1950-11-20 第8回国会 衆議院 建設委員会 第16号
○砂間委員 只見川地域の調査の報告につきましては、田中委員がやつてくださる予定になつておりましたが、きようお見えになつておりませせんので、私がかわつて御報告申し上げます。
○砂間委員 只見川地域の調査の報告につきましては、田中委員がやつてくださる予定になつておりましたが、きようお見えになつておりませせんので、私がかわつて御報告申し上げます。
○澁江説明員 ただいま砂間委員からいろいろ御意見の開陳がございましたが、第一点の問題は、只見川の問題に関連いたしまして、特定地域に対する政府の処置について十分でないという点の御指摘がございました。
先ほど砂間委員から御指摘になりました御所見に対しましてお答えいたしましたが、それと相関連する部分も大部ございますので、その点は前会に申し上げました点で御了承を願いたいと思います。ただ一点総合特定地域に関します国庫補助率を明確にすべきであるという点についての御発言がございましたが、その点は私どももその必要を実は考えています。
○砂間委員 先ほどからジエーン台風や、キジア台風の被害調査の報告を聞いておりますと、高潮の被害が相当あつたようであります。その高潮に関連しまして、地盤沈下と防潮堤ということが、派遣委員の報告の中にも重要な問題として取上げられております。この防潮堤と地盤沈下の問題は、相互に関連した問題でありますが、一応別々にお尋ねしてみたいと思います。
○砂間委員 その預金部資金の運用計画は、どこで立てられるのでありますか。これは日本政府が自主的に立てられるものでありますか。それともどこか関係筋か何かの指示なり、あるいは干渉といつたものがあるのでありますか。
○砂間委員 ちよつと関連……。
○砂間委員 天災等の、災害のために住宅を喪失したという者に対する貸付の場合、公庫の運営上何か特別の措置を講じてやるというふうなことはやつておられるか、おられないか。あるいはそういうことはできるのか、できないのかということをお尋ねしたいのです。
○砂間委員 その点ぜひ真劍に取上げて考えていただきたいと思う。 その次にお尋ねしたい点は、公庫の余裕金の運営についてですが、百五十億の出資金をもつてスタートしたわけですが、そのうち契約済みの金額は、先ほど御報告がありましたように、二十一億ということになつております。
○砂間委員 先ほどの住宅の維持補修の点とも関連いたしまして、この余裕金を三月とか、半年というように短期間貸しつけてやつて、いろいろ修繕させるとかいうような方面には運用できないものですか。
○砂間委員 増額してもらえるのですか。
○砂間委員 税はむろん減免になります。
○砂間委員 先ほど私の質問に対しまして、銀行局長は協同組合をつくつたり、あるいは漁業手形や農業手形もあるからというふうなお話がありましたが、そのことがうまく運営されていないということはただいま申された通りであります。たとえば民間の団体で、中小商工業者なんかは信用保証協会というようなものをつくつて、各方面から資金を出してやつておりますが、あれを持つて行つても銀行は貸してくれない。
○砂間委員 その普通の金融機関で道のつくことを私、問題にしておるわけではない。これは具体的に言いますと、今度の嵐にしましても、淡路あたりの漁民などは、船も網も船部屋も、あるいは自分の家まで高潮にさらわれてしまつたという人もたくさんあるだろうと思うのであります。あるいは農家にしましても、洪水のために田地田畑、家までみんな流されてしまつた。そういう人はたくさんあると思う。
○砂間委員 先ほど厚生政務次官からお話があつたのでありますが、応急の救済措置としてなべやかまをやる、あるいは毛布や乾パンをやる、あるいは衣料の給付をやるとかいうことで努力していただくのはけつこうでありますが、それも現地をまわつて見ますと、なかなか十分に行きわたつてたつておらないので、なるべくそういう面も努力していただきたい。
○砂間委員 建設大臣が台風の来るのを気象台へ問合せて戰々競々としておる、そういうこと自体がまつたく備えがないというか、国土保全について不十分である証拠であると思うのですよ。それは濫伐、過伐もありましよう。堤防の弱体化もありましよう。さつきからくどくどと説明されておりますが、そんなことは説明を聞かなくてもわかつておる。
