1947-11-25 第1回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第39号
また砂糖消費税につきましては最近輸入糖が相當はいつてまいりまして、これが配給される。大體におきまして六萬トンが本年度内に配給されるという實情に照らし合わせまして、自然増收を見込んだ次第であります。また織物消費税につきましては、物價が大體最近二倍以上に上つておりますので、それらを考え合せまして自然増收を見ている次第であります。
また砂糖消費税につきましては最近輸入糖が相當はいつてまいりまして、これが配給される。大體におきまして六萬トンが本年度内に配給されるという實情に照らし合わせまして、自然増收を見込んだ次第であります。また織物消費税につきましては、物價が大體最近二倍以上に上つておりますので、それらを考え合せまして自然増收を見ている次第であります。
次に流通税、消費税の引上でありますが、私は結論を申しますと、大体今度の引上案は当を得たものでないかと考えております。登録税、酒税、清凉飲料税、物品税、入場税、特別入場税、骨牌税、印紙税、狩猟免許料、これは皆引上げることになつておるのでありますが、この多くは定額税であります。物價騰貴に伴つてこういう税金が上るということは、これは当然のことであります。
またその他の面について考えましても、いわゆる勤勞大衆が常にその負擔を感じ、非常に困難を經驗いたしております間接消費税に、その大部分が求められておる。このような事柄は少くとも勤勞大衆の生活に留意をせなければならぬ今日の段階において、最も愼しむべき事柄ではないかと思うのであります。
それは直接税三百八十一億円、煙草專賣益金二百五十九億円、その他消費税二百億円、故に所有者税と大衆税との比はほぼ四対六であつて、明らかに大衆に重い。そうしてその大衆税はすべて直接に物価に響きますから、この方面からもインフレーシヨンは必至であります。 これを要するに、追加予算には生産的な支出は殆んどないのであるに拘わらず、その厖大なる支出は、どれを見ましてもインフレを起しそうであります。
こんな物品税、あらゆる消費税に二十倍、三十倍という恐ろしい税金をかけて生活を壓迫するよりも、その方がはるかに易々として税收を上げることができるのである。その他いくらでも税をとる方法はありまするけれども、今税をとるなどという時期では大體ないのである。税を廢止しなければならぬ、税を減じなければならぬときである。
今回の補正によつて増加する額は、先ず租税の中、所得税におきまして二百五十六億千七百万円、法人税において四十二億千三百万円、相続税におきまして一億九千六百万円、酒税におきまして九十七億六千五百万円、清涼飲料税におきまして二億三千九百万円、砂糖消費税におきまして十億七千四百万円、織物消費税におきまして七億八千八百万円、物品税におきまして四十五億九百万円入場税におきまして四十一億七千万円、馬券税におきまして
この数字に対する問題といたしましては、先般お答え申し上げたのでありますが、結局において源泉課税のもの並びに消費税の面におきましては、勿論順調に入つておる次第でございます。問題になつておりますのは、要するに申告納税の分の成績がよくないという点にあるわけでございます。
これは実際の問題でありますから、政府もよく考えておることだと思うのですが、しかも今回の税制の改革といいますか、酒に或いは又消費税に、間接に殆ど大衆におつかぶさつて來ておるが、一足三十円の下駄を買い、十円の鼻緒を附ければ、もうそれで子供の足の先きにでも十何円も税金が掛つておるという状態、このようなことは到底続くものではないだろうと考えます、大藏大臣は、この点についてどう考えておられるか、この一点を一つ
今囘の補正によりまして増加する額は、まず租税のうち所得税におきまして二百五十六億一千七百餘萬圓、法人税におきまして四十二億一千三百餘萬圓、相續税におきまして一億九千六百餘萬圓、酒税におきまして九十九億六千五百餘萬圓、清凉飲料税におきまして二億三千九百餘萬圓、砂糖消費税におきまして十億七千四百餘萬圓、織物消費税におきまして七億八千八百餘萬圓、物品税におきまして四十五億九百餘萬圓、入場税におきまして四十一億七千餘萬圓
