1949-05-20 第5回国会 参議院 大蔵委員会 第32号
○小川友三君 答弁者は來ておりますか。
○小川友三君 答弁者は來ておりますか。
さような質問であるといたしますならば、それはどうも勝間田さんともあろう方が、司法権を何とお考えになつておられるのかというような氣がいたしまして、私が答弁をする問題ではなく、裁判所できめる問題でありますので、はなはだ私は答弁者としては不適当ではないかと思います。
但しどうしてもという場合は、答弁者は一括答弁、それから大阪市における警察官の不当彈圧に関する緊急質問、これは賛成、最後に日本移民問題特に米國移民法修正法案に関連しての緊急質問は外務委員会においてこの緊急質問を行うことが必要であるという認定をせられた場合においては賛成する。 〔「賛成」「反対」と呼ぶ者あり〕
そういうふうなわけで一々それを突つつくとあの答弁者というものは文字通りに取れないということを、一々ここで言つたつて仕方がありません。更に水久保委員は、私の事前調査をなぜやらなかつたかということを責められる。事前調査というものは我々はやつておる、力が及ばない。併し一生懸命やつておる。事前調査をやるべきものは細川だけであつて、他の者はやらんでいいか、これはお互いの責任じやありませんか。
この問題につきましては、総理大臣並びに大藏大臣に対して質問の通告を出していたのでありますが、総理大臣は急遽本問題の処理のために各方面に折衝中であるということを承りましたので、私はこの演壇から、質問の答弁者を変更いたしまして、内閣の統一ある、かつ責任ある答弁を、代表閣僚から総理大臣代理として求めたのであります。
一昨日以來の質問及び答弁を聽いていますと、質問者も答弁者も、今回の施政演説の性格についての檢討を忘れているのか、故意に避けているのか恰かも内閣が存続することを前提とするかのごとき質問應答のように感ぜられたのであります。
政府の答弁者の陣容を整えると官房長官みずから言明しておるにも拘らず、ただ技術的な條文の審議しかできないような状態で、前提條件を我々が十分納得することのできない状態で進めるというようなことは、我々は納得できない。
この間私が質問しましたとき、答弁者は恰も進駐軍の使う費用を、國鉄、日本政府がもつと削れと要求しろと、我々が言つておるかのごとく取つておるけれども、我々はそういうことを言つておるのではない。すでに発表されましたように、抑留貨車の問題のごときが、國鉄の営業に及ぼした影響を換算して、これを一般会計との関係において收支を償うようにやらなければならん。このことをもつとやる必要があるというわけであります。
関連質問というものは、質疑者と答弁者があつて、答弁するその間に起つた問題について関連質問を許すことが今までの慣例であります。にもかかわらず、昨日黒田君の総理大臣に対する質問に対して、総理大臣が答えないうちに、小坂君に発言をお許しになつた、これは委員長の誤りだと私は思います。これは誤りとして御決定になつて、將來にそういう実例を残さないようにすることを、私特にこの場合に御注意申します。
あとの答弁が正しいか、前の答弁が正しいかということは別といたしましても、これをわれわれのような長い間民主的政治運動をしたものの立場から申しますれば、こういうときに一体こういう答弁者に対し、その答弁に対して信用を抱きかねるということは、一種の本能的な感じであります。そこで私はどうしても責任のある総理大臣から、はつきりとした答弁をもう一度繰返して聽かなければ、党に対する私としての責任が果せない。
要するに、前回の不評は、自由討議に対する発言者の不慣れと、政府答弁者側の熱意の欠如にありと、断ぜざるを得ないのであります。 最後に、今後における自由討議の議題は、政府の当面せる重要緊急問題、たとえば、過日公布されたる飲食店閉鎖のごとき、緊急で、正式に議会にかけるいとまのないようなもの、または議員の自由意志による議題を求めて、適宜議長において採択付議されたいと思うのであります。
指定された答弁者の人数を議長において考慮しながら、答弁者に適宜注意を與えさえすれば、運営に支障を來すことはないと思うのであります。 第二に、討論の内容を特定の問題に限定することは、場合によつては意義あることもありましようが、これはむしろ自由討議の趣旨に反すると思われますので、これは完全に自由にすべきであり、問題の重要性については、議員各自の判断に任すべきであると考えるのであります。
討論する人の時間が十分間あり、政府の答弁者に五分の時間があるのですから、この十五分を各自討論者が用いるならば、もう少し内容のあるものができると思います。討論である以上、もちろん答弁を要求することもできるのですが、ほんとうに議員同士でやるいわゆる討論になれば、きのうの場合でも十五分ずつに時間がなるのではないかと考えます。