○砂間委員 私は災害の問題について政府の根本方針をお伺いしたいと思うのであります。近年における日本の災害は、いまさらあらため申し上げるまでもなく、年々累増して行つております。
○砂間委員 予算の金を災害のあつた現地に早く交付する手続の問題についてでありますが、これは今までも何べんとなく言われて来たことなんですが、相かわらずちつともうまく行つておらない。
○砂間委員 大体了解しましたが、成規の手続での支出ということは、いろいろな手続があつて遅れるとしましても、内金として渡すとか、あるいはつなぎ融資の便をはかるとか、全額でなくても、その何割という形でもいいと思いますが、とりあえずごく簡單に応急の工事でもできる程度には、ひとつ命を渡してもらうようなふうに努力していただきたいと思います。
○砂間委員 各省の係の局長さんだとか課長さんだとかおいでのようですけれども、私はもつと政府の政策についてお尋ねしたいと思うのです。それでただいまそこにお見えの大臣は厚生大臣だけのようでありますから、ひとつ内閣の方針について黒川厚生大臣よりお答え願いたいと思うのであります。
○砂間委員 時間もありませんようですから、簡單にお伺いしますが、ただ熱心にやつておるというだけではだめであります。やつておるのだつたら、ちようど安本あたりで二十六年度予算をいろいろ検討しておるようでありますが、どれだけの誠意を持つて組むつもりであるかというくらいのことは、たとえばこの公共事業費もどのくらいにするというような大まかな目安ぐらいは立つだろうと思う。
○砂間委員 十五箇所を覚えておられないとすれば、またあとから資料でもいいから、ひとつこの十五箇所を具体的に発表していただきたい。それからこの関係漁民の数は何戸ぐらいになりますか。それから、それは一時的の補償でありますか。あるいは年々補償されるものでありますか。あるいはその補償基準等について少し具体的に、政府はどういう基準で、どんなふうな調査をやつておるかということをひとつお尋ねいたします。
○砂間委員 とにかくそういう問題が起つて、関係しておる当事者の人は非常に困つておつて、どこへ訴えていいやらまつたく途方に暮れて、泣くにも泣けないような状態でおるということを政府は強く認識して、すみやかにその対策をとつて、十分なる補償をやつていただきたいということを強く要望いたします。
○砂間委員 額はきまつておらないようでありますが、もしきまつたといたしまするならば、それはどういう財政的な措置をとられるのでありますか。この費目から捻出されるのか。
○砂間委員 言葉じりをとらえて申し上げるわけではありませんが、こういうものの考え方、こういう観点に立つて、そうして横浜や神戸の港湾の拡張計画を立てておられるということ自體に、私は根本的な反対意見を持つておるのであります。こういうものの考え方、これは徹底的な独占資本主義の搾取である。ただ一部少数の独占資本家さえもうければよいという考え方の片鱗がここに現われていると思う。
○砂間委員 自由港区の問題は、それが実現すれば雇用量も増加するというふうな御説明もありましたが、私どもは根本的に違つた考えを持つております。しかしこれも意見になりますので省略いたします。 最後にお尋ねしたいことは、たとえば港湾に関する問題は、これは運輸省でやつておるわけであります。
○砂間委員 これらの費用を調達する見通しは、国の方からの援助なども期待されておると思うのであります。しかし全部国におぶさるというわけでもないと思うのでありますが、どういう財源によつてこれらの事業を遂行されて行く予定でありますか。
○砂間委員 提案者にお尋ねいたしますが、神戸及び横浜をわが国の代表的な国際港都としての機能を十分発揮し得るよう建設するためには、概算どれくらいの費用が予定されておりますか。
○藥師神委員長 砂間委員。
○砂間委員 提案者の方にお伺いしたいのですが、今年の五月奈良市におきまして発行された奈良国際文化観光都市建設計画案というものを拝見いたしますと、いろいろこまかな具体的計画がおありのようであります。これらの建設計画を完成するに必要な全体の費用というものは、どのくらいかかるようなお見込みでありますか。なお奈良ばかりでなく、京都についても、ひとつ概算でけつこうですからお伺いいたしたい。
