1947-07-11 第1回国会 衆議院 水産委員会 第5号
ざつくばらんに申し上げますと、私どもは個々の許可にあたりましては、たとえば以東の底引の許可につきましても、できるだけ沿岸漁業者の利害が深いという立場からいたしまして、その方面にこれを認めたい。
ざつくばらんに申し上げますと、私どもは個々の許可にあたりましては、たとえば以東の底引の許可につきましても、できるだけ沿岸漁業者の利害が深いという立場からいたしまして、その方面にこれを認めたい。
三縣のあの沿岸の漁業の模様を見ますと、非常に氣の毒だと思います。從つて先ほどの建設的な意見の出ました調査といつたようなことは、この際急速にお協力申し上げたいと存じます。 それから最後にいわし揚繰りが去年から今年にかけてはなはだ振いません。
現在相當新しく起りました、會社その他のいわゆる資本家方面によつて經營をしておられる部面についての問題でありますけれども、これはなかなか理論どおりにもいかないので、沿岸漁業に對する考えとは、これはわけて觀念してよいのではないかと思うのであります。
從いまして現在沿岸の零細漁民は、資材の面の裏づけが非常に貧弱であるというようなことから、ほとんど經營は危殆に瀕しているという實情であります。從いまして一般物價のつり合いと同時に、漁業經營の實態調査に基いた、經營の成り立つような魚價の適正化をはかつていただきたいという點であります。それからさらに魚價の問題につきましては、漁業は工場生産ともちろん違うのでありまして、恒久性がない。
なおまた現在御承知の通り、沿岸における遭難漁船に對する救助關係につきましては、ほとんど何らの施設をいたしておらないと言うても過言でないと思います。御承知の通り日本海難救濟所というようなものが、宮様を會長として戰時中あつた。
(拍手) その次は農村と同時に漁村、漁村という面においては、我々は常に四面海を環らすところのこの日本にとりましては、國内の農村と同じように沿岸におけるところの漁民は、次の時代の経済復興に重大なる役割をするところの人たちであります。これに対しまして農民におきましては、農地開放という新らしい画期的な局面が開かれたのでありまするけれども、漁民におきましてはまだ漁業権の解決がそのまま放置されている。