1947-11-12 第1回国会 参議院 農林委員会 第31号
かくのごとき大事業がかくも短期間に、而も平穩裡に行われているということは世界における農地改革史上空前のことでありまして、本事業が完成いたしました曉には、耕作農民はただに經濟的に獨立し得るばかりでなく、精神的にも從來の地主的秩序から解放されて、日本農業發展の礎がここに定まるものと信じて疑いません。
かくのごとき大事業がかくも短期間に、而も平穩裡に行われているということは世界における農地改革史上空前のことでありまして、本事業が完成いたしました曉には、耕作農民はただに經濟的に獨立し得るばかりでなく、精神的にも從來の地主的秩序から解放されて、日本農業發展の礎がここに定まるものと信じて疑いません。
かくのごとき大事業がかくも短期間に、しかも平穏裡に行われているということは、世界における農地改革史上空前のことでありまして、本事業が完成いたしました暁には、耕作農民はただに經濟的に獨立し得るばかりでなく、精神的にも従來の地主的秩序から解放されて、日本農業發展の礎がここに定まるものと信じて疑いません。
○國務大臣(片山哲君) 闇の撲滅ということは、逸早く現内閣の重大政策の一つとして掲げておることでありまして、どうしても流通秩序の確立を圖りたい、家庭には配給で生活のできるようにしたい、こういうスローガンの下努力しておるのでありまするが、なかなか困難を覺えて相濟まないと思つておるのであります。
こういうようなやり方で進んだのでありまして、政府の方針をどこに置くかということになりますと、産業發展の政策、經濟秩序の維持のために流通秩序を確立して、經濟力の囘復をやつて行かなければならないという建前を堅持して、どこまでも財政を健全にして、赤字財政でない、健公財政でやつて行かなければならないというところに非常に努力し、閣議も數囘重ねて檢討を続けたためにかように遅れたような次第であります。
流通秩序を確立いたしまして、わが國の經濟再建に寄與せんとする勞働者の建設的覺醒であり、決してとかくの非難を受けました過去の要求と揆を一にするものではないとの確信の上に立つたものであります。
これを維持し、維持するためには、御承知のように流通秩序の確立が、一つの條件になつておるのでありまして、たとえ流通秩序が確立されたところで、無理な給與と言わなければならないのでありますが、しかしかりに流通秩序が滿足に確立された場合には、何らかの操作によつて、あるいは維持ができたかもしれないというようなことも考えられるわけであります。
生産の減退にいたしましても、闇の横行にいたしましても、流通秩序の問題にいたしましても、とにかく何事もできなかつた。結局片山内閣がなしたことは何か。それは物價を引上げたことである。物價を引上げたということは、このこと自身インフレであります。こういうことがこの追加予算にはつきり出ておる。
政治と関係なく司法権は独立し、眞に憲法を守り、法の正義と公正の立場に立つて、國家の安寧秩序及び國民生活の公正を期して行かなければならないという建前におきまして、司法権は政治に動かされてはならないのは言うまでもありません。
價格体系自体を崩すことが決して今の段階において日本建設のためにならんという建前に立ちます以上、我々としては中西さんのお話の中にあります流通秩序の確立に対しましては、今経済安定本部としましては監査というものを厳密にやりますことと並行して、闇の撲滅には尚一層努力を拂い、又闇利得の追究に財務当局の強化を図つてやつて行くつもりであります。
また流通秩序の確立の問題につきましても、これは今日政府がすべての政策の根幹として取上げておる問題でありますので、現状におきまして百パーセントの配給統制が確立しておるとは決して申し上げられないのでありますが、あくまで流通秩序の確立を基本的な生命として計画のすべての施策が實行されております以上、今後のマル公の相當の引上げによりまして、この流通秩序の確立の問題にも好影響を及ぼすものと考えておりますし、さらに
○笹口委員 ただいま大原政府委員からいろいろお話がございましたが、きわめて原則的に、すべての流通秩序の確立ないし統制という大きな問題から、これはひとつ我慢をしてくれ、こういうような御趣旨に伺いましたが、それならば一體政府の考えている物資の流通秩序の確立というものと中古衣類がどういう関係にあるか。
○大原政府委員 流通秩序の問題は適正な価格で適正な割當通りにはいるという意味でありまして、中古衣類については今日まで配給統制をしたことはないのでありますけれども、マル公をもつて買えるということが流通秩序の一環であると私は考えているわけであります。