○砂間委員 大蔵省の吉田管財局長にちよつとお伺いしたいと思うのでありますが、奈良及び京都における国有財産は、土地だとか建物だとかいろいろあると思いますが、金額に見積つて、ごく大ざつぱにいつてどれくらいあるのですか。もしこの法律が通つて譲与するといつた場合に、どれくらいのものが譲与できるか、概算でいいですから伺いたい。
○砂間委員 そうすると、国から受けるできる限りの援助と申しますものは、これらの国有財産をできれば無償で京都市に払下げてもらいたいということが、ここに言われている法律の具体的内容になるわけですか。
○砂間委員 大蔵省や建設省から転任するときに退職手当といいますか、そういうふうなものは全然もらわないで、そのままただ横すべりして行つたというだけですか。それともまた何らかの手当か何かもらつておるのですか。
○砂間委員 先ほど建設大臣は、災害復旧費の全額国庫負担のことに触れられまして、来年度の予算編成方針についてはそれを改めて、三分の二くらいを国庫負担にするような御意向のように申されました。
○砂間委員 私は先般の熱海の大火のときに現地へ行つてお寺や学校へ避難しておる人たちの実情を聞いたのですが、詳しいことは忘れましたけれども、その救助というものがいかにもすずめの涙ほどで、ほんとうの救助にならない。罹災の程度にもよりますけれども、火事なんかの場合に、家からなべからすつかり焼かれてしまつて、非常に困つておるような人たちもあるわけです。
○砂間委員 私はこの災害救助法の内容はよく知らないわけですが、あれはたき出しなんか罹災を受けてから十日間とか、それから生活費なんかについても、家を焼かれたような場合は幾らかとか、一日に幾らとかいうふうな制限があるのですか、そういうふうな点をちよつと御説明願いたいと思います。
○砂間委員 国土開発といい、あるいは電源開発といい、これらは日本の平和産業を発展さして行く基礎的な事業でありまして、非常に重要であると考えております。ところがこれが最近足ぶみするというか、中止というが、うまく行かないようになつたということにつきましては、何か事情があるのではないか。
○砂間委員 あとで局長さんか何かの方にこまかくお伺いして行きますけれども、とにかく大臣に一つの大方針として私は伺つておきたいと思うのです。簡單に結論を言えば、吉田総理は国連に協力するというふうなことを公然と言つておりますけれども、そういうことは国民は反対しております。
○砂間委員 事業の用というのですが、事業をやつている、やつていないと言いましても、それは漁に出なければ事業をやつていないというふうにみなすのですか。
○砂間委員 そういう人たちの持つておる船や、いろいろな網や、あるいは定置漁業権とか、そういうものがあるわけであります。それに対して税金をとるのかとらぬのか。
○砂間委員 今内海さんの御意見もありましたように、建設白書が発表されておるのですが、河川の問題、災害の問題、道路の問題、住宅の問題、いろいろ触れられておると思います。
○砂間委員 建設大臣の御説明を聞いておりますと、現に起つている今年度の災害に対して予備費の中から支出するかしないかということをまだ御決定になつておらないような話の模様でありました。
○砂間委員 最初の安本の方の説明を聞いておりますと、一体どこの国の説明をされているのだか、私は日本の国の政治の説明ではないような気がする。向うとか、あちらとか、関係筋だとかいつたような変ななぞみたいなことばかり言つておられる。しかし昨年第五国会におきまして米国対日援助見返資金特別会計法を審議しましたときには、あの第四條の第六項か第七項に書いてあつたことは削除したはずです。
当時井之口君は本委員会の委員ではなかつたのでありまするけれども、同僚砂間委員は、私どもとともに、意見はかりに異にいたしましても、この調査に当つたことは事実であるわけであります。私どもはこの問題が田淵委員の脱党という問題を生起いたしたのでありますけれども、これは二つの面から考える必要があると思うのであります。
○砂間委員 この法案の中に、勧告ということがありますが、この勧告ということは、どの程度の意味を持つておるのでありますか。これは勧告されても聞きつぱなしで済むようなものか、あるいは相当拘束力を持つて義務づけられるというふうな性質のものでありますか。どの程度の力と言つては変ですけれども、意味を持つておるのですか。
○砂間委員 何だかちつとも要領を得ないのですけれども、あまり一人で長くやつても何ですから、私の方の質問は一応これで打切ります。