1947-11-17 第1回国会 参議院 治安及び地方制度・司法連合委員会 第3号
それは自由と民主主義の敵でありました。このような警察、司法制度が人的にも、制度的にもそのままの形で新らしい憲法のための、そして國民の自由と基本的人権のための護民官に早変りし得るというような奇蹟は、いかに考えようとも考えることができません。然るが故に私は新憲法にふさわしい新らしい警察並びに司法制度を作りますために、現在の警察並びに司法制度は徹底的に検討され、根本的に改革されねばならぬと思います。
それは自由と民主主義の敵でありました。このような警察、司法制度が人的にも、制度的にもそのままの形で新らしい憲法のための、そして國民の自由と基本的人権のための護民官に早変りし得るというような奇蹟は、いかに考えようとも考えることができません。然るが故に私は新憲法にふさわしい新らしい警察並びに司法制度を作りますために、現在の警察並びに司法制度は徹底的に検討され、根本的に改革されねばならぬと思います。
元軍國主義であつたが、今は民主主義であるという人は、これはそれにも拘らず、戰時中の活動が烈しかつたために追放される人と、それほどでもなかつたということ、現在民主主義的であるということと相俟つて、これを追放から除外してもよかろうと、こういうようなことになる場合があると思うのでありまして、具体的に承りますれば、いろいろ又問題が出るかも知れませんが、抽象的に御設例のような場合には、やはり節操なきものという
そういたしましても、戰後の新しい事態によりまして、自分の過去の過ちを認めて、そうして民主主義的な運動をやる。或いはそういう精神に切り替えたというふうな場合に、実はこの節操云々のことのために引掛つております。これが適用されますと非常におかしなことになりまして、戰時中は非常に軍國主義者であつた。
こういうことが実情でございまして、決して非民主主義的でもなければ或いは強圧をしたわけでもないのでございます。この辺は十分なる御了解を願いたいと思うのでございます。 それから最後のお尋ねである官公吏の諸君の要求の経過を簡單に答弁しろというお尋ねでございまするから、この機会に今日までの経過を御報告いたしたいと思います。
併し應援に行く方が上であるとか、自治体の方が下であるとかいうことは、それはもうこの民主主義的な法制の根本観念としてはないのでありますが、仕事の性質上、國家警察は絶えずそういう自治体警察の請求によつて援助をする義務を持つておるというふうな建前になつておるのであります。
、特に市町村等における罷免の規定はよく分つたのでありますが、若し國家の公安委員会が、昨日申上げたように、不当な權限の行使をしたり、或いはボスと結託したりしたような場合においては、この法案の規定では、内閣総理大臣が國会の、特に両院の同意を経てこれを罷免することになつておりますが、この場合には、例えば特定の政党というようなものが絶対多数を占めておる場合、或いは國会の承認を経た場合等においては、それが民主主義的
そもそも簡易裁判所の設置されたるゆえんのものは、多數の官公署竝びに民衆多數の利便を目的とするいわゆる民主主義に基く革新的施設であるべきものと思量されますが、郡東部の多數官署の事件關係者である大多數の者が、きわめて不便なる山間部の稀にある妻町の裁判所にわざわざ出張して事を決せねばならぬというがごときにいたりては、まことに時代錯誤もはなはだしく、依然として封建的權カ政治の現れと言うのほかなく、かくのごとき
いわゆる民主主義に徹底したる法律でなければならん。だから、そういう点につきましても、あなたの御意見のあるところは十分に私は考慮いたしますが、今直ちにこれらの点を法律を以て禁止するとかいうようなことについては、今少しく私も今御意見の通り研究さして頂きたいと思います。これ以外の点は、いろいろ意見はありますけれども、もう幾ら議論したつて、これは議論すれば盡きませんから、この程度に一つ御免蒙ります。
それが本当の民主主義の政治でありまするから、國政については國会が國民代表として十分監視して、さような黒幕が操るということのなきように願わなければならないし、地方自治政治におきましても、に自治体の本旨に鑑みまして、選ばれたる諸君が政治をする、自治政治の衝に当つて、治安問題から、自治の根本問題から、又地方財の問題につきましても、國民監視の間に立つて、公明な政治をして貰うことを心より希望いたしておる次第であります