銀行は會社法という組織法のほかに銀行法という實體法がありまして、その仕事が圓滑にできておりまするように、協同組合の信用事業を行う場合にも、その信用保持、信用秩序ができまするための法令を適用する必要があるのでありまするが、こういう實體法をおつくりになる用意が當局にありますかどうか。それをまずお尋ねいたしたいのであります。
そうして同じその考え方が、實際には今度は逆になりますけれども、同じ豫算の秩序、こういう考え方が、一方でそういう長期的計畫と同時に、またアニユアルな期間のうちに、これを盛りこむことは實情に合わない。だからむしろ年度的計畫をもう少し短縮して、ロング・ターンと同じ理論が、逆に現在の場合にはシヨート・ターンにおいて豫算理論として登場すべきではなかろうか。
それでこの際は政府がかねて公約しておいでになりまする流通秩序の確立ということによりまして、實質賃金の裏づけに全力を注いでいただくと同時に、企業經營の合理化竝びに作業能率の増進によりまして、合理的に賃上をしていくことによりまして、一應この危機を乘り超えて、おもむろに賃金と價格とを再檢討いたしまして、適正な是正を加える必要があると思うのであります。
文化國家建設への意欲も、生産性も、或いは國民生活安定への関心も十分に盛り込まれていないじやないかということを、三つに分けてお話になりましたが、第一点の、主食の價格差補給金を全廃したのは、これはどういうわけであるか、これは直接消費者の脅威となつて現われて來るではないかという御指摘でございますが、我々はしばしば総理大臣或いは安本長官かちもお話申上げておりますように、現在のこの経済状態の撹乱は、一に流通秩序
本法律は、事業者の公正にして自由な競爭を確保することを中心とし、一般消費者の利益を確保するとともに、國民経済の民主的かつ健全な発達をはかることを究極の目的といたしまして、そのために障害となる諸般の不当な協定等を排除し、また独占的企業集中体の発生を防止する等の措置を講ずることにあるのでありまして、わが國経済民主化の基本法とも称すべきものであり、また今後の経済秩序の根本方針でもあります。
供給秩序はここに全く崩壞するに至つたのでありまして、爾來電力の需用増加は停止することなく、情勢はとみに悪化の一途をたどつておるのであります。 本年のごときは、豊水期においてすら應急措置の怠慢から電力制限が続けられ、夏季渇水期にはいつてからは、さらに緊急制限が強化されたのであります。
政府といたしましては、この冬の電力の最大危機に対処いたしまして、廣く電力の消費につきまして割当制度をとることにいたしまして、十二月より実施するよう準備中でございますが、これによりまして電力の供給に秩序をつけ、家庭等におきましても、使用することのできる電氣の量の点からする公平は期せられるのであります。
從いまして、この復金の融資と復金保證は、特に重要な産業を中心といたしまして、實は配分いたしましたが、これらの査定にあたりましては、流通秩序の確立と相まちまして、政府の資材割當量を特に重要視しまして、物資需給計畫の實施上支障を來さないように努めて、資金計畫をきめました。そして所期の生産には支障のないように配慮いたしました。
これは決して物價を引上げようとか、あるいは高い値段によるところの政策、いわゆる高物價政策をとろうというような考えが毫末もないのでありまして、流通秩序の確立によつて、物價はだんだん引下げなければならないし、やみを撲滅することによつて、配給も確保していかなければならない。
その意味におきまして財政は健全に、インフレ防止のためには、あとで和田長官から説明がある筈でありますが、流通秩序の確立等物價体制の確立を図りまして、我が國の経済を建て直して行かなければならない。要は産業の発展でありまするけれども、産業の発展に進むための用意を、國民全体の協力によつてやつて行かなければならないという、押し迫つた状態にあるのであります。
これは從來の規定におきましても議會の議長は議會を代表するという代表權があることを示しておりますので、これを廣く讀みますと、議會の議場における行爲、即ち議場の秩序の保持、或いは議事の整理といつたような議場における行爲の外、議會が活動を停止しております場合の、いろいろ議會に附帶する事務、或いは議會開會中のいろいろな事務、こういうようなものもやはり廣い意味におきましては、議會を代表するという意味において含
しかしながら一方においては流通秩序の確立、やみの撲滅、こういう國民運動を展開して、不當にやみ値がはね上ることを十分に抑え、さらに政府のいたしますものについては法的措置も講じて、マル公でやりたいと思うのであります。そうして各方面でこれを抑えて切り抜けたいと思うのであります。
