましては、自由党の諸君も、閣外にありまして協力せらるることと存じ、深く期待し、挙國危機突破に向いたいものと考えておる次第であります。