併しアメリカのごとく、或いは諸外囲のごとく民主主義的な訓練を十分経ていない我が國におきまして、この法案施行の際に想定される二、三の問題をここで挙げて見たいと思うのであります。
政治上における民主主義の徹底をこの方面にまで行き亘らしめなければならないということに、私共は強く考えておるのでありまして、只今御指摘のような考えは、今までのやり方であつて、それが余りに弊害がありましたので、今回は自治を尊重し、地方分権の建前に立ちまして、かような法案を提出するに至つたのでありまして、どうか國民代表としての各位におかれまししも、自治精神の高揚と自治治安の維持ということを自治人みずから握
今日この文明になつて、而もこの民主主義の政治下で、特に盲人のために厚生大臣として考えられる点から言えば、そこに多少希望の点を取つて頂けないかということを、政治家という立場、又民主政治という意味から、特にその人達のために特段のお考えをいたして頂きたい。こういう点について特に申上げる次第であります。
またこの影響の及ぶところ、まことにおそるべきものがあるということを痛感いたしますがゆえに、また高度民主主義を唱えられて、常に道義政治の確立を念願しておられる片山總理大臣の御考慮を切に煩わしたいと思うのであります。新憲法の内閣制というものは、明治憲法に比べまして、著しく統一的特色をもつておるのであります。
こういうふうに、食糧の問題につきましても、産業再建の問題につきましても、國民經濟の問題につきましても、國家財政の問題につきましても、すべて國民はなすべきことをまずなし、なすべき努力を各方面に具體的に現わしていかなければならないという經濟態勢をとることが、必要と思つておるのでありまして、これこそ眞の民主主義の經濟方面、産業方面における徹底であると思つておるのであります。
道義高揚の問題が甚だ横道に外れたようでございますが、教育の刷新とか、宗教の振興とか、その他の匡救策につきましては、他の同僚諸賢にお譲りいたしまして、私はただ明るき正しき民主政治の確立こそ……片山総理は道義の高揚を根本とし、高度の民主主義を確立するのだ、こう言つておられる。
世界戰後における、或いは新憲法の成立後における民主主義國家において、友愛、協力、自由自律、責任完遂、公共の福祉、社会正義、勤労尊重、平和に貢献するというがごときものが新らたに考えられる。これが従來存在したところの徳目と合せ考えられて、これら國民が拠るべき道義体系というものを明らかにしなければ、本当の将来に世界一等の文化國家、道義國家としての道義によるところがないのであります。
この発言の内容は明らかにされたのでありまして、これを毎日新聞によつて読み上げまするならば、「民主主義憲法のもとにおいて、あまりにふさわしからぬ陰險なる事実が次々と出てくるので、私は紳士としてとうていかかる席で申し上げるに忍びない。
あなたは、七月一日の施政方針演説において、高度民主主義の実行のおもなるものとして、國会の尊重を誓われたのであります。そうでなくても、ただいま民主主義政治を実行すべき責任をわれわれお互いにもつており、その代表者として皆この國会に連なつておる次第でございます。
(拍手)民主主義を口にせられるところの現内閣、すなわち片山総理のもとにおいて、徳川政治の專賣であつたようなこのやり方は、実に遺憾に思うのであります。 さらに私は、現在この民主主義ということに対して割切れない点がありますので、これを総理大臣大臣にお聽きをいたしたいのである。
どうぞこういう點も民主主義に反しないという意味を十分にお考えになつて、一つ御檢討を相願いたいと思うのであります。 それから第九十七條に一項をお加えになつて、「議會は歳入歳出の豫算については増額して、これを議決することを妨げない。但し、普通地方公共團體の長の歳入歳出豫算の提出の權限を侵すことはできない。」
新憲法の所期いたしておりますところの日本の國政の民主主義化は、現實的には地方行政を通じるのでなければ、これを實現し得ないなのが極めて多いと考えておるのであります。
選擧權に關しまして六ケ月の住居の制限を撤廢すべしというお考えは、民主主義國家として誠に結構な御意見のように拜承いたしましたが、ただその實行の方法がなかなか困難であろうと思います。どういうお考えを持つていらつしやいますか。