われわれが年來主張しておりますところのやみ所得の徹底的な撲滅、これは流通秩序の確立の上から申しましても當然であり、同時に日本經濟再建の上においても、これらの所得を逃しておつたんでは、健全な財政も確立ができない、同時に國民の適切にして公正な負擔という面からいきましても、非常に問題になる事柄であろうと思うのであります。
從つて主要食糧のほかに生鮮食糧品及び燃料等が、どういうぐあいにうまく流通秩序の中に乘つてくるかということによつて、勤勞大衆の家計というものは明るくなつてまいると思いますので、現在政府はその方面に全力をあげて、いわゆる勤勞大衆の千八百圓ベースが守られる裏づけ對策を立てておるということを御了承いただきたいと思います。
殊に今御説明の中に、八月若干減つてはおるけれども、統制に入つたために亞炭が減つたのじやないという御説明でありまして、一應御尤もでありますが、これは私が考えますというと、今度流通秩序の確立によりまして、輸送證明がないと亞炭一トンでも送れんのであります。そういうことになりましたら、否が應でもとにかく皆努力して出さなければならん。
殊にそれに入らなければ、流通秩序の關係上輸送ができないのでありますから、必ず公團に入らなければなりませんが、その場合に、二百圓、三百圓口賃を取られるようなことになりますと、東北その他の地方の人達にすると、惡炭なんか掘ることを止めてしまおうじやないかというような虞れが多分にあると思いますが、それに對しては政府ではどういうお考えになつておりますか。一つ政府の御見解を承りたいと思います。
而して審判には、審判官の外に民間人を参審員として審判官と同じ権限で参加せしめ得る途を開き、保佐人につきましては、これを登録して高等審判所の監督下に置くこととして、一定の秩序を立てるということにしたのであります。
他方にはやみ撲滅に力を注いで、流通秩序の確立をはかつて、そうして生計費中のやみの割合を漸次に縮めていくことができ、十一月には黒字になるという政府の對策に期待したからであります。しかるにその後の傾向を見ますと、流通秩序はなかなか確立されない。やみ値は公定價格の上るに從つて上昇しておりますし、殊に十キロ十九圓から百四十八圓五十錢に値上げされた米價は、主食費の支出を五割増大させている。
我が國においては、上つて行かないという見通しであるかどうか、或いは統制したり、マル公があるから上らないと言われるかも知れないけれども、その基盤がすでにこういうふうになつて参つた場合に、或いはマル公で抑え、或いは闇を抑制し、そうして政府の言うように、流通秩序をそういう金融情勢の下において維持して行くことができるかどうかということを伺いたいと思うのであります。
併し遺憾ながら日本の敗戰後の秩序が幾分緩んだときに、労働攻勢というものが非常な勢いで擡頭して來た。これに対する当時の政府の処置よろしきを得ないで、これを認めることになつたのであります。(「ひやひや」と呼ぶ者あり)(拍手)そこで現内閣になりましては、閣議においてこの問題を取上げまして、これらの組合の仕事に専從するという者は、原則として認めないということ決定したのであります。
政府は流通秩序に関する要綱を発表いたしました。これに伴いまして施策を進めておりますが、遺憾ながら成績のあがらざることが今日の状態であります。殊に、その一環をなすところのやみ取締りの実情をながめてみますると、東京都のごときは、やみ取締りが始まる二、三日前に、何日からやみ取締りが始まるということをやみ商人に内通がまいります。
申すまでもなく、こういうことは、もうすべて野坂君も御承知のことと思いますが、いわゆる流通秩序の確立と、日常に必要である品物が出てこない限り、いかに名目賃金を引上げても、それは結局賃金と物價の惡循環に終つて、いつまで経つても終止符を打たないということは明らかなことであります。
○國務大臣(和田博雄君) 流通秩序の確立について、やみの撲滅に対しましては、ただいま関係方面の各省の委員会をつくりまして、それが中心になりまして、いろいろに手を打つておるのであります。この点は、この組織をいま少し働かせまして、今後はわれわれの方でやりますが、監査の仕事が進むに從いまして、やみの撲滅につきましてもなお一層の努力を拂いたい、かように考えております。 [國務大臣齋藤隆夫君登壇]
それで政府としては、なるほどこういう法律ができる以上は、罰せなければならぬということも考えておられるであろうし、われわれも考えておりますが、このようなものをどこまでも罰して、社會秩序が保てるという自信があるでしようか、まずこの點から聽いてかかりたいと思います。