この地方財政の窮迫の打開策として、先ほど私がお尋ね申し上げました次官通牒ということもお考えになつたのでありまするが、しかしながらもう一面におきまして、漫然と地方税の増徴をさせる、あるいは公共事業料金の値上げをさせるというようなことは、政府が消費税や國鐡の料金を引上げるというようなことと同じような惡結果をもたらすと思うのであります。
併し二百六十二億の元になりました、即ち上半期を對象といたしました場合に考えて参りますと、他の源泉課税のもの並びに消費税等につきましては、これは月々入つて参るのでありますし、當初考えておりました當初予算における物價或いは賃金の水準から考えまして、大體順調に行つておるというふうに考えていいのではないかと思つております。
取引税は一種の間接税でございまして、主として消費税であります。その税率は消費財には非常に高く、生産財にはきわあて低く、また消費財の中でもぜいたく品に對しましてはきわめて高く、必需品に對してはきわめて低い、こういうふうにきめられておるわけであります。たとえば一九三八年度の税率を見ますと、石炭、セメント、船、こういうものは〇・五%であります。ビールは五九%であります。牛肉は七〇%であります。
その次に、この國家の負擔にいたします部分を米價に織込まないで、國家の一般財源の負擔によ誠てはどうか、もとよりこれは米價に織込みますれば、勤勞階級の負擔になり、あらゆる富めると否とを問わず同じ比率で行くわけになりますから、消費税と同じような作用を持ちます。
これは言うまでもなく、今度の追加豫算が主として——主としてというと語弊がありますが、その半分が消費税中心でありますので、直接に物價を騰貴させるわけであります。その二つの面からして、物價高騰は今度の追加豫算の中に含まれた要素になるということになるわけであります。次に第三の問題であります。
ただいまのような時期においては、直接税はむしろ前轉する性質のものでありますから、消費税とほとんどえらぶところがない。ただし直接に税率をいかようにしてこれを定めるか。
大藏大臣は給與所得の特別控除引上げ及び扶養控除引上げは、課税の面におきまして実質的に官公吏の待遇を改善したことになつたと、子供瞞し的なことを言うておりまするが、同じく税金の面におきまして、間接消費税の増徴、煙草の値上げによつて実質賃金はますます切り下げられて、この千八百円ベースは到底維持できないことになつております。
これは經濟白書にも書いてある通りでありますから、この消費税の増徴は、ほぼそれだけ全部ただちに大衆の生活費の赤字となるでありましよう。それはすなわち國民經濟的に言えば、やはりその面からインフレーシヨンが促進されるということにほかなりません。 これが今度の豫算の大體の性格でありますが、そこでわれわれ國民にとつて重大な問題となるのは、生産がどういうふうに進行しつつあるかということであります。
次に追加豫算における大衆課税部分でありますが、これらは所得税、法人税等において指摘いたしました部分、さらには大内先生から表現せられましたところの、間接消費税竝びに專賣益金を含むところの大衆負擔部分の過重であります。
大衆課税と言われておりますところの間接税、或いは特に消費税に対しまして、かくのごとき大きな負担を担わすことは、果して妥当なる財政措置であろうか。
それ以外の税につきましては、大部分が源泉課税のもの、主として間接消費税でありますので、すべてその翌月にはいつてまいるわけでありますから、今囘の豫算は十分努力してとり得るという確認をもつた數字でございます。
こうして政府自身が追加豫算を賄うために、税制の改革要綱案、非戰災者特別税要綱案、そういうものを決定して、十二月一日から實施の豫定のもとに、高額所得税の税率引上げ、非戰災者特別税の新設の一方に、消費税の引上げや、專賣益金の増收をはかつて、勤勞所得税を輕減して、間接税の増税に向つておるのを見るのであります。
なお本年度においてビート糖に對して消費税をかけたのでありますが、その國家収入が二億七千萬圓に上つております。もし先ほど申した五箇年計画を實行いたしまして、豫定の通りの生産をあげるといたしますならば、砂糖消費税は實に二十一億六千萬圓の巨額に達するわけでありますから、これだけの國の収入をひとつ再生産的な助成の上に投資するようにお計らいを願いたい。
それからもう一つ漁網に對する織物消費税の課税の問題でありますが。これはたしか先週の土曜日かと思いますが、大藏省の方で大體私どもの方の意見を入れてくれまして、綿織物の漁網地については、爾今課税はしないということの通牒を各財務局長宛出していただきました。