1951-11-27 第12回国会 衆議院 運輸委員会 第14号
次の淡路島江井港を重要港湾に編入の請願でございますが、江井港は淡路島の西浦海岸の中央部にございまして、重要港湾として編入することについては、港勢の発展を待つて考えたい。目下これは指定港湾でもないのでございます。指定港湾と申しますと、運輸大臣が指定した港湾でございますし、重要港湾は港湾法に基いて、政令によつて指定される港になつておりますが、まず指定港湾にすることが先決問題だと考えております。
次の淡路島江井港を重要港湾に編入の請願でございますが、江井港は淡路島の西浦海岸の中央部にございまして、重要港湾として編入することについては、港勢の発展を待つて考えたい。目下これは指定港湾でもないのでございます。指定港湾と申しますと、運輸大臣が指定した港湾でございますし、重要港湾は港湾法に基いて、政令によつて指定される港になつておりますが、まず指定港湾にすることが先決問題だと考えております。
すなわち前者は戦後幾多の悪条件に制約せられ、港勢不振の一途をたどり、最近やや回復の兆ありとはいえ、なお昔日の面影なしと申しても過言ではないのに反し、後者は急激なる発展に対し、受入れ態勢の整備拡充に焦慮している状態にあるのであります。
本港は戦争末期における機雷の投下に伴う浚渫工事の停頓により、信濃川の上流より流下しますところの年間六十万立方メートルの土砂によりまして水深は減少をし、千トン級の船舶の入港も困難な状態でありまして、一時は港勢が甚だ衰えて参りました。併し一方又冬期の激浪によりまして外廓施設が多大な被害を受けまして、東西両海岸は逐次浸蝕されつつある状態であります。
次に一八二、武豊港を重要港湾に復活の請願でございますが、本港につきましては港勢も相当発展いたしておりますし、こういう点を十分考慮いたしまして、重要港湾に追加指定すべく努力中でございます。
次に、請願第千百四号、武豊港の重要港湾復活に関する請願、本港は港湾法によつて重要港湾として指定されなかつたが、当港の沿革と港勢に副うべく重要港湾に復活せられたいというのであります。政府当局は本港の港勢を考慮し重要港湾に追加指定すべく努力中であるというのであります。陳情第三十六号、巡視艇常置に関する陳情。秋田県船川港に巡視艇を常置し、海難救助に万全を期せられたいというのであります。
請願第千百四号、武豊港の重要港湾復活に関する請願、本港は港湾法によつて重要港湾として指定されなかつたが、当港の沿革と港勢に沿うべく重要港湾に復活せられたいというのであります。政府当局の意見は、本港の港勢を考慮し重要港湾に追加指定すべく努力中であるというのであります。願意は妥当であると認めました。
本港は現在百万トンの能力を有しているが、今後、後背地資源の開発に伴う本港港勢の発展を考慮するとき、根本的な港湾機能の整備が必要であると考えられるので、当省として全國港湾復旧建設長期計画の一環として取り上げ、総合的計画を立て、これが事業化に努力したいと考えている。差当り二十三年度においては、物揚場、浚渫等の事業化について努力中である。 —————————————
その後二箇年ようやく現在の港勢に囘復したのでありまして、この間における漁民の辛苦は、眞に大なるものがあります。從いましてこの災害を契機として、多年縣案でありました築港問題が再燃して、しかもその要望はきわめて熾烈なものがあり、この際ぜひ築港をお願いして、漁民をして安んじて漁撈に從時せしめたいのであります。
敗戰の結果、國家經濟がもつぱら外國貿易に依存しなければならないという現況と、民間貿易の再開に伴いまして、とみに擴大すべき港灣の重要性に鑑みまして、將來甲信地方を初め、裏日本各地に對する港勢圏の擴張を豫想せらるる本港といたしまして、その施設に幾多改良すべき點のあることは、ここで申し上げるまでもないことでございます。