○石坂豊一君 政府當局、殊に片山總理が殆んど寢食を忘れてこの經濟對策、その他法律上、政治上、民主主義政治の立法に努力せられておることは私は萬々承知いたしております。承知いたしておりますが、いかにも事柄の決定が餘りにも時を重ねておる。
何でも省營でやつたからといつて民主主義に反するものではないのでありまして、會社がやれ、こう言うが會社でではできぬ。御承知の通り油もなし、トラツクもなし、車もなし、そういうことを片一方に主張しておりますと、せつかく開發していかなければならぬ土地が、開發できぬという困難に遭遇するのであります。これは會社に求めてはできぬのでありますから、ぜひ省營バスを入れていただきたい。
而してそれに対する我々の態度は、この内閣成立の際に片山総理から宣言せられましたように、民主主義の完全なる実施、高度民主主義制の確立である。高度文化國家の建設である。道義國家の建設であるこいうことを力強く宣言せられました。その線に沿つておることを私は確信するものであります。而してこれは國民の喜びであるだけでなく、世界の共に喜ぶところであろうと考えるのであります。
昔の三権分立論ではなくして、近代における三権分立論は、お互いに相侵すことなきは勿論のこと、相扶け合つて、國策遂行の面において、且つ又民主主義徹底の線において、有効適切なる原則を活用しなければならないと存じます。今度御承知の通り司法省を改革いたしまして、法務廳を設置することになりました。相当大きな計画で、法務廳を設置いたします結果、全般の問題にかなり大きな影響を與えるのであります。
又だんだん新聞等にも、非常に立派な規正をやられまして、今まで例えば電燈がつかなかつたのに、こうした皆さんの御協力によつて、自制によつて、その地域にかすかながらも電燈がついて、皆幸福を得ておるということも承つておりますし、どうも戰後におきまする何といいますか、自分勝手、手前勝手という思想が相當ございまするので、こうしたお互の間に民主主義や協力によつて、お互の讓り合いによつて、相互扶助によつて達成せられるのだという
文化國家の建設と言い、民主主義の普及徹底と言い、片山内閣としては重大な政策の一つであるのに、僅か七億円、國債の利子の支拂には八十一億円を計上し、六・三制の実施には僅か七億円、一割にも足らない額を計上しておる。煙草の値上によつて二百六十六億円の増収を図つている。その増收分の僅か三分にしか当らない七億しか計上されておらない。
今日民主主義國家におきましては、一会社員、一官僚を罷免する場合におきましても、電話や使い走りでは決定されない。いわんや、一國の重きに任ずる國務大臣を罷免する。片山さんは一体自己の閣僚を何と心得ておられるのか。(拍手) 殊に不都合なのは、平野農相に対して一言弁明を許すの機会を與えなかつたことであります。
私の考えでは、民主主義體制はまず政治的段階において發展するのでありますが、第二段階においては、經濟的に民主主義が浸透しなければならないと思うのであります。國民各自が國家經濟をしよつてもらう。國民各自が産業發展に力を集中してもらう。國民全體の力で國家經濟の建直しをやつてもらうという體制が、民主主義經濟體制として確立せられることを、心より要望いたしておるような次第であります。
文化國家、民主主義を唱えます政府が、自分の主張する力において一番弱い妊産婦、乳幼兒の保護、あるいは問題は少しそれますが、未亡人、戰災孤兒、傷病兵、それらの保護對策の強化を行つて、初めて國民はその説くところの民主主義に共鳴し、納得し得るものであると存じます。
かるがゆえに高度民主主義を叫ばれる片山首相といたしましては、速やかにかくのごときところの政令は公布の手續をとられるのが妥當と信じまするが、重ねて御言明を煩わしたいと存じます。
いろいろな面で縣會議員の現在の地位が上がつたと申しては語弊があるかもしれませんが、民主主義の世の中に轉換されまして、要するに選ばれた者が最高であるという状態に照らしてましても、しかも縣會議員が縣内だけの縣政のための用事で無賃で自由に活動ができるような趣旨なのでありますから、全般的なそういう無賃乗車に對して、さらに一段の御檢討を願つた上で、おきめ願うのが當然ではないかと思いますので、一言意見を申し述べておきます